この項目の一部には、反転するとネタバレ要素が見えるようになっています。 反転する際は自己責任でお願いします。 |
ルルーシュ・ランペルージ(Lelouche Lamperouge)とは、サンライズ製作のSFロボットアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公である。
本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(Lelouch vi Britannia)。世界の3分の1を軍事支配する神聖ブリタニア帝国の第11皇子にして、皇位継承権17位であった。
8年前に皇居にいた母マリアンヌが何者かの銃撃を受け死亡し、妹ナナリーは視力と歩行能力を失った。その後、父シャルル皇帝により不戦条約の人質としてナナリーと日本に送られる。この時に枢木スザクという少年と知り合い、妹ナナリーとルルーシュの親友となる。しかし7年前に日本は神聖ブリタニアに攻め滅ぼされ、日本は神聖ブリタニア帝国の属領となるり、「エリア11」となった。この戦争により、ルルーシュの心に、父への憎悪と復讐心が芽生えることとなる。
戦後はアッシュフォード家の庇護の下で、妹とともに素性を隠して過ごすこととなる。「コードギアス 反逆のルルーシュ」は戦争の7年後から始まり、ルルーシュはアッシュフォード学園に在学している。生徒会副会長を務め、日々はチェスなどの賭け事に興じている。
謎の美少女C.C.(シーツー)により、ギアス(絶対遵守の力)を与えられ、自らをゼロと名乗り日本解放を掲げ「黒の騎士団」を組織する。
R2最終回ではダモクレスを乗っ取りフレイヤによる恐慌独裁政治を実行し、ついには全世界を征服するのに成功する。最期は魔王ルルーシュを演じ全世界の憎悪を自分に向けさせ、歴史上最低最悪の皇帝をスザクが変装したゼロが殺す事によって全世界の統一を果たすゼロ・レクイエムが成功し、最期には全てを演技だと言うことに気づいたナナリーに看取られながらその壮絶な人生に幕を閉じる。
体力は一般女性にすら劣る程虚弱だが、冷静沈着で頭脳明晰。チェスなどのゲームにおいては天才的才能を持つ。人当たりも良く、学園の生徒会では同級生や先輩にも異性関係なく好かれている。神聖ブリタニア帝国の名誉ブリタニア人として軍人となった枢木スザクへの友情は変わらない。極度のシスコン(妹のナナリーへの愛は徹底しており彼の目的と行動は殆どがナナリーの為でもあった)。
第二期である『コードギアス 反逆のルルーシュR2』で、記憶を書き換えられた時は監視役兼ナナリーの替え玉として送りこまれたロロを最愛の弟として溺愛し、ブラコンになっていた。その後、記憶が蘇りロロがナナリーの替え玉であると理解した際の「散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる!」のセリフは大変有名である。しかし、ロロを信用させるために演じた優しい兄や、今までの優しい兄の姿を見ていたロロは、兄を最後まで信じ、ルルーシュも最後はロロを失ったことでその大きさに気付くこととなる。
予想外の事態に弱く、その度に冷静さを失うという欠点を持つ。悩みは一人で抱え込み、自分の考えでなんとかしようとする。
プライベートで親しくなった者には基本的に優しいが、ゼロとして行動するとき、一緒に行動する者に対しては信頼を寄せているといった面は見せない。しかし、仲間はできる限り助ける努力は惜しまない。敵には厳しい。
自己犠牲の典型。
1期ではギアスの暴走で起こしてしまった行政特区日本での虐殺事件の時では、日本人にゼロとして助けを求められた時に心では「俺はメシアなんかじゃないんだ・・・」と発言していたが、R2の最後には魔王ルルーシュを演じ全ての責任を取り自分の命を犠牲に全世界を統一化しているので、真実を知る者ならば彼は本物のメシアだったのかもしれない・・・ |
基本的には、戦争は戦術でなく戦略が鍵であると考えており、仲間には結果を重視する傾向が強い。また、ナナリーをすべての最優先事項に捉えている。第1期終盤の神聖ブリタニア帝国のエリア11支配の象徴である、総督府の存在するトウキョウ租界を黒の騎士団が襲撃した戦い「ブラックリベリオン」では、ナナリーがさらわれた為に、部下を見捨てるような命令や言動をとり、後に信頼の低下に繋がってしまう。
という考えは、幼き頃に神聖ブリタニア帝国が日本に侵略した際に、罪なき人の虐殺を見てきたことにより培ったものであり。また、自分がブリタニアに対し、修羅の道を進む際の結果として、復讐される覚悟があると示している。
妹ナナリーと平和に暮らす未来の為に戦い始めたルルーシュではあるが、第2期の第二次トウキョウ決戦において、妹ナナリーが大量破壊殺戮兵器「フレイヤ」の爆発に巻き込まれ、生死不明となった。その後すべての元凶である父シャルル皇帝の目的、母の死の真相を知り、二人の悲願を知るが、ルルーシュはその考えを否定。シャルル皇帝を倒し、妹ナナリーと腹違いの妹ユーフェミアの願いである「みんなが他人に優しくなれる世界」を創るため、「ゼロレクイエム」計画を画策。1ヶ月後に神聖ブリタニア帝国の帝都ペンドラゴンに現れ、その場にいたすべての者をギアスの力で服従させ、神聖ブリタニア帝国第99代唯一皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとして即位。即位後、貴族制度の廃止、財閥解体、歴代皇帝陵の破壊、エリア11含む各エリアを開放し、超合衆国に参加を表明した為、正義の皇帝として崇められる。しかし超合衆国の参加を決める世界首脳会議において、世界各国の首脳、王を人質にとり、世界を敵に回す。更には死んだと思われた妹ナナリーを擁護し、兄シュナイゼルと黒の騎士団がルルーシュ率いる神聖ブリタニア帝国に反抗。結果ルルーシュは勝利し、妹ナナリーや黒の騎士団幹部を捕縛。兄シュナイゼルは「ゼロに仕えよ」とギアスをかけられ、世界征服を完了する。戦後、妹ナナリー達反乱分子を処刑場に護送中、ゼロに扮した枢木スザクが姿を現し、ルルーシュを刺し殺した。世界の憎しみは全てルルーシュという悪逆非道の皇帝がかぶり、世界は平和に満ち、「ゼロレクイエム」計画は完遂した。
