『くるくるくるりん』とは、任天堂から発売されたアクションゲームである。
当記事では続編の『くるりんパラダイス』と『くるりんスカッシュ!』も合わせて書く。
くるくるくるりん
あらすじ
主人公のクルリンは、
10のワールドに迷い込んだ弟妹たちを家に連れて帰るように、
お母さんに言いつかりました。
長旅になるのでクルリンは、
特殊ヘリコプター「ヘリリン」に乗り込んで
ぼうけんすることにしました。
はたしてクルリンは
弟妹たちをお母さんの元に
連れて帰ることができるでしょうか?
概要
『くるくるくるりん』は2001年3月21日、ゲームボーイアドバンス本体と同時発売した25本の内の1本である。2014年7月16日よりWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
回転している乗り物『ヘリリン』を、クルリンが操縦し壁や障害物に当たらないように上手く進めるシンプルなゲーム。
AボタンやBボタンでヘリリンの移動速度は速くなり、AとBを同時に押すとより速くなる。
ステージ上にはバネが存在し、現在の回転方向と逆回転させることが出来る。
初回プレイ時に「ふつう」か「やさしい」かを聞かれる。
「やさしい」を選ぶと「ぼうけん」モードでヘリリンの長さが半分になる。
「ぼうけん」モードと「ちょうせん」モードの2つがある。
「ぼうけん」モードは所謂ストーリーモード。ライフの数は3つ。中間地点・回復ポイント有り。
「ちょうせん」モードは練習用の短いコースがレベル10×5ステージ。ライフの数は2つ。中間地点・回復ポイント無し。
「ぼうけん」モードの全てのステージにはアイテムが1つずつ存在し、それを取ることでヘリリンの形状や色を変えることが出来たり、ヘリリンにクルリンの家族が乗ったりする。ただ神経質な人はカスタマイズすると逆にウザったく感じるかも。
普通にクリアしても良いが、ノーミスでクリアすることでそのステージが星のマークになる。
「ぼうけん」モードの全ステージを星マークにすることで隠しステージ『さいごの国』が出現し、「ちょうせん」モードの全ステージを星マークにするとレベル11が出現する。
隠しステージ以外の全80ステージにははじめから「うさぎ先生」と「うさぎ名人」の記録が表示されて居り、全てのステージでうさぎ先生の記録を塗り替えると名前の後ろに「先生」の称号が、うさぎ名人の記録を塗り替えると「名人」の称号がつく。
「名人」の称号を貰うと「うさぎ大名人」の記録が表示される。その記録をも塗り替えることで「大名人」の称号が付く。
両モード共通で、スタート地点でセレクトボタンを押すことでヘリリンの長さを短くすることが出来る。
当然ながらこのままクリアしてもクリア扱いにはならないしレコードも更新されないが、ステージの下見や障害物の動きを確認するのに使うと良いだろう。
「ちょうせん」モードで通信ケーブルを使った1カートリッジの通信対戦も可能。
ヘリリンの長さやハートの数でハンデもつけられる。
くるりんパラダイス
あらすじ
いつもは静かなくるりん村。
そのくるりん村にマジック大魔術団がやってくることになり、村じゅうの住民が楽しみにしていました。当日、ねぼうをしてしまい、ねぐせが気になっているクルリンをおいて、一家は先に会場へと向かいました。
ねぐせを直したクルリンはあわてて家を飛び出して公演会場に行きましたが…
公演会場はもぬけのから。クルリンはしかたなく家へ帰り、1人で留守番をしていましたが、日が暮れても一家は帰ってきません。
クルリンは不安になって、うさぎ先生に相談しに行きましたが、うさぎ先生もまた不在…。「これはただ事ではないぞ」
「またしても、ぼうけんのはじまりだ」
概要
『くるりんパラダイス』は2002年12月6日に任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス用のアクションゲーム。2015年12月9日よりWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
操作方法は前作とほぼ同じだが、Rボタンを押すことで回転速度が増すようになった。
モードについては前作と大体同じ。「フルサイズ」「コンパクト」で長さが変わり、「ぼうけん」「ちょうせん」モードがある。
「ぼうけん」モードには今回『鍵』が存在し、その鍵を取ることで以前クリアしたステージに新しい扉が開かれ、ルート分岐する。鍵の無いステージもある。
「ちょうせん」モードは前作よりステージ数は少なく、レベル10×3ステージ。「ちょうせん」モードには隠しレベルは無い。
前作同様、ノーミスクリアすることでステージに星マークがつく。
「ぼうけん」と「ちょうせん」の全てのステージに星マークをつけることで「秘密の国」ワールドの後ろに「フィナーレ」、「アンコール」、「カーテンコール」というステージが追加されていく。
「ぼうけん」モードの全てのステージには「うさぎ先生」と「マジック男爵」の記録が表示されて全ステージで塗り替えることでそれぞれ「先生」「男爵」の称号が付く。「男爵」になれば「クルリンの親父」の記録が表示され、それも塗り替えると「親父」の称号が付く。
裏技として、ステージクリア後のレコード表示画面でLとRを長押しすることでリプレイを見ることが可能。
リプレイを保存でパスワードも表示されるが、アルファベットの大文字小文字・数字を使った、長いと100文字を優に超す入力に面倒なものなので気軽にメモとか取れないのが難点。
ちなみに入力モードはセーブデータ選択後のモード選択画面で同操作をすることで入れる。
今作のみに含まれている要素としてミニゲームがある。
「ぼうけん」モードでミニゲームをクリアすることで「ミニゲームパラダイス」モードからプレイ可能。
全16個。全てのミニゲームで1カートリッジ対戦が出来る。
「マジック」というゲームボーイアドバンス本体や画面を使った簡単なテーブルマジックも収録されている。
くるりんスカッシュ!
