ニコニコ大百科

「確かに前半響鬼は変わらねばならなかった。しかし後半響鬼はそのあるべき変わり方ではなかった」

というのが自分なりの結論かなあ。
前半が大大大好きだったけど、それでも放送当時から不満点はあったよ。いざ戦うと敵が弱くて盛り上がらない、
楽器武器なのに合奏すると不協和音、２０話あたりから迷走気味でキャラの向かう方向が分からない。
今なら路線変更も止むなしと認められる。

でも変わりゃ何でも良いのか、話さえ動きゃどんな動き方でも良いのか、ってのが一方であって、象徴的なのは桐矢くんの存在。

彼って要するに、停滞した物語やキャラに発破をかける、アンチテーゼを投げかける役目で、
そういう存在の投入自体には自分も大賛成なんだよね。
でも彼は物語上の必要云々以前に、キャラ造形として失敗だった。上から目線のくせに自己中で、周りを引っ掻き回しはするけど、その引っ掻き回し方が、こんな薄っぺらい人間に引っ掻き回されたことが情けなくなるような。

結果として、「誰かにそういうことを言ってほしかったけれど、桐矢くんにだけはその役目をやって欲しくはなかったなあ」みたいな。
後半の改変点全般にこれが言える。

「確かに物語は動いて欲しかったけど、むやみに動き回って富士樹海に突っ込まれるくらいなら、その場でうずくまったまま凍え死にでもしてて欲しかったなあ」みたいな。

最終回周辺の展開は嫌いじゃない分、そこに至るプロセスをもうちょっとどうにか出来なかったのかって思ってしまう。嫌な意味で井上さんっぽかったし。
２９話／３０話のつなぎ目をもっとあまり目立たせないような落としどころは無かったのかなあ。
といってもどうしようもないけれど。

桐矢って話を進めるために投入したキャラなんだろなと今では思うが
役割を押しつけ過ぎて歪な感じになったなあ

なんだか後半響鬼は「平成仮面ライダーになった」って感じがする。
前半は山が多かったり、鬼の人たちが性格の良い人たちが多くて、いざこざが無かったけど、スタッフ入れ替えと井上によって街戦闘が多くなったり、すれ違いがあったりと、その前の平成作品を思い出させた気がする。

>>井上によって街戦闘が多くなったり、

違うんや。井上だろうが誰だろうが関係ない。もう予算がなかったんや。
もっと言えば高寺という統括する立場でありながら、予算管理も満足にできないプロデューサーの所為なんや。

井上脚本は擁護不可能だわ

井上脚本のおかげで後半に緊迫感出たんじゃないか

Ｗ～ウィザードの、所謂２期平成ライダーが「ゲストのお悩み相談ばっかやってる」と批判されることがあるけど、正直俺には響鬼前半の方が（明日夢の）「お悩み相談」ばっかやってるように見えた。
確かにゲストの問題をヒーローが解決するのはヒーロー番組の定石なんだけど、それらは大体が怪人とか宇宙人とか敵キャラが絡んでいるわけで。即ち、一般人ではどうしようもならない、ヒーローが必要となる展開を構築しているわけだ。
対して、響鬼前半は明日夢の思春期のお悩み相談ばっかで、ヒーロー番組で取り上げる必然性が薄すぎる。マジレッドが正体を山崎さんに明かせないような、戦いに影響をもたらすような悩みでもないし。

最初っから敏樹が描いてたらよかったんじゃない？(適当)
ホント、昔っから鬼や妖怪をテーマに何か作ると、ろくなことが起きねえな
お祓いした？

ウィザードもまんべんなく糞だったしきだつよしはもうライダー書くな

どうせならこの話に触れている島本和彦のラジオのリンクも貼って欲しいな
sm1736286

貼り方間違えた
>>sm1736286

>>129
きだが描きたいヒーローってピンチじゃなくいつも見守ってくれるタイプみたいなんだよな
警察官で言うなら刑事じゃなくて町の駐在さん

個人的には好きだけどテレビ番組で人気が出るのはやっぱり西部警察みたいなド派手演出「昭和ライダー」や踊る大捜査線みたいなドラマ「平成ライダー」だと思う。

>>129
前半の脚本には文芸担当の大石真司氏も携わっているんですが・・・。
脚本の話になると、よくきださんが槍玉に挙げられるけど、響鬼前半と称される29話までの脚本のうち、

