ニコニコ大百科

子供の頃は色々納得が行かない映画だったなあ。

創世セットで作った惑星系は、地球に当たる惑星が地球より小さいのに、地球とほぼ同じ歴史をたどったり、殊に創世セットの世界の新聞に日本語が書かれていたり。

それに、たとえ物理的に同じであっても種族全部がすんなり移住することを前提に問題が解決したのも不思議。奪われた地上世界を取り戻すのが目的なのに、コピーの世界で満足できるなら初めから他の惑星にでも移住してたんじゃないのかな。現実では成田空港建設における立ち退きにさえ政府は四苦八苦しているのにね。

あと、進化退化放射線源が虫も浴びてたって言う設定も雑だなあと思った。それなら空気中のバクテリアなんかも進化しろよって思ったもんだ。

他にも卒論のために人を拉致する倫理観といか色々思うところはあったけど、大人になった今改めてみてみると、そういうのも全部ひっくるめて楽しめる。主題歌も良いし、ドラえもんはエンターテインメントとしてよくできていると思う。

全く以って同意。

あと、昆虫人には哲学的な問題も残されていると思うｗ
自分達の世界がスーパーで売っているものの一つに過ぎなくて、しかもそれを作ったのがのび太みたいな小学生だって知ったら、アイデンティティの崩壊とニヒリズムが横行して自殺者が後を立たなくなるような気がする。
それとも昆虫人は自然科学だけではなく人文科学も人類以上に発展しているから、この問題は簡単に超克できるのかな？ｗ

人間は自分たちを創った祖先が、必ずしも自分より優れているってなんで考えるんだろうか。
一神教のように『神は全知全能』などと考える宗教上では、到底考えれない発想なんではなかろうか。
日本のように神は祖『始まりを作った人』と言う様な考えを持って居れば、のび太のような人物が神だとしても気にはならないとは思う。

環境問題や戦争問題と違って教材傾倒した感があるからな
単純な勧善懲悪じゃない上に原因がのび太にあるし
あっけない解決だったけど昆虫人がのび太のいる地球へ攻めてもよかったとは思う
箱庭で新世界の暮らしを追うにしてもしずかの欧州ルートは観てみたかった
後ジャイスネが終盤まで空気なのもな
野比一族のラブロマンスはいいぞもっとやれ

視聴当時、自分の住んでる宇宙が誰かの創世セットだったらどうしようと思ったもんだ。
主題歌はその辺を匂わせる歌詞で良い歌だし、エンディングの日記画像と最後のよく出来ましたの花丸が最高。

>>5
自分たちの住んでる世界が高次元生命体(神)の作った箱庭実験場だったってのはSFではよくある話なんだよな
この話はそれの逆、神側の視点で展開するあたりが面白いと思ってる

大抵そういうSFは神様は支配者で自由に世界をいじりまわして反逆されたり、倒されたりするのがオチだけど、のび太たちは昆虫人たちも一個の生命体として自分たちと対当に見てるあたりが違うんだよね

難しいテーマだけど、割とすんなり見れるのはドラえもんだからなのかな
好きな映画だよ。ホント何十回と見てる

のび秀さんが新世界ののび太一族とは思えないほどイケメン

「のび太、なまけてると大学を卒業できないぞ」
このセリフ、本編で聞きたかった。

でも、とても本編じゃ描けそうもないセリフだから、あえて「大学生ののび太の代わり」のキャラクターを作り、セリフを描いたのかも。

同じく本編で描きにくそうな、「のび太としずかの婚約シーン」も「野美のび秀」と「源しず代」を作ることでクリアー。
スネ夫とジャイアンのそっくりさんが居ないのは、そういう観点では「必要」が無いからなんじゃないか。

こう言う意味でもこの大長編は（作者にとっても）重要だよ。

何気に好きな映画だった。
ドラ映画名作の一つとして名高かったよね？
最後のこれから敵と戦って盛り上がるか・・て所で色々あって終わりだったのが何か、え？て感じだったけど。
なんとなくシムアース見たいな映画だったな。

この映画の昆虫人は割と同情的な描かれ方をしてる一方、創造者たるのび太にもそこまで否があるわけじゃなく
解決の方法もあっさりしてるから、何と言うかもやっとするんだよね
いっそ「小学生が世界創造なんておこがましい」とでも言ってくれれば分かりやすくて良いんだけど、結局この映画においてのび太はどうすれば良かったのか？何がダメだったのか？それが見えてこない
言ってしまえば「神様にはこんな苦労もある」っていう愚痴のような感じかな
良く言われる生命倫理的にどうこうっていう指摘もこの辺のうやむや感が起因してる気がする

