夢中さ、きみに。とは (ムチュウサキミニとは) [単語記事]

夢中さ、きみに。とは、和山やまによる全8編の漫画短編集である。

概要

前半は中高一貫の男子校に通うミステリアスでマイペースな高校2年生の林美良、後半は中学生の時にモテすぎた結果トラウマを負い高校では平穏に過ごすため逆高校デビューをした高校2年生の二階堂明を主軸として進行する、一風変わった可笑しみのある日常を描いた短編集。

全1巻。

2019年 2月のコミティア 127にて頒布され、それがコミックビームの編集者の目に止まり書籍化が決定。大幅な加筆修正を施された上で同年8月に単行本が出版されると女性を中心に大ヒットし書店では売り切れが相次いだ。2020年 3月6日に第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞、また、同年4月28日には第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した。

2021年 1月には実写ドラマ化もされ、2025年 8月からは『カラオケ行こ!』と同じ放送枠でテレビアニメも放送中。

登場人物　※CVはテレビアニメ版

林美良　CV：小野賢章: 中高一貫の男子校・鐘亀高校に通う腹の底が見えない高校二年生。心に余裕があるため自然体で意味のないことを楽しんでいる。実家は街中華だが中華料理は好きじゃない。ペットボトルのカフェオレを愛飲している。昔は野球部だった。中学の頃のあだ名は仮釈放。
二階堂明　CV：岡本信彦: ジメジメしたオーラを纏う不気味な高校二年生。不幸な噂が独り歩きして半ば都市伝説化しており、校内のあらゆるカーストの生徒から避けられている。実は顔面偏差値90のため何もしていなければ自然とモテるのだが、中学時代はモテすぎた結果バレンタインにロッカーに使用済みの生理用ナプキンを入れられてしまい、それがトラウマとなって、あえて高校では自分から気味悪がられるようになった。好物はソフトクリーム。
江間譲二　CV：内山昂輝: 林のクラスメイト。体育祭がキッカケで林が可愛いことに気づき、彼から謎に絡まれるようになる。
目高優一　CV：小野友樹: 二階堂のクラスメイト。当初は他の生徒同様二階堂を不気味がっていたが、偶然バス停で再開した小学生時代の想い人・佐藤から中学時代の二階堂の話を聴き、後に卒アルの写真を送られた際、「この笑顔を見たい」と思い立ち、彼と積極的に交流を図るようになった。変顔が上手い。実は二階堂の師匠。
松屋めぐみ　 CV：宮本侑芽: 鶴森学園に通う女子高生。おいも3兄妹という名前でSNSに読んだ本のレビューを投稿している。