「リアンダー級軽巡洋艦のリアンダーです。
妹のアキリーズと一緒にずっと異国の海で頑張りましたの。
至らない点がございましたら教えてください。頑張ります」
※こちらはリアンダー"改"の絵となります。ご注意ください。
リアンダーとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のイギリス海軍(ニュージーランド海軍)所属のリアンダー級軽巡洋艦1番艦〈HMS Leander,HMNZS Leander〉をモチーフにしたキャラクター(KAN-SEN)である。
デザイン:夢咲楓、CV:木戸衣吹
あらら、指揮官様、今日も概要をよろしくお願いしますね
ロイヤル(アズレン世界でいうところのイギリス)に所属する軽巡洋艦。リアンダー姉妹の長女で、レアリティはN(ノーマル)。
フリーダムな妹アキリーズと、切れ者だがクセの強い妹エイジャックスに振り回され気味なおっとりお姉さんである。史実では妹のアキリーズ共々、ニュージーランド海軍に移籍していたため、本国所属のメンバーと今は共に戦えることが嬉しいらしい。
服装はリアンダー級共通のもの。チェックのコルセットとプリーツスカートが基本形であり、上着の姿と足元の意匠が微妙に異なっている。リアンダーは、黒いインナーシャツに、半袖の上着、足元はガーターで吊ったニーソックスとなっている。
性格面は、極めて気立てがいい淑女である。語尾に「~ですわ」と付けるお嬢様言葉を使い、指揮官を「様」付けで呼ぶ。日頃の態度は慇懃にしてお淑やか。指揮官には好意的に接してくれる。失望状態ですら、指揮官の人付き合いの下手さを心配してくれるほどだ。遠く故郷を離れて暮らした時期が長かったためか、昔住んでいたところを懐かしむことが多い。妹達のほうが個性が豊かだとこぼすこともあるが、彼女も決して没個性な娘ではない。
性能的には、レアリティNということもあって至極普通のステータスである。火力と対空値はそこそこあるものの、装填値が低めで、強力だが装填速度の低い装備は苦手である。
スキルは『砲術指揮・巡洋艦』、これは前衛艦隊に入っている巡洋艦(軽巡・重巡ともに)の火力を15%(初期5%)アップしてくれる。自身も同様にバフ効果がかかるので、意外に火力は侮れないことになる。もちろん、素で火力の高い僚艦と組めば、想像以上の破壊力を発揮する前衛艦隊となるだろう。
自身は装填が低いので、いっそ単装砲系統を選んで弾数を増やしたほうがいいかも。全弾発射は扇状に弾幕が広がり、広い範囲の敵にダメージを与えられる。これで援護しつつ、主な火力は僚艦に任せるのである。あと、忘れてならないのはロイヤル所属なので、クイーン・エリザベス女王陛下のスキル『女王号令』の対象だということ。女王の威光を受ければ、レアリティを超えた活躍ができるはずだ。
また、意外に相性が良いのが鉄血の軽巡洋艦ケーニヒスベルクである、彼女は装填を上げるスキルを持っているため、リアンダー自身の装填の遅さをカバーできるのだ。彼女もレアリティNなので、低燃費を狙った前衛艦隊を組みたければ検討してみよう。
御機嫌よう。指揮官様。今後ともご指導のほどをお願いいたします。
--うん?あらら……私、リアンダーですよ?(改造)
2017年10月12日のアップデートで改造が実装されている。
火力・雷装のステータスが大幅に上昇し、武器補正値も上昇するため、もはやレアリティNのレベルではない攻撃力を有することになる。
そして、戦術啓発で新たなスキル『煙幕散布』を習得する。15秒毎に30%(初期15%)の判定で煙幕を発生し、前衛艦隊全体を5秒間に渡って回避率40%(初期20%)上昇させてくれる。
こうして、前衛艦隊の火力を底上げしつつ、敵の弾を避けやすくもしてくれることになる。まさに八面六臂の活躍が可能になったのだ。
冒頭のイラストに上げた通り、服装に若干のアレンジが入り、改造の影響か胸の膨らみもやや豊かになっている。
改造には巡洋改造図が必要になるが、彼女の場合T2改造図までで済むため改造にも取り組みやすい。ちょっとの手間をかけてやれば、レアリティ詐欺と言っても過言ではない強力な艦となってくれよう。
昔住んでいたところは温かいですね。(史実)
第一次大戦後、世界中に植民地という名の領土を持つイギリスにとって、通商航路を保護することこそが最重要課題であり、そのための艦船はむしろ艦隊決戦用の大型戦艦などよりもずっと必要とされていた。
