汚いニチアサとは、「一見すると日曜日の朝放送してるような子供向け作品っぽく見えるが、実際は下品だったりなんか気持ちわるかったりする作品」の総称である。
ニチアサとは、日曜日の朝方にテレビ朝日で放送されているスーパー戦隊や仮面ライダー、プリキュアなどをまとめた呼称「ニチアサキッズタイム」の略である。転じて、土日の朝にやっているような子供向けアニメや特撮を指す。つまり汚いニチアサとは、子供向けの正義のロボットや変身ヒロインを題材にしたエッチな作品やマニア向け作品を揶揄した言葉。似たような例では「汚いプリキュア」などがある。
そもそも「類似のコンテンツやキャラクターを例に"汚い〇〇(またはきれいな〇〇)"と揶揄するスラング」は古くから存在するありふれた概念であり、汚いニチアサもその用例の一つでしかなかった。
ところが2024年1月、魔法少女ものを世界観のベースにした「魔法少女にあこがれて」と正義のスーパーロボットアニメのような「勇気爆発バーンブレイバーン」がたまたま同クールに重なってしまい、まとめて汚いニチアサと呼ばれ注目を集めるようになった。両作は
など、作風や配信時間といったわかりやすい要素から小ネタやこじつけレベルでリンクすることがあり、互いに「まほあこでみた」「ブレイバーンでみた」といったコメントが書き込まれることもある。
なお当のニチアサにも、生々しかったりドロドロしたりで「汚い」と言われそうな作品があったりする。
魔法少女たちが悪の組織と戦う世界。魔法少女が大好きな普通の少女 柊うてなは、突如現れたマスコット ヴェナリータから変身能力を授かる。だが、うてなが変身したのは魔法少女ではなく悪の女幹部。無理矢理魔法少女と闘わされるうてなだったが、「魔法少女が悶える姿に興奮する」という内に秘めていたサディズムに気付き、悪の女幹部マジアベーゼとして性癖を歪め才能を開花させていく―――というストーリー。
登場する魔法少女たちは「赤青黄の三人」というスタンダードなものだが、肝心の主人公は「ニップレス被せたおっぱい剥き出しで鞭片手にニヤついてる怪人サド女女幹部」という攻めた設定。内容も魔法少女をのケツを鞭で叩いたり触手で拘束したり仮面で目隠ししておっぱい揉んだりととても日曜の朝っぱらには流せないもの。地上派では謎の光が大活躍してたり一部の喘ぎ声がカットされたりする、そういう作品。もちろんニチアサではなく水曜深夜のアニメ。なお原作は一般Web漫画掲載で乳首描写がほぼ無い為、R-15指定された無修正アニメ版の方がエロさが増している、という人も…
しかも主人公柊うてな/マジアベーゼを担当する和泉風花は前年の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にてアイドル 吉良キララ役として生身で出演し、キャラソンも担当している。ヴェナリータを担当する福園美里はかつて『スマイルプリキュア!』のリーダー キュアハッピー、『機界戦隊ゼンカイジャー』のマスコット セッちゃん、そして放送中の『仮面ライダーガッチャード』のマスコット ホッパー1を担当するいわばレジェンドニチアサ声優。また同じく阿良河キウィ/レオパルトを演じる古賀葵も放送中の『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場するプリキュア キュアマジェスティを演じている。BGM担当の一人 高梨康治もかつて本家プリキュアのBGMを手掛けていた。こういったややマニアックなネタもニチアサ感に拍車をかけている。前クールでは土曜夕方に、まともな意味で大人をターゲットにしたオトナプリキュアを放送していた。そんなことをネタにしていたら、ひろプリ本編では偶然にもキュアスカイが闇落ちフォームになっていた。
汚いニチアサ以外には、汚いプリキュアや汚いまちカドまぞく、汚いきららアニメ、レズビアンBLEACH、オトナプリキュアなどと呼ばれることがある。
人型兵器ティタノスライドを用いた各国軍事演習に参加する陸上自衛隊員イサミ・アオやアメリカ海兵ルイス・スミスたちの前に、突如機械生命体の集団が現れる。襲撃で窮地に陥るイサミたち。そんなイサミの前に突然ブレイバーンを名乗る巨大スーパーロボットが現れ、イサミは嫌々ブレイバーンに乗り込んで戦うことになるのだが―――という作品。
