ぶきあつめ～なんでも武器になるＲＰＧ～とは (ブキアツメナンデモブキニナルアールピージーとは) [単語記事]

ぶきあつめ～なんでも武器になるＲＰＧ～とは、kagaya氏が公開しているフリーゲームである。

白字になっているところはネタバレや事前に知っちゃうと驚けない事柄のため反転注意。

概要

2018年 8月7日にゲーム投稿コミュニティサイト「RPGアツマール」にて公開された。RPGツクールMVで作られており、スマホでもプレイ可能である。

「RPGアツマール」だけでなく、2018年 8月13日からは「ふりーむ」でもダウンロード版が公開されている(スマホで行くとブラウザ版になる)。ただしブラウザ版とダウンロード版の間でのゲームデータの共有などは行われていない。

「RPGアツマール」での公開ページでは投稿者によるタグとして「なんでも武器になるRPG」「ぶきあつめ」がロックされていた。ニコニコ動画などのタグとしてはこの2つのどちらかが付けられていることが多い。「ぶきあつめ_～なんでも武器になるＲＰＧ～」というフルネームでのタグはあまり使われていない。

2019年 6月28日にSteam版が配信された。現行Verは3.00になっている

RPGアツマール(ゲームアツマール)版は2023年 6月28日にサイト自体がサービス終了している。

ストーリー

ヘイワ村に住む見習い武器商人である主人公「うぇ子」は妹の「ぽん美」のために伝説の武器「ツヨスギテ=クサハエル・ソード」を求め、亡き父の言葉に従ってどんなものでも武器にして冒険をする。

キャラクター

うぇ子
主人公で武器商人の少女。無口だが表情は豊か。
父親の言葉に従い、どんなものでも武器にして戦う。
ぽん美
うぇ子の妹。
商才に秀でており、うぇ子の冒険や商売を手伝ってくれる。
もちろん武器にできる。
お手伝いにはお金を支払う必要があり、全てのお手伝いを受けるには90万円以上必要。
ウェポチチ
姉妹の父親で故人。
一流の武器商人で、商売はもちろん武器の扱いにも長けていた。
数年前行方不明から傷だらけで戻り「どんな物でも武器にして戦う・・・それが真の武器商人だ！！」との言葉をうぇ子に伝え息を引き取る。
彼自身は無理だが彼の眠る墓は武器にできる。
数年前に伝説の武器の試練に挑み窮地に立たされた際、娘たちを思う『心』を武器にできず逃げることを考えたため敗北。その後悔から上記の言葉を遺す。
魔女クレモア
 村の西にある森に住む小さな魔女。
突然現れた触手に魔力を吸収されてしまい、やって来たうぇ子に助けを求める。
もちろん武器にできる。
勇者シュヴァルディ
魔王を討伐する使命を持った勇者。
実力はあるのだがやる気が無く、魔王もおとなしいしなどと言い訳して出かけようとしない。
うぇ子の武器屋には注目しており、100万円稼ぐことができれば認めてもらえるという。
もちろん武器にできる。
武器の神アメノオハバリ
ラスボス。もちろん武器にできる。
武器の文化とロマンを守るため伝説の武器の噂を流し挑戦者に試練を課していた。
武器コンプエンディングではあらゆる武器を集めたうぇ子を次代の武器の神に認定する。
魔王ドルハーバ
裏ボス。もちろん武器にできる。
かつて勇者に封印されたが復活し、魔王城で待ち構えている。
しかし実は争いがなければ堕落してしまう人々を憂えて人が滅びない程度に魔物を送り込み、平和を維持することを目的としている。
鍛冶屋
 電話鍛冶屋サービス「kazizon」を提供しており、一度拾った武器を電話一本で製作し届けてくれる。
伝説の武器だろうがラスボスだろうが製作する謎の技術を持つ。
しかもうぇ子の武器屋での売価より安いので転売して儲けることもできる。
うぇ子の前に姿を現すことがないため武器にすることはできない。

システム

基本システムは風来のシレンシリーズや不思議のダンジョンでおなじみのローグライク。
ただしランダムダンジョンや空腹度などといった要素はなく難度は控えめで、回復アイテムも薬草ひとつとシンプル。
そしてタイトル通りなんでも拾って武器にすることができる。

武器らしいものはもちろんのこと家具や魔物・NPC、木や崖などのオブジェクト、床や道などのマップチップ、果ては建物や村、海までも武器として拾って振り回すことができるカオスぶりが好評。

魔物やNPCは弱らせないと拾えず、ボスなどはHPを1まで減らしたのになかなか拾えない事もある(もちろん拾えなかった場合は反撃される)。加えてNPCは隣接すると攻撃ではなく会話してしまうので、射程のある武器で攻撃して敵対状態にする必要がある。極端にHPの低いキャラを拾うにはある場所にある必ずHPが1残る武器を活用するとよい。
不思議な力に守られていて拾えないものはゲームが進行すると拾えるようになる。

はじめて拾った武器は名前と攻撃範囲以外のデータが分からず、一度敵に当てることで詳細が判明する。
攻撃力と耐久値のほか多くの武器が個性豊かな追加効果を持っており意外な武器が強力ということも。
大きな武器は攻撃力と範囲に優れるが、画面が見づらくなることがデメリットとなる。

拾った武器は武器屋である自宅で売ることができる。
武器を商品棚に並べると現実時間の経過で売れてお金になる。
並べられる商品は最初は5つまでだがぽん美の手伝いで商品棚を増やすと最大15個にできる。
売れるまでの最大時間もぽん美に呼び込みをしてもらうことで初期20分から5分まで短縮可能。
販売額もぽん美に勉強してもらうことで最大2.5倍になる。
このゲームではなんでも武器になるのでもちろんなんでも商品になる。
というわけで魔物も村人も家も商品棚に並べることができるし、どんな商品でも売れて行く。

ちなみにほとんどの武器は耐久値が0になって壊れたり売却・破棄したりして喪失すると元の場所に復活するので他人の家やNPCなどは遠慮なく拾って問題ない。NPCを倒してしまった場合も村を出入りすると復活する。

ところどころにある金床では武器を修復したり、強化したりできる(もちろん金床自体も武器になる)。修復にはコストがかからないが、武器の強化にはアルマの石というアイテムを消費する(もちろん(ry)。
特に武器にメッキをすると耐久が減らなくなり、耐久を気にすることなく使えるようになるのが便利。
なのだがなんでも武器になる関係上、魔物や村人などにも容赦なくメッキが施される。

経験値はモンスターや人を倒すほかに武器の売却、武器の詳細開示で貰える。
レベルが上がるとHP、攻撃力、運のいずれかを上げることができ、さらにHPが全回復する。
攻撃力を上げると全ての武器の攻撃力が上がる。運を上げると武器の耐久が減る確率が減少、回避率が上昇する。最終的に武器耐久の減少率は0%にすることも可能。