いつき(戦国BASARA)とは、戦国BASARAの登場キャラクターである。
CVは川上とも子(戦国BASARA CHRONICLE HEROESまで)及び沢城みゆき(戦国BASARA MOBILE以降)。
おらの概要を見せてやるだ!
戦国BASARAの第一作目から登場。現在の青森県辺りに当たる最北端の村を本拠地とする、一揆衆をまとめる農民の少女。史実には登場しない本作オリジナルキャラクター。
外見等
兎の耳のような二本のお下げに編んだ銀髪、耳当て、兎のような形の白いマフラー、金太郎の前掛けに似た空色の服、藁で作った手足の防具等が特徴。第一作では更に背中に藁蓑を羽織っていた。
通常の衣装では二の腕、背中、太腿は素肌の為、雪国の住人とは思えない露出度。
戦国BASARA2(以下『2』)からは熊、猫、兎の着ぐるみ型の防具が登場。実際の動物のイメージと裏腹に、後者になる程強力。また第弐衣装はピンクと白のセパレートで、挑発台詞も相まって魔法少女ぶりに磨きがかかった。(第一作から武器等に魔法少女要素はあった)
戦国BASARA2英雄外伝(以下『外伝』)では蜜蜂のような色合いの染衣装が登場。ちなみに全身タイツ。
戦国BASARA BATTLE HEROES(以下『BH』)及び戦国BASARA CHRONICLE HEROES(以下『CH』)では第壱衣装として通常の衣装、第弐衣装として外伝の染衣装、第参衣装として第壱衣装の色合いを緑に変更したもの、第四衣装として第弐衣装の色合いを橙に変更したものが登場。
容姿については仲間の一揆衆や前田慶次、まつ等から「可愛い」「愛くるしい」「愛らしい」と評されており、一揆衆、中でも後述する親衛隊からのアイドル扱いを見るに、中々の美少女である模様。
武器、技等
第一作で稲を司る女神ウカノメから巨大なハンマーを授かり、田を焼く戦を止めるようお告げを受ける。
小柄な少女が巨大な武器を振り回す、所謂ギャップ萌えの系譜に連なる。ぅゎょぅι゛ょっょぃ
シリーズでは人数の少ない貴重な氷属性で、特定の武器を装備すると敵を凍らせて動きを止めることができ、重いハンマー故に技の隙が大きい彼女の弱点をある程度補うことが可能。
武器や防具の名は全て神道の神々にちなんだもので、ウカノメと同一の存在と思われるウカノミタマをはじめ、稲荷関連の神々の名が多い。
お楽しみ武器は「魔法大作戦!」というマジカルステッキで、第一作と2以降では大幅にデザインが異なる。
第一作では固有技「なまはげたたき」を使用した時と勝利ムービー時に巨大な棘付き鉄球に変わり、2と外伝では固有技「もちつき大会」を溜めて使用すると巨大ピコピコハンマーに変化する。
見た目も可愛らしい武器だが、2及び外伝では高確率でクリティカルヒットが発生する上に氷属性付きで非常に強力。
技はハンマーを直接使ったものの他に、巨大な雪玉を転がしたり、沢山の雪だるまを降らせたり、吹雪を発生させたりといった雪や氷にちなんだもの。
特筆すべきは「おらさちから」という固有技で、一定時間ハンマーを投げ捨てて素手で戦う。ガード、回避、馬、他の固有技、バサラ技が使えなくなる代わりに移動速度が大幅に上昇。幼い少女が素手で武将達をなぎ倒す様は可愛らしさとシュールさがあいまった、非常にカオスな光景である。ぅゎょぅι゛ょっょぃ
ハンマーは一定時間過ぎるといつきの頭上に戻って来てぶつかり隙ができてしまうが、ハンマーが戻って来る前に固有技ボタンを押すことで任意の解除が可能。
専用アイテムの「ハンマー忘れた!」を装備すれば常にこの状態で戦うことができ、さらに「雪ころがし」「大かんぱ」に限り固有技も使用可能。慣れればガードやバサラ技が使えない点等を補って強力。ぅゎょぅι゛ょっょぃ
性格、人間関係等(ネタバレ注意)
一人称は『おら』、肩書は『天真爛漫』で、東北訛りをアレンジした口調で喋る。
第一作のオープニングで『天然童女』とも書かれている通り、橋をたたむのを忘れたりハンマーを忘れたりと天然ボケでそそっかしい面もあるようだが、基本的に周囲の大人以上のしっかり者であり、幼い身ながら一揆衆を見事にまとめている。