正直映画館で見るよりテレビで年末スペシャルとかコミックスの読みきりとかそういう枠の方が似合ってる題材だと思う

文字どおり「神の失敗作」の昆虫人を
うやむやにしてフワッと受け入れるとか、神様としてベストアンサーだろ
世の中には失敗作を洪水でリセットした神もいるんだぞ

>>9
残念ながら今も昔もあまり評価は高くない
ただ、大人になってから観るとまた違った作品だとは思う

むしろ神の失敗作の昆虫人に対して
「迷惑かけてゴメン、新しい星用意したから許して」とか求める住まいの保証してくれる中々いない神様だよ

前見た時、ジャイアンとスネ夫が海で遊んでて昆虫人間に拉致される際、今までずっとつけてた昆虫人間の片割れが、スネークの声だった事に興奮したな

子供の頃はいつになく作るシーンの解説が好きだった。
俺が下手なのにシュミレーション好きなのはこれと日本誕生のせい

子供の頃から何度も見てるけど、いまだに日記世界の昆虫族が現実世界のジャイアン・スネ夫を拉致ることができた理由が分からない
言ってしまえばゲーム世界の住人なのに なぜ現実世界に干渉できるのか？ っていう
あの日記セットが何万台もあったら悪いことにも使われ、現実世界も滅茶苦茶になってしまうんじゃとか考えてしまうわ

>>15
俺も気になってたけど、
数年後に「メン・イン・ブラック」のオチを見て
日記セットと言いながら本物の宇宙をつくる道具だったんだろと納得した

日記セットそのものは手順通りにやれば安全だけど
のび太がやった様な別の道具による進化の促進がたまたま厄介な方向に進んで仕様の穴みたいな感じでゲーム世界の縛りから脱出出来たとか？

タイムマシンの存在が既にあるわけだから、世界の創世より前の時代にタイムスリップしたら、それはのび太達の世界の時間軸だった。とか？

>>18
元ネタになったであろう短編「創世日記」のオチがまさにそれで、
「現代の地球の元になる惑星を創るために天地創造システムがバラまかれ、その中で唯一成功した主人公が「神」になる」というもの。

>>13
ただ創世世界の昆虫人がのび太達の干渉で地下に追いやられた（＝放っておけば地上は昆虫が支配していた）ように、またあの新しい地球で昆虫人に駆逐される種が出るんじゃないか
とそれはそれでモヤモヤ

他とは毛色の違う脚本だけど一番好きなタイトルだ。最近のだと秘密道具博物館も好きだし、こういう「悪の親玉が居ない」ストーリーが好みなのかもしれん。
尺の都合上、創生世界の描写がほぼ日本オンリーだったけど、他の国での出来事も見てみたかったな。エジソンのそっくりさんや、ライト兄弟のそっくりさんにそれぞれの大発明のヒントを与えて世界を発展させるとか。

藤子先生も話が壮大なのに大長編のくくりがあるからアイディアがかなり没になったらしいし、
もしそういうしばりがなかったらどんなストーリーになったのか気になる

珍しくジャイアンに劇場版補正が全くなかった作品

宿題の存在を思い出させただけで怒り、そのうえで強引に人の自由研究に混ざろうとする
しかも混ざっても結局作業は全く何もしないどころかそれまでの作業にケチをつけ、挙句そこまでして参加したのに自分はスネ夫と共に別荘へ
そのうえで最後のセリフが「共同研究だぞ、分かってるんだろうな？」

>>23
明確な『敵』がいなければ補正が発動しないということか

終盤の飛行船と「ゴーゴーかざぐるま」のシーンで流れる軽快なBGM
誰か知ってたら教えてください

見直してみたけど、アニマル惑星やパラレル西遊記よりホラーじゃないか？と思った
あの世界の全ての人々が、「子供の自由研究セット」で作られたと知ってそれを納得出来るのだろうか？
ビタノ達はよく冷静でいられたな・・・
何気にのび太達の世界にまで次元を超えて入り込んできてるし、タイムパトロールすら煙に巻く
これは大変な事やと思うよ

>>26
創世日記を破棄したら滅ぶ……みたいな形じゃない限りは
神様にも子供がいるんだな、という神話になると思うよ

あとのび太が最初の地球を怠惰で一度滅ぼしているのが地味に怖い
生物が生まれる前だったからよかったけど…

今までとまったく作りが違うので
藤子先生原作じゃないのかな？と思ってたら
きっちり先生の原作だった

いつもの先生なら、自分で作った地球にのび太が取り残される
パニックや勧善懲悪の戦いを描いたと思うんだけど
やっぱり自分で生み出した命は扱いが難しいのかな
これは良くも悪くも壮大な自由研究に収まってた

この作品だけはリメイクしてほしくないんだよなぁ。
リメイクしたら異色感が無くなりそうで。