掴んでみせます、自分星!
星見純那とは、ミュージカル×アニメで展開するメディアミックスコンテンツ「少女☆歌劇レヴュースタァライト」の登場人物である。
概要
JUNNA HOSHIMI | |
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夢は「主役として、舞台の真ん中でスポットライトを浴びたい!」 | |
聖翔音楽学園 99期 俳優育成科 出席番号25番 | |
学年 | 2年 |
誕生日 | 2001年10月1日 |
好きなこと | 読書/お風呂・温泉/メガネ |
苦手なこと | 球技・水泳/怖い話 |
好きな食べ物 | 肉じゃが/しいたけ |
嫌いな食べ物 | セロリ |
第99回 聖翔祭 | 激昂の女神 |
武器(洋弓) | 翡翠弓 |
CAST | 佐藤日向 |
聖翔音楽学園第99期生俳優育成科の生徒であり、第99回聖翔祭での上演演目・戯曲『スタァライト』のオーディション選抜メンバー8名のうちの一人。そして、物語の主要登場人物からなる『スタァライト九九組』9名のうちの一人である。
99期生の学級委員長を務める学年一の才女で、優等生。高校三年生に進級してからは生徒会長となった。
真面目で努力家、不屈の精神の持ち主で、見上げる先にある星を掴むために実直に進み続ける人間にして舞台少女。
主役に憧れ、舞台の真ん中で輝く一番星・トップスタァを目指す。
人物像
勉学に秀で努力を厭わない才媛で、判断力、分析力に優れるが、それゆえ考えすぎるきらいがある。
自身に出来ないことがあっても、出来るようになるまで何度も繰り返し練習し、努力と継続によって成し遂げようとする、負けず嫌いの気質を持つ。時折その努力があさってに向いてしまい視野狭窄に陥ることもあるものの、目の前にあるものごとに真摯に向き合う生来の性格によって、「一人ぼっちの子を見つけ出せる」ような優しさと観察眼の持ち主でもある。
長崎出身。8歳の時に学校の授業で観劇したミュージカルに衝撃を受け、舞台の道を志す。両親の敷いたレールを外れ、反対を押し切って聖翔音楽学園に入学したが、同期の天堂真矢をはじめ天性の才能を持つ者たちとの差に悩み、もがいている。
読書を好み、知識量も豊富。古典演劇の台詞や過去の偉人の名言に明るく、度々これらの言葉を引用している。入学願書の志望理由欄ではシェイクスピアの「汝を照らす星は、今、いずこにあるか」を引いていた。
好きな食べ物として「母の作ってくれた肉じゃが」を挙げている一方で、入学の経緯からか長期休暇中にも帰省せず学生寮に留まっている。
得意教科は国語、英語、数学……特に日本史は負けない自負がある。苦手教科は体育、特に水泳は「絶対ダメ」。舞台上では、お芝居には自信があるが、ダンスは少しだけ苦手。しかしながら勉強と努力によってダンスの苦手も克服しようとしている。
また、眼鏡へのこだわりがある。レヴュー中でも眼鏡を着用して戦う。
学生寮の同室である大場ななとはルームメイトであると共に、相手の中に自身に無いものを見出だし互いに尊重し合う親しい間柄である。一年生のときに学級委員長選挙を競ったのち、99回聖翔祭では共に名有りの役(塔の女神たち)を演じる。二年次(テレビアニメ版の本編時期)にはさまざまな変化を経て、最終的に大場ななの孤独を救うことになる。
また、同期の愛城華恋とはレヴューで対峙し、ぶつかり合ったことで友情を結ぶことになる。対照的な性格ながら、誰にも負けない情熱を宿した者としての共通性を有し、互いのことを「華恋」「じゅんじゅん」と呼び合う。
物語を推進する役目を負った華恋とひかりという「運命の舞台への約束で固く結ばれている」主人公二人に対して、泥臭く努力を続け宿命すら跳ねのけようと意志する「人間」存在としての精神性を有した彼女は、この物語のもう一面における主役と言えるかもしれない。
舞台版
―The LIVE― #1
99期生の学級委員長であり、レヴューオーディションに参加する。転校生の神楽ひかりを追い詰めるが、飛び入りした愛城華恋に乱入され、敗れる。
それ以降の媒体における生真面目さの中に優しさを有した星見純那像と比較すると若干人柄が異なり、やや性格面でのアクが強く、闘争心が前面に出ている傾向がある。レヴューの場面では、即興のエチュードを振られることに弱い一方で、激昂に駆られることで情熱を燃やす性質が強調されている。
―The LIVE― #2 Transition
#2はテレビアニメ版最終話のその後にあたり、第100回聖翔祭の終演後、『青嵐総合芸術院』との交流プログラムに参加する99期生を描いている。
そのため人物像はテレビアニメ版の性格を引き継ぎ、同級生との関係も良好であり仲の進展がみられるほか、学級委員長としての社交性も発揮して青嵐の舞台少女たちと交流しようとする。舞台に向ける情熱は変わっておらず、第100回の舞台が終わったばかりであっても腑抜けることなく次回の聖翔祭への決意を燃やす。
2校対抗のレヴューオーディションではななと共に『初雪』のレヴューに参加し、青嵐の穂波氷雨と対峙する。
だらしない新学期のはじまりはその1年を堕落させる ──私の言葉よ
(『舞台 少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2 Transition』より)
―The LIVE― #3 Growth
舞台#3は高校三年生に進級した99期生が描かれ、卒業を控えそれぞれの進路に悩む舞台少女たちを巡る物語が展開される。
