スーパー戦隊シリーズに
革命的凸凹ヒーローがドンブラコとやってくる!!
暴太郎戦隊
ドンブラザーズ誕生🍑!!
暴太郎戦隊ドンブラザーズとは、テレビ朝日系列にて2022年3月6日~2023年2月26日にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズ第46作目だDON!
2021年12月22日に公式発表された同シリーズ46作目で、放送10周年を迎える『特命戦隊ゴーバスターズ』以来の”~ジャー”が付かないネーミングとなる。モチーフはタイトルからも分かるように、日本の昔話では定番となる”桃太郎”とサイバー世界を代表する要素である”アバター”。マスクやメンバーのデザインはモチーフが全面に押し出され、分かりやすさを重視した制作体制を採っている。ちなみにこの年は『仮面ライダー電王』放送15周年でもある。その電王とはTVシリーズ放送開始前に新作コラボ映像がYouTubeにて公開された。何たる用意周到さ。見逃し配信についても本作から拡大し、TTFCの他にTELASA、Amazon Prime Videoでも配信される(後者は毎週水曜日配信)。
一方で前作の45作目『機界戦隊ゼンカイジャー』がシリーズ節目の記念作であることに対し、本作は作品の世界観やプロモーション面でゼンカイジャー以上の独自要素を取り入れている。
まず作品の本放送に先駆けて同年1月9日放送のゼンカイジャーにドンモモタロウが登場するのだが、変身銃ドンブラスターはゼンカイジャーのキーアイテムであるセンタイギアを読み込めることがアナウンスされた。更にドンモモタロウの乗るバイク、エンヤライドンもジュランティラノと合体可能と、前作のキャラクターや販促要素と互換性を持たせている。
このような互換性のある戦隊は『電子戦隊デンジマン』と『太陽戦隊サンバルカン』の2作に登場したヘドリアン女王のケースがあるが、戦隊側でこのような要素を取り入れる事は初の試みとなった。最近の特撮シリーズ全般に視野を広げると、『ウルトラマンギンガ』『ウルトラマンX』でのスパークドールズなどの前例がある。
歴代戦隊の力を使う路線もゼンカイジャーから継承されており、先述のアバター要素を活かしての過去戦士へのチェンジという形で表現される。
メンバー構成もカラーリングこそオーソドックス(初期5人がレッド・ブルー・ブラック・ピンク・イエローという組み合わせは『天装戦隊ゴセイジャー』以来12作ぶり)ながら一般的な人型から外れた身長・プロポーションの者が複数存在しており、触れ込み通りの凸凹な面子となっている。極端な身長のイヌブラザーとキジブラザーはフルCGであり、スーツアクターを減らすことでコロナ禍対策がなされている(アクターの配役がないわけではなく、モーションキャプチャー用の撮影器具を用いている。また両者はアップシーンやGロッソなどでのショー用限定のスーツが存在する)。また、戦隊史上初の試みとしてこれまで女性メンバー専用だったピンクがメインカラーの男性メンバーが登場する。[1]
キャスト方面では、戦隊メンバーは従来通りの顔出し役者でそろえる方式に戻っている。敵側もレギュラーの脳人が全員顔出しで、怪人枠のヒトツ鬼も人間ベースで声を元となった人物の役者が兼任する平成・令和ライダーでよくみられるタイプであり、ドンムラサメおよびマザーが登場するドン17話より前は前作の反動か戦隊シリーズとしては珍しく登場人物から徹底して声優が排除される時期が続いていた。
主な製作スタッフは、東映側のプロデューサーにゼンカイジャーから続投の白倉伸一郎と武部直美。メインライターはスーパー戦隊シリーズとしては『鳥人戦隊ジェットマン』以来30年ぶりの同職担当で仮面ライダーシリーズを含めた東映特撮作品としても『仮面ライダーキバ』以来14年ぶりのメイン担当となる井上敏樹、パイロット監督に田崎竜太と、平成仮面ライダー第1期を長年支えた2名が中核を担う。音楽は『仮面ライダー鎧武』の山下康介。
ゼンカイのジェットマンギアでアレだけやったのに、よくドンブラで井上メインにしようと思ったな白倉…
この作品を語るうえで外せないのが、理解やツッコミが追い付かないほどのハチャメチャな内容である。前作ゼンカイジャーもかなりツッコミどころが多かったが、今作はさらにカオス。次回予告を見ても内容が全く入ってこない、いざ観てみるとやっぱりめちゃくちゃ、だがそれでいて本筋はしっかり進むし新たな謎も浮かび上がるという、独自の作風が話題を読んだ。
桃井タロウを中心とした、ヒトツ鬼と脳人の戦いに身を投じるヒーローたち。これまでに5000人もの人間がドンブラザーズの力を得てきたが、ほとんどが力の使い方を間違ったために脱落し、現在戦士として認められたのが今のお供達である。