リアルロボットアニメに見せかけた勇者ロボに見せかけたギャグアニメという注目作なのだが、なんというか主役ロボ ブレイバーンがきもちわるい。口を開けば「イサミィ♡」と名を呼び執着、長々とイサミとの官能小説関係を語ったり、何故かコックピットのイサミを全裸にしたり、となんかこう重いというかねっとりしている。やはり日曜朝に出せるキャラクターではない。また、イサミ関連以外にも人の話を聞かなかったり自己主張が激しかったり自分で主題歌歌い出したりと性格に難がある。一方EDではイサミとスミスが半裸で歌って踊るというトンデモ描写男同士の熱い映像を流したりした。こちらもニチアサではなく木曜深夜のアニメ。
ブレイバーンを演じている鈴村健一は『仮面ライダー電王』のリュウタロスや『魔進戦隊キラメイジャー』のメカ 魔進ファイヤ、『フレッシュプリキュア!』の敵幹部 サウラーなどを演じていた、やはりニチアサ(というかヒーローもの全般)所縁の声優である。さらにイサミ・アオを演じる鈴木崚汰も『機界戦隊ゼンカイジャー』でカッタナー・ゴールドツイカーの声を担当していた。そしてシリーズ構成は同時期放送していた『ウルトラマンブレーザー』を手掛けた小柳啓伍。やはりヒーローものに所縁がある。
厳密に言えば勇者ロボと今のニチアサは作品のテイストが違うのだが、所詮視聴者が勝手に「ニチアサ"っぽい"」と感じてるだけのネタなのでそこまで細かく気にする必要はない。
…と、言いたいところなのだが、かつてニチアサで放送されていた『クラッシュギア』や『バトルスピリッツ』、『聖闘士星矢Ω』を代表とする少年向けアニメ枠は、元々『Bビーダマン爆外伝』の放送時間が土曜日の夕方5時代から移動した上で生まれた存在である。その爆外伝が最初に放送していた土曜5時台は元々『ガンダムシリーズ』初期作品等を経て『勇者シリーズ』が放送されていた枠。すなわち、勇者ロボも紛れもなく「ニチアサの系譜」に含まれる存在だったりする。
なお、放送終了後からしばらく経った2024年7月、TVQ九州放送で実質的再放送が行われることになったのだが、放送時間がよりにもよって土曜6時30分(いわゆるドアサ)だということを特記しておきたい。
かつて汚いプリキュアと呼ばれた作品があった。ロボットアニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」である。これはお姫様が人外扱いされて追放され、最前線で竜と闘わされるというストーリー。第一話から局部を検査されたり、初出撃で失禁したり、ラスボスに犯されそうになったのでお返しに童貞煽りをしたりと、下品なとても面白いけど他人におすすめしづらい作品である。
内容自体はロボアニメなのでプリキュアとは全く別ベクトルだが、こちらも主人公アンジュを演じた水樹奈々をはじめとした多くの声優がプリキュア出演経験者だったことから、汚いプリキュアと呼ばれるに至った。余談だが、同様に声優ネタで「汚いDOG DAYS」とか、監督やロボの配色から「汚いガンダムSEED」とか呼ばれたりもする。
さらに遡れば「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」が変身シーンオマージュや声優ネタで汚い方のプリキュアと呼ばれていた。「ハードビッチプリキュア」というさらにひどい呼び名もある。
掲示板
144 ななしのよっしん
2024/11/08(金) 16:35:09 ID: YqU/XUi64s
アクロトリップは汚いニチアサなんだけどまほあこと比べるとピュアピュアな綺麗さなので
ギリギリニチアサかそうじゃないか迷うレベル
145 ななしのよっしん
2024/11/25(月) 22:15:14 ID: JZZq/fBZ1E
初めてこのタグを見たのがこの動画だったから、これ系界隈の動画につくタグだと思ってた
https://
146 ななしのよっしん
2025/11/13(木) 07:57:06 ID: G5R/8XlQVQ
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/13(土) 17:00
最終更新:2025/12/13(土) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。