ニコニコ大百科

>>600
＞自民党の改憲草案については、さまざまな批判がすでになされている。個別的な条文ひとつひとつについての適否は専門家による議論に委ねて、私としてはこの改憲案に伏流している「新しいものの見方」についてだけ考えてみたいと思う
ここで「あ、批判はスルーするんだ」と思い

＞朝鮮の檀君王倹が王朝を開いたのは紀元前２３３３年とされる
ここで読むのを止めた

誰か簡単にまとめて

あ、600がまとめてくれてたわ
そういう主張だったんだ？　だとしたら突っ込みどころ満載だね

憲法は国家の理想を示すものである→確かにそうだな。平和追求とか人権保障とかな
現実的で無いと言う事自体がお門違い→…ん？
国家は国際社会の家畜になってしまう→…お、おう(ﾟдﾟ;)

内田樹といえば「妄想」でしょ。

改革案ヨイショする論稿だと勘違いして脊髄反射する前に
ちゃんと読んだ方がよかろうに

>>605
同意ってか、>>600のまとめがちょっとまとめ過ぎだな。
内田が言ってるのは、

・人権制約は、復古主義ではなく、グローバリズムにおける市場重視＋行政スリム化の文脈で読むべき。
→福祉国家からの離脱。
・改正案全体からして、日米安全保障などでの資金供出ではなく、出兵参加が念頭に置かれてるのは明らか。
これもグローバリズムの文脈で読むべき。→経済戦争としての主体的参戦。

つまり、新自由主義経済憲法なんじゃないか、ってことなんだよね。
ただ、内田自身が反米だからなのか、湾岸戦争での出資を批判したり、
そこらへんはあんま説得力がないと感じた。
あれは最善の選択だったろ。

>>601
その後に、"自国の発祥をできる限り遠い過去に求めるのは国民国家に共通する傾向である。"
って書いてあるのだから読むの止めるの早いよ。だいたいそこは本質的な部分じゃないし。
本当に読んでないわけじゃないだろうけど。思想が合わないから見ないんじゃ新しい考えは生まれないし、単純にもったいない。

んで、予備的考察ばかりで～以降ん?って思ったけど、9条と纏めないで9条2項としてるあたり左右の9条信者と違ってちゃんとしてる。
>>606のまとめで納得したんだけど、切り捨てるには惜しいんじゃないかな。

内田か、アドレス見て正直読む気がしなかったが、読んで後悔した。
いつも○○の意図とかを推論するけど、結局発言や書いたもののソース無しだしな。
そもそも政治自体が土地（領土）と離れられないんだから「機動性の高い個体群」だのの考察は素直に適用出来ないし、利益の「長期的・短期的」ってのも状況次第で相場が変わるしな。
まあいつも通りの内田の論点先取だよ。

誰も怖くて言えないけど、イスラム諸国みたいに法の上に堂々と宗教がのっかって、西洋諸国が声高に叫んでる女性の権利なんか平然と卑しめられてる国も有るのが現状。
自国の内情はもちろん、国際社会だって時代とともに基準は変わり続けるのが当然なのに、たとえ憲法だろうが法が理想とかないわ。そもそも現憲法は｢終戦時｣に｢外国｣が作り上げたもの。

国際社会が人権制約方向に流れてるわけではないだろ。
内容を捨象して「憲法は変わって当たり前」なんて言っても意味がない。

国際社会が「自然権は公の秩序に基づいて規制されるべき」という方向に向かってるならともかく、現実はアラブの春とかを見れば分かる通り逆方向だと思うがな。
自民党の言う「公の秩序」は「公権力に反する」という風にしか思えんもんでね（ドイツみたいに民主主義に敵対する、とか入るならともかく。帝国憲法が実際に法律の留保だったこともあるし）。

