| 1994年 | 1995年 | 1996年 |
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| のび太と夢幻三剣士 | のび太の創世日記 | のび太と銀河超特急 |
『ドラえもん のび太の創世日記』とは、映画ドラえもんシリーズ第16作である。1995年3月4日公開。同時上映は『2112年 ドラえもん誕生』。
エンディングテーマは『さよならにさよなら』。作詞:武田鉄矢、作曲:千葉和臣、編曲:藤原いくろう、唄:海援隊。
概要
大長編シリーズ第15作目、映画シリーズ第16作目となる作品。
藤子・F・不二雄自身がライフ・ワークだとも公言していた「創世記」をテーマに、SF短編『ぼくは神様』や『創世日記』、ドラえもんの『地球製造法』など短編数本で幾度と取り上げてきた同テーマの集大成として描かれた。
内容としては「生命の起源と進化」、「人類の文明と歴史」、「宗教による争い」といった題材を扱っている事に加え、のび太達の住む現実世界とタイムマシンの超空間に昆虫人たちが現れるといった時間軸交差のSF要素もあり、大長編シリーズの中でもとりわけ難解な面が多い。
そのため、次作『のび太と銀河超特急』は子供でも楽しめるビジュアルが主体の作品となった。
また、「異世界へ冒険に行き、困難に立ち向かう」というこれまでの王道パターンに対し、「箱庭世界の観察に徹し、時折「神」という立場で介入する」第三者的立場にのび太たちが置かれている事も、本作が異色作といわれる所以である。実質のび太のそっくりさんである野美一族やその周りの人物、昆虫人たち新地球側の群像劇、あるいは大河ドラマといっても過言ではないだろう。
ちなみに、ドラえもんの中編『ガラパ星からきた男』でも、進化した昆虫人(アリ)という設定が使用されている。
あらすじ
夏休みの自由研究のテーマが決まらず困っているのび太のために、ドラえもんは未来デパートからひみつ道具「創世セット」を取り寄せる。「創世セット」で作った新地球の観察日記を付ける事にしたのび太たちは、時折そこで生きる自分達のそっくりさんを助けながら、観察を続けていく。しかし、その新地球には人類に隠れて地底で文明を築き、地上を取り戻さんとする昆虫人が生きていた。
関連動画
関連項目
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