国道364号とは、福井県大野市から石川県加賀市へ至る一般国道である。
石川県と福井県にまたがる国道の1つ。起点は、上庄街道との交点である明治交差点を起点とし、越前高田駅付近のT字路まで国道158号に沿って進む。ちなみに路線の約3分の1が国道158号と重複指定されている。
越前高田駅付近のT字路からは北上し、単独区間となる。そして峠区間を越えると福井県を代表する観光スポット、永平寺の脇を通る。ここから、中部縦貫自動車道との交点までは永平寺への参道としての役割を担っており、さらにその先から九頭竜川を越えて福井県道112号線との交点となる上久米田交差点までは、永平寺町の中心地を通るため交通量が増加する。
上久米田交差点から再び北上し、県境越え区間となる。この区間は急坂になっており、高さを稼ぐために一部つづら折りのルートを取っている。途中、坂井市丸岡町山口地区と山竹田地区を通り、トンネルを通過すると石川県加賀市に入る。
石川県区間では、大聖寺川に沿ったルートを取っている。途中、我谷ダムの上を通って大聖寺川を渡るが、石川県側から福井方面へ通る場合は事前にルート情報を知っていないと、誤って直進して石川県道153号線に行ってしまうため、初見殺しポイントとなっている。またスノーシェッドがあるためなのと、直前にカーブしているため、かなり視認しにくい交差点になっており、スピードの出しすぎには要注意である。
我谷ダムを越えると、加賀温泉郷三泉の1つである山中温泉郷の脇を通る。ここから終点の黒瀬交差点までは、山中温泉郷のアクセス路を担っており、観光バスなどが数多く通る。
終点の黒瀬交差点で、国道8号と国道305号と交わる。ちなみに直進して国道305号へ進むと加賀市中心地である大聖寺駅前の付近へたどり着く。
現在は国道指定を外れているが、福井県と石川県境区間に「大内隧道」と呼ばれる旧道区間がある。現道区間の丸岡・山中温泉トンネル上にあり、道なりも険しく幅員狭小のため、いわゆる「酷道」の一端を担っている。
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最終更新:2024/11/08(金) 09:00
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