ニコニコ大百科

アニメ化において原作厨が納得する作品になるかどうかを左右する要職

ひぐらしのなく頃にで、川瀬シリーズ構成が今監督の反対を押し切って
罪滅し編までを第一期脚本に入れる等した（公式ガイドインタビュー参照）のは有名

結果は推理の手がかりなどが大量に落ちてしまい（ラーメンエンドなど悪名の伝説を残した）、
二期冒頭に原作者自ら書き下ろして厄醒し編という補完ストーリーを入れることになった

アニメひぐらしは序盤で当初のシリーズ構成が降板してしまったので、後任者が原作に無知だったのはやむを得ないが
やはり監督の統制が効く人事を行うべきだと思うね

＞80年代以前のアニメにはあまり見られない
これ70年代の間違いだろ。

原作レイプが起こった時は最大の責任者である
だが実際に叩かれるのはアニメ制作会社、ついで監督であり、
アニメ制作をよく知らない素人批評家の眼中にないため追求から逃げられることが多いｗ
何の責任もないのに叩かれる制作会社カワイソス・・・

ホントかなあ。シリーズ構成のせいとか監督のせいとかプロデューサーのせいとかよく見かけるけど
本当に誰に責任があるかって良く分からんわな
そういや脚本会議とかやらない現場ってあるもんだろうか

監督や脚本家がどういう組織に所属してどう選任されるかは、公表されているから調べればすぐ分かる
そして責任追及やりたいなら、アニメ製作スタッフのインタビューがあるから具体的な意思決定も分かる

そういうのを調べた上で、構成や監督の意向を無視して制作会社がクチをだした事例があるならソースよろしく

だいたい制作会社の責任というけど、専門家の構成や監督に対して
絵を描くのが仕事の素人である制作会社の誰がクチを出すの？社長（笑）？

禁書で監督が指揮権を発動したことはあったな
脚本家が切った初春ヴァイオリンを監督命令で入れさせた件
だけどそう日常的に脚本家でもない監督が全て仕切るわけにはいかないだろう

花田十輝（STEINS;GATE）、吉田玲子（ARIA、けいおん！）、水上清資（とある科学の超電磁砲）
あたりがシリーズ構成として評価される脚本をまとめている
ただし、必ずしも原作に全て忠実という意味ではない
原作に完全に忠実なシリーズ構成はやはり谷川流（涼宮ハルヒの憂鬱）のような原作者自身だけのようだ

原作に完全に忠実にすると、映像で見た時に間延びする。これはハルヒで言われたこと

ハルヒは原作に忠実なシリーズ構成といえるのか？　各話の内容はともかく、「溜息」をやってない1期で
「溜息」の後日談にあたる「ライブアライブ」をやったのは原作既読組としては疑問だった。
アニメでライブアライブ→溜息と見るのと、原作どおり溜息→ライブアライブと読むのではハルヒの印象がかなり異なるし。


話は変わるが、やはりオリジナルアニメと原作ものでは、同じ「シリーズ構成」でも問われる能力は異なるのだろうな。
個人的にはオリジナルで面白い話書ける人がもっと増えて欲しいなと思うが。

原作ものでのシリーズ構成の最大の敵は25分×13話という尺
毎回25分で盛り上げて次につないで〆、13話（or26話）で過不足なく終わらないといけない
原作小説・漫画・ゲームはそんなことは考慮せず書かれているから、これは大変な仕事だ

オリジナルだと最初っから25分×13話を想定した脚本を準備できる。シリーズ構成には素晴しい利点だ
だがその代わり、無数のワナビ底辺絵師から新人賞で選ばれた作家が書き、
さらにそれら作家が書いた中でミリオンセラーの壁を乗り越えた原作付き脚本に
一から書いたオリジナル脚本で勝負しないといけない。そんな構成がどれほどいることか

アニメ屋が一から作ったオリジナル脚本構成vsミリオンとはいえそれをアニメ屋が翻訳した原作付き脚本構成
ととらえると良い勝負に見える、ふしぎ！

いくら元がミリオンでも、それを映像向けに書き換える過程でダメになった例はいくらでもあるでな。
だからこそ、昨今は他業界からも参入する例が多くなってるみたいだけど。

原作通りだと間延びするから少し短くしても問題ない、
と言われて何も考えずに原作を切りつめて脚本化する・・・すると、
お馴染み失敗作の筋もテーマもイミフな原作付きアニメが出来上がる

