ロイヤル閣下とは、幼女を抱えたまさにロイヤルな閣下である。
終盤のダンジョンで登場し、楽をしようとするプレイヤーを見つけると襲い掛かってくる。
概要
ロイヤル閣下とは、はちくまRPG「東方冥異伝」、苺坊主RPG「東方蒼神縁起」「東方幻想魔録」「東方カードモンスターズ」の終盤で登場する強敵である、間に発売された「はぢきせ」では登場しない。
非常に強力な雑魚敵(どうみても雑魚ではない)であり、多くの人が涙を見た忘れがたき紳士。
紫のムキムキな肉体に両肩にはプレートとドラゴンの首、マントを靡かせているかのような大きな翼、翼の下からは多数の触手、片手はカーズのような手刀になっており、小さな金髪の幼女を片手に抱えて戦っている。
冥異伝で登場するや否や、雑魚敵とは思えないオーラ、一部が卑猥に見えなくもない容姿、幼女を抱えながら戦っているという紳士ぶり、そして圧倒的な強さを兼ね備え、はちくまのオリジナルモンスターの中でもトップクラスの人気を誇っているモンスターである。
抱えている幼女の所載は不明だが、可憐で美しく守ってあげたくなるオーラ。
加えて金髪ゴスロリである、例え閣下がいなくても人気が出るのは間違いないだろう。
この幼女は通称「ロイヤル幼女」と呼ばれている。
東方カードモンスターズでは強化verである異界からの挑戦者のカラーリングが変更された
設定について
正式名称「ロイヤルデューク」
はちくまお馴染みのドッターである「ロドニー」氏のオリジナルモンスターである。
種族は魔神であり、はちくま作品での魔神種族というだけでも十分脅威。
東方蒼神縁起の図鑑解説によると「第四階級魔貴族(デーモンロード)の中でも最上位の魔神」であることが判明した。
第四階級といえば、はちくま作品でのメインで登場する公爵持ちの魔神たちと同等であり、最上位の四階級となると「KanonRPG」のラスボスであるゾディアック、「はぢきせ」のラスボスであるレイシオンと同等レベルということになる。
つまり、雑魚敵で出てくる魔神であるにも関わらず、その強さは他作品のラスボスと同レベルということになる。
四階級最上位の魔神であるという事実は不自然ではなく、多くの人が納得する強さと言える。
基本的な攻撃方法は上級物理、魔法を使用する。
中でもデーモン系の魔法を得意とするようで、デモンテンペストなど闇属性攻撃を多様する。
メガフレア、ダークギガフレアなどフレア系の威力は脅威的であり、耐性をつけていなければ1発で蒸発する威力。
当然のように神霊結界も高く設定されており、退魔攻撃でないとまともにダメージを与えられない。
東方蒼神縁起からはメガフレアを使用しなくなり専用のフレア技を使用することになったが、恐らくお空のスペルカードにメガフレアがある為だと思われる。
東方冥異伝
今作で初登場
空中庭園での隠しポイント通称「スイカマップ」の一部で登場する、出現するのはこの場所限定であり、SBシナリオの試練の塔では出現しない。
この場所ではメタル系すいかが集団で出現するので絶好の狩場であるのだが、調子に乗っているとロイヤル閣下が出現して焦り逃走→ロイヤル閣下「逃がすか!メガフレア!」で蒸発する被害にあった人が多数。
強さとしては冥異伝に登場する雑魚敵の中でもトップであり、反射無視攻撃を行ってくるので反射で楽に倒すことも難しい、このため攻撃を全て反射可能なアークエンジェルよりも強いとされている。
カオスエンドリベレイション、邪道冥王剣、メガフレア、デモンテンペストなど様々な強力技を使用してくる上に、HPは80万もあるので非常に手間がかかる。
ただし、強力なインスパイア技を習得出来るので、装備を整えればインスパイア相手としても有効。
この作品での幼女は非常に儚げな雰囲気を漂わせており、まさに「姫を守る騎士」といった印象を受ける。
ドロップ品は「光のローブ」、恐らく幼女が着ているものであると思われる。
東方蒼神縁起
残暑シナリオ以降に登場
2パターンに分かれており、クエストで登場する場合は「異界からの挑戦者」(こちらの方が能力が高い)、ラスダンで登場する場合は「ロイヤルデューク」と名称が分かれている。
香霜の依頼内容によると「壷の中から飛び出してきた」らしい、幼女と共に封印されていたのだろうか?
依頼名が「それでも閣下は戦っている」となっており、どうやら公式でも閣下という名称を公認したようである。
蒼神縁起でもその強さは健在、攻撃の種類が増えたため強力な攻撃を連発される可能性は多少低くなったが、能力が非常に高いためどの攻撃も耐性を付けておかなければ即死する威力である。
厄介なところは、クエスト8のボスは大抵「パワーダウン」等のデバフがかかりやすい耐性になっているのだが、ロイヤル閣下の場合このデバフ系が非常にかかりにくくなっており、デバフ系で楽に撃破することが出来ない。
さらには弱点の光の属性にランドを傾け「活性化」させてしまうと、闇のランドをMAXにするカウンター魔法を使用してくるので、ランド操作を間違えると大変なことになる。
HPを半分切ると非常に強力な「ダークギガフレア」を使用するようになるので、これらの属性による対処を施さないとまず勝てないだろう。
能力は下がっているが、ラスダンでも一定の場所で出現する、こちらはロイヤルデューク名称。
冥異伝の頃と比べると幼女が小生意気に命令をしているようなドットになっている
今回のドロップは「魔神のレオタード」である。
恐らく幼女の落し物であると思われるが、あのゴスロリ服の中にレオタードを着ていたのであろうか・・・
炎の魔神カオスクイーン、二階級天使セラフィムもレオタード装備を落とすのだが、女性型の魔神(神)はレオタードを着込んでるのが普通なのだろうか?
