吉田正尚 単語

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吉田正尚(よしだ まさたか、1993年7月15日-)とは、福井県出身のメジャーリーガー外野手)である。

概要

小学校から野球を始める。

敦賀高校では1年から右翼手レギュラーを獲得し、夏の甲子園に出場した。北信越大会で準優勝し、2年の選抜大会にも出場したが、2回戦で敗れて以降、甲子園出場はなかった。高校通算52本塁打

青山学院大学に進学し、1年から指名打者レギュラーを獲得。リーグ6位の14安打を放ち、ベストナインを獲得。しかし3年時にチームは二部に降格してしまう。2年時に日大学野球、3年時にハーレムベースボールウィーク、4年時にユニバーシアード大会と3度も際大会に出場し、ユニバーシアード大会では4番として優勝に貢献した。東部リーグ通算97試合の出場で、打率.305、17本塁打、63打点

2015年ドラフト1位オリックス・バファローズに入団した。背番号34

オリックス時代

2016年は新人合同トレ時に左ふくらはぎ痛、一軍キャンプに呼ばれた後に右りと故障に悩まされたが、フルスイングを評価され、3月19日阪神タイガース戦で一軍に合流。3月20日阪神戦で京セラドーム大阪の3階席に飛び込む特大のホームランを放つなど猛アピールし、開幕を一軍で迎えた。3月25日埼玉西武ライオンズ戦で1番指名打者デビュー。新人が指名打者で出場したのはオリックス史上初。しかしの故障で長期離脱。8月12日に一軍に復帰し、8月18日北海道日本ハムファイターズ戦(札幌ドーム)でプロホームランを放った。この年は63試合の出場で打率.290、10本塁打、34打点記録オリックスの新人が二桁本塁打記録したのは、福本豊以来47年ぶりだった。


2017年痛を再発させたで、その治療のために開幕を二軍で迎えた。7月9日に一軍登録され、7月10日日本ハム戦でシーズン本塁打9月3日西武戦で新人から2年連続の二桁本塁打記録。球団では熊野以来30年ぶりのことだった。11月の手術を受けた。


2018年は前年の手術のキャンプ二軍で迎えたが、終盤から一軍に合流。開幕を一軍で迎え、これまでとは違い、シーズンホームランを3試合記録した。セ・パ交流戦では打率.397、27安打、10打点の活躍で交流戦MVPを獲得した。6月10日以降は4番を担当した。にはファン投票と選手間投票オールスターに初めて選出された。全143試合に出場し、打率.321、26本塁打、86打点記録し、初のベストナインを受賞した。


2019年は開幕後は打撃不振に陥ったが徐々に復調。2年連続で選出されたオールスターでは第2戦でホームラン記録し、敢闘選手賞を受賞した。シーズン後半戦では西武森友哉首位打者を競った。2年連続で全143試合に出場し、リーグ2位打率.322、29本塁打、85打点記録した。オフにはプレミア12日本代表に選出された。


2020年チームが深刻な貧打の中でシーズンを通して3番・4番として孤軍奮闘。しかしそれ故に敬遠数は両リーグぶっちぎりで最多の17記録した(シーズン15敬遠以上は2007年タイロン・ウッズ以来13年ぶり)。3年連続で全試合に出場し、柳田悠岐近藤健介とのハイレベル首位打者最高出塁率争いの末、打率.350で初のタイトルとなる首位打者を獲得。出塁率リーグ2位の.453で、本塁打が前年の29から14に半減したにもかかわらず、OPSも前年を上回った(リーグ3位)。安打数もリーグ2位三振29は規定打席到達者で両リーグ最少タイ宮崎敏郎と同率)。


2021年は選手会長となる。前年と一転しチーム千葉ロッテマリーンズ優勝争いする。一時期は2番を務めたが、杉本裕太郎が4番に固定された後には3番に固定された。東京五輪でも3番打者として活躍し、金メダル獲得に貢献した。
レギュラーシーズン後半でも活躍していたが、9月5日に左太もも裏の損傷で登録を抹消されたことで離脱し、その間にチーム2位に転落する。また、連続出場記録も512試合で止まった。9月26日に復帰したが、10月2日福岡ソフトバンクホークス戦で死球を受け、右尺骨折でわずか一週間で戦線離脱した。そのため110試合の出場に留まったが、2年連続で首位打者タイトル、初めて最高出塁率タイトルを獲得した。12月22日には背番号7に変更することが発表された。


2022年5月8日新型コロナウイルス感染が発覚し特例2022で登録を抹消5月17日に復帰したがその日に左太もも裏を負傷したことで再び戦線離脱した。7月9月MVPを獲得する活躍で2年連続のリーグ優勝に貢献した。首位打者松本剛が規定打席に到達したことで獲得はならなかったが、出塁率.447で2年連続で最高出塁率タイトルを獲得した。日本シリーズでは第4戦までマークに遭って結果が出なかったが、第5戦で5回に第1号ホームランサヨナラホームラン記録勝利に貢献。日本シリーズ優秀選手に選ばれた。11月17日ポスティングシステムを申請し承認された。

