それは共に、現在へと続くゲーム機達の覇権をめぐる争いの始まりでもあった。
ゲーム機大戦。
ゲーム機大戦[1]とは、MIDORIKAWA氏および、作品継作者による手描き解説動画群のことである。
ゲーム機の歴史を戦争形式で紹介するという趣旨の動画で、テレビテニスから始まる国内ゲーム機市場(一部輸入)の栄枯盛衰を描く。ゲーム機自体の優劣を語るものではなく、どちらかと言えばゲーム機開発と営業戦略の歴史とみて取ることができる。
作りとしては時系列や過程に脚色があり、結果の大筋について大体あってる系の動画。だがこの動画を通して時代を振り返り、不足ならばゲーム機の紹介動画などを作ってみると良いだろう。ニコニコ動画は歴史を保存することのできる媒体である。
1972年に海外で初のゲーム機『オデッセイ』が開発された3年後、海を越えた地、日本にて初の国産ゲーム機『テレビテニス』が生み出された。それの登場は、現在までに至るゲーム機戦争への火種を生むこととなった…
テレビテニスの発売からファミリーコンピューターが発売された1983年に至るテレビゲーム黎明期を描いたシリーズ第1弾。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 1975年9月12日 | テレビテニス | エポック | ¥19,500 | 日本初のゲーム機。 二人強制プレイのPONGクローン。 |
| 1977年7月1日 | カラーテレビゲーム15 | 任天堂 | ¥15,000 | 三菱電機との共同開発。14ステージのPONGテニスと射撃ゲームの全15種類のゲームが内蔵されている。 |
| カラーテレビゲーム6 | ¥9,800 | CTG15の廉価版。電子回路は共通化されており、表面上利用できないように改造されている。 | ||
| 1979年10月8日 | カセットTVゲーム | エポック | ¥57,300 | 米国で一世を風靡したAtari2600の並行輸入版。 1ch専用機と2ch専用機のバリエーションで販売された。 |
| 1981年7月30日 | カセットビジョン | エポック | ¥12,000 | カセット交換式ゲーム機。コントローラは一体内蔵型である。 技術的要因によるコストの兼ね合いでCPUは1Chip化されたLSIとしてソフト側に搭載されており、本体は電源供給とコントローラー入力、画面出力のみを担っている。 |
| 1982年9月 | ぴゅう太 | トミー | ¥59,800 | 日本語BASIC(G-BASIC)を採用した16bitホビーパソコン。スプライト機能搭載。 |
| 1982年11月 | M5 | ソード/タカラ | ¥49,800 | CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載したホビーパソコン。 ナムコ作品の移植に恵まれており、ホビーユーザーの支持を得て初年度10万台、月産1万台と当時のパソコンとしては大ヒットした。 |
| 1983年3月25日 | アルカディア | バンダイ | ¥19,800 | 米エマーソン・Arcadia 2001の互換機。 他にも30機以上存在する謎多きハード。 |
| 1983年7月 | コンピュータビジョン・光速船 | ¥54,800 | 米GCE・Vectrexの互換機。ベクタースキャン方式9インチモニタとの一体型ゲーム機である。 | |
| 1983年7月15日 | ファミリーコンピュータ | 任天堂 | ¥14,800 | CPUにMOS 6502ベースであるRicoh 2A03を採用。ゲーム性能を重視したハード構成は競合と比べて一線を画し、当時のゲーム機の中で圧倒的な性能を誇った。 |
| SG-1000 | セガ・エンタープライゼス | ¥15,000 | 後述するSC-3000をベースにしたゲーム専用機。SC-3000との互換性があり、キーボードなどを別途購入することでプログラミングも可能だった。 | |
| SC-3000 | ¥29,800 | フォスター電機と共同開発して誕生したホビーパソコン。 CPUにZ80A、VDPにTMS9918を搭載しており、別売ではあるがBASICカートリッジを購入すればプログラミングも可能であった。海外でも発売。 |
||
| 1983年 | ぴゅう太Jr. | トミー | ¥19,800 | ぴゅう太の廉価版。BASICとキーボードを省いたゲーム専用機。テレビ画面に絵が描ける。 |
