京急蒲田駅とは、東京都大田区にあり京急が運営する鉄道駅である。
東日本旅客鉄道・東京急行電鉄の蒲田駅は「蒲田駅」の項を参照されたし。
概要
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けいきゅう かまた 京急蒲田 Keikyū Kamata 京急蒲田 게이큐 카마타 |
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梅屋敷 うめやしき |
糀谷 こうじや |
雑色 ぞうしき |
京浜急行電鉄の主要駅の一つで、京急本線と京急空港線が利用可能。京急Wing号とエアポート快特以外、全列車が停車する。
本線と空港線の分岐駅であり、品川方面、横浜方面ともに空港線との直通列車があるため、線路容量は逼迫している。
そのため(開かずの踏切問題もある)高架化工事が実施され、同一平面の1面3線ホームとなっているのを重層化し、2階が本線上り方面と空港線、3階が本線下り方面と空港線となった。また、2・3階にある切欠けホーム(2・5番線)は退避や普通の始発などで使われる。1階部分は改札階となっており、駅務員室やトイレなどがある。改札は1ヶ所。
なお、改札は地上からエスカレーターで上がったところにあり、正確には1階ではなく中2階と表現したほうが正しい。
エレベーターは1台。エスカレーターは10台あり、改札前のエスカレーターは左右によって到着ホームが分かれている。(※工事中の物有り)
高架化前は2面3線の地上駅であり、跨線橋を有していた。2000年度から始まった高架化工事に伴い仮設移動を繰り返しながら2010年5月16日に上り線が先行して高架化された。2012年10月21日に下り線も高架化され、6線がフル活用され始めた。
箱根駅伝名物「ランナー泣かせの踏切」
京急蒲田駅から分岐する空港線がすぐに国道15号線(第一京浜)と交差するため、駅の近くに『京急蒲田(空)第1踏切』という踏切が存在した。なお踏切自体は2012年10月21日の京急蒲田駅の下り線高架化を以って廃止されたが、本稿では踏切が廃止される以前の情報について説明する。
正月の風物詩ともなった箱根駅伝ではこの国道15号線が往路・復路ともにコースとなっているため、かつては空港線の電車が通過するために踏切を閉められて立ち往生するランナーが続出した。
特に最終区間となる復路ではこの踏切に足止めされることが順位に大きくかかわる可能性も強いため、かつてはランナー泣かせの踏切として有名であった。
危険を承知で、電車が通過しない隙をつき閉まっている踏切を強行突破したランナーも多く存在した。
現在では、京急側がランナーの通過が予想される時間に電車の行き先を変更したり、京急社員による代用手信号によって発車時間を調整するなどの配慮が取られている。
京急側としては、羽田空港で年末年始の帰省や旅行の帰りのラッシュが始まる時期と、沿線の穴守稲荷神社への参拝客の輸送で特に混雑する時期であり、あまり電車を止めたくない時期にこの駅伝の影響でダイヤが乱れるのは非常に痛いものと思われる。しかし、無論箱根駅伝のランナーに死者やケガ人が出ても困るので、痛し痒しといった状況だろう。
ちなみに同様の事態は箱根登山鉄道の小涌谷駅すぐ横の小涌谷踏切でも発生する。こちらは以前からランナーを優先して運転の一時停止などを行っていた。京急蒲田との共通点といえば赤い電車、標準軌、そして箱根駅伝である。
京急蒲田でこの光景が見られなくなっても、小涌谷では半永久的に続くことは間違いない・・・。
2010年5月16日のダイヤ改正に伴い、蒲田要塞と呼ばれる駅構造の一部が使用開始された。
しかし、現在も建築中という事もあり、あまりのカオス構造っぷりに多数の乗客が混乱に陥る様子が見られた。
京急側も案内係を増やしたり、ガイドライン表示をしたりと対応はしているものの、暫くは同じ風景が見られると思われる。
空港以外に朝の通勤時の乗客も多く、早急な空港線方面の高架化が望まれる。
(例えば、横浜方面から空港線に行こうとした場合、電車を降りると2階で、そこからホーム端際の階段を
ぐるりと回り1階の空港線まで行き乗り換えるという、以前と比べるとはるかに面倒な構造になっている)
なお、高架化されたホームでは新たなKQクオリティが早くも編み出されており、
といった有効活用がなされている。
冒頭の通り2012年10月21日に踏切が廃止されたので、これらは過去の風景となった。
配線図
ホーム
番線 | 路線 | 方面 |
---|---|---|
1 | ■空港線・京急本線 | 羽田空港(品川方面から直通)・横浜 |
2 | ■京急本線 | 横浜(普通専用) |
3 | ■京急本線 | 横浜・三浦海岸 |
4 | ■空港線・京急本線 | 羽田空港(横浜方面から直通)・品川 |
5 | ■京急本線 | 品川(普通専用) |
6 | ■京急本線 | 品川・新橋 |
隣の駅
本線
種別 | 隣の駅 (上り:品川・都営線方面) |
当駅 | 隣の駅 (下り:横浜・金沢文庫方面) |
---|---|---|---|
Wing号 | 品川駅 | 通過 | 上大岡駅 |
エアポート快特 | 羽田空港第3ターミナル駅 | ||
快特 | 京急蒲田駅 | 京急川崎駅 | |
特急 | 平和島駅 | ||
急行 | |||
普通 | 梅屋敷駅 | 雑色駅 |
空港線
種別 | 隣の駅 (上り:品川・横浜方面) |
当駅 | 隣の駅 (下り:羽田空港方面) |
---|---|---|---|
エアポート快特 | 品川駅 | 通過 | 羽田空港第3ターミナル駅 |
快特 | 京急川崎駅 | 京急蒲田駅 | |
特急 | 平和島駅、京急川崎駅 | 糀谷駅 | |
急行 | |||
普通 | 梅屋敷駅、雑色駅 |
※エアポート急行は2023年11月24日に廃止され、停車駅は 急行 へと引き継がれた。
※Wing号のうち、イブニング・ウィング号は2024年11月23日のダイヤ改正で京急蒲田にも停車するが、乗車専用となる。
利用者数
年度 | 乗降人員 | 順位 |
---|---|---|
2010年 | 47,313人/日 | 9位/72駅中 |
2011年 | 46,564人/日 | 9位/72駅中 |
2012年 | 47,473人/日 | -位/72駅中 |
2013年 | 49,477人/日 | -位/72駅中 |
2014年 | 49,477人/日 | 10位/72駅中 |
2015年 | 53,397人/日 | 10位/72駅中 |
2016年 | 58,396人/日 | 9位/72駅中 |
2017年 | 61,746人/日 | 9位/72駅中 |
2018年 | 64,280人/日 | 9位/72駅中 |
2019年 | 65,123人/日 | 9位/72駅中 |
2020年 | 44,191人/日 | -位/72駅中 |
2021年 | 47,126人/日 | -位/72駅中 |
2022年 | 54,259人/日 | 9位/72駅中 |
ギャラリー
旧京急蒲田第1踏切 |
1階部分 |
3階切欠けの2番線 |
空港線と本線の分岐部分 |
ホームにある案内板 |
中2階の改札 |
↓エスカレーターを2階から |
改札横の発車標 |
2番線から |
2階切欠けの5番線 |
別階行のエスカレーター |
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関連項目
外部リンク
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