OCTOPATH TRAVELER II(オクトパストラベラーツー)とは、スクウェア・エニックスにより2023年2月24日(Steamのみ日本時間の25日)に世界同時で発売されたRPGである。
対応機種はNintendo Switch、Playstation4、Playstation5、Steam。
概要
OCTOPATH TRAVELER II | |
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ロールプレイング |
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 PC(Steam) |
開発元 | アクワイア |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2023年2月24日 (Switch/PS4/PS5) 2023年2月25日 (Steam) |
価格 | 7,800(税抜) |
対応年齢 | CERO:D |
プレイ人数 | 1人 |
ゲームソフトテンプレート |
2022年9月13日に情報が公開されたOCTOPATH TRAVELERの完全新作である。
前作での最大の特徴である「出身や目的が異なる8人の主人公の中から1人選び、何をどうするかは自由な発想で旅をする」というゲーム性はそのままに、新たな大陸・ソリスティアを舞台として、新たな主人公たちの冒険が繰り広げられる。
特徴的なドット調のグラフィックである「HD-2D」技術は健在で、今作ではver2.0となり更に演出に磨きがかかっている。
昼と夜の2つの時間帯を行き来する事によってBGMの曲調が変わり、キャラクター固有のフィールドコマンドが変化する等、新しい要素が多数追加されており、時間が進んだ広大な世界を自由に冒険する事となる。
前作のレーティングはCERO:Cであったが今作はCERO:Dに上がっている。
ゲームシステム
大まかなシステムは前作から踏襲されている。
新たなシステムとして、公式サイトでは「昼と夜の世界」「クロスストーリー」「底力」「冒険は海を越える」「ギルド」の5つが挙げられている。
昼と夜の世界
時間帯の概念が存在し、昼と夜でフィールドの様子が変化する。
昼または夜にしか現れないNPCがいる、夜の間のみ効果を発揮するアビリティがある、夜は強敵とエンカウントしやすい等、様々な事象に影響する。
また前作同様主人公たちは固有のフィールドコマンドを持っているが、今作では昼夜で別々のコマンドが使えるようになる。
昼と夜はワンボタンで自由に切り替えることができ、場面に応じて使い分けていく必要がある。
また、時間経過で「昼→夕方」「夜→明け方」へと変化していき、その状態でマップ移動することでボタンによる切り替えをせずとも自動的に昼夜が切り替わる。
クロスストーリー
前作では、せっかく一緒に旅をしているのにパーティー内での絡みが薄く、期間限定のパーティーチャットくらいしか交流が無いという点を不満点として挙げる声もあった。
今作ではメインストーリーとは別に、特定の主人公同士の組み合わせで発生する「クロスストーリー」が追加。
底力
バトルにおける新要素で、専用の底力ゲージが溜まると使用可能になるキャラ固有のアクション。
底力ゲージは「敵からダメージを受ける」「敵をブレイクする」ことにより溜まっていく。
冒険は海を越える
前作ではフィールドの移動はほぼ全て徒歩によるものであったが、新たな移動手段として「カヌー」「大型船」が登場。
カヌーはフィールドに点在する桟橋から乗ることができ、大型船は各地にある港から大陸間の移動に利用する。
ギルド
今作のバトルジョブは前作のように祠を見つけて入手するのではなく、各地に点在するそれぞれのジョブのギルドを訪れライセンスを貰い入手する形になった。
ライセンスは条件を満たす事で3つまで貰う事ができ、パーティ4人全員(ベースジョブ1人+バトルジョブ3人)で同じジョブを使う事もできるようになった。
その他の追加要素
- キャラのドット絵は前作よりも等身が上がりモーションパターンもより多彩に、そして一部の敵キャラも攻撃時にアニメーションするようになった。更にブーストを使用した攻撃時には大きくカメラアングルが変化するなど演出面が強化。
- バトルスピードの倍速機能の追加。
- 戦闘中、敵をブレイクすると他メンバーが称賛してくれたり回復した際にお礼を言ってくれる等、掛け合いも豊富になっている。
- メッセージの自動送り、早送り機能の追加。
- 一度見たパーティーチャットがシナリオ回想と同様に見返せるようになった。見逃してしまっていた物も合わせて後から見ることができる。
