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ゴッホの手紙、特に中篇は何度も読んでる。

ゴッホの手紙って上中下のある本でしょ？
読んでみたい気もすけどあれはおもろいの？

ゴッホが咳をした

>>２
おもしろい。
狂人ってイメージが強かったけど援助してくれる弟とかや苦労してる画家仲間、売れもしないのに自分の絵を置いてくれる画廊への感謝や励ましに満ちた内容だよ。
色の描写がうまくて普通に読み物としてよくできてると思う。
日本のことも結構出てくる。
下巻はああ、もうだめなのかなあって描写が増えるけど。

ゴッホも大概だが友人のゴーギャンも
タヒチで14歳の少女を現地妻にしてたりとか負けず劣らずの変態である。

ゴーギャンの人格は批判されてる
愛人いるくせに妻に誕生日をシカトされたつーて逆ギレしてるくらいだから

奇人ゴッホとも相性最悪、毎日電撃のごとく口論を交していたそうな
ゴッホを目が小さいぼんやりしたボンクラに描いてるのもわざとだろう

たぶん最初に名前を知った画家だと思う

子供の時親に連れられて、初めて作品見た時の第一印象が「怖い」だった記憶が。
風景画はそうでもないんだけど、自画像のやつ怖くない？
俺だけかな・・・
なんだろう、凄まじいマイナスエネルギーを感じて、親に帰ろうとせがんだんだよな。

間違ってないと思う
太宰治の人間失格でも、主人公が子どもの頃圧倒された作品に、モディリアーニの裸婦像と共にゴッホの自画像があげられている
（モディリアーニの方は「地獄の馬みたい」だと語られている）

世界中の売れないクリエーター達の心の支えになってると思う。
一度は「ゴッホだってこうだった」と妄想したことがあるはず。
そんな屑共とは、埋められない差があるんだろうけど
生前のゴッホの扱いは、そいつ等と大差なかっただろうからね。

弟のテオは最大の理解者であったとされるが、
共同生活はわずか半年で喧嘩別れに終わっている。

そもそも、生活費の半分を持ってく上に送金が遅れるとヒステリックにブチギレるなど頭痛の種だった。
ゴッホの死についてテオによる殺害説も出たが、それぐらい二人は複雑な関係だったんだろう。

実は死亡する前の10年間しか画家として活動してないんだよね。
画家や芸術家として評価されるには相当な時間がかかるから
もっと長生きしていれば評価も変わっていたかもと言われる

ロートレックやモディリアーニと同じく破滅型の人間だったから
あんな死に方しなくとも結局長生きできなかった可能性がある。

人生ゲームでの取引価格は20万ドルです。

18：00～．
>>sm29683444

ゴッホの名前を見るたびに芸術の価値は誰が決めるのかと考えてしまうな
ゴッホ本人が今の評価されている状態を見て腹ただしいと思うのかそれとも何も思わないのかはたまた誇らしいのか

ゴッホも人としてはロクなもんじゃない。
俺は貧しい人々の力になりたいんだ、貧乏人こそ素晴らしいみたいなことをいうんだけど、貧民からすれば同情よりもパンをくれだから、ゴッホなんて自分に酔ってるだけのただの偽善者。結局そこから逃げ出すように絵を描き出して、しかも生活費は弟にたかるというんだからひどい。
そんなだったから、子供の頃ゴッホに会ったことがあるおばあちゃんに「汚いし性格クソのろくでなし」とコメントされるという。これでもし絵の才能がなかったら・・・の究極といえる。

ゴッホが偽善者というなら太宰治みたいな芸術至上主義的なインテリ系アーティストはみんな偽善者ということになるんだが
農民と共に畑仕事をしよう、と主張してそれを実践した宮沢賢治みたいなプロレタリア系の芸術家しか偽善者ではない、ということになる
でもいまどき、日本共産党の党員の家族だってプロレタリアンな生き方なんかしてないと思うが

ゴッホを偽善者という人はたぶん藤田嗣治のことも偽善者というと思う
戦後民主教育の時代、日本共産党党員の画家内田巌は、戦前の藤田が戦争画を書いた過去について「戦争協力者だ」と糾弾した
日本画壇から追放された藤田は亡命のような仕方でフランスに帰化
日本は世界的なエコールドパリの画家の一人を失うことになった
未熟な日本画壇が独善に走って犯した戦後最大の誤りだったと思う
藤田は言っている、「日本の画家たちが、ほんの少しでも世界の基準に近づくことを願う」
それから何年もたったが、日本の芸術的な土壌なんて少しもレベルアップしてないんだなと思う

晩年に孤立したドガと違って友人はいたけど他人との共同生活は全て失敗しているのを見ると
厄介な人間だったことは間違いない。

今度のゴッホはウィレム・デフォーか

なんか全然伝わってないが、ゴッホが「貧乏人から見て」偽善だというのは、「俺は貧乏人の理解者だ」といいながら実際は貧乏人に勝手な夢見てただけで矛盾してたってことだぞ。
芸術こそが至高だと言うならその良し悪しはともかく矛盾はないし、貧乏人と寄り添ったから偉いという話でもない。例えばピカソもワグナーもろくでなしだけど別に偽善じゃないでしょ。自分に正直なだけで。
ゴッホの場合、芸術家ならまだしも実質無職の仮免伝道師やりながら本人はミレーを気取ってたという、まあ人間的には現代にもよくいる勘違いした自分探しタイプ。もちろん最後は画家として大成したからただのダメ人間では終わらなかったけど。

