キングゴジュラスとは、『ZOIDS』シリーズに登場するティラノサウルス型超巨大戦闘用ゾイドである。
全ゾイドの中でも最大級のキットサイズと、単純な稼働だけでなく滑らかに連動する発光および発音など豊富なギミックを有している。
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ヘリック共和国が最終兵器としてその持てる全ての技術を注ぎ込んで生み出したティラノサウルス型超巨大最終決戦用ゾイド。
同モチーフのRBOZ-3ゴジュラスやEPZ-6デスザウラーをも優に上回るほどの巨体と、今までのゾイドの常識を尽く覆す圧倒的戦闘力を誇る惑星Zi史上最大最強クラスのゾイドとして君臨している。
ゴジュラスの名を継ぐだけあって格闘能力は超絶的で、頭部に高熱を発して敵を切り裂くブレードホーン、デスザウラーのものを遥かに超える剛力を有する両腕のビッグクロー、振るうだけで並み居る敵を完全に薙ぎ払う巨大なクラッシャーテイルを備えており、接近戦でこのキングゴジュラスで敵うゾイドはまず存在しない。
格闘戦用武装だけでなく砲撃戦用武装も充実していて、口腔内に内蔵された超音波砲スーパーサウンドブラスターは放った咆哮を数億倍に増幅して相手にぶつける事で敵ゾイドの装甲を共振現象により一瞬で分解してしまい、そして胸部に据え付けられたスーパーガトリング砲は超電磁砲、荷電粒子砲、レーザービーム砲を毎分3000発の超ハイスピードで乱射する武器であり、両脇のダブルキャノンを併用しての一斉射撃の破壊力は想像を絶するものとなっている。
全身を覆う装甲の強度もデスザウラーやRBOZ-8マッドサンダーのそれとはまるで比較にならないもので、今までどのゾイドも防げなかったDBOZ-17ギル・ベイダーのビームスマッシャーを浴びても致命傷には成り得ず、あまつさえDPZ-25デス・キャットの超重力弾を受けても全くビクともしないほどの防御力を有している。
なにより恐ろしいのはこれだけの巨体と重武装のゾイドでありながら最高速は140km/hとこのクラスのゾイドとしては紛れも無く最速のスピードを持ち、それでいて反応速度と俊敏性など瞬間的な機動力も極めて高く、時速400km/hを超えるデス・キャットの動きにも反応でき、さらにその気になれば飛行ゾイドであるギル・ベイダーをジャンプして捕らえて引きずり下ろしてしまえるほどの身軽さを発揮する。
背部の背鰭は全てレーダーや通信用のアンテナになっているため索敵や指揮などの情報戦にも対応し、さらに水中でも問題なく活動が出来るなど、おおよそ欠点らしい欠点の無い万能ゾイドとなっている。
その開発は極秘裏に進められ、ヘリック大統領自ら搭乗して参戦すると単騎で帝国の防衛戦を全て突破するほどの力を見せつけ、帝国首都を守る暗黒師団や皇帝親衛隊も壊滅させてガイロス軍を完膚無きまで追い詰めた。
後のRCZシリーズによるとキングゴジュラスがここまでの性能を持ち得る事が出来たのはかつて地球人来訪のきっかけとなった宇宙輸送船グローバリーⅢ号に使われていた宇宙艦用のテクノロジーを組み込んだ結果とされている。
キングゴジュラス以外にも地球の技術により強化されて来たゾイドは数多く存在してきたが、この中でもキングゴジュラスはそれ以上に地球のテクノロジーを利用しており、あのビームスマッシャーを防げたのもそのテクノロジーを応用して開発したグラヴィティモーメントバリアの恩恵によるものとされ、それ以外にも“エネルギーフィールド”をはじめ、“エネルギー変換システム”や“重力コントローラー”といった惑星Ziにはないシステムを多数搭載する事で常識外れの戦闘能力を実現させていた文字通りの“反則”ゾイドだった事が判明している。
ヘリック大統領もこのゾイドがいかに禁忌的な存在であるかは重々承知していたようで、いざキングゴジュラスを不要と判断すると即座に自爆させてこの機体に使われていた技術の情報もろとも本機を完全に葬り去ろうとしたが多数の残骸が残ってしまい、それをガイロス帝国技術部が回収し、そのテクノロジーを軍事利用しようとした事がZRCシリーズにおける新たな争いの発端となった。