主人公
前作同様それぞれが異なる出自と独自の旅の目的を持つ新たな8人が登場。
今作はシナリオの構成が各キャラで異なっており、キャラによっては「○章○○編」のように1つの章が複数のシナリオに分かれているものもある。
それぞれのベースジョブの種類は前作と同じだが、覚えるアビリティ・サポートアビリティの内容は結構変わっている。
今作ではJPで覚えられる通常のアビリティの他に、条件を満たすと覚えられる各主人公固有の「EXアビリティ」を新たに持っている。
剣士 ヒカリ・ク 21歳
“私は願っています。
争いのない……血の流れぬ世を。”
砂漠の広がるヒノエウマ地方。
ク国の第二王子ヒカリは友と共に戦場を駆けていた。
ヒカリたちに追い詰められた敵の総大将は兄である第一王子ムゲン将軍により討ち取られ、戦はク国の勝利に終わった。
戦から3年後、城下町の領主として民に慕われ平穏な日々を過ごしていたヒカリは、秘密裏に城下へと訪れていた父王ジゴから、兄ムゲンではなく弟であるヒカリに次の王を任せたいこと、そしてムゲンの軍に何やら不穏な動きがあることを告げられる…。
フィールドコマンド:試合(昼)/買収(夜)
昼はNPCに対して「試合」を申し込みバトルすることができ、勝利すると相手を気絶させ入り口を塞いでいる人をどかしたりできる。
夜はNPCにお金を渡して「買収」し情報を聞き出す。
NPCによって金額はまちまちで数百リーフのお金で聞き出せる者もいれば1万以上払わないと聞き出せない者もいる。
固有アクション:覚えた技
NPCには一人一人覚えられる技が設定されており、上記の「試合」で勝つことにより、この技を覚えて使うことができるようになる。
底力:陰の力
内なる陰を開放し、大ダメージを与えたり連続攻撃する技をSP消費無しで放つことができる。
ベースジョブ:剣士
装備武器は剣、槍。
前作と同じく武器攻撃に特化し属性攻撃技は覚えない。
前作から全体攻撃技は無くなってしまったが、ランダム対象ながら3~6回攻撃できる「さみだれ斬り」や、物理攻撃に対し弱点に関係なくシールドを削れる反撃をする「返しの太刀」などシールド削り性能は高い。
その他、高確率でクリティカルダメージを与える「会心の槍」、自身に付いているバフ効果を全て消費するのと引き換えに大ダメージを与える「無心の太刀」と攻撃技が豊富に揃っている。
「ためる」「鉄壁」で自己を強化できる点も健在。
奥義「雷剣将ブランドの剛剣」は敵単体に剣の極大ダメージを与えることができるシンプルに強力な技。
踊子 アグネア・ブリスターニ 18歳
“みんなを幸せにするような、スターになるから。
……母さんみたいに!”
緑豊かな森林の広がるリーフランド地方の田舎村クロップデール。
村の小さな酒場で踊る踊子アグネアには世界一のスターになるという夢がある。
“踊りで1万リーフ稼いだら旅に出ていい”という父との約束を胸に、村の人々の後押しもあり遂に都会へ出る為の旅費1万リーフを貯めることができたアグネアは、父ガルドに旅費が貯まったことを報告する…。
フィールドコマンド:誘惑(昼)/おねだり(夜)
NPCを「誘惑」し連れ歩くことができる。相手の強さに関係なく実行できるがアグネアのLvが低いと失敗してしまうこともある。
連れているNPCは「加勢」コマンドで戦闘に参加させたりサブストーリーの攻略に利用できる。これは他キャラの同種のコマンドでも同様。
夜はNPCに「おねだり」し、無料で持ち物を貰うことができる。
アイテム毎に必要Lvが設定されており、Lvが足りないと貰うことができない。
固有アクション:セッション
名前に「~の舞」と付いているアビリティを実行した際に、誘惑で連れ歩いているNPCが演奏に参加し様々な追加効果が発生する。
どう見ても演奏の心得が無さそうなキャラでも問題なく参加してくれる。
底力:みんな一緒に
対象が単体のアビリティを全体化して使用できる。
踊子の奥義と同様の効果だが、奥義と違い他人にかける事はできず使用したターンのみだがブースト消費、SP消費無しで即座に使うことができる。
ベースジョブ:踊子
前作から比べるとバフ効果の舞は物攻と属攻の2つとなったが、弱点に関係なくシールドを削る「急所蹴り」、敵全体を短剣で攻撃する「こだちの舞」と攻撃技が増えている。
他にも次の行動順を早める「おはだけ」、何が起こるかわからないいわゆるパルプンテ効果の「摩訶不思議の舞」を使える。
奥義「舞踏姫シルティージの囁き」は単体対象の技を全体化する効果を3ターン付与する。
商人 パルテティオ・イエローウィル 24歳
“俺、行ってくるわ。
世界中の貧しいやつらを、救ってくんぜ!”
