レオポンさんチームとは、「ガールズ&パンツァー」に登場する戦車チームである。
概要
大洗女子学園戦車道チームに属する戦車チームの一つ。
第10話、黒森峰女学園戦より参戦。自動車部の4名で構成され、普段は自動車部共通のオレンジのツナギを着用。
自動車部は戦車道復活以来、戦車の整備など陰ながら必要不可欠な支援を提供してきた。彼女たち自動車部がいなければ、いかに軍神西住みほ隊長の指揮といえども、全国大会決勝戦まで勝ち上がることは不可能だったかもしれない。
使用戦車は学園艦艦内より発見され、自動車部がレストアしていたポルシェティーガー。
運用に難があるものの大洗チーム中では圧倒的な火力と装甲を有し、後述するように、黒森峰戦では、その装甲と火力を生かし三の台(?)からの脱出行やHS地点での立ち往生で姉妹一騎討ちの盾となるなど大活躍した。
戦力詳細
ポルシェティーガーの詳細は該当記事へ。
大洗最強の88mm砲と分厚い装甲を有する強力な戦車だが、制式として採用されなかった所以である駆動面での不安定さが欠点。ただし自動車部脅威の技術力でカバーすることに成功している。
編成
標章の「レオポンさん」は公式HPでの公開初期は「さん」がついておらず「レオポンチーム」になっていたが、後に修正された。
OPでのレオポンさんマークはツチヤが仰向けで乗っているカートにシールのような形で付けられて登場する。
自動車部活動の歴史
第2話:戦車探しと活動開始
戦車道選択者がチームに分かれて4台の戦車を発見した後、草叢やら池の中やら崖の途中やらウサギ小屋やらといったなかなか到達困難な場所に散在していた大洗の戦車を当日中に回収、翌日の戦車道授業までに倉庫前に並べるなど、地味に活躍。この時、河嶋桃の台詞が自動車部の初出。
更には洗浄を終えた戦車を再び一日で稼動状態にまで整備し、自動車部の圧倒的な技倆の高さを示した。マジチート。
第3~第7話:大洗チームの活動後
大洗チームが試合で消耗した戦車を修復整備するのはもちろん自動車部の仕事である。戦車道チームメンバー自身も履帯などある程度の整備は出来るようだが、エンジン周りといった機器整備では自動車部が大活躍していること、間違いない。
第7話/第8話:再び戦車探しとプラウダ戦直前の整備
第7話での新戦車探しで発見されたルノーB1を始めとする戦車を整備したのも当然自動車部である。
第8話ではあんこうチームⅣ号戦車を短砲身から長砲身に換装。F2型”っぽく”した。装に使用された砲身は自動車部が洗濯竿がわりに使用していたもので、部室棟裏での発見時には自動車部のツナギがかけられていた。
この時、ナカジマこと中嶋麗羅に自動車部初の台詞が入っている。
また、7話で発見されたポルシェティーガーは、その特異な構造のゆえか引き続きレストアを続けていたようである。
第10話:ポルシェティーガーと黒森峰女学園戦への参戦
第10話ではついにポルシェティーガーのレストアを完了。ついに自動車部みずからポルシェティーガーに乗り込み、戦車道試合に参戦することになった。これまでになく強力な戦車であるため、戦力としての期待も大きい。
残念ながらその構造ゆえ、地面にめり込む、火を噴くといった諸問題が頻発しているが、そこは戦術(ポルシェティーガーに無理させない行動)と腕(自動車部の超技術力)でのカバーが期待される。ドリフトはやめてください。なお、自動車部チーム4名が全て揃って出てきたのはこの時が初めて。
同話では義援金を用いてⅣ号をさらに改装、シュルツェンを取り付けH型風(「マークⅣスペシャルです!」)に。さらにキットを用いた38(t)からヘッツァーへの改装にも、自動車部の貢献が大だと思われる。
試合前日は日が落ちてからも倉庫で戦車の整備を続け、ホシノが買ってきたカツカレー弁当(おそらくカレーハウスCoCo壱番屋のロースカツカレー弁当)での夕食となった。東富士の試合会場では試合直前もⅣ号戦車車上の西住みほと協議するなど、自動車部として各戦車の整備に奔走。新発見の三式中戦車も含め、見事8両全て完全な状態で試合に出場させることが出来た。
第11話/第12話:全国大会決勝戦/黒森峰女学園戦
序盤、大洗女子学園は山上に陣地を張ることになるが、P虎の機動性から山登りに時間がかかると黒森峰側は想定していた。しかし、他の戦車の力も借りワイヤーで引っ張ってもらい、想定より早く陣地に到着することに成功。その後、おちょくり作戦で敵陣の包囲網を突破する際は、大洗女子側屈指の装甲を活かして先陣に立つ。味方戦車を砲撃から守り、包囲網突破に貢献した。
