ソフィア・エスティード(Sophia Esteed)とは、ゲーム『スターオーシャン Till the End of Time』に登場するキャラクターである。
概要
性別:女
種族:ヒューマン(地球人)
一人称:私(わたし)
年齢:17歳
誕生日:宇宙暦755年3月3日
身長:160cm
体重:49kg
CV:榎本温子
『スターオーシャン Till the End of Time』(以下SO3)のメインヒロイン。
主人公フェイト・ラインゴッドの幼馴染であり、バークタイン高校時空科学科に在籍している女子高生。時空学の権威である父親のクライブ・エスティードがフェイトの両親と同じ研究所で働いており、住んでいる家もすぐ近くであったため、古くから家族ぐるみの付き合いをしている。共働きの家庭に育ったことから裁縫、掃除、料理といった家事全般が得意であり、この時代でも珍しい家庭的な性格に育ち、自分の家ばかりでなくフェイトの家の世話まで担っている。そのため、フェイト側からの恋愛感情は薄く、妹のようにしか思われていないことはソフィア自身の悩みの種でもある。
猫が大好きで、ストッキングや武器のキーホルダー、一部の紋章術にも猫の意匠がみられる。(SO2の登場キャラクターであるレオン博士を尊敬しているのは、おそらくレオンが猫耳であるため)
ゲーム中では体重を気にしている描写が何度かあるが、「非凡なプロポーションの持ち主」と設定されている。 特に作中で具体的にスタイルについて触れられることはないものの、『アナムネシス』参戦時のスタッフ発言などを見る限り、公式には巨乳キャラ扱いになっている様子。
上記のようにメインヒロインの王道のような設定を持っているが、ゲーム冒頭でソフィアとの音沙汰が無くなり、正式にパーティー入りするのは終盤に差し掛かった頃となる。しかも加入時はレベル1なので即戦力にはならず、さらに中盤にパーティ入りするマリア・トレイターがメインストーリーにソフィアよりも深く関わっており、その上カップルエンディングですら主人公との恋愛に進展がないといったメインヒロインとしては不遇な物となっている。
なお、アミーナという姿と声が共にそっくりな少女が、ソフィアとの音沙汰が無い間に登場したりする。
戦闘
スターオーシャン Till the End of Time(無印版)
魔術師系キャラだが、特筆すべきは(敵専用でない)全紋章術が使えるということ。前作までのキャラは「回復系」か「攻撃系」に分かれていたため、このような万能型術士キャラは存在していなかった。これにはパーティーキャラが3人に減った影響というのも大いに考えられるが、どちらにしろこの特徴は現在でもシリーズ唯一となっている。そもそも、無印では紋章術を自動習得するのは彼女だけだった。
攻撃紋章術は全体的に微妙な性能で、バトルスキルとして使っても火力不足だったが、最強技「メテオスォーム」だけは別。詠唱の短さに反して隕石の威力が非常に高い反則性能で、これを乱発して後は回復だけをしていれば勝てるほどであった。
なお、実は通常大攻撃の性能が全キャラ中トップクラスに高い。もっとも、ソフィアは術師なので普通のプレイでその恩恵に与れることはないが、アイテムクリエイションを駆使し全キャラがATK9999にできるようなプレイをした場合は話が別。隠しボスをソフィア単身で殴り殺す動画も存在するので、興味を持ったら探してみるのがお勧め。
Gutsによる生存確率が高く設定されており、何も補助しなくても何回も致死攻撃から生き残ってくれることがしばしばある。また、MP最大値アップと自動回復に装備ファクターを全振りし、「HP保護」を付けてMPにしかダメージが入らないようにすることで鉄壁の防御となる、通称「ゾンビソフィア」はこれまた隠しボスの最強技直撃にさえ耐えることが可能。
同・Director's Cut版(DC版)
DC版では一部の技が弱体化され、特に「メテオスォーム」は詠唱が長くなり、発動も詠唱完了後に変化するといった弱体化がされた。とは言え無印版での猛威の振るいっぷりから考えて当然ではあり、回りながら杖を振る「詠唱ダンス」が可愛いという点からファンには逆に喜ばれたりもした。
また、「INT+1000」のファクターが登場し、攻撃呪紋のスキルセットの自由度も向上しているので、キャンセルボーナスと組み合わせて大火力が出せるようになった。総じて普通に使っていける万能型術士キャラとなり、ピーキーな性能だった原作から考えてちょうどいい立ち位置に落ち着いたと言える。相変わらずレベルは1加入だが。
