「この刃で……全てを断つ!」
小狐丸(こぎつねまる)とは、『あやかしランブル!』に登場するキャラクター(式神)。
ゲーム内でのキャラ名の正式表記は「流浪の剣 小狐丸」。
2021年5月に実装された覚醒☆5バージョン「一焔無窮 小狐丸」、2022年6月に実装された花嫁衣装バージョン「雨月の嫁入り狐 小狐丸」についても本項で記述する。
各地を転々と旅している狐の武芸者。明るく快活で、誰とでもすぐ打ち解けられる性格。一人称は「私」。主人公のことは名前にさん付け(ボイスでは「あなた」)で呼ぶ。剣の腕前は超一流で、アスカが「これだけの技量の差を見せつけられたらさすがにへこむっスよ」とコメントするほど。
その一方、かつて盛大に中二病を発症してイキリ散らかしていた時期があり、ことあるごとにその頃の黒歴史を発掘されて弄られるのが鉄板ネタになっている。
ストーリー上の初登場は物語2章。路銀が尽き、森で迷子になって空腹で倒れ、マガツヒに襲われかけていたところを、ナタクに発見され救助される。目を覚ますと、寝ぼけてイズナの尻尾にかじりついた。そのまま主人公たちに同行し、ナタクとヤクシニの成人の儀に付き合うことになる。途中まではやや空気だったが、2章終盤では獅子奮迅の大活躍を見せた。
2章ラストで一度主人公たちとは別れたが、その後いつの間にか仲間になったようで、交流エピソード1では既に主人公の式神になっている。手にした刀には強い思い入れがあるようなのだが……。彼女の過去とその名前の由来は交流エピソード2で語られる。
物語9章では、それまでの物語で登場した面々が主人公たちのピンチに駆けつける熱い展開があったのだが、ククノチやスサノオのように呼ばれても出られない理由があったわけでもないのに小狐丸にはお呼びがかからなかった。ちょっと運営さん?小狐の扱いひどくないです?
2021年3月の『ココロネ=ペンデュラム!』とのコラボイベントでは、こちらの世界に迷い込んで来た帯刀千早を保護し、アスカらを差し置いてボスとの戦いまで同行。敵に黒歴史を暴露されたりしつつも、剣士としての実力のほどを見せてくれる。
続いて4月に公開された物語第2部の開幕編・10章でメインストーリー再登場。葛の葉を追って「常闇の国」に潜入した陰陽師たちの窮地に颯爽と現れる。陰陽師の指示で「常闇の国」の調査をし、いつでも出られるよう待機していたというが、陰陽師にはその記憶がなく……。10章から12章をモチーフにした新メインビジュアルにも改めて起用された。
なお、9章で出番が無かったことは自分でネタにしていた。「閉じこめられて駆けつけられないとは……! この小狐……一生の不覚ッ……!!」
さらに続けて5月の逢魔襲来イベント「孤月白刃~継がれし想いを火に込めて~」では、アスカに続く2人目となる恒常覚醒バージョンとなる火属性☆5「一焔無窮 小狐丸」が実装。
2022年6月のジューンブライドイベント「ウェディングアドベンチャー ~花装の遺跡と水晶島の謎~」では花嫁衣装バージョンの闇属性☆5「雨月の嫁入り狐 小狐丸」が実装された(いずれも後述)。
元ネタは某刀剣ゲームにも登場する、三条宗近の作と言われる日本刀「小狐丸」。と言っても彼女は別に刀のアヤカシではなく、あくまで狐のアヤカシである。
ちなみに1周年までのタイトル画面ではなぜか一番目立つところにおり、ガチャの提供割合画面でも☆4式神の一番最初にいる。また、各種ボイスも主人公との距離感が妙に近い。そのため、本当は現在のアスカのポジションにいる予定のキャラだったのではないか?という説もあった。開発チームによると、
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とのこと。またシナリオライターによると、企画の最初期にサンプルとしてデザインが起こされたキャラだった
そうで、あやらぶという作品の世界観やコンセプトを象徴する存在なのかもしれない。だから狐キャラがやたらとたくさんいるのか……。
| 式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