その後市街戦となり、マウス登場もあって苦戦を強いられていた大洗女子だが、ウサギさんチームやアヒルさんチームが奮闘。大洗女子学園はあんこうチームが廃校舎に敵を引き込み、黒森峰フラッグ車との一騎打ちに持ち込むという作戦を決行する。レオポンチームはその際、絶妙に校舎入口を塞ぎ、黒森峰本隊とフラッグ車の分断を成功させた。P虎は盾として弁慶のごとく立ちふさがるものの、一斉に砲撃を受け、走行不能となった。しかしこの時間稼ぎの間に、大洗女子は敵フラッグ車を撃破。勝利となった。
ほぼ初めての実戦という状況にありながら、その特徴を十二分に生かし、大洗女子の勝利に大きく貢献したチームであるといえる。
余談ではあるが、物語序盤から有能さを発揮していたとみられる自動車部だが、この戦いにおいても、走行中にグズりだしたP虎を走行しながらに修理する、戦いの後大破していた味方戦車を一晩ですべて修理・走行可能な状態にするなど、チートな技術力を発揮していた。また八九式戦車がかなりのスピードで走っている様子など、自動車部の魔改造ではないか?と思われるシーンがあった。
劇場版:エキシビションマッチ/聖グロリアーナ・プラウダ連合戦
大洗・知波単連合の一員として参戦。
序盤はカモさんチームおよび知波単学園の名倉・福田と共にプラウダを足止めしていたが、名倉車が撃破されたことでこれ以上は持ちこたえられないと判断し撤退する。
大洗町役場では防衛線の陣頭指揮を執り敵に応戦、自身もT-34/85を撃破する。
しかしプラウダの火力を前に徐々に押されていき、後退しようとしたところでノンナの砲撃を受け走行不能となった。
劇場版:大学選抜チーム戦
たんぽぽ中隊に所属。ルミ中隊と交戦するが、序盤は大きな戦果はなし。
遊園地では防衛線を破り侵入してきたパーシングを1輌撃破。直後に敵の策略で包囲されてしまうも、ウサギさんチームの活躍により包囲を脱出する。
その後はカチューシャ・アリクイさんチームと共に行動。カチューシャの指示を受け、建物を突き破りながらパーシングの背後を取ることでさらに1輌を撃破した。
終盤はエリカ・カチューシャと共にバミューダトリオを追う展開に。「エンジン規定はあるがモーターはない」というルールの穴をついてEPSで一気に追いつこうとするが、負荷をかけすぎたせいで車体が爆発炎上し白旗が上がってしまう。しかしスリップストリームの原理で加速したエリカ車とカチューシャ車が連携でルミ車を撃破したため、彼女らの犠牲も無駄ではなかったと言えよう。
ちなみに先述のEPSを発動する際には赤いボタンを押していたのだが、その側には「STEALTH」「V-TOL」と書かれたスイッチも確認できる。一体どんな魔改造を施したのだろうか…
最終章第1話/第2話:無限軌道杯1回戦/BC自由学園戦
序盤は敵の出方を探るための偵察要員を任され、本隊とは別行動をとる。
押田率いるARL44部隊4輌を追跡するも気づかれてしまい、主力の背後に回られないための時間稼ぎとして物陰に隠れつつ戦闘を開始。
しかしこれは敵の罠であり、ARL44は応戦すると見せかけ1輌を残して大洗本隊へ向かっていた(アヒルさんチームと交戦したソミュアS35も同様)。ここでレオポンは再びEPSを使用し、強引に戦域を離脱。劇場版の反省か、ナカジマはモーターが焼き付かないようEPSの使用を5秒間だけに制限していた。
ボカージュの戦いではウサギさん・サメさんチームと共に最前線に配置され、敵戦力の把握と同時に注意を引きつける役割を担う。この際ナカジマはツチヤに「お昼ご飯を維持したまま前進」という無茶ぶりをし、ツチヤもなんとかそれに応えようと奮闘していた(詳しくは「昼飯の角度」で検索)。
そして包囲網が完成された後は、ウサギさんチームと共に敵を待ち伏せし同時砲撃でARLを撃破。続いて現れたもう1輌のARLとも交戦し、ウサギさんが走行不能となるも直後に反撃し仇を討つ。
さらにマリーを庇って前面に出た安藤車も破り、最後にはサメさんチームにより退路を断たれたマリー車をあんこうチームと共に撃破。計4輌を撃破する(単独2輌、共同2輌)という八面六臂の活躍を見せた。
なおレオポンが最後まで生き残るのはこの試合が初めてとなった。
関連動画
関連静画
関連項目
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