『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』とは、角川スニーカー文庫より2014年11月から2020年6月まで刊行されたライトノベル。枯野瑛著。イラストはue。略称は、すかすか、終末な。
2016年4月発売の5巻で完結し、新章として「終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?」が発売されている。
2017年2月に外伝が刊行。
2019年6月に正規勇者(リーガル・ブレイブ)リーリァ・アスプレイを主軸にした完全に独立した物語、「終末なにしてますか? 異伝 リーリァ・アスプレイ」が発売された。
2017年4月12日からアニメ放送開始。同年6月まで放送された。
あらすじ
竜を倒し、神すらも倒した《人間》は規格外の《獣》によって滅ぼされた。地上は人間族を含む他の多くの種族も《獣》によって蹂躙され、残されたわずかな種族は地上を離れ浮遊島の上に暮らしている。
たったひとり、数百年の眠りから覚めた人間の青年ヴィレムは《獣》と戦う妖精兵と出会う。浮遊島のために戦い、死にゆく定めの妖精兵たち。そんな少女妖精たちと青年教官の儚くも輝ける日々。
概要
滅びつつある世界でのセカイ系?作品とでもいえばいいのかという作品。
主人公のヴィレムにとっては数百年前に必死に生きた世界での何もかもを失ってしまった、生き残ってしまったバッドエンドの後日談とでもいえるような有様の状況だが、それでもそこに今生きている人は必死で、そんな中にかかわっていく話。
非常に長いタイトルで、ニコニコ動画のタグには収まりきらず終末なにしてますか?(略)や終末な(略)のようなタグがついている。著者もあとがきにて「今さらですが長いですねこれ!?」とタイトルを評している。また、2巻のあとがきで「1巻の売り上げがさびしかったので3巻がお送りできるかわかりません」や、一度は打ち切りが決まっていた、など存続が難しい時期もあったことが伺える。
しかし2015年頃から電子書籍での展開を機に徐々に評価は高まり、「このライトノベルがすごい!2016」で新作部門2位・作品部門5位、「2015年上半期ライトノベルツイッター杯」1位、「SUGOI JAPAN 2016」のライトノベル部門で投票対象になるノミネート作「SUGOI20」に選ばれるなど、注目を集め始め、続刊や各種展開を果たすこととなった。
余談だが、表紙イラストでの女の子の泣かされ率が異様に高い。
公式サイトにて1巻155ページの試し読みが公開されている。
主な登場人物
主要人物
- ヴィレム・クメシュ(Willem=Kmetsch) - CV:新井良平
- 主人公の青年。五百数年前に滅びたはずの人間族(エムネトワイト)の、唯一の生き残り。長い眠りから覚めた後「浮遊大陸群(レグル・エレ)」28番島でしばらくふらふらしていたが、友人の紹介で軍の秘密兵器「妖精」を管理するという閑職「第二位呪器技官」につくことになる。地上にいたころは「準勇者(クアシ・ブレイブ)」であり、戦闘技術をはじめとした様々な技能に通じるが、戦いの後遺症により肉体がボロボロであり、現在は満足にその力を振るうことはできない。
- クトリ・ノタ・セニオリス(Chtholly=Nota=Senior) - CV:田所あずさ
- 「成体妖精兵」で遺跡兵装セニオリス適合者。発生から15年。蒼髪が特徴的な少女。
純真だが素直になれない性格。背伸びして大人ぶるところがあり、子供扱いされると不機嫌になる。ヴィレムとは物語冒頭に28番島で偶然出会っているが、その後68番島の「妖精倉庫」で再会することになる。
- アイセア・マイゼ・ヴァルガリス(Ithea=Myse=Valguliou) - CV:Machico
- 「成体妖精兵」で遺跡兵装ヴァルガリス適合者。褪せた金色の髪を持つ。発生からは14年。
人懐っこい性格でヴィレムともすぐ打ち解けるが、ひょうひょうとしており本心がつかみにくい一面もある。「~っす」というような話し方をする。いつも笑顔でいるが他人から一線引いた、褪せた態度をとる。