| 1983年7月19日 | カセットビジョンJr. | エポック | ¥5,000 | カセットビジョンの廉価版。ソフト交換型カセットゲームの中では最安値であった。 |
1985年までのファミリーコンピュータ発売からの2年間を描いたシリーズ第二弾。
ファミリーコンピュータがゲーム機としての地確固たる地位を築いていく中、他メーカーは様々な機種を投入し、任天堂に挑んでいくこととなる。
ファミコン発展期からゲームボーイ発売までの3年間を描いた第三弾。
進化した携帯型ゲーム機やディスクシステムといった周辺機器による新たな遊びが模索され始める中、新たな次世代機戦争の足音が一刻と迫り始める。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 1986年2月21日 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム | 任天堂 | ¥15,000 | ファミリーコンピュータの周辺機器。クイックディスク規格で供給されており、市販のディスクが使えないように変更されている。ディスクライターで安価に書換が可能だったのが売りだった。 |
| 1986年7月1日 | ツインファミコン | シャープ | ¥32,000 | ファミリーコンピュータとディスクシステムが合体した互換機。RF出力の他にAV出力端子も備えている。 |
| 1987年10月30日 | PCエンジン | 日本電気ホームエレクトロニクス | ¥24,800 | MOS 6502ベースのHuC6280を搭載。8bit機ながら驚異的な高性能を実現。最大512色表示可能であり、最大32x64ドットのスプライトを64枚表示可能。 |
| 1988年10月29日 | メガドライブ | セガ・エンタープライゼス | ¥21,000 | 当時のアーケード基板の主流であった16bitMPU・MC68000を搭載。 キャッチコピーは「時代が求めた16ビット」。 |
| 1988年12月4日 | CD-ROM2 | 日本電気ホームエレクトロニクス | ¥57,300 | PCエンジン用CD-ROMドライブの周辺機器。 家庭用ゲーム機としては世界初となる光学ドライブとCD-ROM媒体のハードとなった。 |
| 1987年12月 | X1 twin | シャープテレビ事業部 | ¥99,800 | シャープのパソコン、X1シリーズの最終機種。 HEシステムとしてPCエンジンとの互換性を持った。 |
| 1989年4月21日 | ゲームボーイ | 任天堂 | ¥12,800 | カセット式モノクロ携帯ゲーム機。 ゲームボーイブランドは発売後17年半、ゲームボーイシリーズは12年間に渡って使用された。 |
舞台は1990年代へ突入。スーパーファミコンやネオジオの登場により、16bit化や回転縮小機能、さらにCD-ROMドライブなどの性能拡張が各ハードに盛り込まれるようになった。技術の進化によって訪れた、第4世代据え置きゲーム機による新たな時代が幕を開ける。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 1989年8月8日 | 天の声2 | ハドソン | ¥2,600 | PCエンジンの外付けバックアップシステムとしてハドソンが開発・販売。 天の声は同社の桃太郎伝説のパスワードにちなんでおり、2は容量の2KBから命名されている。 |
| 1989年11月30日 | PCエンジンスーパーグラフィックス | 日本電気ホームエレクトロニクス | ¥39,800 | GPUのHuC6270を二つ搭載し、表示能力が2倍になった。PCエンジンで発売された全てのゲームと専用ソフト5本、対応ソフトは1本がプレイ可能。専用の接続アダプタは必要なものの、CD-ROM2やSUPERCD-ROM2とは接続可能である。 |
| 1989年12月8日 | PCエンジンコアグラフィックス | ¥24,800 | 初代のマイナーチェンジモデル。カラーリングを暗灰色に変更し、RF端子をAV端子に変更。 | |
| 1989年12月22日 | PCエンジンシャトル | ¥18,800 | 拡張バスを廃止した廉価版。 拡張バスを廃止し、バックアップユニットも専用品のみの対応。宇宙船をイメージしたその特異的な大型形状は廉価版ながら初代PCエンジン以上のスペースが必。 |
|
