出でよ!CNo.39!混沌を統べる紅き覇王!
悠久の戒め解き放ち、赫焉となりて闇を打ち払え!
降臨せよ!希望皇ホープレイV!
CNo.39 希望皇ホープレイVとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
バリアンの力を得て、「No.39 希望皇ホープ」が進化した姿。アニメで確認できる能力は以下。
エクシーズ・効果モンスター
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」第98話による
ランク5/光属性/戦士族/ATK 2600/DEF2000
レベル5モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の効果で
ランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
真月零とタッグでのVSギラグ戦で登場。
「シャイニング・リボーン」の効果で真月から遊馬に渡された「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の効果によって「No.39 希望皇ホープ」が進化した。効果でギラグの「CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド」を破壊してダメージを与え、さらにギラグにダイレクトアタックしてフィニッシャーとなった。
このとき、アストラルはバリアンズ・スフィア・フィールドの外側にいて、このデュエルを見ていなかった。
真月は遊馬に、自分のことを(アストラルを含めた他の人に対して)秘密にするように言った。
神月アンナとタッグでのVS羽原飛夫&海美で再び登場。
「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」で「No.39 希望皇ホープ」から進化。効果で、(「エクシーズ・ムーブ」で飛夫のフィールドに移動していた)「CX 超巨大空中要塞バビロン」を破壊し、飛夫にダメージを与えて飛夫のライフを0にし、さらに海美にダイレクトアタックしてフィニッシャーとなった。
しかし、アストラルの知らぬ間に遊馬が敵であるはずのバリアンのカードを手にしていたこと、また、遊馬が秘密を守るために「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の入手経緯について嘘をついたことから、アストラルは納得がいかない様子であった。とはいえ、バリアンとの闘いにはこのカードの力が必要とは考えている。
最凶のバリアン、ベクターが現れる中、真月は遊馬に「V」と名のついた5枚のカードを託す。
そして、VSベクター戦。
ベクターが洗脳した海美とのデュエル(前述)のためか、はたまた最初から知っていたのか、ベクターにもこのカードのことはばれており、一時「魔導の封印櫃」で「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」を封じられるが、すぐにとり返してホープを進化。
真月からもらった「Vサラマンダー」を装備して破壊効果の範囲を相手フィールド上のモンスター全てに広げることで、ベクターの「No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」と「アンブラル・ミラージュ・トークン」2体を破壊して、その攻撃力の合計分のダメージを与えて一気にベクターのライフを0にした。
いつもアストラルが言っている「勝つぞ」という台詞が、このときは遊馬から発せられたが、アストラルは、またしても自分の知らないカード(「Vサラマンダー」)が出てきて、遊馬と真月の関係を訝しんでいたためなのか、ノリが悪かった。
このカード自体にはアストラルが関わらないため、2人が力を合わせるものではない、というのも、アストラルのノリが悪い一因かもしれない。
「異次元の古戦場-サルガッソ」でのベクターとの再戦でも登場。
親友である真月を奪われ怒りに燃える遊馬は、ベクターの戦術を怪しむアストラルの声にも耳を貸さず「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」を発動、ホープを進化させた。
効果でベクターの「No.104 仮面魔踏士シャイニング」を破壊してダメージを与え、後はダイレクトアタックで勝利というところで、突如遊馬の前からベクターが姿を消し、後には倒れた真月と、ベクターがセットしたカード1枚だけが残された。
もう目を覚ますことはないと思われた真月が目を覚ましたことで、ベクターとの決着も付き、万事解決かとも思われたが、真月は突如高笑いを始め、バリアルフォーゼにより真の姿――ベクターとなる。ベクターの口から、アストラルへの秘密(真月がバリアンであり、遊馬は真月からバリアンカードをもらいデッキに入れていたこと)が明かされる。(無自覚とはいえ)敵との間に秘密を抱えていたことから、さすがのアストラルも遊馬を詰問するが、何も知らない遊馬には答えられるはずもなかった。
憎しみで我を失った遊馬はこのカードでベクターへダイレクトアタックするも、ベクターは「Vain-裏切りの嘲笑-」(アニメ版、OCGでは「Vain-裏切りの嘲笑」)を発動、これは「V」と名のついたモンスターの攻撃をトリガーに発動するカードで、遊馬のデッキにある5枚の「V」カード――真月との友情の証が墓地へ送られ、さらに遊馬のデッキから25枚のカードが墓地へ送られ、遊馬の残りデッキは3枚となってしまう……。
