お兄ちゃんはおしまい!とは、ねことうふによる漫画作品である。
概要
怪しい薬のせいで女の子になってしまった主人公・まひろとその妹・みはりを中心にその日常を描いたTSFコメディ。元々は同人誌として展開されていたが、後に書籍化され一迅社から発売中。また、ニコニコ静画とpixivで連載中。1巻あたり同人誌版は3話、書籍版は10話構成で、それに加えて書き下ろしのおまけ漫画を収録。ドラマCD化もされている。女性特有の性的なネタもあるが、可愛らしい絵柄とコメディな事もあって、生々しさは比較的抑え目。公式での略称は「おにまい」。
「2018 次に来る漫画大賞」第5位。「webマンガ総選挙2019」第9位。「Anime Japan 2020」第3回アニメ化して欲しいマンガランキング第3位。
あらすじ
エロゲをこよなく愛する引きこもりニートの緒山真尋は、妹のみはりに怪しい薬を盛られ、ある日目覚めると女の子になっていた。せっかくだから女の子の生活を楽しんでみたらと言われるものの、慣れない体に戸惑う事ばかり。果たしてお兄ちゃんの運命は・・・?
登場人物
- 緒山まひろ(CV:高野麻里佳)
主人公。エロゲをこよなく愛するヒキニート♂だったが、それを見かねた妹・みはりの開発した薬で、ある日突然女の子の体になってしまった。その際体も縮んでおり、見た目は中学生程度でロングヘアの美少女。そしてつるつる。胸はもみじよりはあるが、みよ程発育がいいわけでもなく、まひろ自身もう少しあっても・・・と思っている。
当然最初は体の変化に戸惑っていたが、経過観察も兼ねて女の子としての生活を続けるうちに、少しずつ今の生活も悪くないと思うようになっていく。話が進むにつれ順調にメス堕ちが進行しており、それに気づいて危機感を覚えるのがお約束。生理も経験してるし正直もう手遅れな感が凄い。また、昔間違えて購入したBLゲーを遊んでちょっと興奮してしまう、頭をぶつけて一時的に記憶喪失になった際、部屋にあった監禁調教モノの漫画がトラウマになるなど、趣味嗜好にも若干の影響が出ている。股間を見られる、倒れた拍子に胸を揉まれるといったハプニングや、恥ずかしい事におもらしまで経験してしまった。けしからんもっとやれ
引きこもり生活の反動か、基本的にぐうたらでポンコツ、そして人見知り。
かえでと知り合ってからは、みはりの妹という設定で周囲に振舞っている。一人称も普段や内心では「オレ」だが、人前では「私」を使用。性転換した後も引きこもり体質があまり改善されなかったため、後にもみじの通う中学校に編入されられてしまった(体が弱く、病気療養のため入学手続きが遅れたということになっている)。39話では2年生に進級。
17話、18話の温泉旅行では、薬の効果が切れ始めたのか突然ゾウさんが復活するハプニングに見舞われたが、みはりのフォローもあり何とかバレずに済んだ。
誕生日は3月6日。
- 緒山みはり(CV:石原夏織)
まひろの妹。飛び級で大学に入学し、怪しい研究をしている。前述の通り、開発した薬でまひろを女の子にした張本人で、兄をひきこもりから脱却させ社会復帰させることが目的。まひろ曰くよくできた妹で、文武両道の才女。しかし、それがまひろを引きこもりに走らせた要因である事には気づいていない。
女の子になってしまったまひろが甘えたり泣きついてくることには、これじゃどっちが妹なんだかと内心で苦笑しつつも、お互いの距離が縮まったと喜んでいる。実はかなりのブラコンで、かえでにはよく兄の話をしていた。甘酒を少し飲んだだけで酔ってしまう程の酒乱で、一生お酒禁止を言い渡されている。また、殆ど白衣姿でいるなどファッションにはやや無頓着な所があるが、興味がないわけではなく、可愛い服は自分に似合わないと思っている所が大きい。実際まひろの服などのコーディネートは問題なくできている。まひろの呼び方は普段は「お兄ちゃん」、人前では「まひろちゃん」と使い分けている。