| 1990年4月26日 | ネオジオ | エス・エヌ・ケイ | ¥58,000 | 業務用のMVSの家庭向け互換機。高価格ながらゲームセンターのゲームがそのまま遊べることを売りにしていた。 キャッチコピーは「凄いゲームを連れて帰ろう」。 「100メガショック」のキャッチコピーは有名。 |
| 1990年11月21日 | スーパーファミコン | 任天堂 | ¥25,000 | ファミコンの6502の上位互換となる65C816互換のRicoh 5A22を採用。当初はファミコンの上位互換を持たせる設計になっていたが最終的に断念。 背景の多重スクロールに拡大縮小回転機能、32,768色中16色のカラーパレットと最大128個のスプライトを搭載。音源にはソニー製SPU、SPC700を搭載し8chのPCM音源が使用可能。 |
| 1990年12月5日 | SF1 | シャープ | ¥100,000 (14型) ¥133,000 (21型) |
スーパーファミコン一体型テレビ。内部でS端子接続されている。拡張端子は存在するもののサテラビューは使用不可。 |
スーパーファミコン発売からの4年間を描く。
ハードの進化と共に3D技術も進歩。表現の幅が増えるとともに既存のROMカセットによる容量の確保の難しさが表面化し始めるようになり、供給方式に光ディスクを採用するハードが登場し始めるようになった。
1994年になるとセガのセガサターン、SCEのプレイステーション、任天堂のスーパーファミコンと戦いは三つ巴の形相を見せるようになった。
第五世代ゲーム機による激動の世代交代と覇権争いが幕を開ける。
1994 プレイディア(バンダイ) ¥24800 長い長い眠りから覚めた8bit機。今時8bit機。動画再生に優れている
1994 NEOGEO CD(SNK) ¥49800 ソフト低価格化NEOGEO(3万円→7000円)。ジョイスティックはパッドに変更
1992 ワンダーメガ(日本ビクター) ¥82800 メガドラ+メガCD。無駄に高く全く売れなかった。コレクターズアイテム化
1994 3DO REAL II(松下電器) ¥44800 廉価版3DO REAL。廉価版にしては高い。PCメーカーあるある
1994 PCエンジンDuo-RX(NEC) ¥29800 廉価版PCエンジンDuo-R。ついに3万円を切りバブル卒業成功
1994 3DO TRY(三洋電機) ¥54800 三洋製3DO REAL。性能は大体同じ。強いて言うならボディが少し違う
1994 セガサターン(セガ) ¥44800 32bit(×2)機。セガハード最高傑作の呼び声も高い。2D描写に強く、変形スプライトを用いたポリゴンも可能。
1994 スーパー32X(セガ)※周辺機器 ¥16800 メガドライブを32bit化する周辺機器。メガCDと御一緒にどうぞ。
1994 3DO ALIVE(金星電子) $349.99 多分韓国製3DO。知名度が低い為現在はコレクターズアイテム化
1994 スーパーゲームボーイ(任天堂)※周辺機器 ¥6800 ゲームボーイ互換機。一部のソフトはカラーで遊べる。
1994 プレイステーション(SCE) ¥39800 世界で1億台以上売りさばいた伝説の32bit機。もはや説明不要。スーパーファミコンCD-ROMプレイヤー計画から独立し、その後単体のゲーム機として完成させた。このゲーム機のブランドは今現在でも積極的に使用されている。
この動画をもってMIDORIKAWA氏による動画版の更新は終了。
時は三つ巴時代真っ只中。覇権争いの中で次世代機との交代による性能増強だけではなくサテラビューやバーチャルボーイといった既存の枠に当てはまらない遊びを模索した時代でもあった。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 1994年12月23日 | PC-FX | 日本電気ホームエレクトロニクス | ¥49,800 | NECによる最後のハードでありPCエンジンの次世代機。高速動画再生機能によってアニメーションを中心にしたソフト展開がなされた。 |
| 1995年7月21日 | バーチャルボーイ | 任天堂 | ¥15,000 | 横井軍平発案による3D立体視VRハード。スタンドに据え付けられたゴーグル型ディスプレイを覗き込みながらプレイする。 |
| 1995年10月1日 | マイシールコンピューター ルーピー | カシオ計算機 | ¥25,000 | ゲームとシール作成の融合を特徴としたゲーム機。 小学生程度の女児をメインターゲットとしていた。 |