・きださんとの連名：10本
・きださん単体：5本(うち4本は大石氏文芸担当)
・大石氏単体：14本

このことを考えると、仮に響鬼前半の脚本に問題点があったとした場合、半分以上の脚本に関わっていた大石氏にも、何らかの問題があったと考えるのが妥当だと思う。

一番の疑問はなんで仮面ライダーでやったのかってところ
ライダー見たいと思ってる層(大人も子供も)には合ってないよね正直。この掲示板を見てもそうだし本当に朝ドラみたいな落ち着いた作品が好きな人向けだと思う
井上の作風にも合ってないしもちろん引き受けた井上に責任はある。ちょとかわいそうになるけど後半に納得いかない人が多いのはしょうがない
個人的に劇場版のDCは好きだ

>>134
放送開始直前までは『音撃戦士響鬼』ってタイトルで制作してたけど、グッズ売上重視のバンダイに「仮面ライダーとして作れ」って言われたから、仕方なく仮面ライダーでやるしかなかったっていうのが有名なお話。
だから設定もデザインも、従来の仮面ライダーと比べて全然別物だった。

スポンサー様にとっちゃ関連商品こそがメインだからねぇ
既にあるネームバリューに頼ってリスクを削りたいメーカーが強権振りかざすのも分からないでもない
ガンダムなんかでも間々あるしね、Vガンのバイク戦艦なんか有名でさ
ただ直接グッズ買う対象層が比較的幼いヒーロー物ならやっぱ派手なアクションこそメインだろうからね
ライダーで行くと決めた時点で梃子入れなり、すり合わせなりしていかなかった（いけなかった？）のが根底にあるんじゃないかと
ただ、どちら側の努力が足りなかったかは端からはどうやっても窺い知れないね

実際の枠の予定は知らないが、枠が同じなら玩具売り上げや子ども人気はライダーと同じように求められた…んじゃないの？

過去レスにあるかもしれんけど
ブログとかを見てる限りじゃ前半響鬼は「仮面ライダー」が見たかった人にとって、後半響鬼は「音激戦士」が見たかった人にとって気にくわないんだろうなぁと思った（小学生並みの感想）

後半そのもののテイストが嫌いなわけじゃないんだけど
やっぱあまりにも路線変更が急すぎてついていけなかった、って感じかな、俺の場合は
批判するとか良し悪しを語るとかそういうつもりはないけど、当時は見続けられなくて後年になってやっと全話通して見れた

>>134
ライダーがみたい層と聞いて
ライダー見てるけど他には興味ないって感じのイメージが浮かぶのだけど
それしか興味がないって人は本当に少ないと思うんだよね
個人1人がいろいろなものを見ていて守備範囲が広い、もしくは1つじゃないなら、楽しめると思う
いろいろなものを楽しんで見てきた人が、作品を作っている感じってのは作品内で見てとれたりするよね
つまるところアニメに例えるとアニメだけを見て作品を作ることを懸念されているってのは作品作りに柔軟な考えを
このように取り入れられないからだと思う

響鬼見たことない俺が率直に聞くんだが路線変更後も面白いのか？
それによって見ようかどうか決めかねてる

ネットで言われてるほど酷くはない
ただ話のベクトルが正反対に進むから戸惑うところはあるだろうね

ラスト2話は本気で酷いと思ったけどそこ以外はそこそこ楽しめたかな

後半は確かにストーリとしてはあまり良くなかったけど、明日夢の成長に関しては良かったとは思う。

前半は中学生日記＋伝奇もの特撮
後半は後のカブト～キバと同じ、「等身大の凡人や少年が理想とする超人を目指していき自分なりの人生を歩む」プロットとなってる

前半は世界観の構築は見事だが特撮部分がおまけに近い感じな上に仮面ライダー特有の緊迫感とカタルシスが少ない

後半はドラマパートの密度を上げ、それまで動かしてなかったストーリーを動かすために意地悪キャラの追加を行ったので、話が性急に進む
ただ特撮的なカタルシスは前半よりは増えた

どっちが良いかは本当にその人次第としか言いようがないな

前半後半いろいろいわれてるけど、俺はあえて選ぶなら後半かなぁ
なぜなら前半がどうだ後半がどうだ、口から糞たれてるのは大きいお友達だけだから。

時代感覚はどうあれ、特撮って、
少年たちが憧れる、つよくてカッコよくて悪を許さない、正義のヒーローだろ？
それは後半部分にしかなかった

>>146
>>それは後半部分にしかなかった

それこそ大きなお友達の勝手な意見じゃねーの？

前半→いままでにないクソさ
後半→いつも通りのクソさ

という認識だった俺からするとこういう対立構造があること自体に違和感

前半をそのままやって言ったらカノンみたいになってたんだろうか

>>146
ブーメラン