CSI:マイアミとは (シーエスアイマイアミとは) [単語記事]

CSI:マイアミとは、2002年から2011年までアメリカで放送されていたテレビドラマである。

放送局はCBS。日本ではWOWOW、AXN及びテレビ東京にて放送された。全10シーズン。

概要

「CSI：科学捜査班」のスピンオフ第一作目で初出は第2シーズン22話の「ベガス・マイアミ合同捜査（Cross Juri sdi ct io ns）」。（CSI シリーズは前作品でクロスオーバーして様子を見てから新しいスピンオフを作る傾向にある。CSI:ニューヨークもマイアミが初出）
イメージカラーはオレンジでマイアミビーチを思い起こさせる雰囲気を表しているが、扱う事件はメキシコ、キューバからの移民問題やマフィア、麻薬犯罪などの重たいテーマが多い。また、他のシリーズと比べてバイリンガル、特に英語とスペイン語に長けた捜査官が割合多いのも特徴。

OPテーマ曲はThe Whoの「Won't Get Fooled Ag ain」。他の2作品より歌っている部分が極端に少ない。（というか冒頭のYeeeeeeeeeaa aaa aaa aaa aaah!!!が強烈すぎて、あとを思い出せない）

中の人が降板する場合、殉職するか逮捕されるなどの不名誉な理由でいなくなる割合が比較的高い。

登場人物

レギュラー

※人物紹介にシーズン9までの軽いネタバレを含みます。

ホレイショ・ケイン		キャッチコピー
中の人	デヴィッド・カルーソ	・マイアミの太陽より熱い男
吹き替え	石塚運昇
チームの主任で元爆弾処理班に所属。そのため爆発物の処理に詳しい。一応繊維のプロということになっているが、基本的に白衣を着て科学捜査をしているようにはあまり見えない。最近のシリーズでは科学捜査をするようになってきたが、本国でも「科学捜査してないじゃん」と突っ込まれたからかどうかは不明。だいたいいつも容疑者を脅しているように見える。（が、これは吹き替えも影響している模様）サングラスの似合う素敵なナイスミドル。最近額がどんどん広くなっているが、髪型のせいであまり目立たない。男女問わず子供が絡む事件になると見境がなくなる。また、その子供が将来不幸にならないよう最大限の配慮をする。もしかしたらペドフェリアなのかもしれない。身内が不幸になる確率が非常に高い（兄と嫁が犯人に殺される、甥が死にかける、姪が不治の病に侵される、など）。呪われてるとしか思えない。愛称は頭文字のH（自筆でもそう書いている）だが、吹き替えだと意味が分からなくなるので「チーフ」となっている。
カリー・デュケーン		・銃犯罪のエキスパート
中の人	エミリー・プロクター
吹き替え	宮島依里
CSI チーム創設からのメンバー。銃器研究をしていたことから銃にとても詳しく、嬉々として捜査している。父親は弁護士だがアル中で、そのことでいろいろ巻き込まれることが多い。あと、とても男運がなかった（以前の彼氏は証拠捏造をカリーに見咎められ、目の前で拳銃自殺する）ものの、シーズン6辺りからデルコ捜査官といい仲になり、付き合うことになる。スペイン語を話すことができるので、容疑者の前でホレイショと内緒話をしたい時にはスペイン語を交えて暗号っぽくごまかすことがある。シーズンを重ねることにふとましくなっている気がする。きっと気のせいだ。
エリック・デルコ		・情熱的なカリビアン
中の人	アダム・ロドリゲス
吹き替え	シーズン1～6 竹若拓磨シーズン7～阪口周平
CSI チームを創設する際にホレイショからスカウトされた元レッカー作業員。元の職業柄沼地や水路に詳しいため、そういった現場でとても活躍する。キューバ人のハーフであるためスペイン語も堪能で、また移民絡みの事件になると非常に温度が上がる。（上がりすぎて他の捜査員と揉めることもしばしば）他の捜査員と比べて瀕死率がとても高いが、常に強靭な体力で生き返る。癌で死にかけだった姉のマリソルがホレイショと結婚したため、義兄弟の関係にある。そのためホレイショから何かと目をかけられることが多い。ちなみに、ホレイショのトレードマークであるサングラスを見立てたのはデルコということになっている。
ライアン・ウルフ		・若き野心家
中の人	ジョナサン・トーゴ
吹き替え	浪川大輔
第3シリーズから登場。CSIの活躍に憧れており、独学で捜査術を勉強していた。ホレイショに直談判して、殉職した捜査官（後述）の補填としてチームに入る。そのため、認めてもらおうと人一倍積極的になっている。（キャッチフレーズが「野心家」となっているのはそのせい）その勢いが暴走しすぎて一度CSIを首になる。しばらくはテレビのコメンテーターをやっていたが警官が天職と悟り、これまたホレイショに直談判して、経過観察つきでチームに復帰する。一時期ギャンブル依存症になっていたが、ある事件をきっかけに周りから咎められて克服している。その時の知識を生かしていくつかの事件の手がかりを得たりしている。一度目に釘が刺さったことがある。中の人は母親から「そんなシーンは見たくないわ！」と言われたとか何とか。
ナタリア・ボア・ヴィスタ		・DNAのスペシャリスト
中の人	エヴァ・ラルー
吹き替え	藤貴子
第4シリーズから登場。元FBI捜査官。FBIでもDNA分析を得意としていた。FBI時代に既にホレイショと面識はあった。最初はスパイとして潜入していたが、不利なことは何も報告しなかったために役に立たなかった。この人も男運がなく、DVが原因で夫と別れた上にストーカーまがいのことをされたり（その後事件で死亡）、他の捜査官と微妙な三角関係を作ったりしている。
ウォルター・シモンズ		・チームのムードメーカー
中の人	オマー・ミラー
吹き替え	乃村健次
第8シリーズから登場。元FBI捜査官。夜勤から異動してホレイショチームに。デブ恰幅のいい黒人で普段は軽口を叩いているが、軽いフットワークで鋭い観察眼と分析能力はピカイチ。不思議なことにいろんなことを知っている。
トム・ローマン
中の人	クリストファー・レッドマン
吹き替え	坂本くんぺい
第8シリーズから登場した検死官。薀蓄が長い。CSI シリーズに出てくる検死官はおしゃべり好きらしい。
フランク・トリップ
中の人	レックス・リン
吹き替え	辻親八
マイアミデイド署の殺人課刑事。なぜかホレイショと一緒につるんでいることが多い。若干直情径行気味であるが科学捜査の内容には一目置いているようで、他の刑事と比較して直感よりも科学捜査の証拠を優先している。

