「全機発艦してからで、いい…?」
祥鳳(しょうほう)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する、日本海軍の空母「祥鳳」をモチーフとした艦娘である。
CV.種田梨沙/イラストレーター:bob 図鑑No.094
黒髪ロングに弓道着の左肩をはだけ、その下はサラシを巻いただけ(チューブトップブラという説もある)の姿[1]という、実に欲情をそそる凛々しい姿で登場する軽空母娘。ちなみに下は袴ではなくプリーツスカートである。中破時の脱ぎっぷりも実に潔く、なんと上半身素っ裸。
大胆な着こなしに反して、丁寧な口調のセリフには誠実な人柄を漂わせるものが多い。一方、MVP獲得時の異様に高いテンションに驚かされた提督諸氏も多いと思われるが、生真面目な彼女も(容姿から判断して)歳相応の女の子らしい喜び方をするのだと思えば可愛いものではないだろうか。
また、母港のお触りボイスが特徴的であり、それを元にしたタグがニコ静画やpixivに存在しているが、肌色が多い為、閲覧には注意を要する。まだ聞いたことのない提督は秘書艦にしてつついてみよう。
読み順がちょうど逆になるお艦こと「鳳翔」がいるためか、「翔鳳」と書いてしまう提督もいるが、「祥鳳」なのでお間違えの無きよう。
姉妹艦は一応「瑞鳳」(書類上はちとちよも)なのだが、絵師も声優も違っているので、その括りで語られることは少ない。
これは史実の「祥鳳」が一度潜水母艦として完成してから空母に改装されたのに対し、「瑞鳳」は潜水母艦として起工したが建造中に空母へ改められたこと(このため、竣工自体は「祥鳳」が先だが、"空母"になったのは「瑞鳳」が先、とややこしいことになっている)。太平洋戦争開戦時に「瑞鳳」は「鳳翔」と第三航空戦隊に所属していたのに対し、空母改装後の「祥鳳」は「龍驤」の第四航空戦隊に所属して接点が無かったことなどが関係していると思われる。
資料によっては「祥鳳」と「瑞鳳」を姉妹艦として扱っていなかったり、「祥鳳型航空母艦」なのか「瑞鳳型航空母艦」なのかで艦型表記が一定しないこともある。
ゲーム中の彼女はドロップ海域が幅広くドロップ確率も高めで入手がさほど難しくないので、初の正規空母は任務報酬でもらえる「赤城」であったのに対し、初の軽空母は「祥鳳」という提督も多いと思われる。一方、建造ではレア度の高い「瑞鳳」と建造時間が同じであり、また、大型艦建造でも登場する可能性がある。
いずもま・・・飛鷹型や、ちとちよが加入してくるとどうしても総合力で劣る(て言うか、ちとちよ優遇されすぎじゃね?)ため、早々に二軍入りしてしまう傾向だが、「初入手の艦ほど愛着がわく」というのもまた艦これ提督の性分である(少なくとも編者は演習でよく「祥鳳」を見かける)。
2013年9月、第5海域【南方海域】が実装された。開発者の田中謙介氏がインタビューで「珊瑚海海戦をモチーフにしたステージも準備します。もちろん、なぜかやたら「祥鳳」がドロップしてくるという…」と語っているように、この海域は「祥鳳」にとって曰くつきのステージである。珊瑚海海戦とは、五航戦(「翔鶴」「瑞鶴」)と「祥鳳」が出撃し、海軍史上初めて空母どうしの海戦が繰り広げられた戦いなのだが・・・
レア艦の五航戦は持っていないにしても、正規空母2隻と「祥鳳」という組み合わせで、当海域へ出撃してみてはどうだろうか?