ドンブラザーズの敵対勢力である高次元生命体。人間界のものに興味を示している。腕輪を胸にかざし触れる事で怪人態となる。“欲望”という要素を否定し、欲望を暴走させた人間の成れの果てであるヒトツ鬼を消去するのが目的(脳人に倒されたヒトツ鬼は人に戻らず消滅する)。自分たちよりさらに高位の「元老院」なる機関の指示で動く。
主要メンバーに声優が演じるキャラクターが存在しないのは『五星戦隊ダイレンジャー』のゴーマ族以来29作品ぶりである。
ドン10話で新たに存在が確認された、脳人も警戒する生命体。
ドン王家が人間の代わりに波動を供給するために生み出したが、失敗したためバーチャル刑務所が存在する「人間界とイデオンの境界」に封印されていた。その後なんらかの理由で封印が解かれ、人間界に現れているという。その力はドンブラザーズ及び脳人の攻撃が全く通じず、唯一ニンジャークソードのみが獣人を倒すことができる。ソノイ曰く「このままでは人間界も脳人の世界も滅ぶ」と言われるほど凄まじいらしい。服役囚である桃井陣が封印の守護人を任されている。
普段は人間の姿で社会に紛れているが、「猫」「鶴」「ペンギン」のいずれかの折り紙を折る習性があり、猫<鶴<ペンギンの順で強い獣人とされる。またヒトツ鬼のような怪人態の姿にもなれる。
強い欲望に憑りつかれた人間が変貌した怪物。致命傷を負うと欲望の暴走により巨大な「ヒトツ鬼ング」へと変貌する。脳人はヒトツ鬼を狩猟対象としているが、元となった人間を「穢れた存在」と見做しており、ドンブラザーズと違い彼等も排除の対象に数えている。欲望がある限りヒトツ鬼に変貌する可能性を完全になくすことはできず、一度ヒトツ鬼としてドンブラザーズに倒された者が別のヒトツ鬼に変貌することもある。撃破されると、モチーフとなった戦隊と対応したアバタロウギアをドロップする。
所謂今週の怪人枠だが、敵レギュラーの脳人とも敵対関係にある第三勢力という珍しい立ち位置。
各個体の名前の由来は「歴代戦隊を司るワード+鬼」(ただし該当しない者もいる)。
テレビ朝日公式サイトでは、ヒトツ鬼・ヒトツ鬼ングともに「スキン」が存在しており、モチーフとなった戦隊の要素がワードとして与えられていることがわかる。
ギアアルターを使って変身する、巨大メカならぬ縮小メカ。小型だが戦闘力は高い。変身中は意識がアルターの方に移り、本体は倒れ込んでしまう。
アルターの玩具はバンダイトイディビジョンが販売する「チェンジヒーローズ」とキャンディ事業部が販売する毎年恒例の「ミニプラ」間の連動という戦隊玩具史上初の試みが行われており、お互いに互換性が設けられている。中にはいずれか片方でしか商品化しないものが存在する為、コンプリートの為には双方をチェックする必要がある。
ロボタロウギアを使用してアバターチェンジするメンバーそれぞれのパワーアップ形態。「ロボに乗る」のではなく「ロボになる」というカクレンジャーやマジレンジャー等で見られた方式だが、単体では巨大化せず人間大。さらにそれぞれ合体する。
2022年7月22日公開。『劇場版仮面ライダーリバイス』との同時公開。
前作は『仮面ライダーセイバー』とのクロスオーバーだったが、今回は『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』以来3年ぶりに単独映画を現行ライダーと同時公開する従来の形式に戻った。
スーパー戦隊シリーズ | ||
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掲示板
5346 ななしのよっしん
2024/08/08(木) 10:54:10 ID: RYGT2DkcqA
雑な戦隊パロが話題になるたびに引き合いに出される雉野という男
男性初のピンク戦士だとか手足の長い長身CG戦士だとか関係なく雉野は雉野単体でカテゴリになってしまってるから例えに出すのは違う気がする…
5347 ななしのよっしん
2024/08/19(月) 12:52:29 ID: 2OLr9j57yP
まあ、雉野は男性初のピンクというより井上節全開のキャラだから男性ピンク代表というのは違うけど
雑な戦隊パロに対して『ア!?なら雉野やドンブラを越えてみろやボケェ!』と言いたくなる気持ちは解る。
(ドンブラ越える破天荒さが出来る奴が早々居てもそれはそれで困るというか慄くけど)
5348 ななしのよっしん
2024/09/09(月) 10:11:35 ID: Pt524Q5lv2
改めてドンブラのタイトルロゴのデザイン見るとめっちゃダイナミックだな!
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/26(木) 16:00
最終更新:2024/12/26(木) 16:00
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