| 基礎データ | |
|---|---|
| 正式名称 | エルサルバドル共和国 Republic of El Salvador Republica de El Salvador |
| 国旗 | 募集中 |
| 国歌 | エルサルバドル共和国国歌
|
| 公用語 | スペイン語 |
| 首都 | サンサルバドル |
| 面積 | 21,040 km²(世界第149位) |
| 人口(’23) | 約631万人(世界第112位) |
| 通貨 | 米ドル (USD) |
エルサルバドル(El Salvador)とは、中央アメリカの国である。西側をグアテマラ、北から東側にかけてはホンジュラスに囲まれていて、中米の国々の中では唯一カリブ海に面していない。
いさかいが絶えなかったとはいえエルサルバトルとすると誤りになる。
正式名称はエルサルバドル共和国(英語:Republic of El Salvador; スペイン語:Republica de El Salvador)。名前はスペイン語で「El」は英語での「The」にあたる冠詞で「Salvador」が「救世主」を意味する。漢字での表記は「救世主国」。マジですか…。(薩爾瓦多という表記もある。)
歴史・詳しい概要などはWikipediaの記事
にまかせておく。
国民の九割がメスティーソ(白人とラテンアメリカ先住民との混血である人々)で、カトリック、プロテスタントが主に信仰されている。
国土は九州の半分、四国より一回り大きい程度の広さで、そこに四国の約1.7倍の人々がひしめきあっており、人口密度は南北アメリカ大陸に属する国々の中で一番の高さとなっている。
環太平洋火山帯に含まれる国土であるため、火山の噴火や大地震にしばしば襲われている。中米と言うとハリケーンが襲来するイメージだがカリブ海に面していない立地のおかげか基本的には被害はあまり受けないらしい。
サッカーの試合結果をめぐってホンジュラスと戦争 (本物の) をしたこともある(後述)、バトルドーム顔負けの超エキサイティングな国家。
左傾化する中南米諸国の例に漏れず、2009年には左派政党 (元左翼ゲリラ組織) の「ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)」による政権が成立。FMLN政権は10年続いたが、2019年の大統領選挙で中道右派の「国民統合のための大連合(GANA)」が政権を獲得した。
首都はサンサルバドル(スペイン語:San Salvador)。名前はスペイン語で「San」が英語での「Saint」、いわゆる聖人と呼ばれる人の頭につけて「聖フランシスコ」といった使い方がされる言葉。サルバドルは先述の通りなので「聖救世主」という意味になる。当然のことながらコロンブスが発見して命名した西インド諸島のサンサルバドル島とは語源が同じなだけで関係は無い。
治安の悪さが有名で、殺人事件の発生率は年度ごとに順位が多少上下するもののトップ5に君臨していた。また隣国のホンジュラスもトップ5の常連国で、日本人がフラリと自分探しに訪れるには危険が危ない地域と言えよう。ちなみにヨハネスブルグのガイドラインのコピペネタで有名な南アフリカの2~2.5倍ぐらいの数値を例年叩き出していた。
2022年にナジブ・ブケレ大統領が就任すると、MS13など中央アメリカで暗躍していたギャング達をテロリストと呼び、テロリスト監禁センターという巨大な刑務所を建ててそこにギャングを収容。服は白いTシャツとパンツのみ、持ち物すら許可されず全員坊主、さらには受刑者の食事には動物系の食べ物を口にさせない、さらには面会謝絶で死ぬまで出られないといった過酷な刑務所生活になったことで、かつてギャングが蹂躙していた事態が嘘のように変わったとされ、アメリカのドナルド・トランプ大統領もこの刑務所を活用している。日本ではクレイジージャーニーで内部の様子が報じられた。ただし減ったのは殺人件数のみである。
かつては開発の進んだ工業国であったがサッカー戦争(後述)以降、内戦が続き貧困国へと転落してしまった。その貧困から麻薬がはびこり、国民の半分がマフィアに属しているとまで言われるほどである。多数の国民がアメリカへ出稼ぎに行っては送金するという形になっていたが、同時多発テロ以降、アメリカの移民への締め付けが増したことから移民に出られず社会問題となっているらしい。
