レイトン教授シリーズとは、レベルファイブよりニンテンドーDSや携帯アプリなどで発売されているナゾトキゲーム、及び、それを原作とした漫画や小説、アニメ映画などのメディアミックス群である。
概要
美麗なアニメーションと個性的なキャラクターで構成されたアドベンチャーと、『頭の体操』シリーズで有名な多湖輝監修のナゾトキゲームが組み合わされたゲーム。
ニンテンドーDSのタッチパネルによってスムーズに操作できるナゾトキなどが人気を博し、レベルファイブの代表作にしてDS用ソフトの中でも著名なシリーズとなっている。
当初は『不思議な町』から始まる3部作の予定だったが、人気に応えて小説・アニメ映画など多くのメディアミックス作品が作られ、第2シリーズも新たに作られるなど、非常に大規模なシリーズとなっている。
全世界でのシリーズ累計(第4作まで)売り上げは約1,100万本。特にヨーロッパでの人気が高い。
第5作以降はニンテンドー3DSにプラットフォームを移している。
シリーズ
詳細に関しては各作品のページを参考。
本編
セカンドシーズンは、ファーストシーズンの3年前からの物語を描いている。
番外編
時系列
- 魔神の笛★ - レイトンとルークの出会い
- 永遠の歌姫★ - レイトンとルークがタッグを組んで初めての事件
- 怪人ゴッド
↓約1年後
- 幻影の森
- 奇跡の仮面★
↓約1年後
- 映画第2作(?) - 製作未定
- 超文明Aの遺産★
↓約1年後
- 不思議な町☆ - アロマとの出会い
- 死鏡の館
- 悪魔の箱☆
- さまよえる城
- 最後の時間旅行☆ - レイトンとルーク、一旦お別れ
- レイトンミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~
その他の作品については不明。
☆はファーストシーズン、★はセカンドシーズン。
ファーストシーズンは比較的短い期間(最大でも1年以内)の出来事であるのに対して、セカンドシーズンは作品ごとに約1年の年月が流れている。
ちなみに、『最後の時間旅行』と『奇跡の仮面』、『超文明Aの遺産』では、レイトンの若い頃が部分的に描かれている。
『最後の時間旅行』では教授になる前が描かれており、奇跡の仮面では学生時代の様子が描かれている。そして『超文明Aの遺産』では幼少の頃が語られている。
主な登場人物
- エルシャール・レイトン
- CV:大泉洋
主人公。不思議研究の第一人者で、英国紳士。レイトン教授を参照。
- ルーク・トライトン
- CV:堀北真希
自称、レイトンの一番弟子。元気で優しいが、ちょっと生意気で食いしん坊な少年。ファーストシーズンの時点で13歳、セカンドシーズンでは10歳(1作品ごとに1年進む)。
レイトンの不思議解明の際に着いていく助手。彼の旧友クラークの息子である。謎解明の腕はレイトンにまだまだ及ばないが、動物の言葉を話せるなどの特技を持ち、要所要所で彼の役に立つ。
レイトンのことを心から慕っており、尊敬している。英国紳士の鏡である彼のようになりたいと考えている。が、一方で若干毒舌な所もあり、レイトンの愛車を「ボロ車」と呼んだり、派手な女性を「女狐」と呼んだこともある。
劇中に登場する覆面をコレクションするなど、ちょっと奇妙な趣味を持つ。
セカンドシーズン第1作『魔神の笛』でレイトンと出会い、以降彼の弟子となり、セカンドシーズン終了後には助手としての役割も持つことになった。ファーストシーズン最終作『最後の時間旅行』で家族と共に海外に引っ越してしまい、レイトンとは一旦お別れすることになった。
ファーストシーズンに登場
- アロマ・ラインフォード
- CV:能登麻美子
『不思議な町』の物語の鍵を握っていた少女。レイトンの花嫁候補を自称しており、以降ファーストシーズンでは彼らの冒険に(殆ど勝手に)着いていく。
頑固なほどに意思が強く、非常に行動力がある。花嫁候補を自称するとおり、作品のエンディングなどではよく料理を振舞っているが、どれもこれもがひどい出来。唯一例外的に“キュウリのサンドイッチ”をルークが気に入った以外に、料理が成功したことはなさそうだ。
また、変装が得意な事も自称しているが、誰がどう見てもバレバレな腕前である。
- ドン・ポール
- CV:稲葉実
