喰いタンとは、
である。ここでは2について紹介する。
概要
『ミスター味っ子』や『将太の寿司』の寺沢大介によるグルメミステリー。
喰いしん坊探偵・通称「喰いタン」の高野聖也が、豊富な知識と培った味覚を駆使して様々な事件を解決に導いてゆく。
作者が本作以前に描いた漫画のキャラクターに似た人物がスターシステムよろしく登場したり、過去使ったネタへのセルフ突っ込みのような内容もあるので過去作を読んでいるとより楽しめる。
講談社の刊行する青年漫画雑誌『イブニング』において、2002年6月号(当時月刊誌)から2009年15号(隅週刊)まで連載された。2004年からは同作者の『ミスター味っ子II』の連載開始に伴い、両作品とも掲載される号が未定の中で不定期同時連載が行われた。
2006年には主演に東山紀之を据え、日本テレビ系列でテレビドラマ化がなされ、その後、スペシャルドラマや続編である『喰いタン2』も制作されたが、『イブニング』の読者層とドラマの視聴者層は違うと考えたスタッフによって大幅な改変がなされており、一部設定やトリックを除き原作漫画とはほぼ別の内容となっている。
登場人物
高野聖也
主人公にしてこの漫画随一の怪異。ブラックホール級の胃袋を持つ私立探偵兼歴史小説家。食べ物に異常な執着を示し食事中は梃でも動かない。食事には最低3時間かけ、自分の食欲を満たすためならクライアントとの約束に平然と遅刻し原稿も落とす。出水曰く「そのうち生きながら餓鬼道に落ちる」。
出水京子
高野の秘書兼助手。高野が警察の手伝いと作家両方の仕事をしていることを知る唯一の人物。
緒方
本庁の若手ナンバー1と噂のキャリア警部。高野の大学時代の後輩でよく彼に推理の手伝いを依頼してくる。
高村耕司
メガネを掛けた白髪の推理作家。高名な推理小説家でコメンテーターとしても活動しているのだが、作中では高野の当て馬としての登場がほとんどであり、彼からは軽くあしらわれてしまう。
大田原巌
貿易商を営む高野の父の親友。高野の後見人でもある。数少ない高野が頭が上がらない人物。
三枝
高野の亡くなった母親の知り合いの大富豪。パーティー好きなため何度か高野たちを招待する。
講談寿司の親方
鳳寿司の親方に酷似した容姿の寿司職人。借金を踏み倒すため店内で殺人を犯し逮捕される。
寺田
講談社に勤める編集者。高野を担当しているが毎回のように原稿を落とす彼とは喧嘩しがち。モデルはテリー寺田という、寺沢の担当編集。
黒瓜邪鬼
ドレッドヘアの自称・呪術師。毒性のある食べ物を使って不可能犯罪を演出してきた。
関連動画
関連項目
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