あと日本国憲法成立の法理を研究してる人なら「終戦時に外国が作った」なんて一面的な見方はしない。
「日本にポツダム宣言履行のための改憲を要請したが、まともな案が返って来なかった（松本案）ので、民主主義とはなにか指し示すためにGHQは草案を指し示した（マッカーサー草案）。
天皇護持のため時間が迫られていたGHQによる圧力はあったが、日本の内閣・国会は最終的にこれを受け入れて改憲草案を作成し、施行した。
昭和27年の『自主独立』回復後も改憲勢力は多数派を握れず、『結果』として現行憲法が定着した」
くらいの流れがあるわけで。
昭和20・30年代は憲法が定着してなかったから、この時改憲されててもおかしくはなかった。

法律改正時の国民への周知をまともに行っていない時点で、96条改正後に国民投票失くしますよって周知をまともにするとは思えん

以前自分が張ったアドレス（>>600）にいろいろツッコミが来ていて、自分の勉強不足を痛感する次第。

それはさておき、今日の報道ステーションで自民党憲法改正草案が取り上げられましたね。２１条がピックアップされてですが。
今まで地上波でこの草案が報道されたことってありましたかね？

全くなかったわけではないと思う。NHKの特番とかでも9条の他に基本的人権への制限がかけられているのを懸念した学者の意見が載ったことがある。

報道したところで安倍信者のマスゴミ粛清しろコールが鳴り響くだけ。
あんまり突っ込んだ報道するとフジテレビみたいな嫌がらせを受けると
思って、敬遠してんじゃねえの。
あとは自民党と仲の良いスポンサーと揉めたくないとか。
マスコミまで最近は自民党っていうか安倍の顔色伺ってる。

>>615
所詮視聴率が全てですしおすし・・・
自民党の時代が来てるならそれに乗るに越したことは無いし、憲法が変わりそうなら変わる方が報道のしがいがあって面白い
感覚的には「羽田空港が拡張するぞ！」とか「東京駅が復元されるって」程度の変化とそう変わらんって

96条改正賛成派によく多数決主義であるべきだみたいな話が出てくるが、これにはちょっともやもやしたものを感じる。多数決は確かに優れた方式ではあるが全ての問題がそれになじむとは限らない。また大抵の場合、セカンドベストであって他に現状でよいやり方が見つからないからという消極的な理由から採用されることも多い。
他にいいやり方が思いつかないのが悩ましいが多数決が絶対だ！みたいな論調を見るとすんなり納得がいかない部分がある。あと仮に多数決になるにしても母数が全議員か出席議員かによっても異なる。(党議拘束の存在から欠席・棄権は望ましくないものの現状では無視できないと考える。)

９６条の改正については、今のところ国民投票の機会が増えるってくらいしか影響はないと思うけどな
安易な憲法改正を危惧するなら、国民投票での可決条件を厳しくした方がいいんじゃねえのと思う

しかしまあ奸智に長けている自民党のことだから
国民投票もさらりと軟化してくるんじゃねえのか
安倍が言う「３つの宿題」（１８歳選挙権、国家公務員の政治的行為禁止を緩和、憲法改正対象の拡大）
について疑心暗鬼的に考えてみるとだな…
有事の際、流され易い若者を視野に入れ、有権者を堰き立て、国民受けのいい議案と同時発議…とか

そもそも国民投票の機会が増えることがいいことなの？って気もするけどな
法廷に民意を入れようってことで始まった裁判員制度も、今では悪い制度みたいな話になってるし、そもそも政治に対して関心持ってない国民が参加したところでまともな討論なんて起きんだろ
発案すら出来ないとは言うが、発案のハードルを下げるってことは与党が過半数取れれば発案し放題ってことだろ？
通らなかった憲法案を、児童ポルノを単純所持を禁止する法案みたいに細かく修正して何度も提出されたら、その度に国民投票をすることになる。
今までの事例から見ると、どうせ否決されても通るまで言葉回し変えただけの案を提出しまくるだけだろ
そうなったら、国民の是非を問う機会じゃなく、国民の耐久度テストみたいになるだけじゃん

