W 単語

569件

ダブリュー

6.1千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

Wとは、ラテン文字の23番文字w 大文字はW, 小文字www

かなり新しい文字であるw U、Jなどとならんで本来ラテン語にはない文字だが、西欧共通の文字セットとしてラテン・アルファベットに入っているww

文字の由来は、V(U)を二つ繋げた「VV(UU)」からw 古英語や古上ドイツ語を表記するのに使われ、それが1つの文字として扱われるようになったものw ちなみに、大昔はVとUの区別はなかったw そのため英語では「ダブリュー(Double-U)」、フランス語では「ドゥブルヴェ(Double-V)」のように呼ばれるww

示す音は日本語のワ行の子音部分に近い音/w/w この音はラテン系の言語では単に音の変化として音を使って表記し、外来語でのみWを使うw 東欧では/v/にVではなくWを使いVは文字自体使わないこともあるww

外国語カタカナ表記するとき「ヴァ」か「ワ」か「ウァ」かで論争が起きるので統一してほしいww

また以下の意味でも使われる。

記号

略語

w(ネット用語)

芝草刈り

wとは、笑いの度合い表す記号のようなもので、所謂(笑)と同義語として定着している。

wwwwww」のように、wの個数でどれぐらい面かったか、どれぐらい気持ちが高揚しているかを柔軟に表現することが可である。ローマ字モードのまま入する人が多いためか、全角を用いるのが一般的。原則として小文字のみで、大文字は用いない。

正確な読み方は存在せず、むしろ読まないことが多い。Softalkに読ませると「www」は「ワラワラワラ」となる。

使用方法

MS-IMEローマ字なら日本語モードのままでも「w」キーを連打するだけで入が可という利便性も普及の一役を買っている、はず。(残念だがATOKの標準設定では「www」が「っっっ」となってしまうためそのままでは不可能である。ローマ字カスタマイズをすれば可になる →これのためだけに公式のFAQも存在しているexit)

この表記に慣れている者にとっては、発言の最後などにwが付いていると、言葉のトゲくなったり、笑いのテンションが高かったりという表現に感じるのが大きな特徴である。

(例1) 「やめろ」→「やめろwwwwww」 「笑った」→「ワロタwwwwww
(例2) 「自重」→お前ほどほどにしとけよ 「自重www」→やりすぎだいいぞもっとやれ

ただし逆に、ニコニコ2ちゃんねるすら見たこともないような生一般人に対して「wwwwwww」などと書くと、「こいつニコ厨VIPPERだぜ」と思われたり、ドン引きされたり、ひどく嫌がられたり、理解してくれなかったり、こいつ挑発してるぞと思われたり、「2ちゃんねるにカエレ!」と思われたりするので注意が必要かもしれない。

慣用的な表現

以下のような慣用表現もよく用いられる。wの個数は可変。括弧内はローマ字におけるキー例である。

うはwwwおkwww (uhawwwokwww)
どんな非常識な、DQNなことでも高いテンションで笑い飛ばして済ませる趣旨の笑いの表現。すべてはこの表現から始まった。「うはwww」単体でも使用される。「おk」はOKの意味で、単体のw抜きで用いられることも。発祥はネトゲ実況板
ちょwwwおまwww (chowwwomawww)
「ちょっと、お前何言ってんだよ」と言おうとしたいのに、それすらうまく言えないほど笑いが止まらないという表現。「ちょwwww」や「おまwwww」単体としても使用され、ニコニコ動画コメントでもしばしば用いられる。発祥はニュー速VIP
うぇwwwっうぇうぇwwwっうぇっうぇwww (wewwwwwewewwwwwewwewww)
が引きつるほどテンション高く笑っている様子をあらわす。これも発祥はニュー速VIP
元々は「W」キーを連打している最中に隣の「E」キータイプミスしたのが原因だが、「っうぇ」というのが笑っている時に詰まって出るに似ているのと、「W」を押しながらたまに「E」を押すだけで手軽に表現できるため一般に広まった。
なので「wwwwltuulewww」と入する必要はない。日本語システムや設定にもよるが、少なくともMS-IMEではローマ字で「w」を連打中に間に適当に「e」を挟むだけでよい。「wwwうぇwww」のように、「w」の次が「う」になっている人がいたら、その人はバカ正直にローマ字しているかもしれないので、そのがんばりを評価してあげよう。

