蒼い世界の中心でとは (アオイセカイノチュウシンデとは) [単語記事]

蒼い世界の中心で（略称：セガチュー）とは、最も危険なWEB漫画である。

概要

原作/アナスタシア・シェスタコワ　絵/クリムゾン
作画担当はエロ同人作家でおなじみのクリムゾン氏。が、この作品はエロではない。

ゲームを擬人化したキャラたちがコンシューム大陸にて占有率（シェア）を争う物語。
主人公のギア（元ネタ：ソニック）を始め、有名作品を魅力的なキャラクターに仕上げ、燃えありシリアスあり感動ありの作品に仕上げている。
元ネタの著作権者からは今のところ黙認状態となっており、そのため「最も危険なWEB漫画」を作者も自称している。

いわゆる「ゲハネタ」を多分に含んではいるが、特定陣営が一方的に悪者といったような構図ではない。
一応セグア王国（セガ）の視点が主であるが、第2部あたりからは群像劇の要素が強くなってきている。

週間連載ということもありペースが速い。ただし無料WEB漫画ということもあり、鉛筆の線画に最低限のトーンをつけただけだったが、第三部17話よりペン入れとトーンの多用が行われるようになった。

作品はWEB上で無料で公開されているが、クリムゾンによって同人誌として単行本化されており、2010年1月現在９巻+ファンブック2冊が発行されている。
また、2010年4月よりマイクロマガジン社によって単行本が発行されている。
「完全版」と銘打たれている通り線画にはペン入れがされており、またおまけページの「ゲームの歴史講座」により漫画の元ネタをそれとなく解説されているので、今まで元ネタがあまり分からなかった人でも楽しめるようになっている。
（ただし、あまりにも細かすぎるネタは補完されていない。そういうネタは「元ネタ検証ブログ」がかなり詳しくフォローしている。）

また、サークル「エイトセンシズ」によって、セガチューを元にしたゲーム「BATTLE LINE」が制作されている。
こちらもネット上で無料配信中なので、興味があればぜひプレイしてみていただきたい。

登場人物

キャラクター名/二つ名	所属	元ネタ	備考
ギア/青い音速	セグア	ソニック/ゲームギア	本作の主人公で、基本的に彼の視点で物語が進む。打倒ニンテルド帝国を信念にしている。足がとても速いが、泳ぎだけは得意ではない。
オパール/美しきハンター	セグア	ファンタジーゾーン	ヒロイン的存在であり、セグア正規軍No.2。「シューティング」能力を持っている。上手いことを言いたがる一面がある。
ネル/ギアの義妹	セグア	ファンタシースター	「超共感（オンライン）」能力を持つギアの義妹。かなりのお兄ちゃんっ子である。
ラムセス/セグア軍副将軍	セグア	コラムス	基本的に物事を“斜めから”見たがる女性。テジロフの後輩でもあり、宝石を使用して戦う。
テジロフ/神の落し物	セグア→ ニンテルド	テトリス	北方の国から来た傭兵。彼を真似する者は多いが彼を越える者は未だに表れていないという、オリジナルにして最高の天才。下ネタが好き。
マルクス/炎帝	ニンテルド	マリオ	マスター・シゲンの元で戦闘術を学び、配管工から一代で帝王まで成り上がった。炎帝の異名を持つ、コンシューム最強の男の一人。
グリージ/王弟【ニンテルド六将軍】	ニンテルド	ルイージ	兄と比較されると怒りだし味方の声も届かない性格。ファーエ曰く、「マルクス様と違ってブレーキが利かない」
ゼリグ/全ての謎を解くもの【ニンテルド六将軍】	ニンテルド	ゼルダの伝説	ニンテルド側の主人公ポジション。六将軍筆頭で、コンシューム大陸一の天才。マルクスと同じくマスター・シゲンから戦闘術を学んだ。
ファーエ/ミス・リセット【ニンテルド六将軍】	ニンテルド	ファイアーエムブレム	飛竜に跨り戦う冷静な女将軍かつ、貴重なツッコミ役。気に入らない事があれば何度でもやり直す根性を持つ。
カーヴァイ/ 無限の力を持つ戦士【ニンテルド六将軍】	ニンテルド	星のカービィ	ゼリグによく懐いている大食いの少女。技を教えてもすぐ忘れるが（バカだから）直前に覚えた技1つだけなら完璧に自分のものにすることができる能力を持つ。
マーサ/超能力少年【ニンテルド六将軍】	ニンテルド	MOTHER	歌が好きな最年少将軍で、使用する武器はバット。母とは死別しているが、今でも母が生きているという自分にとって都合のいい妄想にとりつかれている。
サーロイド/仮面の女【ニンテルド六将軍】	ニンテルド	メトロイド	ヘルメットを常に被っていおり、潜入捜査を得意とする。素顔は金髪の美人というウワサも。
フォスタ	ニンテルド	スターフォックス	ニンテルド空軍のNo.2（トップはファーエ）動物と話すのが好きな男。実は借金が結構ある。