ペンと手錠と事実婚とは (ペントワッパトジジツコンとは) [単語記事]

ペンと手錠と事実婚とは、椹木伸一原作、ガス山タンク作画による漫画である。

概要

タイトルの「手錠」は「ワッパ」と読む。

キュートで無口な天才女子高生と彼女に結婚を強要された堅物刑事の二人を主軸にして描く歳の差バディミステリーラブコメ。

ミステリとラブコメの親和性の高さと推理を楽しめるしっかりとした下地などが合わさり、単なる設定モノでは片づけられない読みごたえを誇る。

生まれてこの方岩のような真面目を貫き通してきた刑事・切鮫鋭二(40歳独身)は事件現場にて、ド下手な絵で事態を解明する声を出さない不思議な女子高生・梔子鶫に出う。

後日、警察署に婚姻届を持って現れた彼女に辟易とする切鮫だったが、直後発生した爆破予告事件を解決するため、人命に勝るものなしとそれにサイン。

無事事件を解決した切鮫だったが、翌日、自身が住まうマンションに大量の荷物と共に鶇が引っ越してくる。

切鮫鋭二: 七転署に勤務する、生まれ落ちて40年真面目一徹に過ごしてきた刑事。階級は警部補。「事件が伴侶」「事件のことを考えていないと落ち着かない」とまで言い切るほど仕事熱心。鶫と事実婚の状態となり、世間体を始めとした刑事生命を左右する戦いに巻き込まれる。
梔子鶫: いつも無表情で声を出さない不思議な女子高生。18歳。常に持参しているスケッチブックに絵を描いて意思疎通を図る。逆恨みした犯人に襲われそうになった際間一髪で切鮫に助けてもらい、頭から血を垂れ流しながらも自身を心配してリラックスさせようとする姿に一目ぼれして彼に求婚する。絵はお世辞にも上手いとは言えないが、偶然居合わせた事件の真相をそのド下手な絵で次々と明らかにしてゆく。