2014/6/6アップデートにて、ケッコンカッコカリ後母港ボイス、改に補給・放置セリフが追加されました。
図鑑セリフと併せてさらに二号さん臭が増した
2015/5/29のアップデートで「梅雨の時季限定グラフィック」が実装。ゲーム内では初めて、ちゃんと服を着た姿を披露し、「この楚々とした美人は誰だ?」「見慣れない美人がドロップしたんですが」[2]と話題になった。その衝撃の度合いは、即座に何枚も静画がアップされたことからも明らかであろう。でも、「貴重なはだけてない祥鳳」とか「フルアーマー祥鳳」ってタグはどうかと思うの。
(なお、bob氏の描いた"服を着た祥鳳"は、これ以外にも2周年おめでとうイラスト等何点か存在している)
この限定グラフィックは同年6/27のアップデートで予告通り終了してしまったが、寂しさを覚えていた祥鳳提督達を驚愕させたのは、このアップデートでそれまでは改造前と同じだった祥鳳改の画像が新規絵になったことである(あくまでも「改」のみなのでご注意)。弓を射ているポーズの通常絵に対して、改の絵はこれから矢(艦載機)を射ろうとする姿を描写しており、通常絵と同じく左肩ははだけている。中破絵の方はというと……、まぁご自分で確かめられたし。
また、前述の「梅雨の期間限定グラ」も同時に図鑑に収録されるようになったため、祥鳳さんの図鑑の絵は(中破絵も含めれば)一気に4枚も増えてほくほくである。
2018年10月の鎮守府秋刀魚祭りでは祥鳳さんの新規の割烹着グラが公開された。10月10日のメンテナンスでゲーム内でも実装されている。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/1049129327789363200
ちなみに、実は2021年10月時点で、サービス開始時点から実装されているbob氏担当の艦娘で唯一、改二が実装されていない艦である[3]。なお、2018年12月bob艦隊に追加配備された日進には改二は未実装である(第3改装の「甲」はあるがグラフィックの大きな変更はない。
建造は横須賀海軍工廠。昭和9年(1934年)12月起工、昭和14年(1939年)1月に潜水母艦として竣工。潜水母艦の艦名は「剣埼」(つるぎざき)。(オンドゥル語とは関係ない)
この頃ワシントン海軍軍縮条約によって空母の保有量を制限されていた日本海軍は、その抜け道として、いざという時に空母や特設巡洋艦へ改装可能な軍艦を建造したり、民間船にその意図をもたせた上で補助金を与えて建造させたりしていた。後者の代表的なものとして、豪華客船として起工されながら空母として完成した「飛鷹」(出雲丸)「隼鷹」(橿原丸)がある。また前者には、水上機母艦から空母となった「千歳」「千代田」や潜水母艦から空母となった「龍鳳」(潜水母艦時は「大鯨」)が含まれる(水上機母艦「瑞穂」も空母に改装可能だったのだが、改装する前に沈んでしまった)ほか、「瑞鳳」も最初は給油艦「高崎」として計画されていた。
「剣埼」もそうした艦のひとつで、最初は給油艦として起工。友鶴事件と第四艦隊事件をうけて船体の補強・設計変更を余儀なくされたために工期が延び、その間にワシントン海軍軍縮条約が失効して無条約時代に入ったため、「剣埼」は空母改装含み(空母用のエレベーターを設置)の潜水母艦として完成することになった。「剣埼」は第二潜水戦隊に所属して、幾度か南シナ海方面へ出撃。居住性が良かったので、乗員から「剣埼ホテル」と呼ばれていたという(どこかの戦艦「!?」)
昭和15年(1940年)11月、「剣埼」は空母改装に着手(この翌月、「高崎」予定だった艦は「瑞鳳」として竣工している)。太平洋戦争開戦直後の昭和16年(1941年)12月22日、「祥鳳」に艦名を改め、翌昭和17年(1942年)1月26日に竣工。空母「龍驤」のいる第四航空戦隊に所属したが、「龍驤」は既に南方攻略作戦のため開戦以来出撃していたので統一行動を取ることはなく、トラック島への航空機輸送任務に従事する。
昭和17年3月、井上成美中将の第四艦隊は、米豪分断作戦のためニューギニア島ポートモレスビーの攻略(MO作戦)を企図してトラック島にあったが、モレスビーに米機動部隊が出現。日本側で手元にいる空母は「祥鳳」だけだったので、インド洋より帰投中の南雲機動部隊から第五航空戦隊「翔鶴」「瑞鶴」が引き抜かれてトラック島へ派遣される。
「祥鳳」もドーリットル空襲(4月18日)迎撃のための出撃からそのままトラック島へ向かい、4月末、モレスビー攻略作戦の艦隊が編成される。しかしこれは全くの間に合わせ・寄せ集め艦隊で、事前の作戦打ち合わせや訓練などは満足に行われなかった。一方米軍は、空母「レキシントン」「ヨークタウン」の部隊を派遣していた。
4月30日、「祥鳳」はモレスビー基地攻略を目指す「MO攻略部隊」に所属してトラックを出撃、途中ラバウルに立ち寄る。
「祥鳳」の杉山飛行長は、軽空母1隻の護衛では限界があると作戦会議で主張したが、日本側は2月に「レキシントン」を撃沈もしくは大破させたと誤認し、「ヨークタウン」の出現を知らず、敵は「サラトガ」(実際には不在)だけと思っていた。
5月6日、MO攻略部隊はショートランドを出撃、ソロモン海を南下する。五航戦などのMO機動部隊はソロモン諸島を迂回した東方にあり、攻略部隊と機動部隊の位置は大きく離れていた。
翌7日に珊瑚海海戦となるが、ここでは日米双方が索敵に失敗。MO機動部隊は給油艦「ネオショー」を空母と誤認してこれに全力攻撃をかける失態を演じ、米側は機動部隊の存在を知らず攻略部隊のみを発見。「祥鳳」を「翔鶴型空母」と誤認して、これに「レキシントン」と「ヨークタウン」による攻撃をかけた。
正規空母と誤認された「祥鳳」には魚雷7・爆弾13が命中し、11時35分に沈没する。約600名が戦死。
「祥鳳」は太平洋戦争において、初めて沈没した日本空母となった。
潜水母艦時代の想像図
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最終更新:2024/12/03(火) 01:00
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