| 1995年11月1日 | サテラビュー | 任天堂 | ¥18,000 | BSアナログ放送を利用したスーパーファミコン向け衛星データ放送サービスとその受信用周辺機器。 通信販売では先んじて2月から受付、4月中旬に発送が行われ、一般販売が開始されたのは11月となった。 放送は無料で実施され、ゲームソフトやデジタルマガジンが主に配信された。 |
| 1996年3月28日 | ピピンアットマーク | バンダイ | ¥49,800 | アップルコンピューターと共同開発したMacintosh互換ゲーム機。System 7.5との互換性を持つ。 |
| 1998年 | ドラえもんバトルドーム | ツクダオリジナル | ¥4,980 | 単2乾電池2本を使用するドラえもん仕様のバトルドーム。 |
この動画から後継者候補が制作している。特に人気なのが、koke氏と343rt4gr氏[2]による動画である。
最後発の任天堂は64bit機・Nintendo64を発売。3Dによる立体的な表現と立体的な操作が可能となり、ゲームは新たな時代へと進むこととなる。また、ポケモンやたまごっちブームの到来により、携帯ゲーム機は存在感を増すこととなった。
そして時は流れ2000年代前夜、セガは第六世代ゲーム機・ドリームキャストによって次世代機戦争の先陣を切り、PS2の発売を前に逃げ切り体勢でのシェア確保に挑む。
この動画で343rt4gr氏は本編から撤退。海外版ゲーム機戦争
へ活動の場を移した。
2000年に突入し各メーカーが次世代機を投入。セガがゲーム機市場から撤退したことにより、一時任天堂とSCEは一騎打ちへ。
一方、海の向こうから黒船・マイクロソフトが足音を響かせていた――。
第六世代ゲーム機となり、3Dグラフィックの表現力増加に加え、インターネット通信やサラウンドなど現代ゲーム機の礎となる技術も登場。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 2000年3月4日 | PlayStation 2 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥39,800 | プレイステーションの後継機。ソフトウェア規格にDVDを採用し、CDより多くの容量を必要とするゲームソフトにも対応した。DVD再生機能を搭載しDVDプレイヤー需要としても圧倒的な支持を得た。 |
| 2000年7月7日 | PS one | ¥15,000 | 「モバイルネットワーク時代に向けたハード」として売り出された初代PlayStationの小型軽量モデル。 | |
| 2000年12月9日 | ワンダースワンカラー | バンダイ | ¥6,800 | 反射型FSTN液晶を搭載したワンダースワンのカラー液晶モデル。 |
| 2001年3月21日 | ゲームボーイアドバンス | 任天堂 | ¥9,800 | ゲームボーイシリーズの後継機。32bitCPUと反射型TFTカラー液晶を採用し、32768色同時発色が可能となっている。 |
| 2001年9月14日 | ニンテンドーゲームキューブ | ¥25,000 | ソフト開発の容易さ、安定動作可能なスペック、ソフトウェア媒体の容量不足の解消を念頭に開発された。 任天堂初の光ディスク機であり、8cmDVDをベースにした独自規格ディスクを採用している。 |
|
| 2002年7月12日 | スワンクリスタル | バンダイ | ¥7,800 | ワンダースワンカラーの液晶をTFT液晶化した上位機種。ワンダースワンの弱点であったSTN液晶による残像感をなくしている。 |
| 2002年2月22日 | Xbox | マイクロソフト | ¥34,800 | CPUにPentium IIIベースのMobile Celeron、GPUにGeForce3ベースのXGPUを搭載したマイクロソフト初のゲーム機。 |
| 2003年12月13日 | PSX | ソニー | ¥99,800 (250GB HDD) ¥79,800 (160GB HDD) |
PlayStation2を内蔵したハードディスク搭載DVDレコーダー。 ソニー関連製品で広く採用された「クロスメディアバー」HUDを最初に導入した製品。 |
携帯獣空中決戦編と物売るっていうレベルじゃねぇぞ編の全2編。
これ以降は初代ゲーム機大戦を作っていたMIDORIKAWA氏のプロットや画像素材が無くなったため、完全なkoke氏による独自路線となる。
