ニコニコ大百科

現役奨励会二段の人が9巻読んで、
「自分のためではなく人のために指す。今の自分にはそんなことは考えたこともなかった。
「荊姫」のエピソードを読むとそのような経験をしたことがない自分が非常に悔しく、
今この文章を書いていて涙が出るくらいには悔しい」
とブログで漏らしてた。

プロになれたら「将棋のプロ」として人間的な個性や実力を発揮できるけど、
奨励会は…人間になるために、人間であることを止めなければいけない世界なんだろうか。
そんな厳しい矛盾が垣間見えて切ない気持ちになった。
銀子ちゃんはどうするだろうかねえ…節目の10巻が待ちきれないよ!!早く出してくれ!!

姉弟子はなぁ最終目標がプロ棋士なら行けるだろうってのは周囲の評価からもうかがえるけどそうじゃ無いからなー、というかあれほど身内以外からはアウェー環境でよくやれるよなぁ

天ちゃんのヒロインレース殴り込みの影で9巻は何気にがっつり万智さんも攻め込んで来てるよね…
デートしつつちゃっかり次の約束取り付けてたりあいちゃんに師匠と認められたり…

竜王サンは年上で胸が豊満な女性が好みなのでやはりこな山城桜花サンが正ヒロインってことですね

十巻が三段リーグ前編中心に帝位挑決
十一巻が帝位戦中心に三段リーグ後編かな
十巻めっちゃ気になる所で終わりそう

遅ればせながら読了!
いやー面白かった 個人的な好みでいえば歴代でもトップに入るかも、9巻
基本的にアツい巻だったけど、天衣がおじいちゃまにこれからは一番に報告するよのくだりで俺号泣
あれはズルいなぁ…死んだ人に執着していた人が生きている人への想いにも気付くって展開に弱いわぁ…
話としては、そうだな、銀子の心情描写がほとんどなかったことが不気味だぜ
今後彼女が修羅と化すことに間違いはないと思うが、そのプロセスが意図的に省略されていたイメージ
おかげでむちゃくちゃ気になります、ハイ
あとはそだなー、あらゆるキャラに魅せ場があって、大げさじゃなく6巻からの将棋群像劇としては集大成を迎えた感じ
キリ番の10巻のハードルが大いに上がるなぁ!楽しみすぐる!!

天衣については今に至って尚、彼女への想いをまとめられへんので割愛
一言、姉弟子派から揺らぎかけとるとだけは書いておく、うん

9巻は八一の漢っぷり、あいの成長なんかも光っていたなぁ
特に、あいの「八一のために指す」ってスタンスが持つ力を茨姫の力説で肯定して、しかしその危うさを桂香さんに指摘させるのがウマいと思ったね
サブタイトルも作者がこだわったいうだけあって意味を考えるのがなかなかに楽しかった
後は…あー……振り飛車党としては涙なしには読めん巻でもあった
もう…玉将とは呼べないんやなって…
ぅおきとぉぉぉ！！頼むで八一ぃぃぃ！！

於鬼頭帝位ねぇ、重い過去があるらしいけど(コンピューターに初めて敗北した棋士ってこと以外に)
彼はその重い過去を経て強くなった…つまり「失って強くなった棋士」なわけだから、犠牲を払うことで強くなることを決意した姉弟子と絡めても面白そうだな
修羅となることを決意した姉弟子に距離を置かれた八一、大いに悲嘆に暮れる
たまらず姉弟子のマンションに乗り込むと、なんとそこでは姉弟子と目下最大の敵であるはずの於鬼頭帝位が研究会を開いていた!
憤る八一はついに銀子への想いに気づく!!…………なーんて
ないか、んなエセNTR的展開w

まず姉弟子がクズ以外の男性と二人きりになる展開が無茶がある・・・そしてクズはそんな姉弟子の「特別枠」であることにさっさと気付くべきそうすべき

>>2858
そんな展開があるかないかはさておいて
今後八一と姉弟子との間に何らかの理由で決定的な亀裂が生じるとは思う
ヘタすると5巻の時以上のやつが…

帝位戦と三段リーグの後半の時期が被るからな
姉弟子が一番追い詰められてるであろう時期に帝位戦も佳境を迎えるから何もおこらないはずはなく
帝位戦がフルセットにもつれこんだら二人揃って神経過敏になってこじれるだろうし八一の負けが先行している時に帝位が竜王挑戦決めたりなんかしたら最悪
姉弟子が苦戦している横で八一が帝位戦をストレート勝ちしたらそれはそれで姉弟子が拗らせそう
そして修復する前に竜王防衛戦へ

面白かった　やっぱ天衣と姉弟子主人公回ははずれないな
ただクズの立ち位置がまーたころころしてんな　天衣の味方をする以上仕方ないんだけど　というかこれほんとは5巻以前に構想あった話なのかなぁ
魔王（）とかもう読者は忘れてやったほうがいいんだろうか

名人の設定は五巻そこらで終わるなら好手に見えるけどこれ以上続けるなら後々大悪手になりそう
これから八一がトップ棋士として進むなら何度も行く手に立ち塞がるキャラになるのにあまりにも実在の人物すぎて弄りにくいやろ

帝位はこれまで描写からするとそこまで圧倒的な強さではなさそうだし
がっつりと帝位の人となりとか描かないなら４タテで終わる可能性もあるからな

八一がいない他のタイトル戦で名人が100期達成すると拍子抜けなので、帝位の挑決は名人となのかな？
>>2844 も書いているけれど、他の棋戦のスケジュールはどうなってるのやら