|
|---|---|
| キャラ名 | 流浪の剣 小狐丸 |
| レアリティ | ☆☆☆☆ |
| 属性 | 火 |
| 武器 | 斬撃 |
| 隊列 | 前衛 |
| タイプ | 攻勢 |
| 実装 | 初期実装 |
| 奥義 | 紅抜・焔返り 赤枠(攻撃) / 消費霊力22 敵単体に9倍火属性ダメージ |
| 特性 | 会心率UP(40%) |
サービス開始当初から実装されている火属性☆4アタッカー。特殊攻撃1で自己バフをかけ、ランダム多段攻撃の特殊攻撃2で雑魚を打ち払い、奥義は高倍率の単体攻撃と、非常にスタンダードな前衛アタッカーである。
しかしゲーム開始からしばらくの間は、霊力消費が重いわりに単発ヒットなので火力が伸びにくい奥義、特殊攻撃1の自己バフが強力な特殊攻撃2の前に切れてしまうなど、その性能がゲームシステムと上手く噛み合わず、初期キャラで非常に優秀な同属性☆3アタッカーのアスカの割を食う格好で、恒常☆4アタッカーで最も不遇な子になってしまっていた。
さすがに開発チームも小狐丸の性能は問題視していたようで、2020年7月にようやく上方修正が入る。奥義の霊力消費が28→22に減少、倍率が7倍→9倍に上昇したことでようやく☆4アタッカーらしい火力が出せるようになった。
上方修正されてもアスカの方が奥義火力を出しやすいことに変わりはないが、小狐丸は特殊攻撃1で自己回復があり、☆4ゆえの基礎ステータスの高さもあって、何かと打たれ弱いアスカに比べて安定感のある戦いぶりを見せてくれる。アスカだと耐えきれないような強力な全体攻撃や前列攻撃を持つボス相手ならば、安定感を買ってアスカに代わっての投入も考えられるようになった。ただし前述の自己バフが切れてしまう問題は修正されていないので、攻撃速度UPの装備を持たせないといけないのは変わっていないが……。
霊格上昇では奥義の霊力消費が20に減り、「対象がボス以外の場合倍率UP(+6倍)」という追加効果が付与される。単発ヒット奥義はターゲッティングした相手を確実に狙ってくれるので、要するに開発チームが想定している小狐丸の起用法は、「取り巻きの雑魚処理でギミックが解除されるボス戦での取り巻き狙い撃ち要員&置物連撃アタッカー」ということになるようだ。9章上級ボスのような固い取り巻きを連れた風属性ボス相手に、霊格1(奥義強化)の小狐丸はピッタリである。
というわけで小狐丸の基本的な役回りは、霊格上昇が出来るようになるまでは☆5のカグツチやナタクを入手するまでの間の繋ぎのサブアタッカー、霊格上昇後は取り巻きが厄介な風ボス対策要員ということになるだろう。修練場封珠超級での杖持ち狙い撃ちなどの役回りもアリ。バランス調整で役割ははっきりしたので、修正前の不遇ぶりで育てていなかったプレイヤーも改めて育成する価値はあるのではないだろうか。
| 式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
|
|---|---|
| キャラ名 | 一焔無窮 小狐丸 |
| レアリティ | ☆☆☆☆☆ |
| 属性 | 火 |
| 武器 | 斬撃 |
| 隊列 | 中衛 |
| タイプ | 攻勢 |
| 実装 | 2021/5/21 |
| 奥義 | 極焔・一刀無窮 緑枠(回復) / 消費霊力22 30秒間自分の攻撃速度・ スキルダメージ倍率UP(大)・ 会心威力UP(小)・ エナジードレイン(上限50)を付与 10秒間、通常攻撃時に攻撃対象へ 15秒間火傷を付与 |
| 特性 | 奥義効果発動中、会心率UP(50%) 旺盛UP(HP75%以上で発動/最大15%) |
2021年5月の逢魔襲来イベント「孤月白刃~継がれし想いを火に込めて~」で実装された、火属性恒常☆5の覚醒バージョン。「日輪の忠剣 アスカ」に続く、2人目の限定ではない衣裳違い☆5バージョンである。公式には「覚醒」と表記されており、この覚醒小狐丸以降、☆3・☆4キャラの恒常☆5昇格バージョンが順次実装されていくこととなった。