見渡す限りの荒野が広がるワイルドランド地方。
銀が取れるという噂を聞きつけ土地を買いとった銀商人パップと商人ロックは、パップの息子パルテティオが買い取ってきた見事な銀を見て「ここはでかくなる」と確信する。
8年後、小さな集落は銀鉱山の開発により鉱山の町オアーズラッシュとして大きく発展、商人として成長したパルテティオも商売や目利きの腕を磨いて活躍していた。
しかし更に8年後、土地主の不当な契約により鉱山の所有権を奪われ利益を吸い上げられるようになった町は疲弊し、かつての賑わいが嘘のように人々は食べるものにも困るほどの貧しい暮らしを強いられていた。
人々の苦しむ姿を見かねたパルテティオは遂に決意を固め、町を取り戻すため仲間と共に町を牛耳るギャングの屋敷へと乗り込む…。
フィールドコマンド:買取る(昼)/雇う(夜)
昼はNPCから持ち物を「買取る」ことができる。
ストーリー進行に見合わない強力な装備もお金さえ足りれば確実に購入できるが、一部買取りできない非売品もある。
夜はNPCにお金を払い「雇う」ことで連れて歩くことができる。
固有アクション:一緒に商売
雇っているNPCによって、買取り時に値引きされたり宿代が無料になったり等様々なメリットが発生する。
底力:気合
BPを即座にMAXにすることができる。
ベースジョブ:商人
自身のHP・SP・状態異常回復できる「ひと休み」や物理攻撃を回避できる「緊急回避」などの自己バフによる生存能力や「BPパサー」によるサポートは健在。
攻撃面では、単体に弓で大ダメージを与えるとともにJPを獲得する「幸運の矢」を新たに習得、前作でも強力だった「傭兵呼び」も相変わらずの高性能。
奥義「紳商伯ビフェルガンの心眼」は敵単体に無属性ダメージを与え同額のお金を入手する。
学者 オズバルド・V・ヴァンシュタイン 38歳
“ハーヴェイ……俺から全てを奪った男よ。
貴様を殺すぞ……必ずだ。”
極寒のウインターランド地方の北海に浮かぶフリジット監獄島。
5年前、妻子殺しの罪を着せられ終身刑を言い渡された学者オズバルドは、世の果てとも言われるこの監獄島に収監されていた。
監獄での過酷な日々を送りながらも、5年の歳月をかけて脱獄計画を練り上げたオズバルドは遂に行動を開始する。
ここから脱出し、全てを奪った男ハーヴェイに復讐するために…。
フィールドコマンド:探る(昼)/強奪(夜)
昼はNPCから情報を「探る」ことができる。
オズバルドのLvが足りなくても実行できるが、確率で失敗してしまう。
夜はNPCにバトルを仕掛け、勝利するとアイテムを「強奪」することができる。
「盗む」等と違い成功すると相手の持っているアイテムを一度に全て入手できる。
固有アクション:予習
戦闘開始時に相手の弱点を1つ見破ることができる。2回目以降に出会う敵であれば2つ見破ることができる。
底力:魔法収束化
対象が全体の魔法を単体化し威力を上げる、前作の学者の奥義と同じ効果。
ベースジョブ:学者
火、氷、雷属性の全体魔法、「調べる」による弱点看破は前作から引き続き健在。
2回攻撃の上位版「大○○魔法」は無くなったが、代わりに魔法を2回攻撃化させる効果を付与する「大魔法化」を新たに習得。その他、自身に有利なバフ効果を複数個付与する「ひらめく」、ランダムなターゲットに火、氷、雷のどれかの魔法で数回攻撃する「属性の乱れ」を使える。
奥義「碩学王アレファンの叡智」は味方単体に魔法が3回攻撃の特大魔法になる効果を3回付与するもの。
盗賊 ソローネ・アングイス 23歳
“……まただ。また、この匂い。
吸い込むたび、胸が腐っていく……血の匂いだ。”
ブライトランド地方の大都会、ニューデルスタ。