- ネフレン・ルク・インサニア(Nephren=Ruq=Insania) - CV:上原あかり
- 「成体妖精兵」で遺跡兵装インサニア適合者。発生からは13年。灰色の髪を持つ。通称「レン」。
年の割りに小柄で、物静かな性格。本の虫といっても過言ではないほど読書好きである。また、表情に乏しい。なぜかヴィレムが1人でいると過度なスキンシップをし、付き添ってくる。
- ラーントルク・イツリ・ヒストリア(Rhantolk=Ytri=Historia) - CV:荒浪和沙
- 「成体妖精兵」で遺跡兵装ヒストリア適合者。発生から14年。藍色髪にそれを薄くした瞳を持つ。通称「ラーン」。
常に敬語で話し、論理的な思考をする。同じ妖精以外の他人に対しては警戒をするが、納得できる理由さえあれば心を許す。普段は厳しいも淡白な態度をとっているが仲間を大事に思う心優しい性格。
- ノフト・ケー・ディペラティオ(Nopht=Keh=Desperatio) - CV:水瀬いのり
- 「成体妖精兵」で遺跡兵装ディスペラティオ適合者。発生から14年。朱色の髪にそれを濃くした瞳の色の容姿。
感情を隠すことなく物事を率直に言う素直な性格。そのためかクトリとは喧嘩友達でソリが合わないが本人は心配している。ラーントルクと仕事を一緒にすることが多く、互いに信頼し合っている。
妖精倉庫の人々
- ナイグラート(Nygglatho) - CV:井上喜久子
- ヴィレムの知り合いである、喰人種(トロール)の女。赤い長い髪にエプロンドレスを着ている。オルランドリ商会に属する管理人兼世話係。ことあるたびに人食いを示唆する発言をしてヴィレムを困惑させる。
何よりも妖精倉庫の子供が第一であり愛情をもって接しているが、彼女らの運命を良く知っており現状に苦悩している。怒らすと冗談抜きで怖い。
- ティアット(Tiat) - CV:水間友美
- 「幼体妖精」で若草色の髪と深い緑の瞳の容姿を持つ。発生から10年。年少組の1人。
普段からしっかりとした素直な子で率先して自分より下の子の面倒を見ている。大人になる事に憧れており、いつかクトリのような立派な妖精兵となりたいと夢見ている。好きなもの、興味がある物があると我を忘れて興奮する。「~かしら・のよ」といった女性語で話す。
- ラキシュ(Lakhesh) - CV:石見舞菜香
- 「幼体妖精」で橙色の髪を持つ年少組の1人。発生から9年。
自己主張がはっきりと行えずおどおどとしてしまい、口調もたどたどしいものになってしまう。年少組4人の中では主に引きとめ役であるが、弱音を吐きながらもついていってしまう。前任の管理者の許可をもらって68番浮遊島の町のパン屋でアルバイトをしている。
- パニバル(Pannibal) - CV:久保ユリカ
- 「幼体妖精」で紫色の髪と瞳を持つ年少組の1人。発生から9年。
大人びた口調に落ちついた雰囲気持った少女。だが初対面のヴィレムに切りかかるなど子供らしい面もある。
好奇心と知識欲が豊富で興味をもったことは知りたいやりたいという性格。そのためか口調が大人びている。
- コロン(Collon) - CV:木野日菜
- 「幼体妖精」でで桜色の髪と瞳を持つ年少組の1人。発生から9年。
とにかく元気な絵に描いたような子供。妖精倉庫でなにかと壊したりとトラブルを起こしている。またなぜかヴィレムにあうと組み伏せて関節技を決める。本人も良くわかっていないのにとにかく大声で返事をする癖がある。
軍関係者
- “石灰岩ノ肌”ライムスキン(limeskin) - CV:小杉十郎太
- 爬虫族(レプトレイス)の男性。護翼軍第一位機甲武官。山のような巨漢に乳白色の鱗に覆われた外見。
ヴィレムの直属の上司に当たる。難しいことをさらに難しい言い回しで喋り、その上爬虫族の喉の造りの違いから発音も独特なので大抵の者は何を言っているのか理解できない。妖精倉庫とは長い付き合いでそのため妖精達には「戦士」としての理解はある。
- バロニ・マキシ - CV:鈴木千尋