任天堂のDSとソニーのPSP。次世代機となる2機の登場で長きにわたってゲームボーイシリーズ一強だった携帯機市場は任天堂vsソニーといった一騎打ち状態へと変貌する。据え置き機は第七世代へと世代が移り代わり、HD画質による鮮明なグラフィックを目指したPS3とXbox 360、任天堂はゲーム人口の拡大を目指し今までとは異なるアプローチのWiiを発売した。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 2004年12月2日 | ニンテンドーDS | 任天堂 | ¥15,000 | 液晶画面を上下に2つ搭載し、下側にタッチスクリーンを採用。ニンテンドーWi-Fiコネクションによってオンライン通信が可能になった。 「ゲーム人口の拡大」を目指し教育や教材への活用など既存のゲームの枠にとらわれないソフトラインナップを有していた。 |
| 2004年12月12日 | PlayStation Portable | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥19,800 | ソニー初の携帯機。独自規格「UMD」によってソフト、動画を提供する。当時の携帯機にしては卓越した処理性能と画質が特徴。 |
| 2005年12月10日 | Xbox 360 | Microsoft | ¥39,795 | Xboxの後継機。HD画質に本格的に対応した初のゲーム機であり、Xbox Liveといったオンラインサービスが充実している。 |
| 2006年3月2日 | ニンテンドーDS Lite | 任天堂 | ¥16,800 | DSの小型軽量モデル。液晶が変更されたことによってより明るくなっただけでなく、デザインが一新され角が取れた四角形の形を軸としたデザインへと変更された。 |
| 2006年11月11日 | PlayStation 3 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥49,980 | PS2の後継機。Blu-rayディスクを採用し、無料のオンラインサービスに、過去の機種との互換性を有する。 CPUにCell/B.E.を使用し、PS3を核とした複数の機器による家庭内ネットワークでのCellコンピューティング構想のパイオニアとして登場。 PS2との互換を有していたが、後の改良版ではコスト削減の影響で削除されている。 |
| 2006年12月2日 | Wii | 任天堂 | ¥25,000 | 任天堂が提唱する「ゲーム人口の拡大」を目指した据え置きハード。特徴的なリモコン型コントローラーをはじめとした体感型コントローラーを採用し、既存ユーザーだけではなく新規ユーザーやライトユーザーの取り込みを行った。 高パフォーマンス高性能を追求した他ハードに対して高パフォーマンス高効率路線の本機は省スペース、省電力、低発熱を実現した。 |
| 2008年7月11日 | iPhone3G | Apple | ¥69,120 (8GB) ¥80,640 (16GB) |
日本ににおいて初のiPhone。日本でもフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行の波が発生し、その流れが広がるとともに同時にスマートフォンにおけるゲーム市場も広がりを見せるようになる。 |
| 2008年11月1日 | ニンテンドーDSi | 任天堂 | ¥18,900 | カメラやSDカードスロットが搭載され、ソフトウェアが一新された。インターネット通信によって一部のソフトやファームウェアのアップデートを行ったり、ニンテンドーDSiショップでゲームのダウンロードを行うことが可能となった。 |
| 2009年11月21日 | ニンテンドーDSi LL | ¥20,000 | 「LLサイズのニンテンドーDSi」として、画面サイズをDS、DS Liteの約2倍となる4.2インチに拡大した大画面モデル。高視野角の液晶パネルが採用されており、斜めからみても綺麗に映るようになった。 |
ついに物語は2000年代末期。迫る地上デジタル放送の完全移行に備え、業界やユーザーの水準もHDに適合しつつある中、勢いを増すPS3に対しSDスタンダードであったWiiは限界を迎え始めることとなる。
そして2010年代。世代交代が進められ、据え置き機・携帯機共に各社のハードが出揃う中、業界ではモバイルゲーム市場が開拓され始めることとなる。戦場が拡がり、各市場との共存も課題となるなか、ゲーム機戦争は1つの転換点を迎えようとしていた......