その求心力は周囲の村からも援軍が駆け付けたり逆に助勢を頼まれたり、果ては『いつき命』と書かれた揃いの法被を着て「いっつっきっちゃあ~~ん!!」と叫ぶキモオt親衛隊が結成される程。
本人も将来は歌姫になることを夢見ており、直接の登場のない戦国BASARA4では聖林(ハリウッド)に挑戦していることが、ある遊戯書を使うと知ることができる。
同じ子供キャラの森蘭丸と対照的に肩書に相応しい天真爛漫な性格だが、BHではその蘭丸にバカにされ彼を見返す為に各地の女性達に女の道を学びに行った際、お市との対戦時に魔性の女である彼女を見習おうとして「人をはべらせる方法を教えて欲しい」「親衛隊を強面で固める」等、対抗心と向学心が高じるあまりしたたかな発言をしたこともある。(その後、まつの助言によって軌道修正された)
だが本来は、村人達をかばったり、敵である濃姫や蘭丸をも気遣ったり、余裕のない暮らしながらも前田夫婦に米を分けてくれたりと、面倒見が良く心の優しい純粋な少女である。
また神の声が聴こえるせいか直感力や洞察力が鋭く、人の本心や真意を見抜くことに長けており、濃姫やお市の戦への恐れや悲しみを感じ取ったり、目的の為に非情たろうとする毛利元就の心中の孤独を指摘したり、民を尊重する建前を掲げる豊臣秀吉や竹中半兵衛の力に偏った考えを看破したりする。
第一作の天下統一モードではザビーと対戦すると専用アニメオープニングが流れる。稲の女神のお告げを受けただけあって吹雪の農村を一瞬で春に変える神通力を見せるが、相手のザビーも負けじととんでもない異空間を呼び出す。このオープニングはザビーでプレイしていつきと対戦した場合も発生。
両者の関係は日本古来の神と外国からやって来た新興宗教の対立という宿敵関係とされるが、あんまり深刻な様相はなく、第一作、BHのザビーストーリー最終章や今川義元ストーリーの第三章、そしてBHやCHのミッションモードでのいつき専用ミッションでも概ねギャグテイストである。
2のストーリーでは織田軍による農村の蹂躙に抵抗する為に一揆衆を率いて立ち上がる。快楽の為に民を虐殺する明智光秀や戦の勝利の為に多くの農村を焼き払った毛利元就の所業に傷付くが、伊達政宗と片倉小十郎に力付けられついに魔王織田信長を打倒する。
BHのストーリーでは上記の通り蘭丸に「子供」だとからかわれ、大人の女性になって彼を見返してやろうと慶次や各地の女性達に女の道を学びに行く。
また本願寺顕如は子供好きで一向一揆の関連もあってか外伝の合戦でもいつきが撃破ではなく撤退扱いになり、BHでも度々彼女の救援として登場する。
まつは2の彼女のストーリーでいつきに料理を教える約束をしており、BHの前田利家のストーリーでその約束を果たしている。
伊達政宗は2のいつきのストーリーと逆にBHのストーリーでは彼女の一揆を鎮圧して平和な天下を作ることを約束する。その後彼女の村が織田軍に襲われたことに怒り、織田信長を打倒して生存していたいつきとの約束を果たす。戦国BASARA 3ではいつきの直接の登場はないが、政宗が彼女との約束を果たす為に戦っていることを語る台詞がある。
片倉小十郎は義侠心溢れる性格に加え自身も畑仕事を好む為か、2や外伝の合戦中の会話では主君以上にいつきや農民達を気遣い、彼も顕如らと同じく合戦中にいつきを倒しても撤退扱いになる。
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- ザビー(戦国BASARA)
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- 片倉小十郎(戦国BASARA)
- 織田信長(戦国BASARA)
- 濃姫(戦国BASARA)
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