- 兎徴人(ハレサントロポス)の護翼軍憲兵科の一位武官。針のように線が細く人間族のような顔立ちをし黒い日よけメガネに白い髪と細長い耳を持つ。私情を挟まず軍務に忠実で且つ有能な人物。相手が誰であろうが護翼軍人として対応し約束したことは必ず行う有限実行者。大賢者の右腕のような人物。
- 大賢者 - CV:麦人
- 護翼軍最高相談役。地上終末期、浮遊大陸群(レグル・エレ)へと生き残った人々を導き現在までの世界を維持し獣より守ってきたとされる生きる伝説。蓬髪の金髪に髭、皺の刻まれた厳しい顔とがたいのいい体を純白のローブで覆って引きずっている。ただそこにいるだけで威圧的な印象を受ける人物。世界や妖精の在り方について知っており、とある計画を画策している。
浮遊大陸群の人々
- グリック・グレイクラック(Grick=Graycrack) - CV:千葉繁
- 緑鬼族(ボーグル)の15歳の青年(短命種族であるため、15歳でもいい歳にあたる)。気のいいヴィレムの親友。角と牙が生え緑色の肌を持つ。
探検家(サルベージャー)で、地上で化石化したヴィレムを持ち帰り助けた本人。その後の荒れた彼の面倒をみたりとかなりのお人よしで情に厚い。黄金妖精の彼女らにも偏見なく接する。
- フィラコルリビア・ドリオ(Phyracorlybia=Dorio) - CV:井上ほの花
- 狼徴人(リュカントロポス)で11番浮遊島コリナディルーチェ市市長(メイヤー)の娘でお嬢様。19歳。
ライムスキンとは父親が友人で幼い頃からの顔見知り。市長暗殺の予告の件でヴィレム達と遭遇する。市井や観光名所を案内できるぐらい市を把握している。純粋に育てられたためか良くも悪くも正しさに妄信的である。
- ギルアンダルス・ドリオ
- 狼徴人(リュカントロポス)で11番浮遊島コリナディルーチェ市市長(メイヤー)。フィラコルリビアの父親。貴族制だった市の政治体制を廃止し、民衆から長を選出できるようにした為、旧貴族と対立状態にある。
- 単眼鬼の医者 - CV:高橋仲也
- 単眼鬼(キクロベ)で11番浮遊島の黄金妖精専門の施療院の医者。巨人ともいえる筋骨粒々の体に単眼のメガネをしている。数ある妖精を生体へと調整し遺跡兵装を持てるようにしている。そのため現役妖精兵や過去の彼女らについてもかなり知識が深い。また迫害されがちな黄金妖精への理解も深く、その運命についても悲しく思っている。
- アスタルトス
- 11番浮遊島で宿屋を経営している50がらみの喰人鬼種(トロール)の男性。
コリナディルーチェ市外れの街道沿いの町で営業しており、とあることからヴィレムと赤髪の少女を預かることとなる。成人した1人娘がおり、どこかで小さな子供の面倒を見る職についているそうだが・・・。
過去の人々
- アルマリア・デュフナー(Almaria=Duffner) - CV:佐藤聡美
- 帝国領ゴマグ市フォーリナー記念養育院在住の孤児。黒髪黒目の整った容姿を持つ14歳の少女。
養育院内では年長組みのため、院の母親的な存在。また頼りがいのある性格のせいか、大勢の男達に思いを寄せられていたが尽くヴィレムが露払いをしていた。ある事情からヴィレムのことを「おとーさん」と呼ぶ。
- セオドア・ブリックロード
- 冒険者の青年でヴィレムの友人。銀髪痩身でレベルは8。愛称は「テッド」。
快活で感情表現豊かな性格で他人であっても物怖じしない。気弱にも見えるが行動力と勇気はある。アルマリアに惚れており「娘」をもつヴィレムからは毛嫌いされている。
- ニルス・ディデク・フォーリナー
- 旧ディオネ騎士国名誉騎士にして元十八代正規勇者。ヴィレムとリーリァの師匠。
年齢を感じさせない容姿と不思議な雰囲気を持ち合わせており、あらゆる武芸百般を修め、帝国の学士を数十人並べても適わないほどの賢さを持つ。物言いはぶっきらぼうだが知り合いには甘い。養育院の主ではあるがなぜかふらっとどこかへ出かけては月単位で帰ってくるためヴィレムからは「クソ師匠」と言われる。
勇者一行
- リーリァ・アスプレイ(Lillia=Asplay) - CV:佐藤利奈
- 二十代正規勇者。燃えるような赤い髪と瞳を持つ15歳の少女。極位古聖剣セニオリスを使用する。
