CNo.39 希望皇ホープレイV 単語

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出でよ!CNo.39!混沌を統べる覇王
悠久め解き放ち、赫焉となりて闇を打ち払え!
降臨せよ!希望皇ホープレイV!

越後屋の駄菓子>>1566より

CNo.39 希望皇ホープレイVとは、アニメ遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。

概要

バリアンの力を得て、「No.39 希望皇ホープ」が進化した姿。アニメで確認できる力は以下。

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/属性/戦士族/ATK 2600/DEF2000
レベル5モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の効果で
ランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
1ターンに1度、このカードエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

アニメ遊☆戯☆王ゼアル」第98話による

真月零タッグでのVSギラグ戦で登場。
シャイニングリボーン」の効果でから遊馬に渡された「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の効果によって「No.39 希望皇ホープ」が進化した。効果でギラグの「CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド」を破壊してダメージを与え、さらにギラグダイレクトアタックしてフィニッシャーとなった。
このとき、アストラルバリアンズ・スフィアフィールドの外側にいて、このデュエルを見ていなかった。
遊馬に、自分のことを(アストラルを含めた他の人に対して)秘密にするように言った。


神月アンナタッグでのVS羽原飛夫&美で再び登場。
RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」で「No.39 希望皇ホープ」から進化。効果で、(「エクシーズムーブ」で飛夫のフィールドに移動していた)「CX 大空中要塞バビロン」を破壊し、飛夫にダメージを与えて飛夫のライフを0にし、さらに美にダイレクトアタックしてフィニッシャーとなった。

しかし、アストラルの知らぬ間に遊馬が敵であるはずのバリアンカードを手にしていたこと、また、遊馬秘密を守るために「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の入手経緯についてをついたことから、アストラルは納得がいかない様子であった。とはいえ、バリアンとの闘いにはこのカードの力が必要とは考えている。


バリアンベクターが現れる中、遊馬に「V」と名のついた5枚のカードを託す。

そして、VSベクター戦。
ベクター洗脳した美とのデュエル(前述)のためか、はたまた最初から知っていたのか、ベクターにもこのカードのことはばれており、一時「魔導の封印櫃」で「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」を封じられるが、すぐにとり返してホープ進化
からもらった「Vサラマンダー」を装備して破壊効果の範囲を相手フィールド上のモンスター全てに広げることで、ベクターの「No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」と「アンブラルミラージュトークン」2体を破壊して、その攻撃力の合計分のダメージを与えて一気にベクターライフを0にした。

いつもアストラルが言っている「勝つぞ」という台詞が、このときは遊馬から発せられたが、アストラルは、またしても自分の知らないカード(「Vサラマンダー」)が出てきて、遊馬の関係を訝しんでいたためなのか、ノリが悪かった。
このカード自体にはアストラルが関わらないため、2人が力を合わせるものではない、というのも、アストラルノリが悪い一因かもしれない。


異次元の古戦場-サルガッソ」でのベクターとの再戦でも登場。
友であるを奪われ怒りに燃える遊馬は、ベクターの戦術を怪しむアストラルにもを貸さず「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」を発動、ホープ進化させた。
効果でベクターの「No.104 仮面魔踏士シャイニング」を破壊してダメージを与え、後はダイレクトアタック勝利というところで、突如遊馬の前からベクターが姿を消し、後には倒れたと、ベクターセットしたカード1枚だけが残された。

(以下、ストーリーの核心を含むため反転

もうを覚ますことはないと思われたを覚ましたことで、ベクターとの決着も付き、万事解決かとも思われたが、は突如高笑いを始め、バリアフォーゼによりの姿――ベクターとなる。ベクターの口から、アストラルへの秘密バリアンであり、遊馬からバリアンカードをもらいデッキに入れていたこと)が明かされる。(自覚とはいえ)敵との間に秘密を抱えていたことから、さすがのアストラル遊馬を詰問するが、何も知らない遊馬には答えられるはずもなかった。

憎しみを失った遊馬はこのカードベクターダイレクトアタックするも、ベクターは「Vain-裏切りの嘲笑-」(アニメ版、OCGでは「Vain-裏切りの嘲笑」)を発動、これは「V」と名のついたモンスターの攻撃をトリガーに発動するカードで、遊馬デッキにある5枚の「V」カード――との友情墓地へ送られ、さらに遊馬デッキから25枚のカード墓地へ送られ、遊馬の残りデッキは3枚となってしまう……。

