3.1万
29791 ななしのよっしん
2012/01/15(日) 18:49:13 ID: 3nKnWKR15O
>>29789
星蛇「くくく…随分と、余裕が無くなったではないか」
(三日月形に口を歪めて)
星蛇「実によいぞ、その表情は実によい。余も、滾ってきたわ…体の方も準備が出来た。汝がずっと望んでいた事を、実現して野郎」
(その言葉の次に起こった事態を、理解できたものはどれだけいただろうか)
現界「…主…!」
星「何事よ!」
世界「ぐっ…」
(現界の操る黒い宝玉、世界の色とりどりの宝玉、さらに星の光)
(岡島の鎌鼬や森田の蔦)
(そのすべてが、押しつぶされたかのように消え去ったのだ)
星蛇「そう、世界が滅びるまでの時間もあと僅か、最期に余の十全を見るがいい」
(その原因は星蛇から溢れ出た力によって空間が飽和し)
(そのほかの力を吹き飛ばしてしまったからに、他ならない)
―――
>>29789
レイナ「ん、立てる」
(よいしょ、と声を出して立ち上がり)
レイナ「…どうして、ここにいる?」
29792 ななしのよっしん
2012/01/15(日) 19:20:52 ID: OJxXmgndE+
ローゴ「お、おいおいおい……!」
岡島「そんな馬鹿な……」
森田「………………」
亜季「な、何が……」
(一行に諦観が忍び寄る)
(絶望)
(一行の胸中には絶望が宿り始めていた)
(ただどうしようもなく)
(立ち尽くす)
―――
小楠「……」
(ほっとしている)
小楠「こんにちはー!」
(レイナに向かって挨拶)
29793 鉄槌
2012/01/15(日) 20:14:59 ID: BO2xXUJFIe
サタン(…ここからでもビリビリと伝わってくる、星蛇殿の力…
世界の選択、たかが人間にどうこうできる相手とは思えぬが…
…まあ、我ら悪魔など、星蛇殿の餌、いや一本満足バーにも過ぎぬ。
静かに決着を待ち続けるのみよ…)
獅子「…ホテルの受付も仮死状態か。」
梟「一体何事かしら…」
犲狼「……
…?
何か油臭いのが寄ってくるような…」
(向こうから、足音と何かを転がすような音が近付く)
29794 保安部隊
2012/01/15(日) 20:38:12 ID: efTjGlb9cy
>>29793
エアリアル「確か、三橋さんはこのホテルって言ってたんだけどなあ……」
頬白鮫「すっご~い、大きいねえ!」
【こんな時にもマイペース】
三橋「そりゃあ、市内で一番の高級ホテルだからね。」
【いきなり何もない所からぬっと出て来た】
頬白鮫「うわっ、オバケ!?」
三橋「いいえ、人間です。……で、お客さんは?」
エアリアル「あっ、皆さんあちらっ……!?」
【その瞬間、彼の姿が消える】
馬「良し、到着だ。」
三橋「あらら……。」
【どうやら場所を入れ替えられた模様】
29795 鉄槌
2012/01/15(日) 21:18:18 ID: BO2xXUJFIe
獅子「ぬ、貴様も着いたか。」
蠍「まあ、さっさと部屋に入ろうぜ。」
梟「チェックインしないと色々面倒じゃない。」
(その時)
「春巻きー、春巻きはいらんかねー」
白鯨「!!」
犲狼「…仮死状態じゃない人間がいるようですね。」
獅子「珍しいな。」
(外に「マッチ」の店主が屋台を引いて歩いている)
29796 保安部隊
2012/01/15(日) 21:49:29 ID: efTjGlb9cy
>>29795
馬「これから当分のお世話は、我々に御任せください!」
【戦ってた時が嘘のような満面の笑み】
頬白鮫「なんか変……まるで昔へもどったみたいに……」
【少しひいてる】
三橋「チェックインの必要はっと……、って何だ?」
【声のする方を見やる】
三橋「ここらを春巻きの屋台なんて回ってたっけなあ?」
馬「……気にする所そこですか?」
29797 鉄槌
2012/01/15(日) 22:55:18 ID: BO2xXUJFIe
>>29796
蜥蜴「あらぁ、笑うと可愛いわねぇ。」
白鯨「…食って、くる。」
獅子「…俺も小腹が空いた。」(外に出る)
店主(足を止めて)「おっ、あんたらは倒れてねえんだな!
…って、お前は…」(白鯨を見て)
白鯨「…ある物、全部。」
店主「やっぱりお前かあああ!」(と言いながらも屋台を設置する)
獅子「…ぬ、町市にいた店主か。
では俺も貰おう。」(屋台に座る)
29798 保安部隊
2012/01/15(日) 23:17:19 ID: efTjGlb9cy
>>29797
頬白鮫「お姉ちゃん!!こいつなんて可愛くない!私の方が絶対可愛いよ!」
【変なとこで対抗意識が】
馬「いや、そんな気にしなくても……。あっ、春巻き代は自分が払います!」
三橋「町市で中華と言ったら……確かタッチだかサッチだかって店が有ったような?」
【一人で地元民トーク】
29799 鉄槌
2012/01/15(日) 23:44:30 ID: BO2xXUJFIe
蜥蜴「あらぁ、勿論、あなたも可愛いわよぉ。」(頬白鮫の頭を撫でながら)
犲狼「おや、丁度いいですねぇ。
財布が寝てる訳ですし。」(仮死状態に陥ってる鰐を見ながら)
店主「タッチでもサッチでもクラッチでもねえよ、マッチだ。マッチ。」(訂正しながらも、軽やかな手つきで春巻きを揚げていく)
獅子「…見事なものだな。」
店主「ありがとよ。
それと、中華というより、春巻きを中心とした軽食の店、な。
…よっと、へいお待ち!」(白鯨以外の客に春巻きを出してから)
白鯨「…」
店主「ヨオーッシ!いっちょギャフンと言わせてやる!」
(神業的な速さで春巻きを包み揚げ、鍋に放り込んでいく)
梟「…そういえば、なぜ店主さんは仮死状態じゃないの?」
店主「へ?仮死?
…ああ、何だ、俺が主人公になったわけじゃ無かったのか。」(作業をしながら)
梟「主人公?」
店主「イヤサ、突然みんなぶっ倒れて、俺だけピンピンしてるだろ?
それで俺を中心とした物語でも始まんのか、と…」
29800 保安部隊
2012/01/16(月) 00:15:12 ID: efTjGlb9cy
>>29799
頬白鮫「エヘヘ、嬉しいなあ~」
【喜んで蜥蜴に懐く】
馬「先輩方の為なら、幾らでも払いますから!」
【もはや少し前の面影は無い】
三橋「町市って、大学や俺の田舎からは遠いから行った事なかったんだよなあ。」
エアリアル「酷いですよ……、団長。」
【何処からか飛んで帰って来た】
29801 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 00:38:00 ID: +tFvNkOQcc
>>29791
ニブル「・・・信じられねえェ、『染めやがった』かァ」
(腕を朽ちさせ、地面に降り立ち)
ニブル「もはや出力とかそういうレベルですらねえなァ」
(だが、まだ余裕の顔ではある)
ルッタ「迎えに来た、そして・・・」
(塔の、さらに上の階を見上げて)
ルッタ「終わらせるために、だ」
(そして、シンと楽土のほうを向く)
レフィア「空気ねー、私」
(篭手を弄びながらニヤニヤ笑う)
29802 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 00:51:48 ID: 3nKnWKR15O
>>29792>>29801
星蛇「戦いを始める前に言ったであろう。手遅れであると、汝等に出来る事は最早ないのだと」
(親方達を睥睨し)
星蛇「もう、無意味に抗う事もあるまい」
現界「あ、主…私は、世界の選択の始末を命じられたはずですが…」
星蛇「それは撤回しよう。最早彼奴等には何も出来ぬ故」
現界「…はっ」
星蛇「さて、異界の者よ。汝はどうする?まだ余裕がうかがえるが、余にまだ挑むか?それとも、尻尾を巻いてこの地を去るか?どちらでも良い、好きな方を選ぶが良い」
星「…どうしようもないわ、これ」
世界「くっ…すまん、私はもう駄目だ」
(その最中、星に抱えられた世界が意識を失った)
(最早一刻の猶予も無い、という事だ)
―――
レイナ「…?こんにちは…」
(小楠にキョトンとしながら挨拶を返し)
レイナ「ルッタ…ありがとう。良いよ、行こう」
(ルッタの言葉だけですべてを察したのか、頷く)
レイナ「怜奈が言ってたのは、こういう意味…」
楽土「じゃあ、一気に上に行くよ。時間が無い」
シン「レイナ、よろしく」
レイナ「うん」
29803 鉄槌
2012/01/16(月) 00:55:50 ID: BO2xXUJFIe
蜥蜴「うふふぅ。」
犲狼(…これは、いつ食われるか時間の問題ですね…)
店主「へぇ、そりゃ勿体無い。
町市ガイドにも載ったことのある、この俺の春巻きを食ったことがねえって事だろ?
食いねえ食いねえ。」(三橋に春巻きを出しながら、白鯨に山盛りの春巻きを出す)
白鯨「頂き、ます。」(バリバリモリモリと食べる)
サタン(…この男…)
29804 保安部隊
2012/01/16(月) 01:16:03 ID: efTjGlb9cy
>>29803
頬白鮫「お姉ちゃんと居られて幸せだなあ……」
【小さくそう呟き、ますます懐く】
三橋「ああっ、こりゃどうも。」
【軽く頭を下げ、春巻きをつまむ】
エアリアル「……市街地にはまだついて無いみたいです。」
馬「状況が状況だ。下手に動かず、ゆるりと待てばいい。」
【そう言うと、お会計に備えてか財布を覗きだした】
29805 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 01:45:14 ID: OJxXmgndE+
>>29802
ローゴ「……もう、ダメかも知れんな。俺達も死に物狂いでやった。
だが、無駄に攻撃を受けて傷ついただけだ」
(ローゴの言葉を聞いたのか聞いてないのか)
(親方が首を振る)
親方「お れ は 星蛇 を ゆる さ ん」
(星蛇を睨み返し、立ち上がろうとしている)
ローゴ「……そんなボロボロの体で何が出来るっていうんだ。現実見ろよ。俺たちは『負けた』んだ。無様にな」
岡島「……」
(岡島たちは現実を認めたくないのだろうか)
(ただ黙る)
親方「ま だ だ」
ローゴ「……お前のその根性には敬意を表すぜ。だがな、現実問題として、お前は動けない、俺達も歯が立たない。奴はかすり傷一つ無い。
無理だぜ。ダニが宇宙破壊を企むようなもんだ」
親方「こぐ す の た めに じか ん を かせがな きゃ な らん」
(立ち上がれない)
(だが、這いずりながら前進し始めた)
ローゴ「いくらアンタでもこれ以上は無理だ」
親方「こ ぐす と や くそく し た から」
(すでにボロボロになった腕で地面を這いずる)
親方「こぐすとのやくそくがはたせないなら 俺は生きる価値がない」
(その言葉は、力強かった)
29806 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 01:46:42 ID: OJxXmgndE+
>>29802
ローゴ「……馬鹿だな。
アンタは果たせなかったんだよ! 負け犬なんだ! もう全て手遅れだってことを認識しろ!!」
(それでも反駁する)
(ローゴ自身も手遅れであることを認めたくないのかもしれない)
親方「……お れの い き る 意味 は こぐすの しょう がい を すべて ぶち ころす こと だけだ それ 以外 は 無い」
(絞るように)
ローゴ「知らねえよ……。知らねえよ!! 本当に『世界の選択』かよ! 脳筋だと思ってたが本当に馬鹿なんだな!! もう……、認めろよ……」
(泣きそうになっている)
岡島「……私たちの親方を馬鹿にしないで下さい」
(岡島がローゴを制す)
岡島「親方は最期まで希望を……、小楠様を信じてるんです」
ローゴ「……あんな小さな子供を……」
岡島「親方の気の済むまで、私たちは戦います。もっとも、親方が気の済んだ時は私達が親方を見捨てた時と同義ですが」
森田「………………うむ」
親方「……す ま ん な」
岡島「お互い様でしょう?」
ローゴ「ケッ。だったらお前らが無様に死ぬところを俺も見届けてやる。どっちみち俺もその時は死んでるだろうがな」
(涙を隠そうとしながら)
―――
小楠「おやかた……、いまいくのです」
29807 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 01:55:36 ID: +tFvNkOQcc
ニブル「・・・がが、がががが!」
(惨めにも、それでも動こうとする親方を見て、笑い声を上げる)
ニブル「そうともォ、抗えよ人間!這いずり回って無様な姿さらしてそれでも進め愚かな生き物よォ!
俺はそういう馬鹿が大好きなのさァ!」
(星蛇の力に対抗するように、黒い『深淵』が立ち上り始め)
(体から『停止』の力がにじみ出る)
ニブル「馬鹿は死ななけりゃ治らねえというがなァ、そいつは間違いだァ。
本当の馬鹿ってのはなァ、死んだくらいじゃ変われないものなのさァ!」
(額に汗を流していることから、相当な消耗なのだろう)
(だがそれでも、魔王は笑った。心のそこから、嘲笑っていた)
(弾丸のように飛び出し、星蛇に斬りかかる)
ルッタ「外の連中がどこまで持つか、わからんからな・・・急ごう」
29808 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 02:09:26 ID: 3nKnWKR15O
>>29805>>29806>>29807
星蛇「実に哀しく愛おしい絆よ。落涙を禁じ得ぬ程に麗しい…故に、一思いに消してやろう」
(ニブルの攻撃を受けとめ)
星蛇「汝も酔狂よ、逃げれば良いと言うに、わざわざ死を選ぶか」
(その巨大な力で一息に粉砕しようとして)
怜奈「あっはぁ! そうは いかない あはは んだよ!」
星蛇「とうに消えたと思っていたが、今更反逆するか」
怜奈「あはは 間に合ったって あは 言ったんだから 間に合うんだよ あっはははは!」
(最上階に現れた怜奈に妨害され、叶わない)
(今にも消滅しそうな体からは信じがたい力で、星蛇に挑む)
星「うーん…そう言えば、親方とは約束したわよね。宇宙旅行に連れてくって。もうひと頑張りかしらー」
(十字架を床に突き立て、何やら作業を始める)
―精神世界・最上階―
レイナ「ここに用事があるんだよね」
シン「黄泉は…?」
楽土「いない?」
(レイナが軽く腕を振ると、全員が塔の最上階に移動する)
黄泉「…シン、楽土、こぐす…。珍しい人達が、沢山」
(その後ろから、鎖を引きずってやってくる)
黄泉「早く逃げた方が良い。この世界は、もう消えるから」
(確かに、精神世界は今にも崩壊しそうだ)
29809 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 02:35:21 ID: OJxXmgndE+
>>29808
親方「れ、れ い な……」
岡島「奴め、どういうつもりなんでしょう」
親方「な んでも いい」
(ようやく立ち上がる)
(が、体の周りには黒色の靄がかかっていた)
(憎悪で体を支えてやっと立っている)
―――
小楠「……黄泉おねえさん。
これ、見てほしいの」
(と、ポシェットからパズルを取り出し)
(渡そうと)
小楠「ボクと皆からの贈り物なの」
29810 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 02:44:50 ID: +tFvNkOQcc
ニブル「死を選ぶゥ?馬鹿言うんじゃねえェ。
てめえの後悔する顔見るためにやってるに決まってるだろうがよォ!」
(受け止めた剣から、今までの比ではない規模の『停止』がぶち込まれる)
(それは『運動』を越え、『時間』に及び、『時空』にさえ届く)
(『止まった世界』の具現)
ルッタ「・・・」
(腕組みをして、小楠がパズルを渡す様子を見つめている)
29811 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 03:13:22 ID: 3nKnWKR15O
>>29809>>29810
星蛇「面白い、このごに及んで未だそのような戯言を吐けるとは」
(『止まった世界』ですら自らを止められぬと力をたぎらせ、拮抗する)
怜奈「あはは なら こっちも追加 あはは だよ」
(懐から古びた黒い鍵を取り出し)
怜奈「開け 楽園の 扉」
(虚空に差し込む)
星蛇「むう…!?」
(すると、天蓋に無数の扉が開き)
(そこから黒い腕が大量に星蛇に絡みつく)
星蛇「猪口才な、このような力を隠し持っているとは…」
(その腕にすら拮抗するが)
(流石に同時に二人を相手にしては、身動きが取れない)
星蛇「現界!余を助けよ!」
現界「はっ!」
(星蛇を援護しようと)
――
黄泉「…この…パズル…。ああ、そうだった、私の知っている景色、これだ」
(パズルを受け取って、じっとそれを眺めていると)
(突然、泣きはじめる)
黄泉「これを取り戻したかった。何をしてでも…でも、無理だったんだ」
(黄泉の言葉に従うように、二人が黄泉に歩み寄る)
(そして、続ける)
シン「…罪を犯して、命が消えた」
楽土「最早あのころは戻らない」
黄泉「…だから、二人を閉じ込めて、自分も閉じこもった」
シン「でも、それじゃ駄目だ」
楽土「罪は、償うもの」
黄泉「滅ぼした分、救うべき」
(世界が、黄金に染まった)
29812 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 03:46:42 ID: +tFvNkOQcc
ニブル「が、が、が、がァ!」
(『止まった世界』を維持するために、力を注ぎ込む)
ニブル「どうだァ・・・!?俺らはまだまだやれるぜェ・・・!?」
ワーギル「させるかー!」
(紙束の鎧は、全て自己強化につぎ込まれていた)
(それらはワーギルの内側に取り込まれ、星蛇の力で満ちた空間の影響を受けない)
(想像を絶する威力の飛び蹴りを援護しようとする現界に放つ)
ワーギル「諦めたらそこで試合終了よ!」
(親方たちに向かって叫ぶ)
ルッタ「おお・・・」
(世界が、変わる)
(それを、ただ呆然と見ていた)
29813 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 17:45:24 ID: OJxXmgndE+
>>29811
親方「……」
(姿勢を低くして)
(また星蛇に『冥府』を放つつもりだ)
岡島「こ、今度それをやったらただじゃすみませんよ!」
親方「そ れで も いい」
ローゴ「止めても無駄なのはあんたらがよく知ってんだろうが!!」
(現界に向かって次元錐を放つ)
岡島「そうでした!!」
森田「むん!」
(彼らも現界に攻撃を放つ)
亜季「お願い…、すべてが上手く行きますように……」
(祈っている)
―――
>>29812
小楠「いつでも、悔い改めることは出来るのです」
(祈りながら)
小楠「だいじょうぶ、です」
29814 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 18:15:29 ID: 3nKnWKR15O
>>29812>>29813
星蛇「ぬうぅ…だが、それでも余には届かぬ。汝らの負けは決して揺るがぬのだ、それがわからぬか。余は、汝等全員の本気を凌駕するだけの力を持っておる」
(彼の傲慢なる遺志そのものが巨大な力となり)
(止まった世界に罅を入れ)
(絡みつく手を引きはがしていく)
怜奈「あはは それは確かに あは でも 負けるのは お前 だよ」
(全力を注ぎながらも押し負ける)
(それでも余裕そうに)
現界「くっ、私の邪魔をするなぁ!」
(星蛇の力がニブルと怜奈に向かう事で使えるようになった力で『不破』『破壊』『消滅』の文字を浮かべた黒い「津波」でワーギルやその他の攻撃をもろもろ吹き飛ばそうと)
星「…基盤にアクセス…あー、どれだけロックかけてるのよ…」
―――
シン「…これで、この世界は私達のもの」
楽土「あいつはここで閉じ込める」
黄泉「この体をあいつの血肉として、あれに存在を与える」
(三人が話し)
レイナ「そして私が、ここごとあいつを罰する。それで、いい?」
(レイナが最後に続いた)
黄泉「よろしく、私」
レイナ「うん…。ルッタ、小楠、ここは私に任せて私達は外に戻ろう。怜奈達がもたないかもしれない」
―6階―
異界「振動が強くなってきたな」
17番「急ぎましょう。役目を果たすのです」
29815 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 18:51:50 ID: +tFvNkOQcc
ニブル「いまだに信じてるのかよてめえはよォ?
戦ってるのが俺たちだけだと思ってるのかァ?」
(『止まった世界』は今にも砕け散りそうだ)
(にもかかわらず、そのあざ笑うような表情を崩さない)
ニブル「なんせてめえはァ、『魔王』より上の『悪玉』なんだからよォ?」
ワーギル「(ktkr!)」
(空間に満ちていた星蛇の力が消えたのを感じるや否や)
(体に取り込んでいた全ての紙束を取り出して)
ワーギル「私の最大限界!遠慮せずに全部平らげてみろー!」
(その紙束が舞い散り、固まって)
(先ほど星蛇に向かって放ったのと同じ、魔道式の爆弾となって、放たれる)
(しかし、その密度と大きさが、先ほどの比ではない)
ルッタ「わかった。
・・・後は、頼む」
(黄泉達に向かって、頭を下げる)
29816 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 19:05:37 ID: OJxXmgndE+
>>29811
親方「(今度こそ本当に死ぬかも知れん)」
(今まで)
(今までしてきたことが走馬灯の様に親方の胸中を廻る)
(どれだけ威勢を張っていても)
(自分は本当にくだらない存在だったなと)