初代正規勇者が興したディオネ騎士国にその血を引いて王女として生まれるも昏古霊族(グルームエルフ)の軍によって滅ぼされ、逃げ落ちた村で元老将軍より剣技を教わった。そのヒロイックな背景こそが正規勇者たる資格でもある。
その後ヴィレムがいた帝国コマグ市のニルスへ押しかけ弟子入り。あらゆる体術・勇者の秘奥義などを修めた。性格はとても気安く年相応の娘。兄弟子であるヴィレムを馬鹿にしているが内心では様々な思いを秘めている。
- スウォン・カンデル(Souwong=Kandel) - CV:田村睦心
- 神聖帝国賢者塔の秘蔵っ子の賢者。ふわふわした金髪に青い瞳、女性のような小さい体躯の12歳の少年。
稀代の才能を秘めた呪蹟師(ソーマタージスト)。本来持ち歩く、呪蹟を行使する触媒である呪蹟刻印をその場その場の戦況によって即興で作り上げ、多種の効果を発現させる天才。その効果は天地を割るほど。
命名や服装に致命的な欠陥があったり多少自身過多なところがあるが協調性・勤勉・また謙虚さを持ち合わせた人物。ヴィレムとはなぜか口喧嘩のようになりペースを崩されるも、内心兄として慕っていた。
- ヴィレム・クメシュ(Willem=Kmetsch) - CV:新井良平
- 準勇者の1人。黒髪黒目の16歳の少年。量産型聖剣パーシヴァル、ディンドランを使用する。
フォーリナー記念養育院に預けられた後、正規勇者だったニルスに憧れ勇者を目指した。しかし才能は平凡で勇者の剣技も1つすら真似程度で極められなかった。しかしそれで折れることなく工房で聖剣の調整法を学び、戦場で軍医から魔力中毒治療法を修め、仲間のヒルグラムからあらゆる武芸というものを習得した。さらに使命として様々な戦場を巡って修めた様々な剣技と敵察知能力はプロの暗殺者が匙を投げるほどで、準勇者としては破格の実力の持ち主へと成長した。冒険者の基準におけるレベルは最後に計った時点で69。
性格は一生懸命で周囲が見えず後のことを考えないが、養育院という家族を守るという意思を持ち、その姿勢から多くの女性に好意を抱かれていた。
- ナヴルテリ・テイゴザック
- 準勇者の1人。くすんだ赤い髪と瞳に顎鬚を残した30過ぎの美男性。純位聖剣ラピデムシビルスを使用する。
西ガルマンド砂流連邦の一氏族の出で普段は双曲刀を使う。常に笑顔を絶やさず女性を口説き、褒めるためその手の話題に事欠かない。本人曰く大陸中の港に恋人がいるらしい。とある組織に属し、裏で行動をしていたようだが……。
- カイヤ・カルトラン
- 冒険者で黒髪の30がらみの大柄な女性。レベルは39。名匠が造った剣や盾を使用する。 既婚者で息子が1人いる。ヴィレムやリーリァをわが子のように扱う為過度なスキンシップをしてくる。純粋に生活のため、人々の安全のために冒険者として、夫と息子の街を護ろうと闘う。
- エミッサ・ホードウィン
- 冒険者で髪をカールさせ赤い瞳を持つ20歳前後のお嬢様。レベルは61で組合登録歴代2位。愛称は「エミ」。
魔力暴走を利用した爆発を攻撃に使用する。 地方の資産家の生まれ。
魔力過剰の特異体質で、任意に視界内に映っているものを全て吹き飛ばすというすさまじい能力の持ち主。また戦闘中の友軍などに気を配らない為ついた通称は「爆発あくま」。そのため強力な怪物討伐専門としている。
- ヒルグラム・モト
- 冒険者で禿頭の筋骨粒々とした男性。レベルは58。素手のみで戦う。
武器も持たず、魔力も熾さない。自ら望んで無手の技のみ使い前線に立つ極めつけの変人にして卓絶の武技使い。その威力は岩を砂に砕き、滝を無数の小川に粉砕する。またあらゆる武芸を収集するため「徒手武技収集人」と呼ばれ、ヴィレムからは頭を下げられ技の教えを請われた。
星神(ヴィジトルス)
- エルク・ハルクステン - CV:岡田日花里
- 外見は15歳の程度の真っ赤に燃えるような赤い髪をもつ人間族の少女に似たもの。正体は創世神話に登場するこの世界を創造したとされる「彼ら」、神の生き残りの1柱。500年前にある人類の危機時、勇者を擁する賛光教会より人類滅亡を引き起こすと敵性認定され、勇者リーリァにより討伐された。
性格は人間族の幼子そのもので喜び・恐怖・痛み等感情すら持ち合わせていなかった。