>>18
藤田のどこに偽善要素があるのか理解できないのだが。その流れで言うなら偽善者は内田巌という風にしか読めない。
あと藤田は日本画壇に物申してるけど、欧米だってレニ・リーフェンシュタールなんかを思えばそんないい話はどの国にもないといえる。言い方は悪いけど、単にフランスは日本と直接関係ないからどうでもよかっただけだろう。仮にナチ協力者だったら弾かれてたと思う。

政治の話から芸術の話に戻そう。ナチスのことはよくわからないし。藤田と内田の関係は以前言われていたほど単純ではないようだ。（wikipedia参照）
単純なものと思い込んで藤田の戦争画論争を持ち出した自分が間違っていた。それは認める。
ただ、ゴッホが人道主義者だったから偽善者だというのは無理がある。それを言うならピカソだって偽善者だろう。反戦画に力を入れていたわけだから。
ワーグナーはろくでなしだったが偽善者じゃない、自分に正直だっただけとのことだが、「ユダヤ人の芸術」にレッテルを貼ったことがどれだけナチスに破壊的な影響を与えたか。ただのろくでなしではすまない存在なのは明らかだ。現に欧米では「人と作品は別」とみなされ演奏も行われているが、イスラエルでの演奏は不可能だ。それだけの傷を歴史的に遺したわけで。
ゴッホにしても藤田、ピカソ、ワーグナーにしても、人格と芸術は分けて評価すべきだというのは異論がない。しかし、人道主義者=偽善者、非人道主義者=自分に正直なだけで偽善者ではないという主張には賛成しかねる。
あと、ゴッホが宗教的だったのが気にくわないようだが、牧師の息子だった背景を考えれば自然なこと。あれでも当時は異端者として村八分になるくらいの変人だったわけで。ベルギー、フランスと住む場所を転々とした挙げ句、二度とオランダに帰れなかったような人生だったわけで。故郷は彼が住むには窮屈になりすぎたということ（今は国立の美術館が建ってるくらいの掌返しだが）。
今日の基準で「ゴッホは保守反動な偽善者だった」と主張するのは無理があると思う。

いや、だからなんで人道主義者=偽善者という話になるのw
言ってることは大層だがやってることがズレてて実践力が皆無というか邪魔だから「当事者から見て」偽善者だ、と定義してるわけよ。あと宗教的だったことも別に何一つ非難してないぞ。むしろ強調してるのは「実質無職の仮免」という方なんだけど。
真面目に修道士の資格とってちゃんとした活動として貧乏人を助けようとしてたと言うなら分かるよ？堕落した宗教界を正すとかでもいい。けどゴッホはそれすらまともにできてない自称修道士でしかない。こんな人間を誰が信用するのよw
はっきりさせておくけど、自分はゴッホの価値観そのものには全く関心はない。善人か悪人かもどうでもいい。実が伴わないくせに口ばっか達者だったから人としてはロクでなしだといってるだけ。もちろん芸術家としての評価は別ね。こっちに関しては理屈や口ではなく作品をぶつけてるわけだから偉い。

あー、あと現代的視点というけど、ゴッホろくなやつじゃねえ！ってのは同時代の人間の証言だからな。そこは間違えないように。

あんたのいってる偽善者ってのは、要するに役立たずってことだな、やっと言いたいことがわかったよ
日本語の使い方間違えると何が言いたいのか伝わらないだけじゃなく傲慢な奴だと誤解されるよ
ゴッホが役立たずだったなんて今更声高に叫ぶまでもなく周知の事実だよ
あんたはじゃあ自分が役立たずでもろくでなしでもない偉大な芸術家だとでもいうわけ？だとしたらたいしたもんだよ
自分は芸術家ではないが役立たずでもろくでなしでもない、と答えるとするならそういうのを偽善者っていうんだよ

よくそんなそこまで言えるなあ。口ばっかとか。
別に何にもせずにダラダラしながらじゃなくて、実際足運んで同じように生活して奉仕してたじゃん。彼によって助けられた人もいたかもしれないよ。
あんまりなこと言わないで欲しいなあ。
あと、売れないクリエイターをクズとか言ってる人も居るけど、それもちょっと良くないよ。多分何もしたことない人でしょ。あんまりだよ。

多分ここで喚いてるのは今まで人生で何かに情熱的になれなかった人
そういう奴に限りエセロジックを垂れる

事実としてクズだから叩いてもいいってのはどうかと
ゴッホに限らず死んだ人間をこき下ろしまくってる奴はどこにでもいるけどやってることは誹謗中傷以外のなにものでもないからなぁ
死んだ人間だからいいだろって言う奴もいるだろうけどそういう人のファンを不快にさせることもあるわけで
叩くなってわけではないが叩くにしても自制は持って場所はわきまえるべき

かつて世界最高齢だったというジャンヌ・カルマンがゴッホを「汚くてガラも悪いおっさん」だと評していたが、
今になって実はカルマンは娘が入れ替わっていたという説が実しやかに囁かれている。
もし本当にそうなら、彼女のゴッホ評とはなんだったのだろうか。

死後にゴッホの名声を確立した義妹はゴッホの生前はたかり屋同然の悪印象しか持っていなかったが、テオとやり取りした手紙を読み込んで認識を改めた。
根は真っ直ぐでありながら、弟以外の家族にも嫌われていたひたすらに不器用な人間。