夢でフラれてはじまる百合とは (ユメデフラレテハジマルユリとは) [単語記事]

夢でフラれてはじまる百合とは、ヒジキによる日本の百合漫画作品である。略称は「夢フラ」。

概要

物語は、主人公の女子高生・杉山月詩が、長年の幼馴染である群咲陽花に夢の中で告白してフラれる場面から始まる。この夢をきっかけに、月詩が陽花への恋心を自覚し、二人の関係性が変化していく様子を描く学園ラブコメディである。いわゆる「陽キャ乙女」と「クーデレ少女」の組み合わせが特徴で、Twitterでその尊さが話題となった。

単行本はバンブーコミックスレーベルより刊行されており、電子書籍版も各ストアで配信されている。

ごく普通の明るい女子高生、杉山月詩（すぎやまつくし）には、クールでミステリアスな雰囲気を持つ美少女だが、どこか抜けているところもある幼馴染の群咲陽花（むらさきひのか）がいる。二人は小学校からの親友で、これからも変わらない日常が続くと月詩は思っていた。

しかしある夜、月詩は陽花に告白するもあっけなくフラれてしまうという鮮明な夢を見る。この夢が引き金となり、月詩は陽花のことを友達としてではなく、恋愛対象として強く意識し始めるようになる。

一方、クールに見える陽花もまた、実は月詩に対して特別な感情を抱いており、内心では月詩のことが大好きなのであった。こうして、夢をきっかけに動き出した二人の関係は、お互いに相手を想いながらもなかなか素直になれない、もどかしくも甘酸っぱい「両片想い」の青春ラブコメディとして展開していく。

杉山月詩（すぎやまつくし）: 本作の主人公である女子高生。愛称は「つくし」。; 明るく元気な「陽キャ」タイプの少女で、誰とでもすぐに打ち解ける性格。幼馴染の陽花に告白してフラれる夢を見たことで、陽花への恋心を自覚する。しかし、恋愛に関しては奥手でヘタレな一面もあり、なかなか行動に移せないでいる。
群咲陽花（むらさきひのか）: 月詩の幼馴染の女子高生。愛称は「ひのか」。; クールビューティーで成績優秀、ミステリアスな雰囲気もあって周囲からは一目置かれる存在だが、どこか抜けていて隙の多い「クーデレ」少女。月詩のことが大好きで、彼女からのアプローチを心待ちにしている。内心では積極的な面も持ち合わせているが、月詩に告白されたいという乙女チックな願望も抱いている。
紗羅（さら）: 陽花の友人の一人。陽花の月詩に対する想いを知っており、二人の関係を応援しているような描写が見られる。ややお調子者で、アホっぽい言動をすることもあるが、潤滑油的な役割を担うこともある。