レイトンの行く先々で邪魔をする科学者。腕はあるのだが、かなりひねくれている。
正体はレイトンの大学時代の先輩で、自分の想い人=クレアがレイトンとキスした場面を見て以来、彼に敵愾心を抱くようになってしまった。
元々は学会でも有名な秀才だったが、そのひねくれっぷりが災いして追放された。音楽の才能もある上、アロマと違って変装の腕も一品であるなど、いろいろとハイスペックな男。彼の変装マスクは、その出来の良さからか、ルークがこっそりコレクションしている。
『最後の時間旅行』で、レイトンと半ば和解する。
- チェルミー警部
- CV:斉藤志郎
スコットランドヤードの敏腕警部。
レイトンの行く先々で鉢合わせする。警部は当初は、レイトンが捜査に絡んでくることを嫌う、ミステリーものにおける典型的な警部像のキャラクターだったが、段々協力的になっていった。
いかつく、声のうるさい熱血刑事だが、一方で妻のスイートポテトが大好きな愛妻家でもある。また、その妻は下記のグロスキーの親戚である。
ちなみに、『不思議な町』で登場した警部はドン・ポールの変装だったため、レイトン達と本当に会ったのは『悪魔の箱』である。
- バートン巡査
- チェルミー警部の部下。また、チェルミー警部にとっての恩人であるゴードン巡査の息子でもある。常にとぼけた表情を崩さず、何を考えているのかわからないが、チェルミーに対しては一応忠実。食事が好き。
セカンドシーズンに登場
- レミ・アルタワ
- CV:相武紗季
第2シリーズを通してのヒロイン。25歳。
『魔神の笛』冒頭でレイトンの助手になったアジア系の美女で、セカンドシーズンではルークに加えて彼女がレイトンの旅に同行する。
かつてスリの冤罪で逮捕されかけた所をレイトンに救われ、その縁で彼のいる大学を訪れた。不思議探求に夢中で学会への提出物を溜め込んでいる彼への半ば監視役のようなものとして、学長の指示で赴任した。
強気で行動的な性格だが、若干生真面目な面や、危うい行動に出る面も持つ。ウェディングドレスを着込んでレイトンと結婚する振りをしたこともあった。カメラが好きであり、ことある毎に写真を撮る。
格闘技の腕は非常に優れており、大の男数人をのしてしまうほど。バイクなどの運転技術も高く、アロマとは対照的に料理も得意であるなど、いろいろと器用な女性。
「一番弟子」を自称するルークにライバル視されている。
『超文明Aの遺産』ではある理由で助手を辞めてしまい、助手としてふさわしくなったら帰ってくると誓い別れて行った。
- ジャン・デスコール
- CV:渡部篤郎
仮面を被りマントを羽織っている謎の男。セカンドシーズンを通してのレイトンのライバルであり、事件の度に立ちはだかる。
天才的な科学者で、ファーストシーズンのドン・ポールのように様々な発明品を繰り出してレイトン達の邪魔をするが、そればかりか事件そのものの原因が彼とその発明品にあることもある。
不敵で紳士的な振る舞いとは対照的に、かなりの悪筆らしい。
『超文明Aの遺産』でも登場するのだが…今回はサーハイマン博士と名乗りレイトン達の旅に同行していた。
実はレイトンの兄であり、本名はエルシャール。レイトンが引き取られる際に自分の名前(エルシャール)をレイトンに渡したのだが、レイトン自身は無意識に過去の記憶を封印していたので彼はそれを思い出せなかった(ちなみに、レイトンの本当の名前はレパード)。
- クランプ・グロスキー
- CV:大塚芳忠
スコットランドヤードの敏腕刑事。
見事なリーゼントと胸毛を蓄えた、逆三角形体格の男。見た目通り猪突猛進な性格で、レミ以上の驚異的な運動能力を持ち、どんな危機に遭っても「いい運動になったぜ」と笑い飛ばす熱血漢。一方でその捜査能力は低い。敏腕と呼ばれているのも、扱う事件の半分をレイトンに解決してもらっているため。
スリの誤認逮捕でレミと知り合い、現在では良き相談相手になっている。
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以下ネタバレ
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その他
関連項目
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