「幸福の先への物語」
概要
『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』とは、枕から発売されたアダルトゲームである。公式における略称は「さくうた」である。
オフィシャルサイトにて第二章までが収録された体験版が配信されている。その容量は2GBを超え、プレイ時間は平均10時間を超えるボリュームとなっている。体験版は意図的にグランドエンディングのような終わり方となっている為、作品が少しでも気になる方は購入前に体験版に触れる事を推奨する。
当初は『サクラノ詩 -The tear flows because of tenderness.-』というタイトルであり、枕の処女作として 2004年春に発売を予定されていたが、シナリオが人間の弱さ、醜さをテーマとした単純な鬱ゲーとなった為、一旦白紙化された。その後、幾度もの発売延期を繰り返される中、2006年6月にオダワラハコネによるコミカライズ化がされる。
2008年9月に同ブランド作品『しゅぷれ〜むキャンディ』の予約特典として、第一章までが収録された『サクラノ詩 ~春ノ雪~』が配布され、発売に対して期待が持てる状況であったが、以降開発に関する情報が途絶え、ついには2009年に発売日未定の宣告がされた。
それから月日が過ぎた2013年12月、枕公式サイトで「coming soon」が告知され、翌2014年4月1日、『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』としてオフィシャルサイトが公開と共に2014年冬発売予定の告知がされる。
2015年2月に発売日が2015年7月24日と発表される。しかしその後2015年9月25日へ延期が発表される。 2015年9月4日にプロジェクト再始動から3度目の延期が発表されるも、2015年9月18日に遂にマスターアップされる。最終的な発売日は2015年10月23日となった。
萌えゲーアワード2015において、10月月間賞と大賞とユーザー支持賞金賞を受賞した。
『サクラノ詩』でテーマとしては完結を迎えており、テーマ性を重視するならば物語としては正しい終わり方をしている。しかし物語的な完結は『サクラノ詩』ではしておらず、「幸福の先のさらに先」の、物語的な完結を迎える為の続編『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』の発売が予定されている。 既にプロットは半分以上完成しており、『サクラノ詩』とは違い、普通のゲームの開発速度で作られている・・・とのことだったが、こちらも2017年にティザーサイトが公開されたきり情報更新が途絶えてしまった。
それからまた月日が過ぎた2021年9月10日、『サクラノ刻』の第1章体験版が公開され、翌2022年4月に発売日が同年11月25日と告知された。しかしその後またしても2023年1月27日→同年2月24日に発売が延期された。
※当記事の掲示板にはネタバレが含まれたレスが多数ある為、掲示板を観覧する際は全章クリア後を強く推奨します。
あらすじ
春。
世界的な美術家である父の死により、天涯孤独となった主人公・草薙直哉は、親友である夏目圭の家へと世話になることに。
そこには、直哉が通う学園の担任である夏目藍や圭の妹で女優の夏目雫との交流が待っていた。
そして、新学期の到来と共に、遠い昔に転校した幼なじみ・御桜稟が、再び直哉の前に現れる。
風に巻く桜の花びらの向こう、それは、約束されていた再会の如く――。
時の刻みが想いを重ね、感情の奔流が形になるとき、そこで出会う光景とは?
