くるみ割り人形とは、
「白鳥の湖」「眠れる森の美女」と並ぶチャイコフスキー三大バレエのひとつ。作曲されたのは1892年と三大バレエの中では一番遅く、交響曲第6番「悲愴」と共にチャイコフスキーの晩年の代表作とされている。クリスマスのお話であるためか、バレエの初演はこの年の12月であったが、その半年前にはチャイコフスキー自らアレンジした本作の組曲がバレエに先だって初演されている。
物語は、クリスマスプレゼントにくるみ割り人形をもらった少女クララが、その晩巨大なネズミの王様に襲われたところをくるみ割り人形に助けられ、ネズミの王様を退治すると人形は正体である王子の姿に戻り、クララをお菓子の国へ招待するというもの。バレエは二幕構成で、後述する組曲の行進曲は人形が王子に変身するまでの第一幕、妖精たちの踊りや花のワルツは、お菓子の国が舞台の第二幕で演奏される(但し、組曲とバレエでは演奏順が異なる)。
後述の組曲版はどれも有名な曲ばかり揃っているため、様々な場面で使われている。中でも、ディズニー映画「ファンタジア」では、バレエとは異なる解釈で曲に合わせたアニメーションが描かれており、この曲を聴くとファンタジアを連想する人も多いと思われる。
また、舞台がクリスマスであるため、クリスマスになると耳にする機会も多い。例えば、ファンタジア繋がりで東京ディズニーランドは、クリスマスシーズンになると、クリスマスのショーやパレードに使われる他、エリアミュージックでは各エリアに沿ったアレンジで本曲が流れているといった具合である。
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最終更新:2025/12/05(金) 18:00
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