紋章術メインのキャラであるため、対戦モードのシンプル型(攻撃呪紋をが使えず、通常攻撃以外はチャージのみ)は他の型と比べるとかなりのマゾ仕様となっている。
スターオーシャン:アナムネシス
配信開始から約4か月後、フェイトと共に登場。今作ではロール「キャスター」としての参戦なので回復紋章術は(今のところ)使えず、攻撃紋章術と「グロース」での補助ができる。SO4のミュリアが氷・雷属性であることとの差別化のため、ソフィアには炎・地属性の紋章術が割り当てられている。
目を引くのはタレント「現役女子高生(INT+50%)」であり、タレント名・効果ともにその字面のインパクトは絶大。「キャスターはダメージ効率が悪く不遇」と言われていた中に登場した高火力JKということで一気に注目を集めた。
その後は数々の衣装違いキャラが実装され、水着やメイド服を着せられたり、アイドルになってキャラソンを歌ったりもしている。
愛称は前述のJKを引きずっており、水着JKやメイドJKと呼ばれることも多く、
中でも制服姿の「青春のソフィア」は、JKJK(女子高生姿の女子高生の意)と呼ばれている。
アイテムクリエイション
家事全般が得意なことから料理や細工、錬金のタレントレベルが高くなっており、特に料理のタレントレベル43は、4人の料理クリエイターのうち2番目にレベルの高いリジェールに比肩するぐらい高い。逆に、鍛冶や機械といった力仕事のタレントレベルは低くなっている。機械のタレントレベルは最下位のわずか3であり、恐らく機械オンチ設定なのだと思われる。
また、合成のタレントレベルがパーティーの中で一番高く(ただし合成は必ず成功するため、タレントレベルは関与しない)、コストも-5%となるため、同じくコストが下がるマリアとミラージュと共に合成のクリエイションを行うことによって、大量にお金を必要とする合成を比較低コストで行うことができる。
黒豆
蔑称。由来は公式の立ち絵がやたら目がアンバランスに大きく、ぶっちゃけお世辞にも可愛いとは言えない顔を「目が黒豆」とネタにされたことで定着した。
ゲームの情報が公開され始めた頃は彼女も普通に3Dグラフィック通り描かれたデザインが採用されていたが、数ヵ月後に情報が更新された時にイラストが描き直されてやたら目が大きい立ち絵が使われるようになった。
このデザインに激しい嫌悪感を示した人は多く、その目を「黒豆みたいでキモイ」と非難するフラッシュまで作成されるほどであった。
ただし、ゲーム中のアイテムクリエイション時に出てくるイラストは似たタッチで描かれているが、こちらは充分可愛い。3Dグラフィックも(好みはあるかもしれないが)普通に可愛らしさが出ており、少なくとも立ち絵のようなひどさは全くない。
このことから、眼が大きいのが駄目だったというのもあるが要は単に立ち絵の顔が下手だっただけの話であり、立ち絵というそのキャラを代表する絵の出来が悪かったために過剰に叩かれていると考えるファンも少なくはない。実際、『アナムネシス』に参戦した際はイラストレーターに藤ちょこ氏が起用されたことで人気が大きく上がった。
現在では、当時ほどこのデザインを非難する者もいなくなったが、この時に生まれた「黒豆」という蔑称を今でも使用している者もいる。
なお、この話から勘違いしがちなので付記しておくと、ソフィアの目の色は緑色である。
エロカワイイ
『スターオーシャン3』発売後間もなく(2003年3月12日に)、2ちゃんねるに萌えキャラスレとして「SO3のソフィアたんはエロカワイイ」スレッドが立てられた。(2017年現在もスレッドは存続している)
「エロカワイイ」という何とも言えない斬新な響きに感化された一部の者が「(作品名)の(キャラ名)はエロカワイイ」というテンプレのもと、 自分が萌えているキャラのスレッドを乱立させ、「エロカワイイ」は一時2ちゃんねる内の流行語となった。
「エロカワイイ」という言葉は元々使われていたが、上記のようにキャラクター萌えを指すような形で2ちゃんねるに普及したきっかけは、このスレッドによるものだと想定される。
関連動画
関連項目
関連リンク
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 4
- 0pt