序盤は、ギアスを使いヴィレッタから奪ったブリタニア軍制式量産型である第5世代KMFサザーランド(Sutherland)を操縦していた。
もともとアッシュフォード学園の学園祭で、あらゆる後継機のベースとなった第3世代KMFガニメデ(Ganymede)を操縦して直径2mのピザ生地を作っていたので、その操縦はそれほど難しいものではなかっただろう。また、母親が凄腕のナイトメアパイロットだったことも容易に操縦できた理由の一つであると考えられる。
黒の騎士団の結成後は、サザーランドのベースになった最初期量産型の第4世代KMFグラスゴー(Glasgow)を改造した日本製量産型KMF無頼に鬼の角のような兜を付けて戦っていたが、所詮は旧式KMFのコピー品であり、撃墜や破損は日常茶飯事だった。
一期の中盤から終盤では、ブリタニア帝国の試作機である第6世代KMFガウェイン(Gawain)を強奪し搭乗していた。基本操縦はC.Cでルルーシュは火器管制担当の二人乗りKMFであるが、一人でも操縦できる。試作機でありながらそのスペックは高く、フロートユニットやハドロン砲(まだ強奪時には未完成だった)や10基のスラッシュハーケンなどの強力な武装を誇り多くの戦果をあげたが、突如暴走状態で復活したオレンジの最新鋭KGFジークフリート(Siegfried)との交戦でC.Cが操縦し、仕方なく相打ちと言う形でオレンジと共に海底に沈んだ。
R2初期においては、記憶を取り戻した直後に見回りに来たパイロットのサザーランドを奪った。その後、すぐに無頼ゼロ専用機に乗り換えたが戦闘で片腕が破損した為にサザーランドの腕を使用していた。その後のギルフォードとの決闘の際には、「武器は一つだけ」との条件の下、暴徒鎮圧用のKMF用の盾で挑み、得意の策略とギアスでその場の混乱を起こし、傾いた足場を利用し盾をスノーボードのようにして滑り、そのまま脱出する離れ業を披露するなど一年近くもブランクがあるにも関わらず一期より操縦能力を向上させているのはある意味超人的である。その後、ガウェインをベースにした新型の第8世代KMF蜃気楼を専用機とし、再び反逆を開始する。
2020年「スーパーロボット大戦DD」で何とウイングガンダムゼロのリペイント版『ウイングガンダムゼロリベリオン』に搭乗。同作品の異作品間の機体とパイロットを入れ替える「クロッシング・パイロット」の第二弾としての出演(因みに第一弾はアムロ・レイとマジンガーZである…どんなチョイスだ)。
一期後半の愛機ガウェインの名は、アーサー王物語に登場する円卓の騎士ガウェインに由来。
ガウェインという人物はロット王の息子として生まれたが、アーサー王に反抗した父王は討たれる。彼自身は円卓の騎士となり、高い実力と篤い人望を兼ね備え、主君に忠実な正義の騎士である……という表向きの顔の一方、父の仇であるペリノア一族を次々と暗殺する強烈な復讐心も持つ。その為ならば実母を手にかける事すら辞さない。終盤では王国と騎士団を裏切った親友ランスロットと一騎討ちを繰り広げる。
復讐心や二面性、かつての親友との関係など、まさにルルーシュの機体というべきか。(スザクとランスロットにも類似の要素が見られる)
掲示板
618 ななしのよっしん
2024/04/28(日) 02:39:43 ID: A8NsEjE+wt
最近SEEDの映画でシンが汚名返上してるのを見てふと思ったけど
シンは「最終回にロボ戦で敗北して陣営も負けて終わった主人公」として珍しさからかつて話題になったけど
ルルーシュって「最終回にロボ戦で瞬殺された癖に、陣営は大勝利した主人公」っていう更に珍妙なレコードを持ってるんだな…
ギアスが良くも悪くも単なるロボットアニメではない証左だけども
619 ななしのよっしん
2024/04/29(月) 11:23:51 ID: OoK6Co98go
ルルーシュ自身がよく言ってたように「戦局を左右するのは戦術ではなく戦略」だからね
蜃気楼はダモクレス掌握という戦略目標を達成するためのいち戦術単位に過ぎないし、ダモクレスに侵入さえできればそれでOK
なんなら最後の紅蓮VSランスロットも時間稼ぎ+枢木スザクの生存という条件さえ満たせば別に引き分けではなくランスロットの敗北という結果になっても大勢に影響はなかっただろう
620 ななしのよっしん
2024/08/23(金) 02:16:50 ID: dQONO9gjA8
ギアス関連抜きでルルーシュがブリタニアを変える事を目指してたなら、
ルルーシュ×ミレイ⋯没落同士の成り上がりで最速でトップを目指せるカップル
ルルーシュ×カレン⋯日本人をルーツに持つカレンを日本人の反感を抑えて、さらにブリタニアのシステムに加えてくれる希望を持たせるカップル
とくにカレンはスザクに不可能な事を実現出来るからスザクにとってはイラついてくる相手
カレンがルルーシュと婚姻、子を成したら日本人の血を残せるから確実に日本平定出来る
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/27(金) 07:00
最終更新:2024/12/27(金) 06:00
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