遊馬は追い詰められながらも仲間の支えでどうにか立ち上がるが、アストラル遊馬に裏切られたという思いをベクターに利用され、遊馬を信頼できなくなり暴走してしまう。
ダークドローによって闇に染められた「DZW-魔装妖衣」によって「Vain-裏切りの嘲笑-」を破壊、さらに魔装妖衣がホープレイVに装備され、ベクターの「No.104 仮面魔踏士シャイニング」へ攻撃、攻撃力ではかなわないが、戦闘ダメージを受けたことで、魔装妖衣によってホープレイVの攻撃力が2倍となり再び攻撃、さらにベクターの「ハンドレッドオーバー」も合わさり、ホープレイVの攻撃力がどんどん上昇、83200にまでなった。
しかし、攻撃力が上がっても「ハンドレッドオーバー」でシャイニングの攻撃力がさらに上回るためベクターには勝てず、同時にライフも減っているため、そのまま攻撃を続ければ「異次元の古戦場-サルガッソ」の効果で負けてしまう状態となったが、ギリギリでダークゼアル合体が解け、攻撃を中断、どうにか負けは防いだ。

その後、ベクターの「CNo.104 仮面魔踏士アンブラル」の攻撃を受けるが、「エクシーズリベンジシャッフル」の効果でこのカードエクストラデッキに戻され、代わりに「No.39 希望皇ホープ」がフィールドに特殊召喚された。

遊馬ライフは残り25となり、残り1枚のドローカードは「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」であることが確定、ベクターは、相手の手札に「バリアン」と名のついたカードがある場合、相手の手札を破壊して1000ダメージを与える「バリアンボム」をセット、もはや打つ手がくなった遊馬だが、それでもあきらめずにカードドローアストラルは、その希望を信じて戦う姿を信頼し、遊馬との「」によって「語り継ぐべき奇跡」が現れる……。

反転ここまで)

状況が状況だけに、長らく登場することはなかったが、VSドン・サウザンド戦などでホープが集結するシーンの演出にはこのカードも登場しており、このカードホープの一つとして認められていることがうかがえる。

ラストデュエルアストラルVS遊馬アストラルが使用した。
RUM-ダーク・フォース」によって特殊召喚され、遊馬ダイレクトアタックを決めたが、ダークフォースで効果を効にされていたため、No.の戦闘破壊耐性も効になっており、「ガガガガンマン」の攻撃を受けて破壊された。


効果名は「Vブレードシュート」(2回VSベクター戦では「ホープ・Vブレードシュート」)、「Vサラマンダー」の効果を受けた際は「Vサラマンダーインフェルノ」、攻撃名は「ホープ・Vの字り」。

VS羽原夫妻のときの召喚時の口上は「混沌の力まといて、勝利せ!進化した勇姿が今、ここに現れる!現れろ、CNo.39 希望皇ホープレイV!」。VSギラグ戦から口上が変わったのは、一緒に口上を叫んだがいないためだろうか。

名前について

アニメ版の「Vサラマンダー」をはじめとする、から託されたカードは、Vを定する効果を持っている。

ホープレイVの「V」が何を意味するか、はっきりとは明かされていない。

推測できるものの一つはバリアンのV(作中のバリアンガーディアンの手帳を見るに、バリアンのつづりはVarian。ただし、海外版の「RUM-バリアンズ・フォース」などのカード名ではBarianとつづられており、日本語版と海外版でりが異なる可性もある。また、日本語版でもBARianなるものが登場するシーンもあるが、これはBarとVarianをかけたシャレであると思われる)。バリアンの力を得たということから考えてもわかりやすい。

(作品の核心に触れる記述となるため反転
また、このカード遊馬に与えたこと自体がベクターの策略であるとすると、Vectorベクター)のVとも考えられる。ベクターによって支配されたという意味が込められているかもしれない。
さらに、「Vain-裏切りの嘲笑-」のVainも、このカードのVが意味するところの一つであると考えられる。Vainは虚栄心の強い、という意味のほか、駄な、益な、骨折り損の、という意味も持つ。また、vain hope頼み(むなしい期待をすること)という意味にもなる。希望の皇たるホープがいつの間にか「頼み」になり下がっていたと考えると、皮な話でもある。

希望など駄だというベクターからのメッセージが込められていると考えることもできるだろう。
(反転ここまで)

その他、ランク5ということで、ローマ数字での5となる「V」など、いくつか考えられる。
VS羽原夫妻での「混沌の力まといて、勝利せ!」と言う口上から、勝利Victory)のVであるとも考えられるが、「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」の存在を考えると、こちらのVはVictoryとは関係ないのかもしれない。むしろ、状況からすると、遊馬がこのカードのVの意味を勝利と誤認したというほうが近いかもしれない。