>>2864
八一がどう勝つか(もしかすると負ける可能性もなくはないが)は置いておいても、帝位戦でドラマが生まれないってことはなさそうだけどね
八一と親交の深い生石さんの仇を取る対局になるわけだし
タイトルホルダーかつ超一流の振り飛車党である生石さんを叩き潰している辺り、帝位の実力はなかなか底が知れない
まぁ結局、今後どうキャラが掘り下げられていくかなんだろうけど

天衣に隠れがちだけど、振り飛車捨ててもタイトル取れなかった生石『元』玉将は見ててつらかった
んでまあそれに対して振り飛車と捌きを投げる八一よ…
今回の斜め上な戦術といい本当に5巻以降異常なスピードで成長してんなコイツ

というより元に戻ってんじゃない？竜王戦は勢いで行けたとか言ってるけどそれが本来のスペックで、連敗からのスランプで力がかなり落ち込んでたんじゃないかと。名人戦で完全に戻したっぽいけど。

名人との対局以来「頭が勝手に読みを始めて日常生活に支障が出る」みたいなことまで言っとったから、やっぱり何らかの覚醒をしたのは間違いないと思う
スランプで実力を出し切れていなかったのもそうやろうけど

八一の実力は
八一（９巻時点）＝名人＞於鬼頭≧生石＞ジンジン＞八一（一巻時点）＝歩夢＞八一（スランプ中）
こんな感じだと思ってる

1巻時点だと姑息な手使って歩夢にギリギリだったのが、
2巻時点で見落としがあったとは言え会長に実力で勝って、
3巻時点じゃ自身にとって大きな壁であり、劣化名人でもあったジンジンを捻じ伏せ、
5巻では言わずもがな
6巻だと読みが暴走してる描写が所々に入って、ジンジンじゃもう話にならず、
7巻で流石に増長癖も首を擡げてきたところに、蔵王さんに鼻っ柱折られて精神的に成長、
そして今回は相手の十八番である振り飛車と捌き使ってみせる始末
こうやって列挙してみると本当にヤバい
そりゃ姉弟子や創多も絶賛するわって…

>>2870
個人的には歩夢をもうちょっと上にランク付けしてあげたいかな
作中じゃなかなかいいところがないけど、戦績をみるに彼も大概化け物っしょw
いつか絶対歩夢一人称(主人公)の巻くると思うんだけど…まだしばらくはなさそうかなー
名人にリベンジして名人位奪取!なんて超面白そうだけど、そんなんやったら確実にクライマックスだしw

>>2846　
現状、「八一を幸せにしたい」やなくて「八一で幸せになりたい」って感じの気持ちやからな。
それもまた愛には違いないが。


ところで、八一が今回とった作戦って、ゴキ中のそれとは違って▲５三角の馬作りが成立するよね？
それを許しても後手十分指せるって判断なんやろか。
というか、元ネタの棋譜が気になる気になる。

横から失礼するが、姉弟子はどちらかというと「八一と幸せになりたい」じゃないか？
より正確にいうなら「八一と幸せになりたい、将棋で」
将棋しか二人を繋ぐものがないってのが八一と姉弟子の共通認識なんだよなぁ…も、もどかしい
ラスボスでもありヒロインでもありもう一人の主人公でもあり
元ネタがいるとはいえ、女流では絶対者、しかしプロには届かないって二面性がほんとキャラとしてよくできてるわ

コミカライズ版でもターニングポイントを迎えつつあるな。
あいは家を飛び出した経緯といい「ボンボンの甘ちゃん」みたいな感じで感情移入しにくかった。
ここで他のキャラと同じように苦境を経験して成長する姿に期待。
逆に一過性のアクシデントとして解消しちゃったら興ざめなんだけど。

>>2873

元ネタは去年の王位戦でも出た菅井流ゴキゲン三間飛車かと。正確な元棋譜はわからんが。

>>2876
はえー、さわりだけ調べてみたが面白い戦法やね。サンクス。
馬作りにもちゃんと返し技があるみたいやね。

…なんか姉弟子自分からヒロインレース抜けそうなんですけど…
八一と一緒にいるためにプロ目指してるのにプロになるために自分の中の八一を切り捨てるなんて展開が来ても不思議じゃないくらい追い詰められてるんですけど…

あと生石さん今まで2つもタイトル獲得してたのか。しかも両方名人相手に奪い取ったものとか

なんというかマンションのシーン見る限り姉弟子八一と早く研究会したいがために女王戦の日程強行したり色ボケ極まってるけどエピローグでは修羅の道に入ってたりなんか精神が不安定。前半の残念なツンデレと後半の将棋モンスターとの差が今までで一番やばい感じがある。
後、あいちゃんってもしかして終盤力だけに限定しても姉弟子より下？創多に格下扱いはしょうがないとして姉弟子が逆転筋を読んでる途中に読みを打ち切ってるのは意外だった。今までの話では対局者や控室が読み切れてないのを真っ先に読み切ってるイメージあったんだけど。

>>2879
読みの力、つまり終盤力に関しては今まであい>姉弟子だったのが、あの一局で姉弟子が完全に覚醒することにより、姉弟子はあいを超え創多にまで並んだ…なんて予想してみる
つまり9巻エピローグは姉弟子が修羅になる覚悟を語ったものではなく、既に彼女が修羅と化していることを示すものだった？なんて
少なくともあのシーンを読んで俺が思ったことは「創多やっぱヤベーやつやん」と「あれ？姉弟子なんか創多と同じステージに立ってる？」だったw