街の裏社会の金と権力を握る「黒蛇盗賊団」に属する盗賊ソローネ、彼女と仲間たちは追手から逃げる為下水道を走っていた。
事前に計画が漏れていたのか?組織に裏切者がいたのか?と疑惑が深まる中、何とか脱出を果たしたソローネ達。
後日、組織のボス“ファーザー”から裏切者の正体を告げられ、次のターゲットと共に裏切者の始末を命じられたソローネは仕事へ赴くのであった…。
フィールドコマンド:盗む(昼)/闇討ち(夜)
昼はNPCから持ち物を「盗む」ことができる。
ソローネのLvが高いほど成功率が上がり、中には盗むことの出来ないアイテムもある。
夜はNPCを「闇討ち」して気絶させる。
必ず成功できるがNPCによってはこちらのLvが足りないと実行できない。
固有アクション:闇夜の加護
時間帯が夜の時、戦闘開始時に味方全体に物攻・属攻・行動速度アップのバフがかかる。
底力:残影
2回行動ができるようになる。
単純に手数を増やしシールドを早く削ったり、ブレイク時の攻撃前にBPを回復したりデバフをかけたりしてより強力な攻撃を叩きこむ下準備をするなど様々な用途に使える。
ベースジョブ:盗賊
前作から引き続き「盗む」でアイテムを入手したり、相手の物攻・物防をダウンさせる「フクロウ」「コウモリ」によるデバフの他、自身の行動速度を上げる「瞬速」を覚える。
短剣で2連撃を与える「スティールダガー」系はHPを吸収する「ライフスティールダガー」だけになってしまったが、新たに行動順が早いほど威力の上がる剣の攻撃技「不意討ち」を習得。
奥義「盗公子エベルの鉤爪」は敵全体に短剣で大ダメージを与える技で行動速度が高いほどダメージが高くなる。
神官 テメノス・ミストラル 30歳
“やれやれ……仕方ない。
フフ……疑うことが私の仕事なもんで。”
静謐な山々連なるクレストランド地方、大聖堂の麓にある村フレイムチャーチ。
異端審問官テメノスは飄々と仕事をこなし日々を送っていた。
ある日、いつものように村の教会で子供たちに紙芝居を読み聞かせていたところに大聖堂の教皇イェルクが訪ねてくる。
教皇から、重要な話があるので夜に大聖堂に来るよう告げられたテメノスは、ひょんなことから知り合った新人の聖堂騎士クリックと共に大聖堂へと向かうが…。
フィールドコマンド:導く(昼)/暴く(夜)
昼はNPCを「導く」ことで連れて歩ける。
「誘惑」と異なりテメノスが必要Lvを満たしていれば確実に成功する。
夜はNPCに対し審問し情報を「暴く」ことができる。
コマンドを実行するとバトルに突入し、相手をブレイクすることで成功となる。
固有アクション:月光の断罪
時間帯が夜の時、戦闘開始時に敵全体に物防・属防ダウンのデバフと暗闇状態を付与する。
底力:断罪
全ての攻撃で、相手の弱点に関係なくシールドを削ることができる。
特に上記の「暴く」のバトルでは、素の状態では杖と光属性の攻撃しかできないテメノス一人で戦わなければならない為大いに有効活用したい。
ベースジョブ:神官
味方全体に効果のある「回復魔法」「復活魔法」、物防・属防の両方をアップさせる「聖火の祈り」や次の被ダメージを1度だけ50%~最低1ダメージまで軽減させる「守護の聖盾」といった回復補助技に優れる。
攻撃技はそれぞれ単体、全体に光属性で攻撃する「聖なる光」「光明魔法」の他、杖で2回攻撃し与えたダメージの10%分のSPを回復する「マジックスティールロッド」を新たに習得。
奥義「聖火神エルフリックの祝福」は味方単体にターンの最後に再行動できるようになる効果を3ターン付与する。
狩人 オーシュット 20歳
“わかったよ、師匠。
わたし、いってくる。伝説の魔物を連れてくるよ。”
獣耳や尻尾を持つ獣人たちが住むトト・ハハ島の南方の村、ケノモの村。