レッドソックス時代

2022年12月7日MLBからポスティング申請が認められた後、12月8日ボストン・レッドソックスと5年契約で合意した。背番号は7。

2023年は第5回WBC日本代表に選出された。メジャー1年で異例の参加とされたが、日の丸を背負ってWBCに参加したいという思いを栗山英樹監督に伝えて代表入りとなった。最初は5番打者を担当していたが、村上宗隆の不振によって4番に昇格。準決勝のメキシコ戦では起死回生の同点3ランホームランを放ち、後のサヨナラ勝ちに貢献。大会新記録の13打点記録し、ベストナインを受賞した。
シーズンでは3月30日ボルチモア・オリオールズ戦(開幕戦)で4番左翼手メジャーデビューメジャー安打打点を含むマルチ安打記録した。4月3日ピッツバーグ・パイレーツ戦(フェンウェイ・パーク)では、グリーンモンスターえるメジャーホームラン記録8月5日トロント・ブルージェイズ戦で日通算1000安打を達成。メジャー1年140試合の出場で打率.289、15本塁打72打点だった。

プレースタイル・人物

距離打者であり、スイングスピード150km/h。173cmプロ野球選手としてはかなり小柄な部類であるが、下半身と体幹の筋肉の強さから大きなフォロースルーを生み出すフルスイングにとって強い打球を生み出す。もっともこれはに負担がかかるので諸刃の剣でもある。メジャーリーガーブライス・ハーパーのような選手になることを標としている。

チーム内でも飛び抜けた強打者ということもあり非常に勝負を避けられやすく、2018年レギュラー定着以来3年連続リーグ最多敬遠を記録しており、2020年終了時点でプロ5年にして現役選手の通算敬遠数ベスト5に入っている(通算41敬遠)。

フルスイングを売りとする打者としては三振が際立って少ないのも特徴で、三振率(三振÷打席数)、BB/K(四球÷三振数)などの標はNPBでは常にトップクラスであった。2021年シーズンにはパシフィック・リーグ最高出塁率と最高長打率記録しており、メジャーリーグへの移籍に際してもこの2つのを併せ持っていることが高い評価となっている。

チームメイト山田修義高校時代の先輩(2学年上)、同期入団の杉本裕太郎大学時代の先輩(2学年上)。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
オリックス パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#68 15992
15992
オリックスチャンス時) パシフィック・リーグの応援歌のピコカキコ一覧#70 16002
16002

成績

年度別打撃成績




Year



Team



G



PA



AB



R



H



2B



3B



HR



RBI



SB



SH



SF



BB



HB



SO



GDP



AVG



OBP
2016年 オリックス 63 258 231 35 67 17 0 10 34 0 0 1 25 1 34 6 .290 .360
2017年 64 268 228 42 71 11 0 12 38 1 0 1 38 1 32 9 .311 .410
2018年 143 598 514 77 165 37 2 26 86 3 0 8 69 7 74 9 .321 .403
2019年 143 610 521 92 168 24 2 29 85 5 0 5 79 5 64 12 .322 .413
2020年 120 492 408 55 143 22 1 14 64 8 0 4 72 8 29 6 .350 .453
2021年 110 455 389 61 132 22 1 21 72 0 0 3 58 5 26 9 .339 .429
2022年 119 508 412 56 138 138 1 21 88 4 0 7 80 9 41 11 .335 .447
2023年 BOS 140 580 537 71 155 33 3 15 72 8 0 2 34 7 81 20 .289 .338
NPB:7年 762 3189 2703 418 884 161 7 133 467 21 0 29 421 36 300 62 .327 .421
MLB:1年 140 580 537 71 155 33 3 15 72 8 0 2 34 7 81 20 .289 .338

国際大会での打撃成績




Year



rep



Convention



G



PA



AB



R



H



2B



3B



HR



RBI



SB



SF



BB



HB



SO



GDP



AVG



OBP
2019年 日本 プレミア12 5 21 20 2 4 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 .200 .238
2021年 五輪 5 22 20 1 7 0 0 0 2 1 0 2 0 1 1 .350 .409
2023年 WBC 7 32 22 5 9 1 0 2 13 0 2 4 4 1 1 .409 .531

年度別守備成績

年度
Year
球団
Team
守備位置
Pos
試合
G
刺殺
PO
補殺
A
失策
E
併殺
DP
守備率
Fld%
2016年 オリックス 外野手 54 86 4 1 0 .989
2017年 53 92 2 0 0 1.000
2018年 123 223 2 3 1 .987
2019年 98 149 5 2 0 .987
2020年 93 126 4 2 1 .985
2021年 86 134 2 2 1 .996
2022年 外野手 39 69 1 0 0 1.000
2023年 BOS 左翼手 87 125 5 3 1 .977
NPB 外野手 546 879 20 10 3 .988
MLB 左翼手 87 125 5 3 1 .977

タイトル・表彰・その他

タイトル
NPB 首位打者 2回 2020年2021年
最高出塁率 2回 2021年2022年
NPB ベストナイン 4回 2018年-2020年2022年
セ・パ交流戦MVP 1回 2018年
オールスターゲーム敢闘選手賞 1回 2019年第2戦
MVP 6回 2019年7月2019年9月2020年8月2021年5月2022年7月9月
日本シリーズ優秀選手賞 1回 2022年
WBC オールWBCチーム 1回 2023年
その他
NPB オールスターゲーム選出 4回 2018年2019年2021年2022年

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