遊馬は追い詰められながらも仲間の支えでどうにか立ち上がるが、アストラルは遊馬に裏切られたという思いをベクターに利用され、遊馬を信頼できなくなり暴走してしまう。
ダーク・ドローによって闇に染められた「DZW-魔装鵺妖衣」によって「Vain-裏切りの嘲笑-」を破壊、さらに魔装鵺妖衣がホープレイVに装備され、ベクターの「No.104 仮面魔踏士シャイニング」へ攻撃、攻撃力ではかなわないが、戦闘ダメージを受けたことで、魔装鵺妖衣によってホープレイVの攻撃力が2倍となり再び攻撃、さらにベクターの「ハンドレッド・オーバー」も合わさり、ホープレイVの攻撃力がどんどん上昇、83200にまでなった。
しかし、攻撃力が上がっても「ハンドレッド・オーバー」でシャイニングの攻撃力がさらに上回るためベクターには勝てず、同時にライフも減っているため、そのまま攻撃を続ければ「異次元の古戦場-サルガッソ」の効果で負けてしまう状態となったが、ギリギリでダークゼアルの合体が解け、攻撃を中断、どうにか負けは防いだ。
その後、ベクターの「CNo.104 仮面魔踏士アンブラル」の攻撃を受けるが、「エクシーズ・リベンジ・シャッフル」の効果でこのカードがエクストラデッキに戻され、代わりに「No.39 希望皇ホープ」がフィールドに特殊召喚された。
遊馬のライフは残り25となり、残り1枚のドローカードは「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」であることが確定、ベクターは、相手の手札に「バリアン」と名のついたカードがある場合、相手の手札を破壊して1000ダメージを与える「バリアン・ボム」をセット、もはや打つ手が無くなった遊馬だが、それでもあきらめずにカードをドロー。アストラルは、その希望を信じて戦う姿を信頼し、遊馬との「真の絆」によって「語り継ぐべき奇跡」が現れる……。
(反転ここまで)
状況が状況だけに、長らく登場することはなかったが、VSドン・サウザンド戦などでホープが集結するシーンの演出にはこのカードも登場しており、このカードもホープの一つとして認められていることがうかがえる。
ラストデュエル、アストラルVS遊馬でアストラルが使用した。
「RUM-ダーク・フォース」によって特殊召喚され、遊馬へダイレクトアタックを決めたが、ダーク・フォースで効果を無効にされていたため、No.の戦闘破壊耐性も無効になっており、「ガガガガンマン」の攻撃を受けて破壊された。
効果名は「Vブレードシュート」(2回目のVSベクター戦では「ホープ剣・Vブレードシュート」)、「Vサラマンダー」の効果を受けた際は「Vサラマンダーインフェルノ」、攻撃名は「ホープ剣・Vの字斬り」。
VS羽原夫妻のときの召喚時の口上は「混沌の力まといて、勝利を目指せ!進化した勇姿が今、ここに現れる!現れろ、CNo.39 希望皇ホープレイV!」。VSギラグ戦から口上が変わったのは、一緒に口上を叫んだ真月がいないためだろうか。
アニメ版の「Vサラマンダー」をはじめとする、真月から託されたカードは、Vを指定する効果を持っている。
ホープレイVの「V」が何を意味するか、はっきりとは明かされていない。
推測できるものの一つはバリアンのV(作中のバリアンズガーディアンの手帳を見るに、バリアンのつづりはVarian。ただし、海外版の「RUM-バリアンズ・フォース」などのカード名ではBarianとつづられており、日本語版と海外版で綴りが異なる可能性もある。また、日本語版でもBARianなるものが登場するシーンもあるが、これはBarとVarianをかけたシャレであると思われる)。バリアンの力を得たということから考えてもわかりやすい。
(作品の核心に触れる記述となるため反転)
また、このカードを遊馬に与えたこと自体がベクターの策略であるとすると、Vector(ベクター)のVとも考えられる。ベクターによって支配されたという意味が込められているかもしれない。
さらに、「Vain-裏切りの嘲笑-」のVainも、このカードのVが意味するところの一つであると考えられる。Vainは虚栄心の強い、という意味のほか、無駄な、無益な、骨折り損の、という意味も持つ。また、vain hopeで空頼み(むなしい期待をすること)という意味にもなる。希望の皇たるホープがいつの間にか「空頼み」になり下がっていたと考えると、皮肉な話でもある。
希望など無駄だというベクターからのメッセージが込められていると考えることもできるだろう。
(反転ここまで)
その他、ランク5ということで、ローマ数字での5となる「V」など、いくつか考えられる。
VS羽原夫妻での「混沌の力まといて、勝利を目指せ!」と言う口上から、勝利(Victory)のVであるとも考えられるが、「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」の存在を考えると、こちらのVはVictoryとは関係ないのかもしれない。むしろ、状況からすると、遊馬がこのカードのVの意味を勝利と誤認したというほうが近いかもしれない。