どこを削るか、どこにオリジナルを補うか、本当はギリギリの名人芸である
シリーズ構成の力量は今のアニメだと恐ろしく重要

ラノベ1巻2話で何とか見られるアニメにしちゃう構成もいないことはないが、まあ曲芸だな
何とか見られるアニメになってもあちこちで無理が生じてくる
1巻4話から5話ないと。わっちみたいに厚めなら6話でも間延びはしない

アニメだと実写より脚本家の力が弱いって、どっかで読んだな。脚本家の人のインタビューで、シリーズ構成っていっても作品によって、一話ごとに緻密にやる場合もあれば本読みに出ないで脚本チェックもしない作品もあったって言ってたから、本当に内実が分かる情報が無いと誰の責任とか言えんわな。

じっくりチェックして、それで（絵コンテや声優の演技でなく）脚本が悪いなら構成の責任
全くチェックしないで、それで脚本が悪いなら、チェックしない構成の責任
結果は同じだなｗ

監督に嫌われて現場から閉め出されるケースもあるのかもしれないけど、
どうもひぐらしとか監督の異論を許さない権力を振るっている印象が強いな
まあ、インタビュー読めば分かるじゃん

シリーズ構成：虚淵玄
チーフライター：小林靖子

つまり…どういう事だってばよ！？

なかなか参考になる記事と掲示板
いままで曖昧な把握だった構成という職の意味が分かった

構成・脚本合わせて複数いるならおおまかに
作品通したストーリー、どんな場面・シーンをどの順番で使っていくかを考えるのが構成
それぞれのシーンでの細かいセリフ回しを考えるのがライター
作品によってそれぞれが相談しあったりしなかったり、でおｋ？
さらに監督さんが構成に「こんな場面使いたい」とか人によって事前にもしくは直前に言ってくると

例えば一つのロボットアニメがあるとして
最初に監督や構成が集まってテーマやジャンルや登場人物を考え
シリーズ全体の話の流れと各話のおおまかな内容を構成が考え
一つの話の中での起承転結のストーリーやシーンを各話担当の脚本が書いて
そこに「主人公はこういうこと言わない」「ここに無言のシーンを入れよう」みたいな提案を監督や演出がして
絵コンテが映像の設計図となる絵コンテにまとめる
という認識だがあってるかな

兎に角、計画性と感性が無いとダメそうだよな
後は他の人のアイデアを消化出来る柔軟性とか
夏休みの宿題を毎日定期的消化するタイプが向いてそう、前半で終わらせたり出来なかった奴は向いて無さそう

いわゆる神回ってのは何故神回なのか感想を調べてみると、脚本の影響が大きい
しかしそれで褒められるのは構成じゃなく監督だったりするのが中間管理職の切なさだね

監督が褒められるのはある種責任者だからいいとしても、その回の脚本がほめられて構成の力が無視されることが多いのは確かだと思う。
特に、それまでの積み重ね有りきの場合。まぁキーポイントとなる回の脚本は、構成の人が兼任してることも多いけど。

普通、脚本より演出・絵コンテの方がその回の出来を左右する度合いは高いんでないの

>>24
演出や絵コンテは、インパクトを与えたりMAD素材になったりはするけど、
いわゆる「神回」認定になったケースはあんまり思いつかないな
まあ、俺が見るのがラノベ・ノベルゲー系やオリジナルも泣き/燃え中心のだからかな
アクションとかバトル系のアニメはまた違う神回認定になるのだろうか

>>8
＞あたりがシリーズ構成として評価される脚本をまとめている
最近ではが抜けてる。つーか花田先生はシュタゲだけか。まああのアニメの製作会社はうたわれとかで評価実績高かったし。

プリキュアとかの東映系だと神回とされるのは演出、絵コンテの力が大きい気がする
まあもっとも力の入った回というのは脚本と演出どちらも力のある人だったりするけど

>>22-23
そうかなあ
虚淵や吉野、花田、マリーあたりは監督よりも脚本家のほうがほめられてるぞ
逆に言えば叩かれもするが
>>24
それはないな
原作や脚本が駄目なら演出やコンテはよくならないので

>>28
ここ2年ぐらいじゃないかなあ、こんなに構成・脚本家が重視されるようになったのは

もっとも上層部（たぶん特にプロデューサー）の口出しで作品コンセプトが一変する可能性もあるから、
シリーズ構成が自分の思い通りに脚本を管理しているとまではいかないだろうね

>>29
叩く材料として脚本もあげられるようになったからね
ツイッターもあるから本人突撃もしやすい
逃亡なんかすれば祭り状態で一生さらし者だ
まあ、アニメの脚本家は大抵、大酒のみでみんな神経図太いから、少々の誹謗中傷なんか屁でもないからね
叩くなら全力でいかないと効果ないよ