Vと名は付いているが、ZEXAL無印)に登場したトロン一家長男とは関係ない(こちらのVは、ほかの兄弟から考えるとローマ数字の5が由来と考えられるが、他が「スリー」、「フォー」と読ませているのに彼だけ「ブイ」と読ませている理由は明かされていないため、このVの由来がバリアンにあるのであれば、名前の由来でつながりがあると言えるのかもしれない)。

OCG版

スターターデッキ 2013」(2013年3月16日発売)同梱の強化パックでOCGに登場。このカードと「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」は必ず封入されているので、スターターデッキを購入すれば必ず手に入る。

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/属性/戦士族/ATK 2600/DEF 2000
レベル5モンスター×3
このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地エクシーズモンスター1体を選択して
エクストラデッキに戻す事ができる。
また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついたモンスターエクシーズ素材としている場合、
以下の効果を得る。
1ターンに1度、このカードエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

※「Vジャンプ2013年3月135ページによる

アニメ版とべて、相手によって破壊されたときの効果が追加された。また、効果を得る条件が少々変わっているほか、自分フィールドモンスターは破壊できなくなった。

素材定はレベル5モンスター×3と厳しいので、基本的には「RUM-バリアンズ・フォース」か「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」で出すことになる。

その場合、同じ素材から出せ、類似効果を持つ「CNo.105 BK 彗星のカエストス」も存在する。向こうは攻撃力がこちらより高く、素材に関係なく使用できる効果もこちらより使いやすい。しかし、破壊効果を使用するために必要な素材が、向こうは「No.105 BK 流星のセスタス」であるのに対し、こちらはより展開しやすい「No.39 希望皇ホープ」を使用できる。

そのため、こちらは「No.39 希望皇ホープ」から、破壊効果を当てにエクシーズ召喚することがとなるだろう。ダメージ量自体は結構多いため、終盤のとどめとして使うこともできる。攻撃不可のデメリットが付かないのもうれしい。

前半の効果は、相手によって破壊されたときに墓地からエクシーズモンスターを回収できる効果。素材がないと効果を使用できないために蘇生の恩恵を受けにくい(例外もあるが)エクシーズモンスターは、墓地にあるよりエクストラデッキに戻したほうが都合がいいこともある。
しかし、条件が受動的な上に、要している素材数や手間からするとあまりにもリターンが見合わない。あまりこちらの効果に期待をする必要はないだろう。一応、このカードを出すのであればほぼ確実に「No.39 希望皇ホープ」が墓地にあるはずなので、それを回収して使いまわすことはできる。

同じ条件で出せ、効果使用条件も同じな「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」は戦闘を有利に運ぶ効果を持つが、こちらは除去+ダメージと攻撃を同時にこなせ、汎用性ではこちらが勝っている。もっとも、優劣という点では、効果の系統が違い、どちらがよいかはケースバイケースであるので一概には言えない。


スターターデッキ2013」のCMでは、遊馬デュエルするTAKASHIが「No.39 希望皇ホープ」からランクアップさせ、遊馬を倒している。さらに別のバージョンでは、OKA-SANが使用してTAKASHIを倒している。

その他雑記

このカードアニメで出たころに、OCGでも「スターターデッキ2013」が発売。このカードも上述の通り強化パックに収録されており、TVCMでも「遊馬カード入り」と銘打ち、カードとして宣伝していた。

アニメネタバレになるため反転

しかし、発売直後のアニメ本編でこのカードベクターの策略の一部であると判明。まだまだ売り時であるはずのスターターデッキ玉である主人公の切り札が、実は悪役カードであるという展開に、「本当に売る気はあるのか」などという心配のもみられた。
 偽のほどは不明だが、知人の子供スターターデッキの強化パックを渡したところ、「騙されないぞ!バリアン世界の悪者めッ!」と言われすねをけられたなどと言う話もある。

また、真月零が正体を明かした回(第96話)ではスターターデッキ2013プレゼントキャンペーンが行われた。キャンペーン自体はこれまでも時々行っているものであり、そうしいことでもないのだが、タイミングが悪く、遊馬にはめたカードプレゼントするという構図になってしまったうえに、応募の条件に番組の感想を書くことがあったため、よりによって子供が泣き出しそうな回の感想を書かせるという条件から、ネット上では話題になった。
もっとも、恐怖ホラー回となるかおかしくって腹痛い回になるかは人それぞれだが。

反転ここまで)

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