人間たちと獣人たちは村を2つに分かち、諍いがありつつも共に暮らしていた。
相棒と共に今日も森の秩序を乱す魔物を狩っていた獣人の狩人オーシュットは、人間の村の村長から行方不明になった少女の捜索を依頼される。
森の遺跡で無事少女を発見したオーシュットだったが、夜が近づくにつれ辺りに嫌な気配が漂い始め、突如、見たことのない魔物が現れ始める…。
フィールドコマンド:けしかける(昼)/てなずける(夜)
昼はNPCに魔物を「けしかける」ことができる。
「けしかける」のバトル中は魔物による行動とアイテム・防御のみ使用でき、オーシュット自身が攻撃することはできない。
夜はNPCに肉などの食べ物アイテムを渡し「てなずける」ことでNPCを連れ歩くことができる。
固有アクション:捕獲/かこう
バトル中に魔物を捕獲し、バトルで戦わせることができる。
前作にあった魔物の使用回数は撤廃され、一度捕まえた魔物は無制限に使い続けることができるようになった。
通常の魔物に加え、フルブースト状態でなければ呼び出せない強力な魔物も存在する。
また、捕獲コマンドで実行する他にオーシュットが倒した魔物を25%の確率で自動で捕獲してくれる機能もある。
今作では捕まえた魔物を「かこう」することにより、ほしにく等の食べ物に加工することができる。
加工した食べ物は「てなずける」に使用する他、消費アイテムとして使用できる。
底力:獣の力
野生の力を解放し、全体攻撃や強力な単体攻撃などをSP消費無しで放つことができる。
ベースジョブ:狩人
攻撃技は、ランダムな敵ではなく対象をそれぞれ指定し複数回弓で攻撃する「ねらいうち」、斧で大ダメージを与えると共に攻撃した敵によって異なるバフ効果が自分に付く「かいたい」、弓で攻撃し相手のHPを1残す「すん止め」を覚える。
敵の行動順をターンの最後に回す「ねんちゃく糸」や、敵のバフ効果を打ち消す「打ち消し玉」、味方全体に命中・クリティカルアップのバフを付与する「ターゲット」と補助技も便利な物が揃っている。
奥義「狩王女ドレファンドの閃弓」は敵全体に弓で大ダメージを3回与える。
薬師 キャスティ・フローレンツ 29歳
“思い出さなきゃ……私自身のこと。
それと……大切な何かを……。”
ある日、ハーバーランド地方の港町カナルブラインへと向かう定期船は、気を失い小舟で海を漂流していた一人の女性を発見する。
救助された女性キャスティは記憶を失っており自分の名前すら思い出せなくなっていた。
救助された時の持ち物から自分が薬師であったらしいことを知り、そして同時に鞄の中から謎の白い花を見つける。
自分は一体何者なのか?失われた記憶を取り戻すため、彼女の旅は始まる…。
フィールドコマンド:聞き出す(昼)/眠らせる(夜)
昼はNPCから情報を「聞き出す」ことができる。
「探る」と違い必ず成功するがキャスティのLvによっては聞き出すことができない。
夜はNPCを薬で「眠らせる」ことができる。
眠らせるには特定のアイテムを消費するが、自分のLvや相手の強さに関係なく成功させられる。
固有アクション:調合
素材アイテムを組み合わせて様々な効果のある薬を調合する。
前作は2つのアイテムの組み合わせだったが、今作ではブーストをかけることで3つ、4つ、5つと一度に調合できる数が増える。
底力:節約
調合の際にアイテムを消費しなくなる。
ベースジョブ:薬師
単体ながら回復量も多く同時に戦闘不能も回復できる「治療術」、行動後HP回復を付与する「継続手当」、状態異常を回復しつつ状態異常無効効果も付与する「健全化」と薬師らしい回復系のアビリティを多く持つが、敵全体に斧で攻撃する「斧一閃」や攻撃と同時に毒を与える「毒撃断」など攻撃系のアビリティも揃っている。
ネタバレの為格納