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 2011年2月26日 | ニンテンドー3DS | 任天堂 | ¥25,000 | ニンテンドーDSファミリーの後継機。 裸眼立体視による3D機能のほか、ジャイロセンサー・モーションセンサーを搭載。 DSとの後方互換がある。 |
| 2011年12月17日 | PlayStation Vita | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥29,980 | PSPの後継機で、タッチパネル・ジャイロセンサー・カメラを搭載。 初期型は有機ELディスプレイを採用し、モバイルデータ通信である3G対応モデルもラインナップされている。 |
| 2012年12月8日 | Wii U | 任天堂 | ¥26,250 | 任天堂初のHD対応機。Wiiとの後方互換を持ち、コントローラーとサブ画面が一体となったゲームパッドが特徴。 |
| 2014年2月22日 | PlayStation 4 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | ¥39,980 | PS3の後継機。過去ハードとの直接互換性はない。 有料オンラインサービス「PlayStation Plus」に対応し、別売りのPlayStation VRを使用することで対応ソフトでVRをプレイすることができる。 |
| 2014年9月4日 | Xbox One | Microsoft | ¥49,980 | Xbox360の後継機。北米を含む13か国では2013年11月22日に発売された。PCに近いアーキテクチャにWindowsと初代より一貫した構成であるため、初代XboxとXbox360との高い互換性が担保されている。 |
戦況はWiiU、PS4、XboxOneの据え置き機の三つ巴。しかし、確実に存在感を強めている携帯機市場に新市場ながら急速な拡大を続けるモバイルゲームと、ゲーム機戦争は新たな局面を迎えることとなる。
ゲームと仮想現実の融合をいち早く実現したPlayStation VR、第九世代ゲーム機の最先発として据え置き機と携帯機を両立したハイブリッドゲーム機という新たなゲーム機の姿を作り上げることに成功したNintendo Switch。世代はついに第9世代に突入。時代はまた移り変わり、また新たなゲームの形が誕生することとなる。
| 発売年月日 | ハード名 | 販売元 | 値段 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年10月13日 | PlayStation VR | ソニー・インタラクティブエンタテインメント | ¥44,980 | PlayStation 4/5向けVRヘッドセット。 最大1080p/120Hzでコンテンツを表示することが可能。 |
| 2016年11月24日 | Xbox One S | Microsoft | ¥34,800 | Xbox Oneの小型廉価版。 最大1440p出力に対応。Kinect専用端子が削除され、電源アダプタが内蔵された。 |
| 2017年11月7日 | Xbox One X | ¥49,800 | Xbox Oneの性能向上版。 4K出力に対応し、一部ソフトはネイティブ4K表示に対応している。 |
|
| 2019年9月20日 | Nintendo Switch Lite | 任天堂 | ¥19,980 | Switchの携帯モード専用廉価版。 据え置きモードの機能を削除し、携帯モード専用として小型軽量化されている。 |
| 2020年11月10日 | Xbox Series X | Microsoft | ¥49,980 | Xbox Oneの後継機。 ゲーム機の名称は「Xbox」であり、Series Xはモデル名となっている。 4K/120fps、ハードウェアレイトレーシング、可変リフレッシュレートに対応。 |
| Xbox Series S | ¥29,980 | Xbox Series Xの廉価版。 4K機能を削除し、ソフト供給をダウンロード版のみとしている。 |
||
| 2020年11月12日 | PlayStation 5 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント | ¥49,980 | PlayStation 4の後継機。 4K/120Hz出力とリアルタイムレイトレーシングに対応し、専用プロセッサを用いた立体音響を備え、コントローラーの触覚技術が進化された。 |
| 2021年10月8日 | Nintendo Switch 有機ELモデル | 任天堂 | ¥37,980 | Nintendo Switchの亜種。 画面に有機ELを使用したことで、画質の向上を実現。 |
視点の取り方による負け組、勝ち組の考え方の変化について考察している。
343rt4grの製作による世界版ゲーム機大戦。
ただし世界版と銘打ってはいるものの、実質的には世界最大のゲーム市場であるアメリカを舞台としている。
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最終更新:2025/12/13(土) 13:00
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