そのあまりにも強すぎる能力設定ゆえか旧ゾイドファンからはその名をもじって“禁断のゴジュラス”=“禁ゴジュ”と揶揄される事もある。
ZAC2056年ロールアウト。共和国軍がいまだ対ギル・ベイダーの決定的な打開策を見いだせないまま再び追い詰められていた頃に登場した。
パイロットは共和国大統領ヘリック・ムーロア2世本人が務め、共和国軍の前に立ちはだかり続けたギル・ベイダーをその巨体からは想像も付かない機動性を持って殲滅し、初陣からその圧倒的な実力を見せつけた。
その後も破竹の快進撃を続け、帝国軍のどのゾイドもキングゴジュラスを止める事はできず帝国の戦線は瞬く間に崩壊して行き、遂にキングゴジュラスはガイロス帝国首都へと進軍、皇宮の目前まで迫っていった。
帝国首都制圧は確実かと思われた矢先、あの惑星Zi大異変が発生。
その影響でキングゴジュラスも行動不能に陥り、ヘリックは最後にキングゴジュラスを自爆させ暗黒大陸から撤退した。
それからは両軍のゾイドの大半が使用不能になったため戦争続行は不可能として両国の間では停戦の機運が高まっていたが、帝国軍の軍部強硬派と技術部はキングゴジュラスに宇宙船用のオーバーテクノロジーが用いられている事を突き止めて残骸を回収、そこから得た技術を使って軍備の再編を推し進め、そしてその事を知った共和国軍もまたそれを止めるべく帝国軍と新たな戦いを繰り広げる事になる。
アニメシリーズには未登場。
なお無印本編には登場していないが、2000年に発売された無印の少年編とGF編の間のストーリーを描いたGBゲーム『ゾイド -ZOIDS- 邪神復活!~ジェノブレイカー編~』ではあるダンジョンの最下層でボスキャラクターとして登場しており、アニメの世界観でも一応存在はしているようである。
トミー(現タカラトミー)が1990年に発売したゾイドの再販品である。
接着剤不要の組み立てキット。動かすためには単二電池と単三電池がそれぞれ二本必要になる。
ギミックは目と角を点滅させ、胸のガトリングを回転させながら歩行した後両腕を振り上げながら咆哮アクションをするというもの。その際の鳴き声が非常に大音量であり近所迷惑にならないよう注意。
掲示板
199 ななしのよっしん
2024/04/02(火) 11:03:42 ID: v2aM14FKCV
>>196
キングゴジュラスはゾイドにおけるメタ的な存在としての部分を持ってたりするから、
仮面ライダージオウ最終回でオーマジオウが歴代平成ライダーラスボス怪人を次々ワンパンして行く
みたいな感じでバイオティラノが全く相手にならないなんて事もあり得ると言えばあり得るかと。
アニメ・ゾイドジェネシス本編でバイオティラノが圧倒的でいられたのは、それに立ち向かっていた者達が
そこまで強くない存在だったからこそで、キングゴジュラスはソレとは一緒くたには出来まいよ。
200 ななしのよっしん
2024/04/04(木) 09:22:36 ID: v2aM14FKCV
どちらかと言うとキングゴジュラスと比較するならゼログライジスとかのが適任よな。
キット的にもキングゴジュラスのリメイクキット的な要素持ってるし
設定的にも重力制御やその他数多のチート機能持ってるし、何よりアニメ版での
活躍的な意味でもジェノスピノ&オメガレックスと言うこれまたラスボス張れる
強さと風格を持った強ゾイドを圧倒する力を見せている。特にオメガレックスは
前作ラスボス・デスレックスの同型機で、その上荷電粒子砲まで持ってる事で強さは保証済。
201 ななしのよっしん
2024/05/03(金) 15:23:48 ID: gYJplat2vR
>>198
なんかこう良い感じに指向性とか調節してあるんじゃね?
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最終更新:2024/05/11(土) 23:00
最終更新:2024/05/11(土) 23:00
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