1969年7月14日から19日にかけてエルサルバドルとホンジュラスの間で行なわれた戦争。
世界史上、レシプロ機同士の最後の戦闘が行なわれた戦争としても知られている。
ホンジュラス国内のエルサルバドル移民が国外退去を命じられた事に端を発しており、サッカーそのものは火蓋が切られた要因でしかない。
緊張が高まっていた両国であったが、メキシコワールドカップ予選でエルサルバドル代表が勝利し、ホンジュラス国内に残っていたエルサルバドル移民が襲撃されたことにあわせて、両国が戦闘へと雪崩れこんだ。
戦争自体は5日間で停戦、8月3日には撤兵が完了した。エルサルバドルはホンジュラスとの関係が悪化したことにより市場を失った事に加え、移民たちが戻って来たことで元々高かった失業率がさらに悪化。内戦へ転がり落ちていくことになる。
なおワールドカップ予選でホンジュラス代表を破ったエルサルバドル代表は、ハイチ代表との予選最終ラウンドも突破しワールドカップ初出場を果たした。1970年のワールドカップ本大会では予選グループリーグを、地元メキシコ・ソビエト連邦・ベルギー相手に3戦全敗で姿を消した。(メキシコ、ソ連が決勝トーナメント進出、それぞれトーナメント1回戦で敗れベスト8という結果となっている。)
意外にも第二次大戦後、日本企業が初めて海外へと進出した国である。1950年代に朝鮮戦争により綿花相場が暴騰したことにより、1955年に呉羽紡績という会社がまだ日本大使館が設立されていなかったエルサルバドルに目をつけて進出。1966年に呉羽紡績が現在の東洋紡である東洋紡績と合併したのに併せて設立されたユサ社は、現在ではエルサルバドル最大の民間企業へと発展している。この海外進出を担った呉羽紡績の平生三郎氏の尽力を讃えてサンサルバドル市内にサブロー・ヒラオ公園が建設され、現在も市民の憩いの場となっているそうだ。
ニコニコ動画ではサッカー関係や先述のマフィアの暴れっぷりを映した動画が若干ある程度である。
掲示板
31 ななしのよっしん
2025/05/31(土) 08:43:08 ID: xpvDxZ100X
あとエルサルバドルに対して怒り狂ってる欧米の専門家やメディアは長年世界トップクラスの低犯罪率を誇ってきた日本の司法に執念深くイチャモンつけてきた連中であることもお忘れなく
ここでエルサルバドルをコケにして笑ってる奴らは日本が西側先進国クラブの優等生だと思い込んでて全く自覚がないんだろうが
だから西側の影響力は第三世界で衰退し続けてんのよ
笑えないほどお花畑で妄想的で現実認識能力のカケラもなく、物質的な援助は渋るのにお説教には熱心で途上国の政治家が自国の問題に独自の解決策を実行に移して目に見える結果を出しても少しでもやり方が気に食わないと全力で妨害を試みてくるから
日本人が彼らの悪い真似をする必要はない
32 ななしのよっしん
2025/10/04(土) 13:05:28 ID: O0j+Lc1Mwd
80年代の内戦から続くギャングの並行国家に苦しめられてきた人らの心情なんか
日本でぬくぬくしてるネット戦士共に分かりっこないしね
33 ななしのよっしん
2025/10/04(土) 13:14:02 ID: TryWbA/WYK
>>30>>31
お花畑の理想主義っていうけど、そもそも社会をそんなやり方をしないと正せないほど破壊するなっていうのが西側の考え方なので。
あと効果が出てるっていうけど巻き添えや罪状が不明確なのにも関わらず収容されてる人が大量に出てるのは? 治安さえ改善すれば冤罪が発生してもしょうがないとでも思ってるならそれは人でなしでしかない。
それは国民に暴力を振るう主体がギャングなどの反社から国家にかわってるだけの話だから。
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最終更新:2025/12/24(水) 18:00
最終更新:2025/12/24(水) 17:00
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