用法・用量

ちょwww」「おいwww」のように、コメントの後ろに35個程度のwを並べるのが基本形だが、ちょっとした笑いを含みながらの発言であれば、「イミフw」「なんでだよw」のようにwをひとつだけつけることも多い。単純に笑いたいだけの場合は、「www」のようにwだけを並べる書き方も多用される。

しかし、「w」のように1個だけを単体で書くのは、単芝と呼ばれ前述のように社交辞令くさい、テンションの低い冷め印を受ける恐れもあり「単芝うざい」と煽られる場合もある。wだけを並べる場合、「www」のようにおおよそ3個ぐらいから始めるのが相場かもしれない。

             _, ._
  ( ・ω・)
  ○={=}〇,
   |:::::::::\, ', ´
、、、、し 、、、(((.@)wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

テンションが高い場合には「wwwwwwwwwww」のように10個以上にわたって並んだ「w」が飛び交うことも多く、たくさん並べたさまが芝生雑草のように見えることから、しばしば「芝生やすな」「い」といった発言が見受けられる。

しかしニコニコではそのようなコメントが流れるのも一なようで、次第に一般的に扱われるようになった。コメントを素く入する必要がある中、「w」の文字のみで「面い」「笑える」の意思表示ができることや、面い箇所で「w」だらけの弾幕状態になってもそれはそれで楽しい光景になるなど、独特のコメントシステムとの相性が非常に良いことが、「w」がニコニコで普及した理由と考えられる。それどころか、ただ芝を生やすことだけを的とした動画も存在する。近年は「笑わざるをえない」状況のことを「草不可避」といった表現もするようになっている(後述)。

ニコニコ動画教科書でも「笑った箇所にすすんでwをつけましょう。」と解説されており、今やドワンゴ認しているニコニコ動画における公式的な感情表現のひとつである。

ただ、wだけを並べただけの文は全く内容を伴わないため、書込みひとつ分の重が重い一般的な掲示板など (というかニコニココメント欄以外) では、読む側にとっては何も得られない割にストレスとなり、他の利用者に嫌がられがちである。とりわけ、かつてwの最先端を行っていたVIPでも、現在では「ニコ厨VIP年齢化の原因→ニコ厨を生やす」という考えから、「w」の羅列をより嫌う人も増えている。それ以前から他カテゴリの掲示版で「VIP民」として軽蔑・敬遠の対となっていた経緯もあり、2ちゃんねるの一般的な及びブログでは実質0(使わない)1個。

たとえニコニコ動画コメント欄であっても、たとえば「w」を20個も並べたり、一人で弾幕のように貼りたくったりと、乱用しすぎるとやはり逆に不快感を与えてしまい、先ほども書いたように相手をドン引きさせてしまうこともあるので、何事も空気を読んでほどほどに留めておくのが一番である。

起源と歴史

笑っていることを意味するwの元は(笑)という記号である。

(笑)という記号は文章中で笑っていることを表すのに便利で1980年代インターネットパソコン通信)でも古くから利用されていた。

しかし、1996年に発売されたDIABLOというオンラインゲーム(MORPG)では日本語が表示できないためアルファベットでしかチャットができず、(笑) の代わりとして (warai) や (pupupu) と書いていたのが次第に面倒くさくなり、省略して (w や (pu が使われるようになった。

当時の (w は海外で「クソワロタ」を意味する俗語である "lol" と同等の意味として使用され、(pu は嘲笑の意味合いもあった為に(笑)の代用としては次第に使われなくなっていった。また大笑い以外の hehehe、苦笑、号泣などの感情表現はパソコン通信などで普及していた顔文字の (^^ 、 (^^; 、 (T_T) などが使用されていた。

その後、 "lol" とは意味が異なる様にもなり、元々は「そんなくだらねー事で返事させるなよ」「返事しないと空気悪くなるってのにしょうもない話題振るなよ」という意味合いを持ち、文末に使用するだけでなく、1つの「w」のみで社交辞令の返礼として使用されていった。

