異世界喰滅のサメとは (イセカイクイメツノサメとは) [単語記事]

異世界喰滅のサメとは、くぼけんによる漫画である。

概要

『コミックヴァルキリー Web版』にて89号から連載中の異世界転生とB級サメ映画を融合させた漫画。

誤って異世界から無敵のサメを召喚してしまった落ちこぼれ召喚士が、敵味方関係なく暴れまくるサメに悩まされながら冒険を続ける異世界ファンタジー。

キャッチコピーは『また、オレ何か殺っちゃいました？』。

古今東西のサメ映画やホラー映画、「小説家になろう」作品のパロディが多い。

基本的に名前持ちの登場人物は馬鹿か外道。

あらすじ

10年前、暗黒海域から突如現れた魔王軍により人類は世界の半分を奪われた。

落ちこぼれ召喚士のシロミは、魔王軍の侵攻に悩まされる人々の救いとなるべく、魔法の才能に秀でている者を集めて育てるマナジニティー魔法学校に入学し日々研鑽を積んでいたが、最後の追試験中、昨日偶然見てしまったサメ映画の映像がチラつき、サメの召喚獣・殺滅（サメ）を召喚してしまう。

シロミは同級生から一層馬鹿にされ、信頼していた教師からも匙を投げられてしまうが、イチャつくカップルを見た殺滅が暴走し同級生21名を殲滅。

学園を追われたシロミは旅に出るも、彼女の行く先々で殺滅による大虐殺が繰り広げられる。

登場人物

シロミ・ラブカトラフ: 田舎育ちの明るく前向きな出来損ない召喚士。14歳。ごく簡単な魔法しか使えないが、周囲から煽てられ、それを真に受けてマナジニティー魔法学校に入学し、誤って殺滅を召喚してしまう。夢は魔王を倒し世界を救うこと。
殺滅（サメ）: シロミが間違って召喚した彼女の使い魔。正式名称は「究極捕食海魔神殺滅」。レベルは893。一見すると雑魚に見えるが、特殊スキル：リア充キラー持ちで、カップルやイジメっこを見ると攻撃力がアップし、巨大化して頭が三つに増えたりタコ足を生やし、竜巻を繰り出したりして全てを喰い滅ぼす。地面の中も泳げる。相手の力を食べて自分のものにするなど秘めている能力は未知数。
エグダー: 口汚い毒蛾の妖精。住んでいた森をアパパネールに焼き払われ、シロミと殺滅に協力を願う。復讐を果たした後はシロミの旅に同行する。
レイゲン・クート・ペステルブルク: マナジニティー魔法学校の教官。厳しくもシロミを見捨てない教官の鏡だと見せかけて内心では彼女を「夢と現実を区別できない馬鹿な子供」と見なしていた。追試試験でシロミが殺滅を召喚したのを見て匙を投げ、彼女を魔王のスパイだとみなし、復讐を誓う。
プッチ: ヨーグ王国の王都ヨーグボングに店を構えていた黒人シェフ。喋るオウムを飼っている。本作の数少ない常識人枠。
アーヌピス・ポピス・ハムナンプラ: 人形のような透明感を放つハムナンプラ王国の王女。皆からは「ヌピ」と呼ばれている。国王である父親が魔王軍に肩入れして人間を辞めてしまい、それが原因で自殺願望を持つに至った。殺滅のことを「死神様」と呼ぶ。
血翼魔将アパパネール: セイレーンのような姿をした魔王軍の将軍。紅鳥庭園レッドガーデンという庭園を完成させるのが目標。
タローンナローケ: 異世界追放賢者の弟子無双勇者。
炎輪魔将ゼルダン: ゴーストライダーのような見た目をした炎を操る魔王軍の将軍。戦闘狂かつバイクオタク。