鬼一法眼の依頼を受けて剣士のアヤカシと仕合ったものの、愛刀「小狐丸」を折られてしまった小狐丸。鍛造子ちゃん改めセンの工房で刀を打ち直してもらおうとするが、まずは敗北で折れた小狐丸自身の心の方を打ち直さねば仕方がないということになり……。弱さを乗り越えて究極の一撃を手にした彼女の勇姿を見届けてあげよう。なおその後交流でまた黒歴史を散々弄り散らかされる模様。
性能としては引き続き火属性のアタッカーだが、タイプとしては奥義で自己バフをかけて、強力な特殊攻撃2種でダメージを稼ぐ、置物型のスキルダメージアタッカーとなった。隊列が中衛に下がったことでやられにくくなったのも地味にポイントである。
同属性の限定連撃アタッカーであるスサノオ廻と比べるとさすがに火力はやや見劣りするが、逆に言えば火属性の恒常アタッカーとしては実装から1年以上経った現時点でも最強格。運用は30秒に1回奥義を打ってあとは置いておくだけなので、初心者で弾けたら細かいことを考えずとりあえずPTに突っ込んでおくだけでOKである。
奥義でバフを盛り盛りにしておけば、あとは置いておくだけでガシガシとダメージを稼いでくれるので、サポートや鍛造でもスキルダメージ系のバフをガン積みしてあげるといいだろう。
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| 式神データ (霊格上昇・最大限界突破前) |
|
|---|---|
| キャラ名 | 雨月の嫁入り狐 小狐丸 |
| レアリティ | ☆☆☆☆☆ |
| 属性 | 闇 |
| 武器 | 斬撃 |
| 隊列 | 前衛 |
| タイプ | 均衡 |
| 実装 | 2022/6/8 |
| 奥義 | 花装一閃・紫紺 赤枠(攻撃) / 消費霊力24 敵6体に6倍闇属性ダメージ 35秒間味方全体の攻撃速度UP(大) 闇属性式神の通常攻撃ダメージ倍率UP(大) |
| 特性 | 奥義効果発動中、自分の攻撃UP(20%) 通常攻撃会心威力UP(150%) |
2022年6月のジューンブライドイベント「ウェディングアドベンチャー ~花装の遺跡と水晶島の謎~」で実装された、闇属性☆5の花嫁衣装バージョン。
前年のジューンブライドイベントでの「嫁力」を研究していた白澤から、「嫁力」を引き出す衣裳「花装」をなんやかんやあって入手した小狐丸。花嫁候補が次々と失踪しているという王子の花嫁選抜試験に陰陽師とともに潜入するのだが……。
イベントでは、謎の島「エンゲツ島」に乗りこんだまま消息を絶った陰陽師とミスナを救うべく、同じく花嫁衣装を手に入れた乙姫、ラン、日天とともに島に乗りこみ、主に乙姫に振り回されながら蟹入道と死闘(?)を繰り広げることになる。
性能の方はこれまでと違ってアタッカーではなく、通常攻撃サポート型の均衡タイプ。とはいえ小狐自身の攻撃力も高めであり、特殊攻撃も通常攻撃ダメージ+通攻バフという形なので、光属性の鵺と同様に自身がそのままアタッカーを務めることも可能である。
メイン能力の通攻サポーターとしては抜群の超高性能を誇る。特に自分でもダメージを稼げる点が非常に大きく、盛り盛りのバフのバランスも良い。1年前のジューンブライドで実装された花嫁紅葉と併用すると戦闘スタート直後から全力の火力マシマシで殴ることができる。また奥義が複数攻撃であるため、通攻PTの地味なネックである「ボスの取り巻きが処理しにくい」問題も解決してくれる優秀ぶり。奥義の霊力消費が若干重めだが、完凸&霊格最大で17まで下がるのでそれも大きなネックにはならない。とにかく小狐自身だけでも通攻PTでの火力貢献度が凄まじいが、ついでに実装当初は性能が疑問視されていた覚醒カオルが嫁小狐と組むことで大化けし、闇通攻PTは一気に闇PTの最前線に躍り出た。とにかくもうシンプルに強いので、ミヤマや覚醒カオルがメインアタッカーであれば引けるときに迷わず引いておきたい。
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