みつめてナイトRとは (ミツメテナイトアールとは) [単語記事]

みつめてナイトRとは、『サクラ対戦』のレッドカンパニー(現：レッド・エンタテインメント)と『ときめきメモリアル』のコナミが共同開発したプレイステーション用ロールプレイングゲームである。

概要

本作は、同社発売の恋愛シミュレーションゲーム『みつめてナイト』の続編として製作されたが、『みつめてナイト』とストーリーも世界観も全く繋がりが無く、ジャンルも恋愛シミュレーションゲームではない。キャラクターだけを利用し、剣と魔法のファンタジーＲＰＧに仕上げたスターシステム的な作品となっている。

『みつめてナイト』は戦時中の国家とそれを取り巻く社会や周辺諸国の情勢が細かく設定されていたり、登場人物が死亡してしまうことも多かった。本作も作風は異なるものの、政治的な背景やテロ組織などの事情、登場人物の重苦しい過去などが描かれている。

あらすじ

オルカディアの騎士団長クリストファー・マクラウド（名前変更可能）は、王の病を治療できる幻の秘薬『星の涙』を得るため、行方不明となったプリシラ王女を探し出して連れ戻すために旅に出ることとなる。その伴として『刻の涙』を受け継ぐ家系の少女達のうち、2名を連れて行く。

ゲーム内容

基本はオーソドックスなRPGだが、衣装システムが特徴的。装備画面にて衣装の着せ替えを視覚的に見られるようになっている。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　周回プレイを基本としており、所持しているヒロインの装備品やレベルは次周に持ち越すことが可能。一回のプレイで一度しか手に入れるチャンスのない衣装、好感度を一定以上に上げなければ入手できない衣装、各ヒロインそれぞれしか装備ができない専用の衣装などが存在し、すべての衣装をコンプリートするには何周もプレイしてゆくことになる。周回を重ねることで引継がれる要素も増えていく。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　奇数周と偶数周でシナリオが大きく異なっているほか、奇数周では「非情のライセンス」というアイテムを入手することによって特殊なルートに入ることが出来る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メインヒロインの5人はそれぞれ特化した能力を持ち、道中のサブイベントもそれぞれに異なる。

登場人物

メインキャラクター

クリストファー・マクラウド
新しく騎士団長となったオルカディア王国の若き英雄。妹・メリンダをとても大切にしている。彼は着せ替えが出来ず、武器の変更もイベントによって行われるので装備品にまったくお金がかからない。様々な秘密を抱えており、２周・３周と周回を重ねなければ彼の素性は見えてこない。
ソフィア　(CV：小西寛子)
おとなしく、歌を歌うのが好きな少女。アルバイトを掛け持ちして働いており、収入や社会保障に関する知識が深い。父は騎士団長だったが、怪我で引退している。武器は剣。攻撃力は低いが、多くの回復魔法を覚えるヒーラータイプ。彼女のイベントを起こすと後半までアイテムが半額で買えたりする。
ハンナ　(CV：岡本加奈子)
元気で明るい、活発な性格の少女。スポーツが得意だが、過去に負った怪我のため、プロへの道は閉ざされている。武器はブーメラン。槍投げをすることも。攻撃力が高く、全体回復魔法も覚える。彼女の好感度が高い場合に彼女を冒険に連れて行かないと、殆どのボスを先回りして倒してしまう。リンダとは仲が悪いが、他のキャラクターとは特に問題はない。
レズリー　(CV：岩男潤子)
勝気な性格。ケープリバーに住む叔父を慕っている。ロリィを妹のように可愛がる。武器はナックル。強力な格闘攻撃で敵を圧倒する。炎魔法も覚える。
ライズ　(CV：冬馬由美)
寡黙な少女。マクラウドの命を狙っているかのような言動も見せる。味覚に異常がある。武器はレイピアで、敵一列を攻撃するつばめ返しが強力なスピードタイプの戦士。氷魔法も覚える。彼女は全ての衣装を集めない限り水着を装備してくれない。ハンナぐらいしか友好的になれるキャラクターがいない。
リンダ　(CV：根谷美智子)
高飛車な金持ちの家の娘。ショタコン。武器は鞭で数々の攻撃魔法やロボットや執事を呼び出しての攻撃を覚える魔法使いタイプ。