物語の先にある幸福。
その先にある物語の形――。
サクラノ詩は、立ち止まる人とその先を歩き続ける人々の物語。
登場人物
身長:155cm スリーサイズ:B88/ W/59/ H90 誕生日:5月14日
草薙直哉の幼なじみ。 数年ぶりに弓張の地を踏み、直哉との再会を果たす。
非常に頭の回転が速く、機転が利く。 成績優秀者でもあり、ほぼ完璧であるが、ブランコに乗れない等どうでもいい能力が欠落している。
弓張学園美術部に所属する。
身長:151cm スリーサイズ:B80/ W58/ H79 誕生日:12月12日
夏目家の次女。
性格は無口・無愛想で、人を寄せ付けない雰囲気を持つが、稟には子供のように懐いている。 直哉にも一定以上懐いている。
草薙葛佳の名前で女優として活躍している。
身長:145cm スリーサイズ:B77/ W56/ H76 誕生日:8月25日
夏目家の現在の長女。
主人公らが通う学園の現国教師で、美術部顧問。
彼女が両親不在である夏目家を守ることに固執して見える理由は、物語が進むにつれて明らかになっていく。
身長:158cm スリーサイズ:B90/ W58/ H89 誕生日:2月14日
主人公の同級生。 現美術部部長であり、その部の存続のために尽力している。
傍若無人を演じているが、非常に繊細で優しい。
彼女が部を守るために虚勢を張る姿は、子を守るライオンのようである。
身長:153cm スリーサイズ:B92/ W58/ H86 誕生日:9月4日
主人公と幼なじみの少女。 自称・妹後輩。
なぜか同級生である川内野優美に並々ならぬ愛情を注がれている。
彼女自身は百合でもなければレズでもない。 ただ少し残念なだけの弓張学園新入生。
美術部所属。
身長:181cm
主人公。 無口でストイックなクール系を気取った熱血漢。
天才画家・草薙健一郎の子にして幼少期に神童と呼ばれるほどの腕を持ちながら、現在は筆を折っている。
長らく貧乏生活であったが、夏目家に厄介になることで人並みの生活を送れるようになる。
身長:159cm
主人公の親友。 主人公とは中学以来の付き合いで、性格は快活で社交的。
女の子と見まごう外見のため、学校内でもプチ有名人。
父が死んで天涯孤独となった主人公を自分の家に誘い、半ば強引に (事故によって) 同居させる。
絵に対しては真剣で、直哉と共に草薙健一郎を超える世界的な芸術家になると信じている。
身長:154cm スリーサイズ:B81/ W59/ H80 誕生日:7月5日
弓張学園の新入生。
男に対して並々ならぬ邪悪な精神を持った純粋無垢の百合少女。
男には武器を使い、女にはセクハラをする。
身長:185cm
前美術部部長。
トリッキーでふざけた性格をしているように見せかけて、非常に計算高く鋭い洞察力を持つ。
ある計画を実行するために学園生活を捧げている。
明石亘の、双子姉妹の姉。
生徒会長をしているのと同時に、臨時で弓張教会のシスターもやっている。
非常に穏和な性格をしており、みんなから慕われている。
明石亘の、双子姉妹の妹。
副生徒会長をしており、姉と同じくシスターもやっている。
小牧に比べるとややキツイ性格をしている。
基本的に姉思いだが、兄のことは大っ嫌いである。
フランス人。
草薙 健一郎 (くさなぎ けんいちろう) CV:牛蛙キタロウ
身長:179cm
天才画家。 主人公・直哉の父親。
彼もまた家族を愛し、人を愛し、そして美を愛した。
彼の死から物語は始まる。 だが、それは決して物語の起点ではない。
制作スタッフ
プロデュース | すかぢ |
原画 | 狗神煌 |
籠目 | |
基4 | |
サブ原画 | すかぢ |
シナリオ | すかぢ |
浅生詠 | |
演出 | 黒田カイエ |
音楽 | 松本文紀(szak) |
ピクセルビー | |
背景 | 吉田誠治 |
新川尚士 | |
すかぢ | |
制作・著作 | ムーンフェイズ株式会社 |
主題歌
『櫻ノ詩』 オープニングテーマ
作詞:すかぢ 作曲/編曲:松本文紀(szak) 歌:はな
『Bright Pain』 エンディングテーマ
作詞:御空希色 作曲/編曲:Blasterhead 歌:橋本みゆき
関連動画
関連商品
関連項目
関連サイト
■おまけ
2004年春→2004年冬→2005年→2006年→2007年→2008年→発売日未定→2014年冬→2015年7月24日→2015年9月25日→2015年10月23日発売
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