東方幻想魔録
EX以降に登場、今回も2パターンありでロイヤルデュークと異界からの挑戦者に分かれている。
ドットはロドニーさんが公開している2011年謹賀新年イラストのロイヤル閣下を再現したモノになっており、幼女が閣下に肩車している非常に可愛らしい姿となっている。
ロイヤルデュークの方はラスダン最深部で登場、蒼神よりも数段パワーアップしており対策しないとまず負ける強さ。
ダメージを跳ね返すペインボンド、即死の死神の鎌、弱点の光攻撃にはカウンターでジャマー(光)などをしてくるようになり、蒼神の頃と比べ弱い攻撃はほぼなくなった。
今回の必殺技は「ロイヤル・ダークネスギガフレア」で集中後に撃って来る全体闇属性魔法攻撃、当然耐性していなければ蒸発する。
ただし、蒼神のダークギアフレアと違って魔属性ではないので耐性を取りやすくなっている。
ジュワユーズや式神セラフィムなどの光属性攻撃を用意しないと撃破は難しい。
そして何と、このロイヤル閣下は6%の確率で式神化して仲間になるのだ!
仲間になった祭のアイコンはロイヤル幼女が占めている
ラスダンの敵なので当然の如く能力は最高クラスであり、闇主体でありながら回復技のリフレッシュなど便利なスキルも覚えるので主力として扱えること間違いなしである、ズルワーン狩りにも最適。
ドロップ品も究極のリボンという超高性能ドロップなので合わせて狙いたい。
ロイヤル閣下の強化版である異界からの挑戦者は、ラスボス直前で手に入るアイテムで行ける様になるEX週末の時計塔壱の封印の間の奥で待ち構えている。
通常版と違いHPが上昇しており、耐性も強化されていて光属性の弱点と種族がなくなっている。
さらにはメテオやヴォーテックスなどの技が追加されており、雑魚敵として登場したロイヤル閣下とは比べ物にならない強さを誇る。
当然他の封印ボス同様に8回までステータスは上昇するので、最強状態の閣下と戦うことが出来る。
是非倒してアイテムを手に入れよう。
尚、C82会場限定で発売された「苺坊主リターンズ」収録のおまけパッチにて、異界からの挑戦者専用BGMが追加された。
東方冥異伝での本編3人衆戦「人外の宴」のアレンジ曲になっており、魔神である閣下に相応しい専用BGMである。
東方カードモンスターズ
本編ラストダンジョンで登場、紫が繰り出してくるので半端な手持ちでは瞬殺されるであろう。
当然のことチューニングすれば自身で扱うことも出来る。
強化verである異界からの挑戦者は今回でついにカラーリングが変更された。
通常版と違い閣下が黒色になっている他、幼女が白髪薄紫の薔薇水晶カラーとなっており、映像データ解析を行なっているドットが追加されている。
こちらは封印の洞窟or封印の遺跡の最奥で稀に出現するアンラと三魔柱が繰り出してくる場合がある。
その他
- 「ロイヤルデューク」とは、日本語訳で「王室持ちの公爵」「英国の公爵」といった意味となる、四階級の魔神は「公爵持ちの魔神」であるので、最上位の四階級魔神であるロイヤル閣下には相応しい意味である。
- 図鑑によると「1人で物質界に攻め込める」「1国の軍隊とも戦える」強さのようだ
- 同じデーモン系の敵である「グレーターデーモン」「ライトニングバロン」は、ロイヤル閣下の亜種となっている。
- 上記含めて3匹の強さは、ロイヤルデューク>ライトニングバロン>グレーターデーモン
- 上記の2匹は強さ的にロイヤルデュークよりも数段劣り、武器や容姿も違い、完全な別の魔神である。
- ただし、東方幻想魔録ではグレートデーモンにも幼女が追加された、こちらの幼女は紫髪であり後ろに隠れている
- 通称になっている「ロイヤル閣下」であるが、この通称がいつ広まったのか詳しいことは不明であるが「はちくまRPG実況者のMILENE氏がブログや動画でロイヤル閣下と言っていたのが広まったため」と言われている
- ロイヤル閣下の製作者であるドッターのロドニー氏はロイヤル閣下を気に入っているのか、ピクシヴで単独のイラストを公開しており、非常に可愛らしい→そのイラスト
- また、ロドニー氏によれば「幼女はパっとしなかったので付け加えたオプション」であるとのこと。
- プレイヤーの間では「幼女が本体」「幼女が操っている」「幼女を守りながら戦っている」などと様々な考察がされているが、はちくま側からは詳しい設定を明らかにされていないので、今後に期待したいところ。
- 東方幻想魔録C82限定のおまけパッチにてついに専用BGMが実装された、閣下の人気は留まる事をしらない!
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関連項目
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