エアグルーヴの母親とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場人物である。
名前が公表されておらず、実在の競走馬をモデルにしたとも公表されていないが、状況から、競走馬「ダイナカール」をモチーフにしたウマ娘と思われる。
概要
エアグルーヴの母親。自身もウマ娘であり、オークスを優勝したことが判明している。
名前は非公表で、実馬と同じ「ダイナカール」なのか、「キンイロリョテイ」などのように変更された名前を持つのかも不明である。
ウマ娘の母親は何人か登場しているが、エアグルーヴの母親は、ストーリーイベント「花咲く乙女のJunePride」にてフルボイスで登場したため、いち早く存在感を示すことになった。
お堅いエアグルーヴとは対照的な明るい性格。親に対しても敬語で接する娘に対し、初対面であるトレーナーにすらおちゃらけた口調で話す。
エアグルーヴは、尊敬する母親であると共に、超えるべき相手とも考えており、母の日には黄色いカーネーションを贈っている。花言葉は「嫉妬」なので一般に避けられるが、ウマ娘の世界では優れた成績を残した母親をライバルと認める敬意と覚悟をも表すという。
一方、母親にからかわれては狼狽する姿も見せており、なんだかんだで頭が上がらない存在である。
また、エアグルーヴの年中行事を大切にしてメリハリをつける姿勢は、母の教えであるというが、それは母が彼女のお堅い性格をなんとかしようとお祭りに連れ回しているうち、それをお堅く解釈してしまった結果らしい。
トレーナーに対しては、エアグルーヴを、堂々としつつもそれだけでないいい笑顔にしてくれたことに感謝しており、彼女と「お祭り」を楽しんで欲しいと願っている。
ウマ娘のためのスクールを経営しており、生徒はトレセン学園入学後もエアグルーヴが指導している。
花咲く乙女のJunePride
「ビューティードリームカップ」の日本開催を受け、もちろんエアグルーヴも登場すると信じて娘に電話をかける。エアグルーヴ自身は出場する気はなかったが、母のあまりの喜びようから考え直すことに。
後述の通り、母の勝負服はビューティー安心沢の師匠が手がけたものだが、ビューティー自身もエアグルーヴの「ママン」を見たことがあるようだ。
キタサンブラックシナリオ
教え子の一人であるブリュスクマンがキタサンブラックの前に立ちはだかる。
勝負服
詳しいデザインは公表されていないが、(少なくともオークス出走時のものは)ビューティー安心沢の師匠が制作したことと、弟子と同じく「ウェディングドレスみたい」であることが明らかになっている。また、下記から、少なくとも青と黄があしらわれている。
エアグルーヴの勝負服イベントで、彼女の勝負服の「青と黄の意匠は」母から受け継ぎ、自分の思う「女帝」のイメージを加えてアレンジしたことが明かされている。
エアグルーヴとダイナカールは馬主が異なるのだから元の勝負服も異なるはずで、一見奇妙だが、実は「エア(株式会社ラッキーフィールド)」の勝負服は「黄地に青一本輪」が胴体に、ダイナカールの社台レースホースはこれが両袖に存在する。つまり、このエピソードはちゃんと実際の勝負服に由来するネタなのである。
エアグルーヴが母から受け継いだのは「青と黄」と言っているが、追加されている黒は「エア」の勝負服には存在しない。一方、社台レースホースの勝負服は、胴体が「黄地に黒の縦縞」である。実のところ、母へのオマージュはこちらなのかもしれない。
実装はなるか
馬主の社台レースホースからはネオユニヴァースがウマ娘になっており、権利関係からはウマ娘化の可能性はある。
これとは別に、父子が共にウマ娘化している例は数例あるのに対し、母子が共にウマ娘化している例が今のところ1例も存在していない。最たる例がエアグルーヴ自身で、母ダイナカールはもとより、娘のアドマイヤグルーヴもウマ娘になっていない。これが意図的なものかどうかは不明だが、ウマ娘の母親のエピソードは実際の母親由来のものが多く、仮に実装したらシナリオのつじつま合わせが難しくなる。エアグルーヴの場合、特に「親子2代オークス制覇」というストーリーの根幹を揺るがすのでかなりの工夫が必要になるだろう。
史実
新馬戦からの3連勝をはじめとして牝馬戦で活躍を見せ、桜花賞でも3着と好走。オークスでは掲示板に「写 写 写 写」と並ぶ大接戦を繰り広げ、長い写真判定の末に樫の女王の座を手にした。エリザベス女王杯は回避し、ターコイズステークスへ挑む。
そのターコイズステークスが最後の勝ち鞍となったが、1983年有馬記念4着、1984年目黒記念4着、同アルゼンチン共和国杯3着と牡牝混合戦でも好走し、1985年中山記念の3着をもって引退した。
産駒成績は、直仔の活躍馬はエアグルーヴのみであるが、カーリーエンジェルの仔エガオヲミセテ・オレハマッテルゼの姉弟、エアグルーヴの仔アドマイヤグルーヴやルーラーシップなど、孫・曾孫世代に活躍馬が多く一大牝系を築き上げている。
関連動画
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関連リンク
関連項目
- ウマ娘
- ウマ娘の関連項目一覧
- エアグルーヴ(ウマ娘)
- ブリュスクマン(ウマ娘)
- 母親が登場しているウマ娘
※セリフがあるなど、はっきり登場している例のみ。
※ハイフンの先は実馬の母の名前だが現時点では公表されておらずあくまで参考。- アドマイヤベガ(ウマ娘) - ベガ(競走馬)
- ウイニングチケット(ウマ娘) - パワフルレディ
- オグリキャップ(ウマ娘) - ホワイトナルビー
- キングヘイロー(ウマ娘) - グッバイヘイロー
- スペシャルウィーク(ウマ娘) - キャンペンガール
- ダイワスカーレット(ウマ娘) - スカーレットブーケ
- ナリタタイシン(ウマ娘) - タイシンリリィ
- フジキセキ(ウマ娘) - ミルレーサー ※但し父サンデーサイレンスがモデル説も強い
- マルゼンスキー(ウマ娘) - Shill ※シルは未出走のため父ニジンスキーの可能性もある
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