『山陽電気軌道』(現在のサンデン交通バスグループ)とは違います。 |
山陽電気鉄道株式会社(東証P:9052)とは、兵庫県南部・姫路市から神戸市を結ぶ路線を有する準大手私鉄である。
通称は山陽電車・山電(さんでん)。スルッとKANSAIネットワーク路線では最西部分に当たる。
なお、動画タグとしては通称名のほうが利用者に馴染み深いので「山陽電車」が主となっている。
ほぼ全区間がJR西日本山陽本線(アーバンネットワークJR神戸線)と競合関係にある。
特に明石-舞子(舞子公園)間では、JRと線路が完全並走しており北側は電車でD的な並走バトル、南側は明石海峡大橋などの海岸風景を車窓から楽しむことができる。
山陽の最高速度は110Km/hではあるが誤差として115Km/hまで飛ばせるため223系・225系快速と日々バトルするという意外と熱戦が繰り広げられる区間である。
ちなみに乗り入れている阪神電鉄の車両もホームグラウンドである阪神電鉄本線よりもスピードが出せたりする。
しかし、垂水~須磨間は路面電車として開業した頃の名残と海岸段丘等の地理的要因で80Km/h台の速度制限が続くため、その横をJRの新快速・快速・普通などに抜かされることから「遅い」とイメージされがちである。
姫路-舞子公園間は表定速度的にはそう悪くない値で70~80km/hをたたき出してはいる、山陽が遠回りのルートを走っている事を加味すると、新快速並に速く走っている…のだが、舞子公園以東ではJRの倍の所要時間がかかっており、この区間の利用者は特に先入観とイメージがマイナスに大きく影響していると考えられる。
舞子から西で本気だす路線である。
加えて、JRは運賃が格段に安く、新型車両を次々と投入することから、「高い」「ボロい」というイメージもつくことも…(3000系の運用は2024年で60年になる。長期間に渡って導入されたので60年走った車両は居ないが・・・)最近は新型車両6000系の導入や6000系レベルに車両をリニューアルする事でボロいのイメージは払拭しつつある。
沿線に豊富な人口を抱えていながら先述の件や播磨工業地帯の衰微などで利用客の低迷が続いていたが、
1Dayチケットなど、乗り放題などの企画切符にも力を注ぎ、近年は乗客も増加傾向に転じている(新聞報道など)。
また、播磨工業地帯において鉄道通勤促進のために直通特急の停車駅を増やすなど対策を打っている。
荒井駅ではついに高砂駅との乗降客数が逆転してしまった。荒井駅の利用者が数割以上のハイペースで伸びた為である。昼間は閑散としているが朝晩は特急が停まる意味を感じさせる利用者数である。
2012年5月から列車運行システム「SANTICS」の更新に伴い、主要17駅において行先案内表示器の設置・更新や到着・発車・通過メロディの採用を順次導入。メロディは、JR東日本や京急など首都圏の駅メロディを手掛けた作編曲家・ギタリストの塩塚博氏が、関西圏では初めての作編曲を行った。風光明媚な海沿いを走行するイメージを織り込んだ。(西の京急化)
2016年からは最新鋭の6000系が順次投入されている。3両編成を基本とし、2編成組み合わせた6両の直通特急/山陽特急から3両の普通車まで様々な運用をこなせる車両である。また山陽電車では初となる半自動ドアスイッチも設置されている。・・・がコロナ禍のゴタゴタでなかなか進んでおらず、後期製造のアルミ3000系を6000系風の内装にして行き先表示をフルカラーLEDにしてホワイトエンジェルになった車両も居る。
阪神電鉄(阪神電車)と直通特急にて山陽姫路から阪神梅田まで両路線の本線全線に渡り直通運転を実施。
こちらも1Dayチケットにより山陽・阪神区間1日全路線乗り放題となっている。
停車駅が多い事と、先述の区間を中心に速度を抑えた運転をしており、概ね競合するJRの快速(姫路~西明石間普通)と同程度の所要時間となるため、130Km/hで爆走する新快速には真っ向勝負はせず、新快速に見捨てられた停車しない地域の乗客をターゲットとするなどの戦略を取っている。
駅で購入できる価格で比較する場合、山陽・阪神(1Day)のほうが数割お得となる。
かつては阪急電鉄神戸本線の一部区間(阪急六甲)も乗り入れを行っていたが、阪神との直通運転開始時に阪急三宮まで山陽電車が乗り入れる形に縮小。
山陽・阪神区間が基本6両を最長とするのに対し阪急は10~8両のため6+2+2両で運用する必要が出る事が主な理由といわれている(西代・板宿・明石は8両対応準備工事済み)。六甲駅で信号無視して阪急電車に突っ込んだ事故は特に関係ない・・・と信じたい。
2009年阪神なんば線の開業により近鉄と山陽はレールで結ばれた。近鉄としては山陽まで乗り入れて私鉄最長区間の特急運転を行う展望を持っている、が定期運用ではなく臨時運転となる見込み。・・・だったが中々進展せず、神戸三宮駅のホームドアの整備で絶望的になった。
戦時中に20m級の63系電車を標準軌化して入線させた過去があるので在来車両でも一応行ける筈である。(63系撤退後に高架化され、曲線ホームの山陽姫路駅は不明だが)
PiTaPa、ICOCAなどの全国交通系ICカードが利用できる。2017年春にICOCA、ICOCA定期券を発売する予定である。
また、スルッとKANSAIカード(エスコートカード:山陽が発行)等の磁気カードも利用できるが、2017年3月末に販売終了し、翌年1月末に利用対応を終了する予定となっている。
路線バス事業(主に神戸市垂水区・明石市内)は100%子会社の山陽バスが運営している。
2011年までは電鉄直営だったが(一部高速バスなど除く)、ついに分社化されてしまった。
もともとはいすゞのカタログカラーであった黄色いバスが特徴である。
営業エリアは坂道の多い住宅街であることもあり、終日混み合っている路線が多い。
2012年3月17日からは廃止された明石市営バスの一部路線を引き継ぎ、黄色いバスが明石駅前にも進出した。
さらに須磨近郊にて須磨浦山上遊園を子会社で運営。
日本で唯一となったカーレータ(sm4165313)などで登ると山上展望台から神戸~明石海峡を一望できる。
最近では夜間の営業も夏~秋に行われ六甲山よりも近くで百万ドルの夜景が鑑賞できる。
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掲示板
43 ななしのよっしん
2020/11/23(月) 12:26:35 ID: sX7bXsdJkm
44 ななしのよっしん
2023/09/13(水) 10:17:42 ID: qQ6A25sIqi
コロナや阪神車庫内の事故やらで計画が狂ったとはいえ、3000系をリニューアルしてまで使うのか…
45 ななしのよっしん
2024/09/14(土) 16:39:23 ID: AtxtD2Xk7l
20年前からやってたんだよなあ・・・
むしろ律義に最古参級から始めて、あんまり進捗が遅いもんだから終わる前に6000系ができちゃって、結果的に順番待ちのまま死んでった比較的新しい車が出てる、ってのがこのリニューアルのツッコミ所だぞ
後はアルミ車を無塗装で走らせるノウハウを確立した本家本元なのに、リニューアル車には塗り始めたとか
「White Angel」の相方を無理くり活用しようとして、結局変な改造車と走行不能車を出しただけに終わってるとか
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最終更新:2025/01/14(火) 02:00
最終更新:2025/01/14(火) 02:00
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