暗黒プロレス組織666とは、サムライTVのカメラが調子悪くなったり、ニコニコプロレスチャンネルのタイムシフトが潰れることに定評のある、日本のインディー系プロレス団体である。通称は666、ニコニコ動画では666(プロレス)のタグがつけられることが多い。
概要
2003年、レッスル夢ファクトリーやFMWで活躍していた怪奇派プロレスラー、怨霊の自主興行としてスタート。
このとき、旧友でありハードコア系インデイーズレーベル「殺害塩化ビニール」の社長でもあるザ・クレイジーSKB(通称:バカ社長)と手を組んで「暗黒プロレス組織666」として団体を旗揚げした。
過去にバトルスフィア東京やディファ有明などで興行を行っていたが、いずれもバカ社長の過激なパフォーマンスが原因で使用禁止となった。現在は新木場1stRINGにて隔月ペースで定期戦を行っている。
本興行以外では、アイスリボンの本拠地である蕨市のレッスル武道館で行われる若手中心の興行「YOUNGプロレスわっしょい!」や、新宿二丁目のゲイバーやイベントスペースで行われる「新宿二丁目プロレス」、アイスリボンとの合同興行の「YOUNGリボンわっしょい!」などがある。
団体の特色
「超行き当たりバッタリ・エンターテイメントプロレス・フロム・あの世」がキャッチフレーズで、毎回ハチャメチャな内容を送り届けている。全体的なノリとしては学生プロレスの明るい雰囲気に、深夜バラエティ番組の悪フザケ+新宿二丁目のショーパブ的ないかがわしさを合わせた感じと言えば理解していただけるだろうか。客入りは基本的に大入り満員だが、入場者数はいかなるときも666人となっている(※新木場1stRINGはそこまで入りません)。
現在では同じようなことをする団体も増えたが、666(プロレス)は、興行中に場内で試合実況を流すスタイルの先駆者でもある。実況は怨霊の東海大学時代の先輩でもある元大日本プロレスの姐さんことMEN'Sテイオー、解説は「インディーのお仕事」の構成や大日本プロレス中継「大日大戦」の解説、女子プロレスのムック本編集などでおなじみのプロレスライター、須山浩継が行っている。姐さんが悪ノリして須山さんが突っこむ雑談に近い実況スタイルは、「大日大戦」の登坂栄児・BJW社長&須山コンビを思わせるが、どちらかといえば学生プロレスの場内実況の方が近い。
また、バカ社長(もしくは殺害塩化ビニール)の人脈を生かし、猫ひろしや蛭子能収といった芸能人がゲスト(またはカメオ)出演することが多いのもこの団体の大きな特色。かつてバカ社長のお世話になっていた氣志團もオールナイト興行に出演したことがあり、所属レスラーである宮本裕向の入場曲「ONE NIGHT CARNIVAL」の使用に綾小路翔が自ら公認を与えていた。
所属のレスラーはそこそこいるが、DDTプロレスリング(含ユニオンプロレス)や大日本プロレス、KAIENTAI-DOJOやプロレスリングFREEDOMS、その他フリーの選手も多数参戦している。選手の中には、この団体専用のリングネームを名乗る者も多い。中でもマッスル坂井は一度引退するまで、マッスルやDDTは休業していても666(プロレス)の興行にはほぼ休まず参加。マッスルと666(プロレス)とのコラボ興行も何回か行われた。
団体の興行以外では現在、宮本裕向と忍が大日本プロレスにレギュラー参戦している。宮本はデスマッチヘビー級王座やBJW認定タッグ王座、忍もBJW認定タッグ王座を獲得するなど確かな地位を築いている(もちろん両者とも、大日本以外の団体へも多数参戦している)。宮本や忍以外では山田太郎(またの名をTHE101→ザトウイチと読む)がガッツワールドや鬼神道リターンズなどといった各種インディー団体にレギュラー参戦をしている。また、男性DIVA(ゲイ)の遠藤マメも頑固プロレスやユニオンプロレス(解散)でゲイ特有の妖しい魅力を発揮している。ちなみにDDTのアイアンマンヘビーメタル級王座がああも王者数のインフレを起こしたのは、ここにベルトが流失した際、第666代王者を誕生させるため、宮本と忍の間で延々とたらし回しされたからである(そして、当然のごとく、第666代王者はバカ社長が獲得した)。
2014年からはニコニコプロレスチャンネルで、ニコニコ生放送による生中継も行われるようになった。タイムシフトが潰れたことが何度もあったが、中継終了後のアンケートは毎回良好。続行に問題は無かったようで現在は定期的に中継されてニコプロの人気コンテンツの一つでなっている。これによって、666(プロレス)の実態を知ったファン層も少なくないだろう(ただし、クレイジーSKBの試合は絶対に放送されない)。バカ社長以外でもタイムシフト潰しの罠が仕掛けられるので、ここのニコ生中継はなるべくリアルタイムで見た方がいいだろう(軽い宣伝)。
試合中継以外にも、666メンバーによるバラエティ番組もニコプロで定期的に放送されている。こちらも隙あらばタイムシフト殺しをしかけてくるので、できるだけリアルタイムで観よう。
絶対に守るべき注意点
興行を観に来た観客は、ザ・クレイジーSKBの試合について携帯電話やスマートフォンを含む写真・動画撮影の一切が禁止される。これはお笑いでいうところの前振りではなく、今後暗黒プロレス組織666が興行を続けていくため、絶対に必要な約束です。サムライTVのカメラも、なぜかバカ社長の試合になるとカメラの調子が悪なる(ていうか、2014年からそういうシーンは全く放送されなくなった)ことから「お察しください」。埼玉プロレスみたいにどこも会場を貸してもらえなくなるような事態だけは避けなくてはなりません。
団体タイトル
- 666きかんしゃ級王座:元々は6人タッグ王座だったが、今は団体のシングル王座的な扱いになっている。ベルトは機関車トーマスのイメージ。
- ヤングリボンミックスタッグ王座:アイスリボンと共同管理しているタッグ選手権。
所属選手
所属選手 | 主なレギュラー参戦選手 | |
歴代のザ・クレイジーSKB
過去にバカ社長ことザ・クレイジーSKBは宇宙の塵となってしまい、その後継者として何人ものプロレスラー(中にはレスラーでない人もいる)が、ザ・クレイジーSKBの名跡を受け継いだ。以下に歴代の面々を列記する。現在は、初代が復活。SKB社長派と華名社長派が対立するストーリーが展開された(現在、そのストーリーラインは終わっている)。
関連動画
関連項目
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