伝承ジョブ
今作も8つのジョブの他に4つの上級ジョブ「伝承ジョブ」が存在する。
祠の試練でボスを倒して入手した前作と異なり、必ずしも戦闘によって入手するわけではない。
発明家
装備武器は剣、斧。
とある場所に居る発明家アーカーから入手できる。
発明家の特徴として、JPを消費しアビリティ習得するのではなく、素材となるアイテムを集めアーカーに届けることにより、新たなアビリティとなる道具を「発明」してもらうことによって習得していく。
他のジョブと同じく習得したアビリティ数に応じてサポートアビリティが解放されていくが、習得方法の都合上一度解放すれば全員が装備できるようになる。
発明家のアビリティはすべてSP消費無しで使うことができるが、一度使用すると再度アビリティを選択し「作成」を行い必要ターン数を経過しないと再使用ができない。
運用に癖はあるがその分強力な物が揃っており、6種の武器から選択して全体攻撃できる「変形カタパルト」、既に判明している全ての属性の弱点と同じ属性ダメージを与える「属性炸裂瓶」、次のターンの行動順を先頭にする「スプリングブーツ」、ある程度のHP、SP、BPを回復し戦闘不能も復活させる「活性アーカーコイル」など攻撃、補助、回復技が揃っている。
ウエポンマスター
全ての武器を扱うことができる。
とある場所に居る鍛冶師ポルタから入手できる。
発明家と同じくアビリティ習得はJPではなく、各地に散らばる「錆びた武器」をポルタに渡し「神器」に鍛え直してもらうことにより対応したアビリティを習得していくが、習得したアビリティを使用するには対応した神器を装備していなければならないという制限がある。
サポートアビリティについても同様で、解放すれば全員が装備できるようになる。
神器無しで使える技は、ランダムな敵に6種の武器で攻撃する「六器繚乱」、攻撃しつつ次の行動順まで防御体勢を取る「攻破の戦盾」の2つ。
それらに加えて、様々な効果を持つそれぞれの武器種に対応した6種の攻撃技を使える。
他のジョブと違い奥義は存在しない。
魔導士
装備武器は短剣、杖。
とある場所にいる魔導士に話しかけると入手できる。
敵全体に闇属性攻撃+味方全体のHPを回復する「怨念の魔術」、光属性の攻撃+味方全体のSPを回復する「精魂の魔術」の他、敵のデバフのターンを延長する「まやかしの魔術」、属性攻撃を反射する「反射障壁」、自身にのみ効果のある技を全体化する「拡散の刻印」などサポート系のアビリティを覚える。
奥義「無限の刻印」は味方単体のバフ効果の一つのターン数を無限にする。
祈祷師
装備武器は弓、杖。
とある場所でボスを倒し試練をクリアすると入手できる。
武器の攻撃に各属性の追撃効果を付与する「○○の祈祷」を使える。
前作のルーンマスターの技と異なり火、氷、雷、風の4属性だけになったが、あちらと違い味方全体に一度に技をかけることができる。
その他に、行動後SP回復の効果を味方全体に付与する「あまごい」、味方単体にデバフ効果を無効化する効果を付与する「清浄の舞」、さらに使った本人は6ターン行動不能になってしまう代わりに味方全体のHPを全回復して戦闘不能も治し、物防・属防アップの効果も付与する「天照の儀」というハイリスクハイリターンな技を使える。
関連動画
関連コミュニティ・チャンネル
関連リンク
- オクトパストラベラーⅡ | SQUARE ENIX - 公式サイト
- オクトパストラベラーII公式 (OCTOPATH TRAVELER II) - Twitter
- Steam: オクトパストラベラー II
関連項目
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