あらすじ
いつも平和なくるりん村。
町の広場は、お散歩や買い物をする人たちで今日もにぎわっています。
でも、そこにクルリンはいません。
クルリンだけではなく、チクリンもマリリンも、お仕事が休みのはずのトトーリンも見あたりません。
いつもおうちでみんなを待っているカカーリンまでもがいないのです。なぜなら、クルリンが商店街で引いたふくびきが大当たり!!
一等の「4泊5日家族で行く4カ国めぐり」に、みんなで出かけていたのです!お菓子の国スウィートアイランド、森と海の国ナチュラルワールド、
北の雪国スノースケープに、大都市フューチャービジョンまで、
家族みんなで楽しみました。そして、ようやく帰ってきたクルリンたちですが、なんだかヘンです。
出かけるときは、家族みんなで13人だったはずなのに、
家にいるのはクルリン、カカーリン、トトーリンの3人だけ。
他の弟や妹たちが1人もいません。こうしちゃいられない、すぐに戻ってみんなを探してこなくっちゃ!」
そうして、トトーリンとカカーリンが見守るなか、
クルリンは、またしてもヘリリンに乗り込み旅立っていきました。
でも、今回はいつもとちょっとちがう危険が待ちかまえているかも……。くるりんスカッシュ!取扱説明書より
概要
『くるりんスカッシュ!』は2004年10月14日に任天堂から発売されたゲームキューブ用のアクションゲーム。
使用ブロック数は4。
主なルールは前作までと同様シンプルだが、ダッシュボタンがBボタンのみで、Aはアクションを行うボタンになった。
Rボタンで回転速度を上げることが出来るのも2作目『パラダイス』から引き継がれている。
アクションは今作で導入された特殊ヘリリンの機能を使うボタンで、ヘリリンの両端からパンチが出る「ヘリボカーン」、ヘリリンを水中に沈ませる「ヘリバシャーン」、ヘリリンの両端から炎が出る「ヘリボーボ」、ヘリリンを回転させて竜巻を発生させる「ヘリブルーン」、ヘリリンの両端からショットが出る「ヘリビビューン」がある。通常のヘリリンでAボタンを押すとクラクションが鳴る。これは使用するヘリリンのデザインによって音色が変わる。
初回プレイ時に「フルサイズ」か「コンパクトサイズ」か聞かれ、コンパクトだとヘリリンの長さ半分になる。
「ぼうけん」モードと「ちょうせん」モードがある。
「ぼうけん」モードには今回、先程述べた「アクション」があり、その機能を使うことで敵を倒したり仕掛けを解いたりする。
また、各ステージには「コイン」が点在しており、小さいコイン1つで10枚、大きいコイン1つで50枚増える。
このコインはショップでアイテムを買うために用いる。ショップで購入出来るアイテムは「ステージ地図」「メーター」「ヘリリン」「おてほんプレイ」「ハートアップ」など。
また、前作のミニゲームとは違った、今作ではシリーズ初のボス戦が存在する。先程の「アクション」を駆使しヘリリンで戦う。
この作品ではただノーミスクリアしても星マークは付かず、星マークをつけるにはステージ上に点在したコインを全て回収すれば金の丸に、コイン全回収+ノーミスクリアで星マークになる。
本来行く必要のない場所や分岐する場所にもコインがあるため、前作までよりコンプリート難度は上がっている。
「ぼうけん」の全ステージをクリアすると「ツルリン」という特殊なヘリリンを使った「つるつるつるりん」というモードが出現する。
このツルリンはヘリリンの翼が無いが、一度動いたら止まることが出来ないヘリリンである。ボス戦は無し。
スノースケープ3、5、7のヘリボーボを使うステージでは翼もなく攻撃も出来ないため、ただレーンの上に乗って走るだけのBボタン押しっぱなしでクリア出来るヌルステージとなるが、逆にヘリボカーンやヘリブルーン、ヘリビビューンを使うステージは攻撃が出来ることが前提の敵の数なため、敵を倒せないこのモードではノーミスクリアが極めて困難な鬼ステージと化す。このモードにノーミスクリアの恩恵は無いが。仕掛けを動かさないと先に進めないステージでは最初から開いてる等一部仕様が通常モードと変わってるのでそこは大丈夫。
この「つるつるつるりん」モードをクリアするとステージの角度が回転する「エクストラコース」が貰える。角度が変わるだけのアイテムなのでいつもと違う気分でプレイしたいときのみ用。
「ぼうけん」モードの全てのステージには「うさぎ先生」「イソガシマ教授」の記録が表示されて居り、それぞれの記録を全ステージ塗り替えることで「先生」「教授」の称号が名前の後ろに付く。「教授」になるとクルリンの親父の記録が表示され、その記録をも塗り替えると「親父」の称号が付く。また、塗り替えたときに記念のアイテム「○○トロフィー」も貰える。
「ちょうせん」モードはコース5×8ステージ。それぞれに目標タイムが設定されて居り、そのタイムより短い記録を弾き出すことでコインがそのタイムに応じて貰える。
コントローラを複数個用いることで対戦も可能。「レース」と「バトル」があり、「レース」は「ちょうせん」モードのコースで競う。ハンデはヘリリンの長さとライフの数。「バトル」は画面上にあるアイテムで敵を攻撃し、コインを一番多く集めた者が勝利。ハンデはハートメーターの長さと初期コインの数。
関連動画
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くるりんパラダイス ミニゲーム1(くるくるくるりん#1) |
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