過去の登場人物

メーガン・ドナー（宮寺智子）
- 元CSI チーム主任。ホレイショの前の上司だったが諸般の事情で休職。その後復帰することなく退職したことになっている。（実際は中の人とホレイショの中の人の仲がよろしくなかったらしい）
ティム・スピードル（竹田雅則）
- CSI チーム創設時からのメンバー。他の捜査官（後述）から推されてデイド署に異動になる。若干自信過剰気味ではあったが捜査の勘は随一であった。銃の手入れに無頓着で、そのせいで一度は他の警官を殉職させてしまう。そのことを気に病んでいたものの手入れをしない癖は治らず、とうとう第3シリーズ第1話で自分も殉職することになってしまった。仲が良かったデルコは非常に落胆していた。（実際は中の人がタイプキャストを嫌って降板したがってたとか）
  愛称は「スピード」だったが、これも吹き替えでは何のことか分からなくなるので「スピードル」で通された。
イェリーナ・サラス（蓬莱照子）
- デイド署殺人課刑事。ホレイショの兄レイモンドの嫁であるため義姉弟の関係にある。諸般の事情で死んだことになっていたレイモンドと息子レイ Jr.と一緒にブラジルへ渡ったが、レイモンドが本当に死んでしまったためにマイアミへ戻ってくる。その後私立探偵をしていた。
リック・ステットラー（堀之紀）
- デイド署内部調査局所属。ホレイショのことを逆恨みしていて何かと難癖をつけてくる。イェリーナと付き合っていたときはかなりDV彼氏だった模様。その後第8シーズンで逮捕される。
アレックス・ウッズ（弥永和子）
- デイド署検死官。死体に話しかけながら検死をする癖がある。このシリーズに出てくる検死官はおかしな人しかなれないのかもしれない。
  他シリーズの検死官に比べて不幸な目に遭うことがかなり多い。（放射線に被曝しかける、現場で2回火事に遭う、犯人に誘拐される、など）
  2人の子持ち（バツイチ）のため、子供が絡む事件だとテンションが上がる。最終的に自分の子供が事件に巻き込まれることになってしまい、そのことがきっかけで検死官を辞めてERの医者になる。そのためちょくちょく番組には顔を出している。
ジェシー・カルドーザ（宮内敦士）
- 元CSI メンバー。ホレイショがCSIを立ち上げる直前にロサンゼルスへ行ってしまう。その際スピードルをホレイショに推薦している。
  第8シーズンでマイアミに戻ってくるものの、わずか1シーズンで殉職してしまう。