桃園ラブとは、プリキュアシリーズ6作目「フレッシュプリキュア!」の主人公である。
CV:沖佳苗
概要
桃園ラブ
14歳、身長159cm、血液型AB型。口癖は「幸せゲットだよ!」の、共学の公立四つ葉台中学2年生。
髪型はいわゆるピッグテールと呼ばれるものに似ている。
蒼乃美希や山吹祈里とは幼馴染で、それぞれを美希たん(mktn)、ブッキーと呼ぶ。
自分のことよりまず他人の幸せをゲットすることを考える性格。
その心がイース=東せつなを改心させてキュアパッションに目覚めさせる原動力になっている。
もっとも、ラブはそれ以上に彼女に対して特別強く惹かれているふしがある。
せつながまだイースのころに、彼女と待ち合わせているときはいつになくはしゃぐ姿が見られた。
しかもことあるごとに「せつなとデートなんだぁ(はぁと)」と発言していたりする。幼馴染二人の心配もよそに、である。
そういうところでは視聴者の頬も緩むようなキャワイイ乙女なところを魅せた。大輔ェ……。
勉強も運動も苦手だが、ダンスへの情熱は人一倍である。
それはあこがれのトップダンサー、ミユキと面識を持ってからよりいっそう強くなる。
その意欲はフレッシュプリキュアな4人(最初は3人)によるダンスユニット「クローバー」を結成してしまうほど。
小さいころから母の手伝いをしていた関係から料理が上手。得意料理はハンバーグ。
それは漢気の中にある、暖かい母性の表れにもつながっており、幼いころにもらった愛情のカタマリを
みんなに提供しているところがある。
ニンジンが嫌いという好き嫌い設定は、たまねぎが嫌いな美墨なぎさ以来である。
また、ニンジン嫌いはセーラームーンの月野うさぎ、東京ミュウミュウの桃宮いちごと同様である。
その点をよく母やせつなにつっこまれ、逆にラブはせつなの嫌いなピーマンのことで反撃に出たりする。
意地っ張りなところがあるからか、同じクラスの知念大輔とは喧嘩友達であるが、彼に少なからず想われている。
プリキュアには珍しい同級生同士の恋愛は、視聴者と某ラビリンス幹部に「甘酸っぺぇ」という言葉を漏らさせた。
もっとも、最終回では彼からの告白を「言っわな~い」とはぐらかしてしまった。(多くのファンは大いにホッとしたとか)
精神的にかなりもろい面があるのも魅力の一つである。
オールスターズDXでシフォンを見失ったとき。
劇場版でうさぴょんに対する罪悪感に苛まされたとき。
そしてせつながイースであると知ったときなどなど……。
一度心が折れるといつもの明るさが吹き飛んで塞ぎこんでしまい、何も出来なくなってしまうのが弱点。
が、そのたびにmktnに喝を入れられており、その時だけラブはmktnのことを「美希」と呼び捨てにするのも印象深い。
なお、ラブという名前は本編開始前から何かと話題になっている。
これは祖父が「世界に通じるように」という意図でつけたらしく、名付けのうえで最初は「愛」という候補もあったようだ。
ただ、このネーミングは日本人の名前どころか外人の名前としてもDQNネーム全開であることは間違いない。
親御さんたちが命名の参考にする可能性がある天下のプリキュアで、このネーミングは非常に危険である。
きっとおじいちゃんは24世紀の人だから大丈夫と思ったのかもしれないが、21世紀の我々の感覚には早すぎる。
現実でこんな名前だったら、初見で犬の名前と勘違いされてへこんだり犬扱いされてイジめを受けたりしないか……。
いろいろな意味で心配であるが、この名前を逆手に取り、ラブの漢気にちなんで当て字で「桃園羅武」と書く人もいる。
とってもカッコイイ字面だけど、ラブは女の子です!そこをお間違いのないように!
