オール・フォー・ワンとは、漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物である。
作中では「AFO」と表記される。
本名:不明 誕生日:不明 年齢:不明 身長:225cm
性格:不気味(本人曰く、根に持つタイプらしい) 個性:オール・フォー・ワン
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この項目は、ネタバレ内容を多く含んでいます。 原作未読・アニメ見視聴の方はご注意ください。 |
敵<ヴィラン>連合の黒幕であり。支援者であり、実質的な支配者。諸悪の根源であり、物語の重要なキーパーソン。本名が不明であるため、“個性”の名前で呼称されている。連合のリーダー・死柄木弔から「先生」と呼ばれるほど敬意を持たれており、本人も死柄木を生徒としてアドバイスを送ったりしている
その正体はかつて裏から日本を支配していた「悪の帝王」。本編の5年前、オールマイトとの死闘で深い傷を受け、一線を退いていた。生命維持装置を長時間外せない体になりながらも生き延び、死柄木弔を後継者と定め、敵<ヴィラン>連合のブレーンとなり暗躍している。
オールマイトが語ったところによれば『超常黎明期』から裏社会の王として暗躍しているとの事なので、実際100年以上は生きていることになる。大昔の人物が現在暗躍することについて、オールマイトは「成長を止める」類の“個性”を奪って生きていると推測している。
一人称は「僕」で、表面上は紳士的な性格の持ち主。自分のことについて話すとき語尾に「だぜ。」と付けるのが癖。
黒いスーツを着用しており、登場した当初は漆黒のドクロを模した金属質のマスク(生命維持装置)を装着している。現在の素顔は梅干し・・・金玉・・・先の戦いで顔の大半が砕かれた口元以外はほぼのっぺらぼう状態というグロテスクなものになっている。さらに呼吸器系も損傷したため顔や首に生命維持の様なチューブが何本も繋がれている。その他にも肉体的な損傷や後遺症も数多くある様子がみられ、現在の身体状況になって使用できる“個性”の数は大幅に減っている。もっとも、大幅に弱体化した現在でもトップヒーローを手玉に取るほどの圧倒的な力を有している。
5年前の戦いで敗北し、自身の肉体・個性・勢力に大規模な損害を与えたオールマイトはまさに因縁の相手であり、同時に大きなトラウマにもなっている。そのため、その恨みは深く、オールマイトが苦しむことを至上の喜びとしており、その為に様々な手を講じている。一方、オールマイトにとっても師であり七代目『ワン・フォー・オール』継承者であった志村菜奈を殺害した因縁の相手である。
姿だけではなく、その性格も不気味そのもので、極めて狡猾な悪の権化と言える人物。その邪悪なプレッシャーにヒーローたちは直接相対していないにもかかわらず、自身の死を連想したほど。人の心の隙間に付け入るのに長けており、恩を売って配下を増やし、敵を煽って自滅を誘う。
個性は呼称にもなっている「オール・フォー・ワン(AFO)」。他者から個性を「奪い」、自分の物にして使える。またそれを他者に「与える」ことも任意にできる。他人から奪った複数の“個性”を個々に使用できるだけでなく、複合的に使用することもできる。
この能力を駆使して、ある時は望まぬ個性に悩む者から個性を取り去り、ある時は力を欲する者に個性を与えることで、次第に支持者を増やし勢力を拡大していったという。また、対象が既に別の個性を持っている場合、与えた個性と混ざり合い、新たな個性へと変化する事がある。「OFA」もそうして生まれた個性の一つである。
もっとも更に現在使っている『オール・フォー・ワン』はドクターこと殻木球大によって複製されたものであり、オリジナルはある人物に継承させるために保管されていた。
なお、オール・フォー・ワンが出来ることは人間の個性を"奪う"ことと"与える"ことだけであり、何もない所へ"捨てる"ことは出来ない。そのため、自身にとってデメリットとなる性質を持つ"個性"を奪った後、他者に与えることができなければダメージを受け続けるという欠点がある。
他にも自身を中心とする一帯を一瞬にして更地に変えてしまう“個性”や、人差し指の指先から衝撃波を放つ“個性”など多くの個性を有している。
幼い頃に読んだコミックに登場する「悪の魔王」に憧れ、計画的に人を動かし、他人の"個性"を自在に奪い取る個性を悪用することで思うままに悪行を積んでいき、やがて『悪の支配者』として裏の世界に君臨していた。唯一の肉親であった弟に対しては「愚かで可愛い弟」と呼んでおり、彼に歪んだ愛情を向けていた。
この頃は当然ちゃんと顔があり、ハッキリと描かれていないが、弟と同じく白髪で、瞳の色が赤であることが確認できる。
弟の与一は“無個性”だと思われており、体は虚弱で小柄だった。それでも兄の所業に心を痛めながらも抗い続けていた。
ある日、自身を屈服させようと「力をストックする“個性”」を無理やり譲渡するが、実は与一は「“個性”を与える“個性”」を持っており、二つの個性が混じり合ったことで「ワン・フォー・オール」が誕生。
以降、自身を止めようとする弟とその後継者たちの長き戦いが続いている。
オールマイトと同様、彼も表で活動出来ない状態であり、それゆえに同じく「後継者」を探していた。そして、その目に留まった人物こそが死柄木弔こと志村転弧でだった。自らの後継者として指導し、時に死柄木自身が彼自身に足りない物を気づくようにするなどの方法で育てている。
テレビを通じて「先生」として死柄木に指示を与え、次の"僕"』として導き成長させるために、敵連合を使って数々の事件を起こしていた。いわば緑谷出久にとってのオールマイトのような存在となっていた。
実は志村転弧がまだ幼い頃に出会っており、個性によって自分の家族を殺害し、行き場を失っていた転弧を拾っている。さらに、自らの苗字である「死柄木」を与え、こうして後継者である死柄木弔が誕生したのだった。
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ここから先は、重要なネタバレ成分を含んでいます。 ご注意ください。 |
死柄木を導き、育てていた目的は「自分の新たな肉体にするため」だった。
ヒーロー勢と超常解放戦線の決戦となる戦いによって、死柄木弔は魔王へと覚醒するが、そんな彼の体に自身の意識を乗り移らせて乗っ取ることに成功。
掲示板
5 ななしのよっしん
2025/07/17(木) 00:08:56 ID: ResKHd1KI0
最後の弟への「大好きなんだ。お前がいないと僕はダメなんだ」はあの状況を少しでも好転させようと言う「打算」から出たのか、全てを支配しようとした魔王が素顔を言い当てられて飛び出した「寂しがりやの人間の本音」なのか。
6 ななしのよっしん
2025/10/09(木) 08:45:51 ID: TUIT9HGpjv
>>5
本音だけど余りに歪んだ愛情と執着というしかない
実の所、魔王になっているのも性分である以上に弟に構って欲しいだけと思われる
7 ななしのよっしん
2025/10/21(火) 00:30:36 ID: d1h98BWiUn
爆豪、エンデヴァー、常闇、オールマイトといったAFOを翻弄出来る速さと火力を備えた個性ならなんとか戦うレベルには至れるんだな
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最終更新:2025/12/16(火) 09:00
最終更新:2025/12/16(火) 09:00
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