誕生日は4月22日。
- 穂月かえで(CV:金元寿子)
みはりの中学からの友人である女子高生。見た目はギャルっぽく、明るく社交的で家事が得意。そして巨乳。しかし、中学時代は現在からは想像もつかない程地味な外見だった(現在のもみじに近い)。ファッションやメイクなどのセンスもよく、まひろからは頼れる姉のように思われている。ちなみにまひろとは、みはりの家に遊びに来た際、トイレで用を足している所を見られるという、それなんてエロゲ?な出会い方をしている。
- 穂月もみじ(CV:津田美波)
かえでの妹で中学1年生。街で出会ったまひろと友人になる。スカートはスースーして苦手という理由で、学校以外ではボーイッシュな恰好をしている事が多い。そのためよく男の子と間違われるが、本人としては複雑な模様。そして中二病に目覚めつつある。実際まひろとあさひも最初は男だと思っていた。その一方で、夜トイレに行けなくなるほど怪談の類が苦手という女の子らしい一面も。年齢的な部分もあるが、姉と違い胸は慎ましく本人も気にしている。
18話では温泉で入浴中突如復活したまひろのゾウさんを触ってしまい、男ではないかと疑うが、その夜寝ているまひろの股間を実際に目の当たりにした事で疑いは解消された。
- 桜花あさひ
もみじの同級生で、彼女とは小学校からの友人。まひろん、みよちん、もみじろうなど他人をあだ名で呼ぶクセがある。普段は人懐っこく元気いっぱいで運動が得意だが、一方で勉強が大の苦手で、テスト前は落ち込んでしまう。寝相がかなり悪い。もみじ同様胸は慎ましく、みよと一緒に入浴した時はその差にショックを受けていた。生理のことを「アレ」と話している時に「?」となるが、もしかして…
- 室崎みよ
もみじの同級生。度々百合的な妄想をするなど腐っているフシがある。ただし、本人曰く「見るの専門」で、自分がその手のスキンシップをされたり注目されるのは苦手。周りの女子に比べて発育が良く大人っぽいが、前述の理由でコンプレックスになっている。料理の天災だが本人に自覚はない(ただし指示は的確)。小学校はもみじ、あさひとは別の所だった。
- 天川なゆた
2年生進級後からまひろたちと同じクラスになった同級生。まひろがトイレで始業式を抜けた際に初めて話すことになる。この時におもらししたまひろの下の世話をするためになってしまい、移動した保健室でまひろを「おにーさん」と呼ぶ。まひろの正体を知っていること、「おねーさん(みはりではなく吾妻ちとせ)」の手伝いで、平穏な学校生活をサポートするために来たことを明かすことになった。実はオトナだったりする可能性はあるが誤魔化されており、それ以外の本人のことについても謎が多い。
胸についてはもみじ、あさひ同様に慎ましく、3人で「ぺたんこ同盟」を組まれてしまうが、本人は不服そうである。
- 吾妻ちとせ(CV:真城まゆ)
特別編に登場。みはりの研究室の先輩(学生ではない)で、みはりの研究を見てくれている偉い人。彼女の研究内容に大いに興味があるようで、まひろが中学に編入できるよう根回しをしていた。なゆたの言う「おねーさん」であり、まひろの中学校生活を観察するためになゆたを中学校に派遣したようである。
41話にて健康診断の先生としてまひろの中学校に来て、まひろと初めて対面(まひろは正体を知らない)することになる。ちなみに診断が行き過ぎたのか、結果的にまひろの女子力がアップしてしまった。
関連静画
関連動画
関連商品

![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
関連リンク
関連項目
- 漫画
- 同人誌
- TSF
- コメディ
- お兄ちゃん
- 引きこもり/ニート