Vと名は付いているが、ZEXAL(無印)に登場したトロン一家の長男とは関係ない(こちらのVは、ほかの兄弟から考えるとローマ数字の5が由来と考えられるが、他が「スリー」、「フォー」と読ませているのに彼だけ「ブイ」と読ませている理由は明かされていないため、このVの由来がバリアンにあるのであれば、名前の由来でつながりがあると言えるのかもしれない)。
「スターターデッキ 2013」(2013年3月16日発売)同梱の強化パックでOCGに登場。このカードと「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」は必ず封入されているので、スターターデッキを購入すれば必ず手に入る。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ」2013年3月号135ページによる
ランク5/光属性/戦士族/ATK 2600/DEF 2000
レベル5モンスター×3
このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して
エクストラデッキに戻す事ができる。
また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついたモンスターをエクシーズ素材としている場合、
以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
アニメ版と比べて、相手によって破壊されたときの効果が追加された。また、効果を得る条件が少々変わっているほか、自分フィールドのモンスターは破壊できなくなった。
素材の指定はレベル5モンスター×3と厳しいので、基本的には「RUM-バリアンズ・フォース」か「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」で出すことになる。
その場合、同じ素材から出せ、類似効果を持つ「CNo.105 BK 彗星のカエストス」も存在する。向こうは攻撃力がこちらより高く、素材に関係なく使用できる効果もこちらより使いやすい。しかし、破壊効果を使用するために必要な素材が、向こうは「No.105 BK 流星のセスタス」であるのに対し、こちらはより展開しやすい「No.39 希望皇ホープ」を使用できる。
そのため、こちらは「No.39 希望皇ホープ」から、破壊効果を目当てにエクシーズ召喚することが主となるだろう。ダメージ量自体は結構多いため、終盤のとどめとして使うこともできる。攻撃不可のデメリットが付かないのもうれしい。
前半の効果は、相手によって破壊されたときに墓地からエクシーズモンスターを回収できる効果。素材がないと効果を使用できないために蘇生の恩恵を受けにくい(例外もあるが)エクシーズモンスターは、墓地にあるよりエクストラデッキに戻したほうが都合がいいこともある。
しかし、条件が受動的な上に、要求している素材数や手間からするとあまりにもリターンが見合わない。あまりこちらの効果に期待をする必要はないだろう。一応、このカードを出すのであればほぼ確実に「No.39 希望皇ホープ」が墓地にあるはずなので、それを回収して使いまわすことはできる。
同じ条件で出せ、効果使用条件も同じな「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」は戦闘を有利に運ぶ効果を持つが、こちらは除去+ダメージと攻撃を同時にこなせ、汎用性ではこちらが勝っている。もっとも、優劣という点では、効果の系統が違い、どちらがよいかはケースバイケースであるので一概には言えない。
「スターターデッキ2013」のCMでは、遊馬とデュエルするTAKASHIが「No.39 希望皇ホープ」からランクアップさせ、遊馬を倒している。さらに別のバージョンでは、OKA-SANが使用してTAKASHIを倒している。
このカードがアニメで出たころに、OCGでも「スターターデッキ2013」が発売。このカードも上述の通り強化パックに収録されており、TVCMでも「遊馬のカード入り」と銘打ち、目玉カードとして宣伝していた。
しかし、発売直後のアニメ本編でこのカードがベクターの策略の一部であると判明。まだまだ売り時であるはずのスターターデッキの目玉である主人公の切り札が、実は悪役のカードであるという展開に、「本当に売る気はあるのか」などという心配の声もみられた。
真偽のほどは不明だが、知人の子供にスターターデッキの強化パックを渡したところ、「騙されないぞ!バリアン世界の悪者めッ!」と言われすねをけられたなどと言う話もある。
また、真月零が正体を明かした回(第96話)ではスターターデッキ2013のプレゼントキャンペーンが行われた。キャンペーン自体はこれまでも時々行っているものであり、そう珍しいことでもないのだが、タイミングが悪く、遊馬を罠にはめたカードをプレゼントするという構図になってしまったうえに、応募の条件に番組の感想を書くことがあったため、よりによって子供が泣き出しそうな回の感想を書かせるという条件から、ネット上では話題になった。
もっとも、恐怖のホラー回となるかおかしくって腹痛い回になるかは人それぞれだが。
(反転ここまで)
笑止。
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最終更新:2024/11/08(金) 07:00
最終更新:2024/11/08(金) 07:00
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