そして2002年頃、2ちゃんねるネトゲ実況板の「FF11内藤スレ」によるやり取り「うはwwwwwおkwwwww」により、革命が訪れた。括弧省略して「w」を好きな数だけ並べる使用法が生まれたのである 。これがきっかけでニュー速VIPでも流行したのをきっかけに、2003年の中頃から2005年頃にかけて2ちゃんねる全体に広まっていった (というのが有力説だが、2001年3月には既に語尾に「www」がつけられていた記録exitも残っているので、それ以前から細々と使用されていた可性もある)。

使われ初めてまだ普及しきれていない当初は、ネットゲーにおけるDQN徴、相手を嘲笑・揶揄する意味合い、もしくはVIPPER徴するイメージが強かった。嘲笑のニュアンスについては、「m9(^Д^)プギャー」やネット死語である「(藁)」に近いと思われ、「ハァ?」などと併用して煽りに使われることもあるイメージである。

しかしやがて、2ちゃんねる全体で使われていくにつれ、純に笑いを表現する意味合いに変化していった。現在では、書き込みの語尾に「www」と書かれない日はないほどに一般化している。

ニコニコ動画においても、オープン当初にひろゆきが自分のブログ紹介することで人が集まったことから2ちゃんねる文化を強く受けており、「www」はニコ動独自のコメントシステムと相性がとても良い笑いの表現として大流行し、サービス開始当初からすっかり定着していた。
実際、明期からのニコニコ動画では「www」が画面を埋め尽くす勢いでコメントされることがコメントシステム自体の代名詞と言っていい存在になっており、w自体がニコニコ動画を揶揄する内容やパロディとして度々引用される事に至るのである。

2010年代以降の傾向

しかしその反面、前述の用法・用量の項にもあるように、単純で書き込みやすい長文であるが故に2000年代中期から「www」という文章が安直に乱れ飛ぶ傾向はスレッド動画を埋め尽くすとして問題視されており、多的な視点で見るべき一部の議題や動画趣旨を有耶耶にしてしまう恐れもあるとして、2ch(VIPPER)やニコ厨徴として疎まれる傾向にあった事も事実だった。
しかも、SNSの普及に伴いネット界隈全体でwが利用され始めると、これらの傾向に対するアンチや反発するもより強いものとなっていった。

一方、2006年頃から前述の刈りAAを始めとして、大量に書き込まれるwに対するめの意味も含めて一文字で揶揄する名称が2chでは既に定着していた(やすな)が、2010年代以降台頭した淫夢界隈にて、2011年に「草不可避」というスラングが生まれると、同界隈なんJの盛り上がりとともに、やがてそれが転じてw自体に成り代わるものとしてという用語が定着。wを乱用する傾向は次第に沈静化していった。

かつての光景が沈静化した現在ネット界隈では、wと双方の利用者が見られる。wはれてこそいないものの、現在の利用者の大半は明期のように末尾に一文字だけ使用するといった使い方に回帰している。

ただし元々2chとの繋がりの深いニコニコ動画ではwからに転じている利用者の傾向が顕著であり、特に2014年度以降は「www」といったコメントが大幅に減少し、人気動画にさえほとんど見られない程に変化した。「www」がコメント内に流れているかというだけで、動画投稿時期を見ずとも年代の判別が分かるほどである。

与太話

ニコニコ大百科では、コメント上のみでwを用いると、
この記事が存在するためにリンクされくなり、
「隣の芝生い」と嫉妬されそうですね。

という先人の言葉もあったが、すぐに「1文字キーワード立たないようにい色でこっそりリンク」される仕様に変更されたため、「ww」や「www」の記事が作られない限り、芝生はもう見ることができない。

・・・はずであったが、ほどなくしてついに項が出来てしまった。(関連項目参照)

海外での笑いを表す表現

wで笑いを表すのは日本語限定のものであるため、当然海外では通じない。以下に海外での表現列挙する。

関連動画

関連ニコニコQ

関連項目

A - B - C - D - E - F - G - H - I - J - K - L - M - N - O - P - Q - R - S - T - U - V - W - X - Y - Z

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/10/31(木) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2024/10/31(木) 14:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP