白山吉光(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士である。
イラストレーター:猫缶まっしぐら(ニトロプラス) / CV:下野紘
吉光がきたえたつるぎ、それがわたくしです。
反りがなく、まっすぐで、とてもきれい。
大姫が前田家に輿入れする際に、一緒にやってきました(刀帳)
鎌倉時代に活躍した刀工、粟田口吉光作の剣(つるぎ)。
徳川家光の養女大姫が前田光高に嫁いだ際に持参され、その死後奉納された。
剣はより神の系譜となり、白山吉光は治癒の力を持つ。
お供の白い狐を連れている。瓜が好き。
刀種は剣(つるぎ)。刀派は粟田口。
剣はサービス開始以来初の追加刀種となる。
「神技」なる治癒の力を持っており、戦闘中に以下の条件で発動する。
白山のターンになると攻撃の代わりに「神技」が自動で発動。対象となった刀剣男士の生存が32%回復、刀装も1つ回復する。代償として白山は疲労するが、コンディションによっては1回の戦闘中で2回「神技」が発動する事が確認されている。
初出は2019年2月10日のワンダーフェスティバル2019[冬]の『「刀剣乱舞-ONLINE-」ステージ八』で、シルエットが公開。その後2019年2月15日にチラ見せ、2月18日に正式公開となった。
2019年2月19日のメンテナンス後に実装され、ムービーが公開。
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https://twitter.com/tkrb_ht/status/1097770564729528320
2019年2月19日~26日、期間限定での鍛刀入手が可能。
「はくさん」にちなんでAll893など重めのレシピによる入手報告が相次いだ一方、資材&依頼札を溶かしつくした審神者がいつものように続出。また中の人つながりで唐揚げを触媒にする者、からあげクン音頭を流しつつ鍛刀チャレンジする者がSNS上で確認されている。
色白で白髪、小さな白狐を従えた少年(少年と青年の中間?)。シルエットの段階で某姫ねえさまを想起した審神者もいるとか何とか……
戦装束は粟田口共通の軍服風の洋装を踏襲しつつ、袖は和風となっており、かなり特徴的な見た目。
内番衣装は上着が着物で下がジャージ風になっており、肩の上では白狐が寛いでいる。
紋は白山比咩神社の「三子持亀甲瓜花(みつこもちきっこううりのはな)」に、前田家の「梅鉢」に寄せた「捻じ梅」を合わせたものと思われる。
総じて感情に乏しい平坦な物言いが目立ち、「命令を受領しました」「待機を開始します」など、台詞にも機械的な印象がある。
近侍に据えると「あるじさま、政府は我々を見ています」という思いがけない台詞があり、より高い視点から物事を俯瞰しているようにも受け取れる。
また本刃が語る所によると白狐は「通信機」らしく「現在、定期交信を行っています」と語る。鳴狐(刀剣乱舞)のお供の狐とは異なり、狐本体に喋る機能はないらしい。お供涙拭けよ。
戦に出るとその口調はより機械的になり、「偵察開始。敵性存在探知のため、視覚拡大中」と宣言して索敵、開戦時には「命令を実行します……『殺せ』」と口にする。
攻撃する時は命を奪うよりも退散させる事を選んでいるのか「何故戦うのです」「下がりなさい」と発言。しかし真剣必殺では「下がれと言っていたのに!」と、にわかに口調が厳しくなる。
内番でも全体的に淡泊なのは変わらず。ただし畑当番に限っては好物の瓜を想起してか、ぽろっと「瓜……好き……」と漏らしている。かわいい。
ちなみに加賀特産の瓜(マクワウリ)に「梨瓜」という品種がある。丸い見た目でほんのり甘く、白山比咩神社のある白山市でも伝統的に作られていたとの事。
一期一振(刀剣乱舞)と出陣すると回想が発生。
一期からは「兄弟」として認識されているが、白山は「刀とつるぎは違う」と認識しており、「きっと皆、わたくしを不気味に思います」と発言。他の刀剣男士と同じように、人のようには話せないと告げる白山に対し、一期は「口下手な兄弟がいても構わない。私はそう思うよ」と優しく声をかけた。
内番・手合せではその一期との間に特殊会話が発生。「一期一振」と呼んでおり、手合せ終了後には何かを掴んだ様子を見せる。
また平野藤四郎極・薬研藤四郎極・小烏丸(刀剣乱舞)には特殊台詞が発生する事が確認されている。前者2振に対しては「練習とはいえ、勝負です。たとえ……兄弟でも」と言いながらやりにくい事を吐露しているが、全ての刀剣の父たる小烏丸に対しては「小烏丸。要重点監視対象……」と、何やら意味深な台詞を口にする。その心を読む事は出来なかったものの、貴重な戦闘経験を得られたと語っている。
ステータスは太刀・大太刀に近く、初期値で生存が65、偵察が39と非常に高い。
一方で手入れ資材・所要時間は重めに設定されており、真剣必殺のグラフィック回収の為に負傷させた審神者の度肝を抜いた。
鎌倉時代中期の刀工・粟田口吉光作の剣。
長さは七寸五分六厘(22.9cm)。
剣(つるぎ)とは刀身に反りがなく、切っ先から棟までが両刃となっているものを指す。
歴史は古く、遡れば古墳時代の出土品が確認されており、多くは装飾・儀礼・仏教の法具として用いられる。ゲーム中のグラフィックでも、白山吉光の柄は三鈷杵を象った「三鈷剣」に寄せている。
寛永10年(1633年)、徳川家光の養女・大姫が6歳で加賀藩(現在の石川県)3代藩主・前田光高に嫁いだ際、持参品として持ち込まれた。この婚礼を祝して将軍家から光高に贈られたのが、信濃藤四郎である。
その後寛永20年(1643年)、江戸にて長男・前田綱紀が誕生。この時光高が喜びのあまり金沢から江戸まで、元来12日かかるところを7日で駆けつけたという逸話が知られている。この綱紀が大姫と共に3代将軍・徳川家光に謁見した際に贈られたのが、愛染国俊である。
綱紀は藩政改革により加賀国を繁栄させた名君として知られており、所縁ある実装済の刀剣が何気に多い。前田家伝来の刀剣のほか、飢民救済のために作らせた「非人小屋」(加賀では綱紀への敬意から御小屋と称された)で作刀を続けたのが六代加州清光(非人清光)である。
しかし2年後の寛永22年(1645年)、光高は茶会の席で急死。僅か3歳の綱紀が4代藩主となった。
大姫は落飾して清泰院と号し、11年後の明暦2年(1656年)に30歳の若さで亡くなる。その死から1年後、綱紀は母の冥福を祈り菩提を弔うため、吉光の剣を白山比咩神社に奉納した。
白山比咩神社は「白山権現」とも呼ばれ、日本三霊山に数えられる白山そのものを「白山比咩大神」として祀る神社。後に縁結びの女神「菊理媛尊」と同一視され、伊奘諾尊・伊弉冉尊も共に祀られている。
古来より信仰を集め、霊亀2年(716年)には社殿が作られている。また山岳信仰、いわゆる「白山信仰」においても修験道の霊場として崇められ、「加賀国一ノ宮」として宗教都市化、絶大な勢力を誇った。戦国時代に加賀一向一揆によって衰退・困窮したが、江戸時代になってから前田家の支援により復興している。
明治42年(1909年)に旧国宝、昭和27年(1952年)に国宝指定。
現在は石川県立美術館に寄託。直近では2018年10月18日からのコレクション展「石川の文化財」にて展示された。
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最終更新:2024/05/31(金) 18:00
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