冒頭、新入生である第101期生の入学式シーンにおいて、星見純那は「99代生徒会長」として祝辞を読み上げる。101期生の柳さくらたちが舞台装置の自動人形コロスに襲われている場面では、九九組と共に颯爽とこれを救出する。
お互いの本音をぶつけ合い、自身の成長をかけたレヴューシーン。星見純那は第2レヴュー『凍玻璃』に参加し、西條クロディーヌ、石動双葉と共に天堂真矢に対峙する。その後、最終レヴュー『綺羅星』にも参加する。
#3で描かれた星見純那の成長と懊悩、進路への迷いは、こののちの劇場版の展開へと繋がっていくことになる。
―The LIVE― #4 Climax
舞台#4では劇場版よりも後の時系列、卒業間近の99期生が描かれ、星見純那も自らの進路へと向かって羽ばたいていくさまが描かれる。
クライマックスは観客であるあなた自身で見届けていただきたい。
テレビアニメ版
2018年7月から9月にかけて放送されたテレビアニメシリーズ。
日が沈み、夜の闇がせまった頃に初めに輝き出す星という意味で、星見純那は物語における一番星を占めている。第1話、地下劇場へ足を踏み入れた愛城華恋が最初に目撃するのは神楽ひかりと星見純那によるレヴュー『情熱のレヴュー』であった。テレビアニメ版の物語における星見純那は、宵の明星としての一番星であると同時に、彼女自身のさだめの星を追い求め掴まんとする燃える意志、情熱の輝きでもあった。その輝きは、やがてテレビアニメ版の物語の核心を握る人物の心を救うことになる。
ここでは各話の登場シーンから代表的な活躍シーンを挙げていく。
第1話、中庭で昼食を取る愛城華恋、露崎まひる、大場ななのもとを訪れ、第100回聖翔祭での戯曲『スタァライト』のオーディションが行われることを告げる。次の『スタァライト』での主役に向けた気合いを見せている。後半レヴューシーン、地下劇場で神楽ひかりと対峙し舞台版と同様にこれを追い詰めた星見純那だったが、愛城華恋の飛び入り参戦によって敗れることになる。
第2話では主役の扱いでスポットライトが当てられ描写がされる。前日にレヴューで敗れたこと(及びその要因となった愛城華恋の飛び入り)に対して憤りを感じ、舞台稽古と自主練習に一層努めようと励むが、疲労が重なりレッスン中に倒れてしまう。保健室で目覚めた際、どれだけ努力しても追いつけないものがあったとしても、それでも尚諦めたくない、スタァになりたいのだと大場ななに述べる。
レヴューでは前日に戦った愛城華恋と再び対峙する。地下劇場に自身の舞台を展開し、眼鏡型の古代遺跡風舞台装置を縦横に飛び回り奮戦する。死角からの遠距離射撃、トラップの使用など頭脳を駆使した彼女らしい戦い方をとり、互いの情熱をぶつけ合った末、すんでのところで華恋に上掛けを落とされる。
二度目の敗北であったが、単純ながら情熱とキラめきに溢れた華恋の戦い方に触れ、どこか吹っ切れたような明るさを見せる。過ぎた敗北よりもこれから先の健闘を決意し、華恋のことを名前で呼ぶようになる。
その後、レヴューシーンでの描写はレヴューオーディションの進展に伴って少なくなる一方で、99期生の同級生たちとの交流は以前のピリピリとした敵愾心ある印象からだいぶ和らいだ雰囲気のものとなり、第4話では無断で夜間外出をした華恋とひかりの不在を誤魔化すためにほかの寮生たちと協力している。
第7話では1年生・第99回聖翔祭での様子が描かれるほか、春休み中にななと二人っきりで寮に残り日常を送ったり、2年生に進級してからも変わらず学級委員長としての責務を果たそうとしたりする姿が描かれている。
第9話、次回の聖翔祭に向けて変わっていく舞台に対して思うところがあるななの思いを受け取り、戸惑いながらもこれに向き合って応える。
第10話、オーディション最終日に彼女はレヴューデュエットの選抜に選ばれず、ほかの5名と共に観客席に居る。
第11話、キラめきを失った愛城華恋を心配し、『スタァライト』戯曲本を翻訳しようとする彼女を手助けする。『幕間』シーンでは「神楽ひかりの運命の舞台」へ向かう華恋と対話し、星を掴もうとした舞台少女全員の罪(「星罪」)を指摘しつつ、それを気にかけることなく「自分星」を掴んでみせると決意を新たにしたうえで、神楽ひかりへの伝言を告げる。
最終話、99期生の同級生たちと共に鍋料理を用意し、華恋とひかりを待つ。
劇場版
2021年6月4日に公開された劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(新作劇場版)。
三年生となり、卒業を目前に控えた99期生たちは、それぞれが自身の立つべき舞台を見つけなければならない。「私だけの舞台」を求めて、新たな新章の続き、ワイルドスクリーンバロックが開幕する。
星見純那は序盤、華恋と共に『遥かなるエルドラド』の芝居稽古を披露し、新国立第一歌劇団の見学に向かう。それと並行して彼女の進路と「自身の立つべき舞台」にまつわる悩みが提示される。
――その姿をどこか含みを持って見つめる人物の眼には、彼女の「自分星」の輝きはどのように見えていただろうか。
この物語において、星見純那は登場人物の中でも一際大きな変化を遂げることになる。
おまえは何者だ? おまえは何者だ? 星見純那!!
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関連項目
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- 0pt