(そう思いながら)
親方「俺は……、ここで……、足止め……!!」
(怜奈の悪意を受けて)
(親方の力が跳ね上がった)
(親方の邪気眼が永い時を経て)
(第八段階になろうとしていた)
(全ての者の憎悪が)
(親方に宿っている)
(そして、親方の)
(黒神桜の憎悪と死が星蛇に放たれた)
ローゴ「こっちだって引けねえ理由があるんだよ!!アンタもそうかも知れんがな!」
(吹き飛ばされた攻撃を次元に飲み込む気だ)
―――
小楠「……ありがとう。またね」
(黄泉たちに手を振る)
29817 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 20:01:40 ID: 3nKnWKR15O
>>29815>>29816
黄泉「…ばいばい、私」
シン「じゃあね、小楠」
楽土「感謝してる、ルッタ」
レイナ「じゃあ、行く」
(レイナがそう言って)
(舞台は元の世界へ)
―――
星蛇「それは困ったことだ。余は、常に頂点でなければならぬ、それを否定するものに対しては余も自衛せねばなるまいな。丁度、世界の命数も完全に尽きた。後は余が手を下すだけである故」
(ニブル、怜奈、親方の力ですら星蛇を押しとどめることは出来なかった)
(それどころか、世界を完全に消し飛ばそうとする)
星蛇「この世界ごと、消えるが良かろう。管理者として命じる、世界よ、消えよ」
(だが、星蛇の邪魔をする乱入者は、彼等の他にも居るのだ)
異界「そうは、いかぬ!『異界の邪気眼』!」
(遅れて現れた異界の手によって、『星蛇の世界』が『異界の世界』に塗り替えられる)
異界「この世界では、お前の管理権限など絶対に認めんぞ」
17番「間に合ったのです、と17番は心を躍らせつつ宣言します。我が体へ、おいでください、17番の起源なる方」
(床に落ちたパズルを持ち上げ)
レイナ「怜奈、時間稼ぎありがとう。感謝する」
(一瞬のちにそこに居たのは、レイナであった)
(ルッタと小楠の姿も、後ろにある)
現界「『絶対』『防御』『不変』!主の邪魔はさせぬ!」
(現界の背後に巨大な黒い壁がそそり立ち、ワーギル達の星蛇への攻撃をカットする)
(だが、その代償として彼女はワーギルの攻撃で吹き飛ばされ、塔の最上階から落下していった)
29818 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 20:32:24 ID: OJxXmgndE+
>>29811
(自分へのあまりの衝撃で)
(肉體がはじけ飛ぶ)
(もう体のほとんどの膂力を使い果たしていた)
(だが)
親方「き た」
(小楠が来ると、嬉しそうにする)
(もう、体も治るかどうかもわからないのに)
ローゴ「おい、お嬢ちゃん、待ちくたびれたぜ!」
小楠「おやかた……!」
(親方の無様な姿を見る)
小楠「今、助けます……。
ボクが、親方を助けるの!」
(大きな決意だった)
29819 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 20:38:28 ID: +tFvNkOQcc
ニブル「が がが が」
(止まった世界が、砕け散った)
(同時に、剣は粉々になり、吹き飛ばされる)
ニブル「終わりやしねえよォ。
世界を終わらせるのはァ、『魔王』と相場が決まってるんだぜェ?」
(前身ぼろぼろになりながらも、やっぱり笑っていた)
(あざ笑うような顔で)
ワーギル「くそ・・・もう魔典が使えない・・・」
(片膝をつく、しかし)
ワーギル「・・・でも、やれたみたいね、ルッタ?」
(現れたレイナたちを見て、ニヤリと笑う)
ルッタ「・・・終わりにしよう。全てを」
(剣を握り、星蛇を見据える)
29820 ななしのよっしん
2012/01/16(月) 20:51:21 ID: 3nKnWKR15O
>>29818>>29819
怜奈「おかえり あは 待ってたよ」
(ついに星蛇に弾き飛ばされる)
星蛇「異界よ、そなたの世界も長くは持つまい。余にはそれでも勝てぬぞ」
異界「だろうな。だが私は勝てずとも、レイナはお前に勝つぞ」
(後退し、星に並ぶ)
レイナ「小楠、私は今から全力で星蛇を倒す。皆を守ってあげて、小楠なら、出来る。ルッタは…一緒に居て欲しい」
(星蛇を見据え)
星蛇「成程、貴様を彼奴等は待っていたのか。構わぬ、全て平らげ、余が頂点であることを改めて示してくれよう」
(こちらはレイナを見据える)
(瓜二つの姿で、対峙する)
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。