ゴンバデカーブースとは (ゴンバデカーブースとは) [単語記事]

ゴンバデカーブースとは、2024年生まれの日本の競走馬である。青鹿毛の牡馬。

概要

2021年 2月24日に北海道白老町の社台コーポレーション白老ファームにて誕生。馬主はルヴァンスレーヴやペルシアンナイトを所有していた一口馬主法人のG1レーシングで、一口125万円×40口の5000万円で募集された。所属はモーリスやカフェファラオなどの名馬を手掛けた栗東の堀宜行調教師の厩舎に預けられた。

馬名の由来は、イランにある完全レンガ造の塔（ゴンバデ・カーブース）。母名、父名および父父名（ジャイアンツコーズウェイ）より連想したとのこと。

ファンからの蔑称略称は、ゴンブス・バデブス・バカブス・デカブス・デブス・バカデブス……なんか酷くない？ まあ、略称がウ〇コになった某高松宮記念勝ち馬よりはマシか。生まれ故郷の白老ファームで接していたスタッフは、親しみを込めて「ゴンちゃん」という愛称で呼んでいる。

6月10日の東京芝1600mの2歳新馬戦にてダミアン・レーン騎手を背にデビュー、2番人気の支持を受けての出走となった。好発馬からハナを奪って逃げの競馬を打ち、そのまま後続の追撃を寄せ付けずに逃げ切って1馬身3/4差で完勝で初勝利を果たした。

暫く休養を挟んで秋の出世レースであるサウジアラビアロイヤルカップに出走。ボンドガールに続いて2番人気の支持を受けた。発馬は悪くなく当初は中団内目に付けていたがドンドン位置取りが下がっていき第3コーナーでは最後方という新馬戦とは真逆の展開となってしまう。しかし直線では外に切り替えるとグイグイと脚を伸ばして追い込み、中団から伸びたボンドガールを差し切って2馬身差の完勝で重賞初制覇を果たした。また、父*ブリックスアンドモルタルにとっても嬉しい産駒初の重賞馬誕生となった。

その後はマイルの朝日杯フューチュリティステークスではなく、距離延長をして中距離戦のホープフルステークスへの出走を選択。しかしながら競走当日に感冒の症状が出たために回避。無念の出走取消となった。どうでもいい話だが、日本には『バカは風邪を引かない』ということわざがある。しかしゴンバデカーブースは風邪に罹った。つまりゴンバデカーブースはバカではない！だからどうした

感冒による発熱が下がったため、喉の検査を行ったところ喘鳴症の一種である喉頭蓋エントラップメントが判明。これを解消するために喉の手術をすることになった。幸い喉頭片麻痺の方とは違い予後は良好であることが多いため、手術が無事に終われば元気な姿をレースで見ることができるだろう。