アニメでの声優は公募オーディションで子役が募集され、放映当時7歳のリアル幼女が起用されている。
三地神(ポトー)
- 黒燭公(イーボンキャンドル) - CV:松山鷹志
- 星神を守護する従属神、三地神の1柱。500年前に準勇者ヴィレム・クメシュと相打ちという形で打倒された。その後不完全ながら復活し、現在は物質体は髑髏のみで、なぜか大賢者とともに浮遊大陸群を創造し、黄金妖精の「製造」を行い世界の維持をしている。その強さからか異名は数多くある。
神とは思えないほど気さく且つ鷹揚な性格。主のエルクにはおじいさんのような態度で接する。
- 紅湖伯(カーマインレイク)
- 星神を守護する従属神、三地神の1柱。風と雨の恵みを司る。500年前に打倒されたようだが詳細は不明。その後精神体となりとある結界の中に閉じ込められている。その姿は朱銀の空魚。口調は口うるさい中年のおばさんそのままで早口で罵倒したり説明を行う。神とは思えないほど軽い性格で主のエルクを探している。
- 翠釘候(ジェイドネイル)
- 星神を守護する従属神、三地神の1柱。500年前にスウォンとエミッサを返り討ちにした後、誰かに打倒されたらしが詳細不明。三地神の中でも星神へは礼儀正しく人類と対峙時には率先して攻め滅ぼそうした、らしい。現在どこにいるのか、どんな姿なのかはは一切不明。
終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?
ティアットたち年少組4人が成体となり、彼女らと新キャラである堕鬼種(インプ)の少年フェオドールが中心人物となって描かれる続編。略称は「すかもか」。単行本は全11巻。
やはり表紙イラストでの女の子の泣かされ率が高いが、4・5巻は泣かされなかった。
詳しくは該当記事へ
「終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?」
メディアミックス
コミカライズ
月刊コミックアライブにて、本作品のコミカライズ作品が2016年8月号より2018年7月号まで連載された。
2017年2月23日に単行本1巻が発売。全4巻。
漫画はせうかなめ。
アニメ
2017年4月12日よりTOKYO MX、BS11ほかにて、同年6月まで放送された。
物語の一つのクライマックスとなる原作3巻までがベースの内容となっており、それに合わせた展開のアレンジも施されている。
放送情報
主題歌
オープニングテーマ
- 『DEAREST DROP』
- 作詞・作曲:Q-MHz/編曲:増田武史/歌:田所あずさ
(1話のみ未使用)
エンディングテーマ
- 『フロム』(第1話~5話、第7話~11話)
- 作詞:唐沢美帆/作曲・編曲:南田健吾/歌:TRUE
- 『キネマ』(第6話)
- 作詞:唐沢美帆/作曲・編曲:h-wonder/歌:TRUE
- 『Ever be my love』(第12話)
- 作詞・作曲・歌:山田タマル/編曲:増田武史
挿入歌
- 『Scarborough Fair』(第1、12話)
- 作詞・作曲:イングランド民謡/編曲:加藤達也/歌:山田タマル
- 『Always in my heart』(第1、12話)
- 作詞・歌:山田タマル/作曲・編曲:加藤達也
- 『I call you』(第9話)
- 作詞・作曲・歌:山田タマル/編曲:山下洋介
主なスタッフ
各話リスト
話数 |
サブタイトル |
動画 |
第1話 |
太陽の傾いたこの世界で |
|
第2話 |
空の上の森の中の |
|
第3話 |
この戦いが終わったら |
|
第4話 |
帰らぬ者と、待ち続けた者たち |
|
第5話 |
誰も彼もが、正義の名のもとに |
|
第6話 |
消えない過去、消えていく未来 |
|
第7話 |
ただいま帰りました |
|
第8話 |
いずれその陽は落ちるとしても |
|
第9話 |
たとえ未来が見えなくても |
|
第10話 |
いまこの時の輝きを |
|
第11話 |
どうか、忘れないで |
|
第12話 |
世界で一番幸せな女の子 |
|
ニコニコチャンネル
関連動画
関連生放送
関連項目
外部リンク