んなもんは永田町で落として貰った方がいいわ

憲法を国民の手に取り戻すってのはただの口実で、本当は国民の方が騙しやすいから、一番通しにくい所を緩和させたいだけだろ

「国民のお墨付き」が欲しいんだろうな。関心がなくて与党支持してるから賛成投票しただけの人も「内容を知って賛成してる」事に出来るだろうし

例えば議会で反対派が多数残っていたとしても、「国民の決定」なら反対派議員やマスコミのブーイングを黙らせるしね
しかも憲法改正の性質上「国民の決定」は内政上、外交上の既定路線となって、もろに次の選挙にも響くからね

国民投票法をまともにするか、ずるずると９６条改憲後もそのままか
そのままなら見事に自民党の姦計だな

そういや国民投票法”だけ”改正して、１８歳以上に国民投票権を付与する動きがあるんだっけ。
公選法とか民法は結局先送りするみたいね。
巷じゃあまり話題に挙がっていない気がするが・・・。
これ、結構大事なのでは。

それにしても、国民投票って直接民主制だよなあ。
ルソー嫌いそうな人達が９６条改正を推進してるのはちょっと不思議。

護憲派＝左翼とか思われてるんだろうがこの案を受け入れるのが愛国者とか言うなら俺左翼でもいいわ

>>625
「とにかく国民を統制したい」気満々なこの憲法草案に反対したところで左翼たるわけないさ。俺も法螺吹き左翼政権の改正案に賛成する気などさらさらない。
「日本人が守るべきものそれは…"伝統"である」(某論 P294)
を見事に体現した草案に反対するのなら左翼と罵られても仕方ないが。

> 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は１２日、自民党の憲法改正草案について
> 「公権力を前面に出しすぎており、怖い。僕らの世代以降には共感を得られないと感じる」
> と述べ、夏の参院選で憲法観の違いを訴える考えを示した。大阪市内で記者団の取材に答えた。
>
> 橋下氏は「（現行の憲法から）安全保障も統治機構も変えなければいけない」
> と述べて自民党の案について一定の理解を示しつつも、
> 「国家と公権力の区分けがされていない。政治家の立場で憲法を論じている。
> 僕は一般の市民の立場に立って憲法を考えたい」と指摘。
> 「自民党の憲法観は危険だ。違いをしっかり出さないといけない」と強調した。
>
> その上で「これが維新全体のコンセンサスになるかどうかわからない」と述べ、
> 今後党内で議論していく方針を明らかにした。

「自民の憲法観は危険だ」橋下・日本維新の会共同代表　参院選で違いを明示へ
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130512/waf13051222500016-n1.htm

石原派（東京派）は自民党と同じかあるいはそれ以上に、
公権力に対する制限規範という憲法観に否定的だと思うけど、
果たしてどうなることやら。

日本的伝統に則れば、確かに"公"という概念は重要なんだろうけどさ
この草案、"公益及び公の秩序"なるものの基準があいまい過ぎやしないか

反日思想の公務員や、ヤクザ・テロリストは明らかにアウトとして・・・

そもそも個人同士の権益や意見を打ち合わせて調整していくのが公の場であって
何が公益や秩序を犯したと判断されるかわからん状態だと、誰も何も言えなくなる気がするぞ
あるいはそれを狙って作った草案だと邪推してしまうね

>>626
さらに言えば「伝統」をどの時点に求めるのかも大問題なんだよな。
例えば、旧憲法が約60年弱続いて、現憲法が66年続いてるから、ある種、現憲法もそれなりの「伝統」を持ってる。明治元年を切りにしても10年位の差でしかない。
江戸期からの断絶って側面が明治維新にはあるから、明治〜戦中の方が歴史的には異質な時代とも取れる。かといってどこまで過去に遡るかってのも議論が別れるだろうね。
さらに「公」って概念自体も伝統的かが分からない。結構農民とかも武装したり逃散したりで、「お上が善政であるかぎり」においての忠誠だった訳だしな。

ともかく、「公」とか「伝統」って言葉ってもうちょっと突っ込んで話をしてもいいと思うんだよ、イメージだけじゃなくってさ。

こいつら胡散臭いんだよ
こいつらのせいで慎重論派や護憲派が頭おかしく見られる
>>sm20790062