キュアピーチ
「もぎたてフレッシュ!」
スイーツ王国に伝わる伝説の戦士。妖精ピックルンのピルンの力を借り、桃園ラブが変身するプリキュア。
御子柴家の解析ではパンチ力に優れているとのことで、確かに作中でもパンチするシーンはよく見られる。
シンボルマークは「愛ある印」、ピンクのハート。
変身すると髪の毛が栗毛ピッグテールから、大増量の金髪ピッグテールに変化する。
変身元に反して非常に高い格闘センスを手に入れることが可能である。
そしてもともと彼女の中にあったのか、何かがはじけて非常に男前な立ち姿になることが多い。
戦闘中の気合の声も「うぉりゃあああああっ!!」といった、どう考えても女の子には似つかわしくない吠え方をする。
中の人の熱い演技も咬み合って、キュアピーチになるととてつもない猛々しさを得るのである。
劇場版においてはさらに何かが目覚めたのか、中国拳法の高等技術を発動させた。
その姿はまるでグラップラー刃牙の消力(シャオリー)のようだったと鑑賞者を驚かせた。
このことから、上記のように変身元が漢女、羅武兄貴、桃園羅武などと呼ばれることも。
そう、彼女は美墨なぎさ、夏木りん、明堂院いつき、北条響などとは別のタイプの、精神的イケメンプリキュアなのだ!
シリーズ開始決定時、その名前やデザインから「ウェディングピーチ+ぴちぴちピッチ」などと揶揄された。
が、プリキュアシリーズ恒例にして伝統の新人洗礼であり、始まって終わってみればもはや過去の思い出になっている。
というかこんな男前な魔法少女なかなかいねぇよ。
必殺技
- プリキュア・ラブサンシャイン
手でハートの形を作り、エネルギーを開放する技。ナケワメーケを浄化する。
ピーチロッド開放後は使われなくなるが、最終決戦ではまさかの近接技として再使用されるようになった。 - プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ
第8話で、リンクルンの中から覚醒したアイテム『キュアスティック・ピーチロッド』から放つ新必殺技。
ロッドからハートエネルギーを発射し、より強力な敵の浄化が可能となる。
最終決戦では無詠唱で放ったことすらある。ラブさん覚醒しすぎである。
キュアエンジェルピーチ
-ホワイトハートはみんなの心-
「羽ばたけフレッシュ!」
劇場版における強化形態。プリキュア5のキュアドリーム同様の姿。
名称は正式には「キュアエンジェル」であるが、後にマニア向けのフィギュアが出た際はこの名前になった。
(それまでは「キュアエンジェル・エンジェルピーチ」とされていた。
巨大な羽と淡い色のコスチュームが特徴。テレビ版の最終決戦でも逆輸入という形で登場。
ちなみに背中の羽は畳むときは小さくなることも出来るようだ。
劇場版では敵を倒すためのプリキュアではなく、思いを伝えるためにプリキュアとして出現した。
この技と、にじみ出る母性から、彼女は聖母のようであるとも例えられる。
ちなみに、浄化技そのものはキュアエンジェルが最初ではない。
なんとかの無印序盤には既に「プリキュア・レインボー・セラピー」という技があったのである。
しかしこの技は何故か”なかったこと”にされているので実質エンジェルの特許と言っても過言ではない、たぶん。
必殺技
- プリキュア・ラヴィングトゥルーハート
対象を傷つけずに元に戻すという、プリキュアでも珍しい完全浄化技。ラブサンシャイン同様手でハートを作るが、そのエネルギーの中には穏やかな心の力が篭っている。
しかし邪悪の塊には容赦がなく、TV版ではノーザとクラインを元の姿に戻してしまった。
関連動画
関連静画
ラブ兄貴
関連コミュニティ
関連項目
- 蒼乃美希(キュアベリー)
- 山吹祈里(キュアパイン)
- 東せつな(キュアパッション)
- フレッシュプリキュア!
- プリキュアの一覧
- 漢女/漢娘
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