そこで、ロイヤルネイビーは新しい巡洋艦を建造することになった。折しもちょうど、ロンドン軍縮条約を締結しようかという状況であり、この条約によってはせっかくの建造計画がおシャカになりかねない、という状況でありながらもあっさりと新型巡洋艦計画にGOサインを出しているあたり、色々と切羽詰まっていたことが窺える。
この新型巡洋艦は、設計のベースをそのときの最新型であるヨーク級の「ヨーク」「エクセター」を元にしていた。そのため、そのままではロンドン軍縮条約で登場した新しいジャンル「重巡洋艦」に分類され、制限を掛けられた可能性もあったのだが、幸い主砲を「8インチ連装砲3基6門は値段が高いから、6インチ速射砲4基8門にしとこうぜ」としていたため、分類上は「軽巡洋艦」になり制限を免れた。
(なお、後日「なるほどその手があったか」と重巡に軽巡砲を乗せて「これは軽巡なので軍縮条約の制限には引っかからないよ」とやった国があるのはナイショだ。確かどこぞの日出ずる国だったっけ、なあ最上。)
ともあれ、こうして誕生したのがリアンダー級軽巡洋艦であり、全5隻(+改良型が3隻)が建造された。艦名にはギリシャ神話の登場人物が付けられた。そのネームシップが、1930年9月8日起工、1931年3月24日進水、1933年3月24日竣工の〈HMSリアンダー〉である。
なお、艦名は何故かギリシャ神話の中でも"ヒーローとリーンダー(ヘーローとリアンドロス)"というマイナーなエピソードに登場する人間名から取られている。ちなみにこのエピソードは、アフロディーテの巫女だったヒーローに恋する人間のリーンダーが、毎日海峡を泳いで彼女に会いに行っていたが、ある日の嵐で溺れ死んでしまい、それを見て嘆いたヒーローも身を投げてしまった、という割と救いのない話だったりする。
ちなみに彼女の妹達の艦名は「アキリーズ(=アキレウス)」「ネプチューン」「オライオン(=オリオン)」「エイジャックス(=アイアース)」というそうそうたるメンバーである。なんでよりによってネームシップだけこんなマイナーな名前を付けたのであろうか?
※ただし、「リアンダー」という艦名はロイヤルネイビーでは由緒あるもので、彼女で五代目リアンダーだったりするので、言うほどマイナーではない。
ともあれ、〈リアンダー〉は竣工後しばらくは本国艦隊に所属していたのだが、1937年にはニュージーランド戦隊に所属となり、この戦隊が1941年10月に「ニュージーランド王立艦隊」となると、彼女も移籍し、〈HMNZSリアンダー〉となった。
当時の南太平洋は、日本とアメリカの死闘が続いており、ニュージーランド海軍の彼女も否応なくその戦いに巻き込まれていくことになる。
1943年7月、連合軍の第36.1任務部隊に所属していた軽巡〈ヘレナ〉が日本の第三水雷戦隊との戦闘(クラ湾夜戦)で轟沈したため、その代わりに〈リアンダー〉が急遽、任務部隊に参加することになった。
その任務は、日本のガダルカナル方面への輸送の妨害。
そして7月13日、第36.1任務部隊は日本の第二水雷戦隊と遭遇。コロンバンガラ沖海戦である。日本の水雷戦隊最後の華ともいえるこの戦いで、日本の軽巡〈神通〉と引き換えに、第36.1任務部隊は〈リアンダー〉を含む軽巡3隻を大破させられる羽目になった。
かろうじて生き残った〈リアンダー〉だが被害は深刻で、応急修理を受けた後ニュージーランドを経由してアメリカのボストンまで回航され、そこで本格的な修理を受けることになる。なお、この修理中の1944年5月にはイギリス海軍に復帰している。
ようやく〈リアンダー〉の修理が終わったのは、1945年8月27日。もう戦争は終わっていた。
その後、イギリス本国に帰国した〈リアンダー〉は地中海艦隊に配属された。この間の1946年にはコルフ海峡事件[1][2]にも巻き込まれたりしたが、おおむね平穏な余生を過ごし、1949年末に除籍、翌年に解体されてスクラップになった。
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脚注
- *1946年10月22日に、〈リアンダー〉を含む英国艦隊がアルバニア沖のコルフ海峡を通過中に、アルバニアが設置した機雷に接触した駆逐艦2隻が大破し、100人近い死傷者が出たという事件。
- *ぶち切れたロイヤルネイビーはそのあたりの機雷を全部掃海してしまったため、国際裁判沙汰となった。結局「国際航路に機雷を撒いたアルバニアが悪いが、関係ない海域まで掃海したロイヤルネイビーもやり過ぎ」という判決が下ることになる。
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